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New スーパーマリオブラザーズ - (2017/01/14 (土) 23:37:52) の編集履歴(バックアップ)


New スーパーマリオブラザーズ

【にゅー すーぱーまりおぶらざーず】

ジャンル アクション
対応機種 ニンテンドーDS
発売・開発元 任天堂
発売日 2006年5月25日
定価 4,571円(税別)
プレイ人数 【DS】1~4人
【WiiU】1人
セーブデータ 3個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
配信 【WiiU】2015年4月2日/950円(税8%込)
判定 良作
ポイント 14年ぶりの2Dマリオ
国内外ともにDSソフト売上1位
マリオシリーズ・関連作品リンク


概要

マリオ生誕25周年記念作。*1マリオシリーズでは1992年発売の『スーパーマリオランド2 6つの金貨』以来となる2D形式の横スクロールアクション。
グラフィック自体はポリゴンだが、カメラ位置は横向き固定で、旧来の2Dシリーズと遜色ないゲーム性(いわゆる2.5D)になっている。
ストーリーは「クッパJr.にさらわれたピーチ姫を助けるため、マリオが冒険する」というシリーズ定番のもの。


特徴

  • システムは『スーパーマリオブラザーズ3』に近いスタイル。
    • 全部で8つの様々なテーマのマップを移動してステージを選択、クリアすると新たなルートが開けるというもの。
    • マップにはステージの他にキノピオの家とワープ用の大砲ステージが存在し、さらに赤いパタブロックとハンマーブロスがうろついている。
  • スーパーマリオ64』以降定番となったアクション「ヒップドロップ」と「壁キック」が健在。
    • 前者は下のブロックを壊したり、ボスに大ダメージ(通常の踏みつけ二発分)を与えたりできる。
    • 後者は穴に落ちたときの復帰に使える。また通常のジャンプでは届かない場所にジャンプすることができる。
    • どちらも変身に比べると地味ではあるが、使いこなせればかなり有効なアクション。
  • 敵がBGMに反応して動く。
    • クリボーのように飛び跳ねるだけのものもいれば、ノコノコのように立ち止まって踊るものもいる。
  • 各ステージには3枚ずつスターコインが存在している。
    • たくさん集めればマップ上で道を塞いでいる看板を除去でき、新たなステージに行けるようになる。時にはショートカットが開通する事も。
    • 取った分はきちんと記録されるので集める楽しみもある。
  • ストーリー本編とは別に対戦型アクションの「マリオVSルイージ」と、対戦用と一人用に分かれた多数のミニゲームも収録されている。
    • 一人用ミニゲームの大半は『スーパーマリオ64DS』の流用。
    • 『64DS』を既に遊んでいる場合、あまりに代わり映えしないラインナップに唖然とするかもしれない。一応、本作初登場のものも幾つかは存在している。
    • 一部のミニゲームは2~4人で通信しなければプレイ不可能。

マップ

+ 詳細
  • キノピオの家
    • アイテムをストックに加えられるもの(アイテムは目押し可能なスロットで決定)と、くじ引き形式で1UPキノコを入手できるもの、巨大キノコをストックできるものが存在する。
    • 一度利用すると消えて二度と行けなくなるが、特定の条件を満たせば復活し、以後何度でも使用できる。
    • 特定の条件を満たしてステージをクリアすると、各ワールドのスタート地点に現れる。これは初期配置と違い、一度使うと必ず消えて再び出現させる必要がある。
  • 大砲
    • 入ると他のワールドへワープできる。すべて隠しゴールの先にあるため、隠しゴールを見つけなければ利用不可能。
      • これは過去作同様、移動先までのコースを全てパスして他のワールドに進む為に設けられた制限と言える。
  • 赤いパタブロック
    • ステージのあるマスを移動していて、滞在しているステージに入るとすぐに見つかる(中間ポイントからのリスタートも含む)。叩くとアイテムを入手可能。
    • 手に入るのは1UPキノコ・ファイアフラワー・青コウラ・マメキノコ・巨大キノコのどれか。
  • ハンマーブロス
    • 『マリオ3』とは異なり、滞在しているステージに移動しただけでは戦闘にならないが、ステージに入ると赤いパタブロックと同様にスタート地点近辺にいる。
    • 倒せば赤いパタブロックと同様にアイテムが手に入る。
  • 一部のステージには『ワールド』でもおなじみの隠しゴールが存在し、ルート分岐が起こる場合がある。
    • 隠しゴールによる分岐先は、マップのショートカット・キノピオの家・大砲につながるルートがほとんど。
  • 全部で8ワールドではあるものの、ワールド4とワールド7は隠しワールド扱い。
    • クリアするだけなら6ワールド分を攻略すればOKで、この2ワールドは丸々無視できる。
    • その為か、この2ワールドは攻略上二者択一となるワールド3・ワールド6それぞれと比べ、全体的に難易度が高め。

