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New スーパーマリオブラザーズ U - (2021/03/20 (土) 02:23:18) の編集履歴(バックアップ)


注意:このページでは、WiiU『New スーパーマリオブラザーズ U』と、Switch『New スーパーマリオブラザーズU デラックス』について紹介しています。
判定は、両方とも「 良作 」です。



New スーパーマリオブラザーズ U

【にゅー すーぱーまりおぶらざーず ゆー】

ジャンル アクション
対応機種 Wii U
発売・開発元 任天堂
発売日 2012年12月8日
定価 5,985円
判定 良作
ポイント 安心と安定のNewスーパーマリオシリーズ
人によってはマンネリ感も
新パワーアップはムササビマリオのみと寂しめ
新感覚のバディプレイ
Miiverseとの連動は初期作品ながら非常に良好
マリオシリーズ

概要

DS、Wii、3DSで発売されたNew スーパーマリオブラザーズシリーズの続編であり、Wii Uのロンチタイトルである。
専用光ディスクによる販売のほか、ダウンロード版も存在する。
当初は『New スーパーマリオブラザーズ Mii』として発表されていたが、「Wii Uで遊ぶNew スーパーマリオブラザーズ」ということで現在のタイトルに変更となった。 「任天堂公式の紹介映像

ものがたり

ある日、マリオやピーチ姫達がピーチ城でパーティーをしていると、クッパ達の飛行船が出現し、そこから巨大な手が出現した。

いつものようにピーチ姫をさらうのかと思われたが、クッパ達は隙を突いてマリオ達に攻撃し、
気を失っている隙にマリオ達をピーチ城から遠く離れた場所ヘ投げ飛ばしてしまい、ピーチ城を乗っ取ってしまう。

マリオ達はピーチ姫を助けるため、ピーチ城へ向かう。

ちなみに、クッパ達がピーチ城を乗っ取るのは『マリオストーリー』以来となる。

特徴

Wii Uでの発売によってマリオシリーズでは初のHD画質(720p)に対応している。

一人プレイではWii U GamePadによるプレイ・従来のWiiリモコンによるプレイのどちらかを選ぶことができる。
マルチプレイの特徴として、数人がWiiリモコンでプレイし、内一人がWii U GamePadでアシストするというバディプレイが行える。

ゲームシステムは以前のNewマリオシリーズに準じたギミックが多く、大まかなアクション・システム自体もWii版に準じている。
そのため『NewマリオWii』に新要素を加えたものともいえる。

