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パズルボブル - (2017/06/17 (土) 14:49:12) の編集履歴(バックアップ)


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パズルボブル

【ぱずるぼぶる】

ジャンル パズル
対応機種 アーケード
販売・開発元 タイトー
稼働開始日 1994年
判定 良作


概要

  • タイトー製パズルゲーム。消す対象であるバブルが上部に固まっている反重力型。プレイヤーはバブルを上部に打ち出す事ができる。
    • パズルと言いはするものの、そのパズルを成立させる為に要求されるのはSTGの射撃能力である。
  • 登場するキャラクター達は同社人気アクションゲーム『バブルボブル』から。メインキャラはバブルン。
    • このバブルン、別にタイトーのマスコットキャラクターと言う訳では無かった。
      • ちゃっくんと言うのがタイトーの正式なマスコットキャラクターだったが、地味だったので本作を皮切りにバブルンに取って代わられた。
      • アーケードゲーム各ジャンルのキャラが対戦する『パズルボブル3』では、『フリップル』の主人公を差し置いてパズルゲーム代表キャラという扱いになっている。
    • 本作があまりに有名になりすぎた影響で、「バブルンはパズルボブルが初出」という誤解も多く見られる。この関係性(後に出た方が元の作品を食う知名度を得る)は『魔導物語シリーズ』と『ぷよぷよシリーズ』の関係によく似ている。

システム

  • 概要で説明した通り、バブルは画面上部に集まっており*1、それが下部の一定ラインに到達するとゲームオーバーとなる。
    • バブルは同色のものが3つ繋がると消滅する。また、上方のバブルを消滅させて支えを失ったバブルは落下して全て消滅させられる。
      • 落としたり消滅させたバブルが多いと高得点*2になり、対戦でも相手に多くバブルを送ることができる。
    • バブルは画面下部の砲台から射出される。射出したバブルは他のバブルか天井、障害物に接触すると停止するが、壁に衝突するとピンボールのように反射する。
      • なお、3以降の作品は天井でも反射する。天井に当たって画面下のラインに落ちてくることもあるがペナルティはないので不都合なバブルはそうやって処理するのも作戦。
      • 1Pモードでは面ごとに、画面に残っていない色は(NEXTバブルにもないこと)以後出現しなくなる。色を使いきることも作戦である。
      • ラウンド1は反射角度がわかるようガイドラインがひかれているが、次のラウンド以降はガイドラインが無くなり(コンティニュー直後のラウンドのみ表示される)、プレイヤーの射撃能力が問われるようになる*3
    • 作品によっては、レインボーバブル・スターバブルなど通常とは違うバブルも出現する。
      • レインボーバブル:隣で色バブルが消えると同色に変化、その変わった瞬間にも3つ以上の消滅判定があるので一気に消えることもある。
      • スターバブル:ぶつかったバブルと同じ色を全て消滅させる。色を使いきるためにNEXTバブル以外の色にぶつけたい。また大勢の支点となる色にぶつけたい。

長所

  • 登場キャラクターは『バブルボブル』からの流用だが、元々外見が可愛らしいものだったので見た目で敬遠されるようなことが少なく、女性受けも良かった。
    • 続編ではオリジナルキャラも多く登場するようになったが、可愛らしさは健在。
    • 『3』ではクイズゲーム担当のチンクル、カードゲーム担当のジャックなど様々なゲームをイメージしたキャラが登場し、ゲストキャラとして「ソニックブラストマン?」も登場している。
  • 連鎖が無く、ただ単純に「根元を破壊すればいい」と言う単純ルールはプレイヤー層を更に広げた。

短所

  • パズルの皮をかぶったSTG。本作で要求されるのは「狙った隙間にバブルを正確に打ち込む技術」であり、パズルが得意だからと言ってコレを始めてもクリアは困難。
    • 一発の反射角の読み違い・隙間への入れ損ないが命取りになりやすく、正確な射撃技術が求められる。そのため、難易度はかなり高いと言える。


その他

  • このパズルボブル、続編・ライセンス品含めて10作以上も登場している。
    • 更に携帯端末やニコニコ動画などでもプレイできると、プレイ方法の多彩さは豊富。純正ライセンス品として見れば他の追随を許さない。
    • なお、続編等が出ても基本的なルールは変わっていない。
    • 中には『サイキックフォースパズル大戦』『あずまんが大王パズルボブル』のようなキャラゲー作品もある。
  • 後にパズルボブルの「ちぎって落とす」要素にブロック崩しの要素をミックスさせた『プチカラット』・パズルボブルの「まとめて消す」要素を発展させた『ランドメーカー』が同じくタイトーからリリースされている。
  • このゲームの隠れた利点として、「入力デバイスを選ばない」というものがある。
    • 左右の方向指定とショットさえできればプレイ可能なので、ジョイスティックや十字キーはもちろんのことキーボードやタッチパネルでも従来通りにゲームを楽しめるようになっている。
    • 多数のプラットフォームに移植されていることからも、単純で分かりやすいゲーム性と優れた操作性を両立させた稀有なゲームである。