パワーアップ

+ 詳細

おなじみ「スーパーマリオ」「ファイアマリオ」の他に新変身として「巨大マリオ」「コウラマリオ」「マメマリオ」が登場する。

  • 巨大マリオ
    • 巨大キノコを取ると変身。一定時間巨大化して無敵になり、触れるだけで敵を倒せたり土管などの通常では壊せない障害物を破壊したりできる(ゴールポールを壊すことも可能だが、即ゴール扱いとなるので問題ない)。
    • 変身終了後は取得時点でのパワーアップ状態に関係なくスーパーマリオとなり、倒した敵や壊した障害物の量に応じて最大5つの1UPキノコが出る。
    • ボスすら1回踏むだけで倒せるため、ボスに勝てない人のための救済処置ともなる。
      • ただし体が大きいため狭い所は通れないという弱点も。ストックを利用して狭い場所で変身しようとした場合は変身せずにアイテムがストックに戻る。
  • コウラマリオ
    • 青コウラを取ると変身。ダッシュするとマリオがコウラに入り、ノコノコなどの甲羅と同じように敵を体当たりで倒せる他、レンガブロックを横から壊すことも可能。ダメージを受けるとスーパーマリオに戻る。
    • 踏みつけやファイアボールでは倒せないテレサやカロンなども一撃KOできるのは爽快極まるが、隠しアイテム扱いでコース上の配置が殆ど無い上、制御が難しくなるのでうかつに走ると穴に落ちるという欠点もある。
      また体当たり中は無敵ではなく、ハンマーブロスのハンマーなど、大抵の飛び道具に弱い事にも注意。
    • ちなみにしゃがむとスーパーマリオブラザーズ3のハンマースーツと同じく甲羅にこもるので、ザコ敵の攻撃を防ぐことが可能。
    • ウミガメということなのか、地味に水中面ではやや早く動けるという特徴もある。
  • マメマリオ
    • マメキノコを取ると変身。クリボーの半分ほどの大きさになる。ジャンプ力が上がるほか、水上を走れ、狭い場所や細い土管にも入れる。
    • ただしヒップドロップでないと敵を倒せなくなり、一回ダメージを受けたらやられてしまうため直接戦闘には不向き。
    • この状態で特定のボスを倒すと…?

評価点

  • いかにもマリオらしい、シンプルな操作方法。
    • 十字キーで移動、B・Yボタンでダッシュ、A・Xボタンでジャンプ。これだけで大半のステージをクリア可能。
    • キーコンフィグも完備。とはいってもX・Yボタンでダッシュ、A・Bボタンでジャンプする程度の違いだが。
  • 2Dアクションではあるが、グラフィックは3Dで描かれていて綺麗。いわゆるところの「2.5D」である。
    • 「ドット絵のマリオに全くこだわりはないが、かといって3Dマリオは操作が難しくて苦手」という人でも普通に楽しめるようになっている。
  • 仕掛けが満載でプレイしていて飽きない多彩なステージ。
    • 傾くキノコの足場やトランポリンを乗り継ぐステージや、巨大キノコでも倒せない程に巨大なハナチャンの背を進むステージも。
  • 簡単すぎず難しすぎず、程よい難易度
    • 一部のスターコイン取得を除けば、本作は「万人向け」たるマリオシリーズとして絶妙な塩梅の難易度となっている。
    • ただ、後のインタビュー企画「社長が訊く」において開発者の宮本茂は「簡単過ぎた」と本作を振り返っている。実際、シリーズ経験者ならそこまで苦戦する難易度でもない。
  • ファンサービス要素
    • 過去のマリオシリーズに登場した敵やトラップも多く、経験者ならば懐かしさを感じるような要素もバッチリ抑えている。
      • W1から「本物のクッパ」がボスとして登場するが、「後ろにあるスイッチを押して橋を崩しクッパを落とす」という、初代を思い出させる手段で倒すことが可能。
      • 『ワールド』で多くのプレイヤーを苦しめたであろうスネークブロックがまさかの再登場。とあるワールドの城と塔でマリオを待ち受ける。
      • スーパーマリオサンシャイン』での初登場以降、妙な存在感を発揮しているボスパックンも登場。「またお前か!」となったファンも多いのでは?
    • 階段を降りてくるノコノコを使った懐かしの無限1UPもしっかり実装している。
    • 『マリオ64』以降の3Dアクション版に登場したキャラも多数登場する。
    • ゲームを彩る効果音も、過去の2Dシリーズを意識したような懐かしいものになっている。
  • 隠し要素・やりこみ要素
    • スターコイン集めや隠しゴール探しなど、やりこみ要素も十分。
    • 隠しコマンドを入力すればルイージでプレイ可能。コマンドはエンディングの最後をよく見てみると分かる筈。
    • またゲームクリア後、ワールドマップのポーズ画面であるコマンドを入力すると…?