  • バディプレイ
    • 本作の協力プレイにおける大きな特徴。協力マルチプレイ時にWiiリモコンのプレイヤーをサポートする役割となり、Wii U GamePadのプレイヤーは直接ゲームプレイに介入することは無い。
    • サポートする役割としては基本ブロックを作ったりするのが主で、通常では行けない箇所への足場として作ってあげたり落下防止のストッパーとして使ったりすることができる。作ったブロックは一定時間を過ぎるとどんどん縮んで消えていくので、のんびりしていると落っこちてしまうので注意が必要である。
    • ただブロックを作るだけでなく敵をタッチして攻撃したり、ステージ上のトラップやギミックを一時的に止めたりするといったこともできる。
      このブロックにプレイヤーが乗り継いでいくとゲージが溜まっていき、最大になるとタッチで敵を直接倒せる状態になるスターが出現する。
    • また、3UPムーンが久々に登場しており、これが出現する隠しブロックをバディプレイのタッチ操作でのみ実体化させることができる。
  • マップ
    • マップのスケールはWii版に比べかなりのスケールアップとなり『スーパーマリオワールド』の様な一体化したマップとなった。
      • 隠しコースも存在し、『ワールド』の様にショートカットすることも可能に。
      • 進行によってはフィールドの変化が際立って目立つため、冒険心をくすぐるような作りになっている。キノピオの家やマップ上の敵も登場。
    • Wii版に引き続いて、マップ上に敵が配置されている。
      • しかし条件は変わっており、『スーパーマリオブラザーズ3』の様に一画面中の敵を全て倒すと宝箱を得ることができる。中身は一貫してスター。
    • 隠しコースでのワールド間のショートカットが可能となった為、従来の大砲によるワープは廃止された。
      • そのかわり新たなワールドへ到達する度にワールド間を行き来できるワープ土管が導入された。
    • 本作もキノピオの家は赤い屋根と緑色の屋根の2種類が登場する。赤い屋根はアイテムが貰え、緑色の屋根は残機数を増やすチャンスがある。
      • 赤い屋根ではブロックのシャッフルを当てるものと、チビヨッシーたちをくぼみにはめてクッパマークをはめないようにするものの2種類がある。
      • 緑色の屋根では1UPキノコとクッパマークが大砲から大量に発射され、クッパマークをなるべく取らないように1UPキノコを集めるというミニゲーム。
  • パワーアップアイテム
    • 前作のファイアフラワー・アイスフラワー・マメキノコに加え、本作では「スーパードングリ」が登場。ゲームクリア後に出現するワールド9以降ではWii版のパワーアップアイテムも登場する。
      • 新アイテム「スーパードングリ」は、ハテナブロックかムササビ型の敵の「ズングリ」が持っているスーパードングリを奪うことで入手でき、ムササビマリオとなる。
      • 2ボタンまたはBボタンで滑空できるようになるほか、滑空中にWiiリモコンを振るかRボタンで一時的に上昇できる。また、少しの間壁に張り付くことも可能。
    • 細かい仕様変更として、マメマリオは新たに壁を走ることができるようになった。
  • ヨッシーについて
    • 本作は従来のヨッシーに加えてちびヨッシーが復活。ワールドマップのある場所にいることもあり、マリオのお供をしてくれる。大まかに分かれて3つのタイプがある。
      • フウセンちびヨッシー:風船のように膨らんで上昇できる。何回も上昇できるが回数を重ねるごとに上昇できる高さがだんだん低くなって最終的に萎んで落下する。
      • アワちびヨッシー:泡を吹き出して敵を封じ込めて倒したり、泡を活用してジャンプすることもできる。
      • ヒカリちびヨッシー:スピンジャンプすることで周りを照らす。敵がいる場合は目くらましにすることも可能。
    • ちびヨッシーはお化け屋敷にいても恐れずテレサを平然と食するため、大人のヨッシーより肝が据わっている。ちびヨッシーを抱えている間、曲のBGMに併せてコーラスとして歌いだすのも特徴。
    • なお、ちびヨッシーは『ワールド』にあった「敵やアイテムを食べさせることで大人のヨッシーになる」という仕様が無くなっている。
  • 新キャラクター「トッテン」
    • ある程度コースクリアをこなしているとトッテンが現れ、キノピオの家に盗みを働いて逃げ出す。
    • 特定のコースで追いかけ捕まえると、お礼として無尽蔵に上昇できるパワードングリが貰える。『ブラザーズ3』の「白キノピオの家」に近いシステム。
  • Miiverseとの連動
    • Miiverseとの連動第一弾のソフトということもあり、本作はかなり密接にMiiverseとの連動要素が強く組み込まれている。
    • インターネット環境が整っている状態でMiiをネットワーク登録して、そのうえで許可を行っていれば、ワールドマップ全体図を見るときに他者のMiiverseの投稿を見ることが可能。
    • ネタバレを避けたい場合など、投稿を非表示に設定することも可能。
    • Miiverseが2017年11月8日に終了したため、現在投稿内容の確認はできなくなっている。
  • その他
    • セーブは前回と同じで塔・城・飛行船をクリアすると行える。クッパ撃破後は中途のセーブが可能となる。
  • Wii版と同じくワールド8でクッパを倒すとワールド9が追加されるほか、トッテンの小屋があるひみつのしまも開放される。
    • ワールド9の進行には同じくスターコインが必要となる。ひみつのしまでは様々なプレイ記録を見ることができる。