問題点

  • 一部のスターコインが非常に取りづらい。
    • 6-塔の3枚目はボス直前でマメマリオになって隠し扉に入り、トゲ柱の合間をくぐっていかなければならない。
    • 8-3は強制スクロールに加え巨大ウツボが追尾してくる。こんな悪条件にも拘らず、3枚目のスターコインは態々右から回り込んで取らなければならない。
    • 8-8では常に火山弾が降ってくる上、このコースの2枚目のスターコイン取得の為にはマメマリオになる事を強制される。
      • こうした一部スターコイン収集に関する著しい制限の他、足止め系のギミックの多さがアクションゲームの爽快感を殺してしまっている部分があるのは否定できない。
  • 新変身となる「コウラマリオ」と「マメマリオ」はスターコイン集めや隠しゴール探しに使うばかりで、純粋なアクションとしては使いにくい。
    • しかもこのコウラかマメでしか行けない隠しゴールや取れないスターコインが無駄に多い。隠しワールドに至っては2つともマメマリオでしか解禁できない。
    • マメキノコは1-4で確実に入手可能。コウラはキノピオの家・ルーレット・赤パタブロックのいずれかでしか入手できないが、ワールド3の大砲ステージ右端にルーレットブロックが存在しており、ここを開放できれば大分入手が楽になる。
      • 但しワールド3の大砲ステージでコウラを入手した後は、大砲に入ってワープしないとパワーアップが保存されないので注意。
    • ただ、これらの変身の使い辛さを逆に利用して、本作の難易度が低めであると感じた上級者が縛りプレイで難易度を上げて楽しむといったことはできる。
  • セーブ手段とタイミングが限られる。
    • ゲームクリアするまでにセーブするための手段が「スターコインで扉を開ける」「塔・城を初クリアする」のどちらかしかなく、自由にセーブできない。
      • 看板除去は任意なので、いざという時セーブに利用するために残しておくという手もある。そのためにもスターコインは集めておくと有利。
      • 一度ラスボスを倒してクリアすれば以後はいつでもセーブできるようになるので、まずはクリアを優先した方がいい。
  • バグがそこそこ多い。
    • 1面から「レンガブロックにふさがれた土管にマメマリオでヒップドロップすると入れる」バグが出てくる。しかもまだほんの序の口。
    • ステージを進めていくと「時間が尽きるまで延々とスコアが増え続ける」「水中の足場にマリオの体が刺さる」など、多種多様なバグが目白押し。
      • 狙って条件を満たそうとしない限りは発生しないバグが大半であり、プレイの邪魔にはならないのが救い。

細かい問題点

  • マリオが過去作でのルイージ並に滑る。特に大ジャンプ後の着地や水中で底に足を付けた時。
  • W1でクッパを退けた際の演出が、人によっては結構グロく見える。
    • もっとも近年のマリオでも類を見ない大胆な手法であり、斬新性は高い。この演出は後々出てくるボスの伏線だったりする。
  • BGM設定をサラウンドにした状態でヘッドホンでプレイすると、曲や効果音がリアルになる。
    • しかし効果音によっては耳が痒くなったり、やたらうるさく感じられる事も。気になるなら他の設定にしておこう。
    • またパックンフラワーの口の開閉音、テレサの鳴き声といった効果音が頻繁に発生する。この点は続編で改善された。
  • ルイージの扱い
    • ルイージは隠しキャラでこそあるものの、性能はほぼマリオと変わらない。果たして隠し要素にする必要はあったのか若干の疑問が残る。
    • コマンドはエンディング時に知ることが出来るが、知ってさえいれば初起動直後の状態でも使用可能。

総評

久方ぶりの2Dマリオとなった本作は、かの名作『スーパーマリオブラザーズ』の名前を背負うに足る作品であった。
ジャンプとダッシュで突き進む原点の面白さを思い起こさせると同時に、現代らしいアレンジもしっかり施された作品となっている。
ニンテンドーDSが旧世代機となった今でも、その面白さは決して最新の作品に見劣りしない。


余談

  • 国内外ともにDSソフトとしては1位の売上を記録した。
    • 特に国内売上は600万本以上。あの『スーパーマリオブラザーズ』の国内売上が681万本である事を考えれば、この数字がどれ程凄まじいものかよく分かる。
  • 本作はニンテンドーDS発売前の2004年6月頃に開催された「E3 2004」の時点でその存在と開発中であることが明らかにされていた。
    • 開発中のスクリーンショットやムービーでは、製品版とは違うグラフィックやロゴマークの他、後述する事情からか『64DS』に登場する敵やブロックが存在していた。
      • 更に2004年の時点ではコインを取った時の効果音が高かった他、クリボー等の敵がやられるボイスもあった。
      • 2005年の時点ではマリオとルイージの2人同時プレイができる予定だった他、ストックアイテムを3つまで保持可能だった。
  • 発売前の任天堂が配布したフリーペーパーの開発中リストには『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール?』や『DS版FFIII』などと共にその名前がラインナップされていたものの、当初は2004年12月に発売された『スーパーマリオ64DS』の続編扱いであったようだ。
    • マリオなどのボイスや巨大化するシステム、ウツボやガマグチクンなどのキャラクターやミニゲームなどにも『64DS』の続編だった頃の名残が見て取れる。