新たなモード

ストーリーモードとは別に「with Miiモード」としておおまかに3つのモードが存在する。

  • おだいモード
    • 「タイムアタックで○○秒以内でゴール」「連続踏み1UPを○○回以上」「コインを特定枚数以上取得してゴール」「コインを決まった枚数以上取るとミス」「バディプレイによるプレイ」等、条件下で競うバラエティ豊かなモード。
    • コースクリア時orタイムアップ時の成績に応じて、金・銀・銅のメダルを獲得できる(ステージによってはクリア=金メダル習得のものもある)。
    • 金メダルの習得条件は非常に厳しいものに設定されており、中には熟練のゲーマーですら投げ出す程のおぞましい条件のステージも存在している。
  • ブーストモード
    • 強制スクロールで進行するモード。ミスをせずにゴールにたどり着くまでのタイムを競うモード。
    • コインを取れば取るほどスクロールが高速になり、最終的には全力で走らないと追いつけないくらいのスクロール速度になる。当然、追いつかれて挟まれるとミスになる。
  • コインバトルモード
    • Wii版に準じ、2~4人まで遊べる対戦モード。
    • 今回はコース上に自分の好きなようにコインが配置できる「コインエディット」機能が備わっている。

以下、Wii版に準じた批評点は割愛する。

評価点

  • Wiiの時はヨッシーは特定のステージだけでしか使えなかった。本作でもその点は変わらないが、ちびヨッシーは城等の一部のステージを除きどのステージでも使用可能になった。
    • しかもこのちびヨッシーは、消滅判定さえしていなければ、手放しで土管に入っても画面転換後も続いて出てきてくれる。
    • 例えばマメマリオで壁走りしないと入れない土管に直面し、ちびヨッシーから手を離さなくてはいけない状況であっても、画面外に行き過ぎなければついてくる。
  • おだいモードやブーストモード等これまでになかったやりこみ要素が増えた。
    • スターコイン収集だけにとどまらず、それ以上にやりごたえのある内容となった。
  • Wii U GamePadだけでもゲームプレイが可能。
    • テレビを点けなくても携帯ゲーム感覚でプレイできる、という据置機共通の敷居を大幅に下げる試みのひとつ。
    • この革新は後のWiiU用ゲームの数々、ひいては次ハードであるNintendo Switchに連綿と受け継がれることとなる。
  • バディプレイという新たな操作性
    • アクションゲームとして直接アクションで介入する訳ではなく、一種のシステムとしてアシストするというのは今までには例がなく斬新なものと評価できる点。
    • ただしバディプレイ前提で難易度が調整されているので、バディプレイを利用しない≒一人ガチプレイの難易度は比較的高い。後半はかなりの難易度になる。
  • Miiverseとの連動
    • 達成感の喜びを共感したり攻略方法の情報交換などをスムーズに行えるように配慮されており、第一弾にして非常に連動要素を上手く活用していると言える。

賛否両論点

  • 敵の動きの変化
    • 一部の敵はBGMに合わせて特定のタイミングで踊ったりアクションを取るのだが、ノコノコ等はその場で踊る為動きが止まる。
    • その為、従来のように「敵に合わせて落下位置を決めて踏もうとして飛ぶ→踊る→踏めずに激突」というミスが起こったりする。
    • 分かってしまえば大して問題にはならないが、初見プレイ時等は一見ランダムにしか見えないので、ちび状態でこのミスが起こったりすると当然やられてしまう。
    • 合わせて歌うちびヨッシー等と同じく、それ自体は愛らしいのだが、ノコノコは殆どの面に登場する故にプレイに支障をきたしている面があるのも事実。

問題点

  • 相変わらずのステージ、ギミック、BGMの焼き増し感。
    • 世界観がある程度新しくなり、ワールド構成も若干変わったものの、基本はWii版とコンセプトはほぼ一緒。
    • パワーアップもプロペラキノコの代わりとして登場した新アイテムもスーパードングリ1種類だけと寂しい。
      • ムササビマリオの性能はプロペラマリオの上位互換的なものになっている。プロペラマリオのように急上昇が可能で、滑空も出来る。壁への張り付きもできると万能性抜群。
      • プロペラマリオは上昇が素直で高く飛べるので面目は保っているが、総合的にはムササビマリオのほうが上。この点はアイスマリオとペンギンスーツの関係性に良く似ている。
      • ムササビマリオとプロペラマリオは似たようなパワーアップであるため、そう考えると本作における目新しいパワーアップマリオはないと言ってしまっても過言ではない。
    • BGMも新規が少な目で、『Wii』と『New スーパーマリオブラザーズ 2』と同じものを使っているコースが多い。
    • 『New2』も同様のマンネリ感を指摘されていたが、本作の発売は『New2』からわずか半年後であり、続けてプレイした場合は流石に食傷気味に陥る可能性が高い。「シリーズの乱発だ」と指摘する声も。
  • Wii版でわかり辛かったスターコインの隠し場所も、背景に隠されることが多くなるなどよりイジワルな配置に。
    • やりこみ要素であるが、隠しワールドのプレイにスターコインを取る必要があるので、無視することはできない。
    • 隠れコースへのゴールルートもわかり辛い場所になっていることが多い。おまけに隠れゴールの有無がマップ画面などから判別できない。勘のいいプレイヤーなら、マップの地形から推測できるかもしれないが。
  • 本作で使用できても問題ないはずなのだが、クラシックコントローラに対応していない点。
    • 最初はWii U PROコントローラにも対応していなかったが、Ver.1.3.0で使用可能になった。
  • アイテムの入手量に対して保管数が10個と明らかに少ない。
    • 1面で満杯にすることも十分可能である。「どんどん使ってください」ということなのだろうが、アイテムの放棄などが煩わしくなってしまった。 これが理由なのか、フィールド上の敵を倒した時に得られるアイテムが「スター1個」に変わってしまった。 全く使えないという訳ではないが、前作の「キノコ3個」の方がありがたい気がする。
  • ラスボス(クッパ)戦が長い
    • 本作の最終ステージ(決戦!ピーチ城)のラスボス戦が長い。
    • 中間ポイントは扉の前に置いてあるが、途中でミスすると扉の前からやり直しになってしまい、さらに時間がかかってしまう。
  • バディの存在意義
    • GamePadを使用する今作のウリの1つなのだが、バディが必要不可欠となる場面は実のところかなり少ない。 バディは主に「足場を作る」「敵やギミックを止める」などのことができるが、良くも悪くも、バディによる足場が必須なルートというのは存在しない。
      • 敵を止めれることを含めて、『ミスしにくくなる』程度のフォローにとどまる。特にギミックの多くは「止めるとマリオ達の移動に支障が出る」という本末転倒な仕様。
      • 最終的に腕前が十分に上がれば、バディに頼らずとも完全クリアにこぎつけられるようにはできている。
    • バディプレイについては二人以上のプレイ環境が必須となるため、Wii U本体と共に買った人は同梱されていないセンサーバーと人数分のWiiリモコンが必要となる。

総評

Wii Uとなり色々とパワーアップしたいつもの2Dマリオ。おだいモードなどの追加で上級者でもやりこめるようになった。
過去作と比べてもあまり変わり映えがしない点が多いため、シリーズを続けてプレイしている場合はマンネリ感も覚える可能性も少なくない。
しかしWii、DSと培ってきた反省点などをよく活かし、Wii Uローンチタイトルとして「Wii Uが出来ること」を示そうとしている努力は感じられる。
ただ、他のローンチタイトルなどを見ると、Wii Uでしか出来ないという要素に関しては見劣りする。
マンネリに感じている人にはあまりオススメ出来ないが、マリオのファンや久々にマリオを遊ぶのであれば満足の行くゲームになっている。


余談

  • Wii Uでミリオンを達成している数少ないゲームである。
  • Wii Uプレミアムの追加特典セットの初期インストールゲームとして登場したり、無料体験版ゲームの1つとして選ばれたりと、遊べる機会は豊富に用意されていた。
    • 今から遊ぶなら後述の『DX』の方が良いだろう。

その後の展開

  • 追加コンテンツとして、ほとんどのマップが新規のものになった『New スーパールイージ U』が配信された。
    • マリオの代わりに今作で登場したトッテンが使える。トッテンは敵に触れてもダメージを受けない初心者向けのキャラ。
  • スーパーマリオメーカー』のゲームスキンの一つとして、本作をベースにしたものが存在する。ただし専用の変身はムササビマリオではなく『New スーパーマリオブラザーズ Wii』が初登場のプロペラマリオとなっている。
    • その続編となる『スーパーマリオメーカー 2』では、上記に加えオトアソビでクッパ第二形態のBGMが使用できるようになった。またアップデートによりムササビマリオも専用スキンの変身に追加された。
  • 本作に『ルイージU』や様々な新要素をプラスした『New スーパーマリオブラザーズU デラックス(DELUXE)』がNintendo Switch用ソフトとして2019年1月11日に発売された。詳細は後述。

New スーパーマリオブラザーズU デラックス

【にゅーすーぱーまりおぶらざーずゆー でらっくす】

ジャンル アクション
対応機種 Nintendo Switch
発売・開発元 任天堂
発売日 2019年1月11日
定価 5,980円+税
プレイ人数 1~4人
判定 良作
ポイント 『NewマリオU』『NewルイージU』をカップリング
新たなキャラクターを追加
Wii U版を購入したプレイヤーにとっては目新しさは薄い

概要(デラックス)

WiiUで発売された『New スーパーマリオブラザーズ U』(以下『マリオU』)と、その追加コンテンツである『New スーパールイージ U』(以下『ルイージU』)をカップリング移植した物である。キャッチコピーは『いつでも、どこでも、誰とでも、マリオ。

変更点

基本的なところは『マリオU』『ルイージU』と変わらないため、『マリオU』『ルイージU』での変更点を挙げる。

  • 新キャラクターの追加
    • 新たにキノピコが追加、マリオやルイージに比べて滑りにくくなっている。
    • キノピコは専用アイテム『スーパークラウン』を取るとキノピーチに変身。二段ジャンプや滑空ができるほか、穴に落ちても一度だけ復帰できる。
    • また、『ルイージU』で使用できたトッテンも『マリオU』で使用可能。

評価点(デラックス)

  • ボリュームの多さ
    • 『マリオU』『ルイージU』で登場したステージが全て収録されているため、全部で164個のステージで遊ぶことができる。
    • おだいモードやブーストモード等も収録されているため、やりこみ要素もある。
    • オリジナルの値段を考えると、価格的にもお得である。
  • 初心者にも上級者にも楽しめる。
    • 新たに追加されたキノピコやトッテンによって、初心者やアクションゲームが苦手な人にも楽しめるようになっている。
    • 元々上級者向けに作られた『ルイージU』も収録しているため、上級者にもおすすめできる。
    • キノピコ/キノピーチは単なる初心者救済キャラにとどまらず、上級者も固有能力を活かしたタイムアタックなどのスーパープレイ狙いを楽しむことが出来る。
  • 携帯プレイが可能になった。
    • Switchを携帯モードにすれば、外出先でもプレイ可能。キャッチコピーの通り、どこでもゲームをプレイすることができる。

問題点(デラックス)

  • 『マリオU』『ルイージU』からの変わり映えが少ない
    • デラックスにて追加されたのはキャラクターぐらいであり、新たなステージの追加などは一切されていない。
    • そのため、元々オリジナルをプレイした人にとっては変わり映えしないものとなっている。
    • もっとも、初めて手に取る人にとっては文句なしの大ボリュームである。
  • WiiU版で存在していたバディプレイは廃止されている。
    • オリジナルにおける評価点の一つになっていたために残念に思う人も多い。
  • コインバトルで完全平等なバトルができない。
    • キノピコやトッテンが追加されたことできいろキノピオだけになり、あおキノピオがカラーチェンジ扱いに変化。結果として4人でプレイする場合誰か一人は必ず有利なキャラを使えることになる。
    • 実力差があるプレイヤー同士ならハンデとして使えるが、同格くらいの4人でプレイする場合が問題となる。

総評(デラックス)

WiiUで発売された二つの2Dマリオを一つにまとめた作品。
元々の完成度の高さに加え、アクションゲームが苦手な人にも配慮されており、さらに楽しめるようになった。
オリジナルを買った人には目新しさは薄いかも知れないが、新たに手に取る人には間違いなく楽しめる一作である。

余談(デラックス)

  • 「クッパ姫」
    • 本作の発表直後、新登場のアイテム「スーパークラウン」が『かぶれば誰でもピーチ姫に変身できる』と一部で解釈され、ネット上に スーパークラウンをかぶったクッパがピーチ姫風の姿に変身する という内容のファンアートが公開され、一時期ネット上で話題になった。
      • これに便乗する形で「キングテレサ姫」をはじめとした擬人化二次創作が流行し物議をかもすことになった。なお任天堂広報はノーコメントの立場をとっている。
    • のちの公式の情報により「スーパークラウンはキノピコしか使用できない」という設定が判明した。