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ドクターマリオ - (2018/05/25 (金) 20:18:23) の編集履歴(バックアップ)
ドクターマリオ
【どくたーまりお】
ジャンル
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落ち物パズルゲーム
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対応機種
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ファミリーコンピュータ ゲームボーイ
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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1990年7月27日
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プレイ人数
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【FC/GB/WiiU】1~2人 【3DS】1人
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セーブデータ
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なし
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加
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周辺機器
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【GB】GB専用通信ケーブル対応
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配信
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バーチャルコンソール 【3DS(GB版)】2011年7月27日/400円(税5%込) 【WiiU(FC版)】2014年2月25日/500円(税5%込)
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備考
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GBA『ファミコンミニシリーズ』第二弾(2004年5月21日発売)
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判定
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良作
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ポイント
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マリオが医者となって登場 主に主婦層の人気を獲得 今でも色あせない落ち物パズル
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
マリオが文字通り医者という設定で活躍する、マリオシリーズの中でも異色のパズルゲーム。
ファミリーコンピュータとゲームボーイでそれぞれ同時発売された。
ストーリー
やあ皆さん、ごきげんよう。私はマリオ、今までいろいろな冒険の旅をやってきたが、
今はある病院でウィルスの研究をやっている。さて、今日も研究を始めるとするか。
「ドクターマリオ、たいへんでーす!!」
「看護婦のピーチじゃないか、どうした?」
「新種のウィルスが発見されて、それがどんどん増殖を始めました!!」
「何! それは大変だ。ようーし、さきほど出来上がったばかりの特効薬で退治してくれるわ・・・・
・・・・こいつはよく効くぞ!!」
(FC版説明書より抜粋)
特徴
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画面の上からドクターマリオが投下する2個1組の「カプセル」をフィールドの下に操作して落とし、同じ色を4個以上縦または横に真っ直ぐつなげると消すことができる。色はファミコン版では赤・青・黄、画面が白黒のゲームボーイでは白・黒・グレーの計3色。
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これだけ見ると何の変哲もないパズルゲームだが、このゲームが目的とするものは他のパズルゲームとは大幅に異なっている。
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まず、フィールドとなる「ビン」の中には最低数匹、多ければ50匹を超える「ウィルス」が敷き詰められている。
このウィルスは、ウィルスの色に対応したカプセルをウィルスに密着させた状態で揃えると、普通にカプセルを消す要領で消毒―すなわち消滅させることができる。
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つまり、消すべき目的は落下してくるピースそのものではなく、フィールド内に配置されている障害物であり、ピースの消滅に巻き込む形で障害物を消すという仕様である。
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ウィルスを消すごとに得点が加算されていくが、カプセルだけを消した時は、何連鎖しようと得点は1点も入らない。
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カプセルがビンの頂点に達してしまうとゲームオーバー。
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各ステージは「レベル」という概念で表わされ、そのレベルにおけるウィルスをすべて消毒すると次のレベルへ進んでいく。レベルが上がるにつれウィルスの量も増えていく。
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一定のレベルをクリアするとデモシーンが挟まれ、ウィルスたちが樹の上や水中で何かをしている様子をちらりとではあるが確認できる。
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1人プレイだけでなく2人での対戦プレイも可能。
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基本的には「どちらが先にウィルスを消せるか」という勝負をするが、2連鎖以上すると相手の陣地にカプセルを送り込んで邪魔することができる。ただし、その数はせいぜい2~4個程度のうえ、普通に消せるカプセルを送り込むのみ。『ぷよぷよ』ほどの大きな妨害は不可能である。
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しかし、相手のフィールドには相当スローに落下するうえ、そのカプセルが完全に落下するまでは操作が不可能になるので、短時間だが相手の行動を阻害でき、見た目よりも効果のある妨害である。
評価点
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カプセルの特性を生かした様々なテクニック。
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カプセルが半分はみだしている状態で、土台側であるカプセルの半分が消えたときにもう半分側のカプセルが下に落下していくのを利用し、下に詰まれたカプセルとウィルスを連鎖消ししたり、狭いところに横方向に押し込んだカプセルをボタン連打で高速回転させ色をすばやくそろえるなど、様々なテクニックが存在する。これらテクニックを駆使していかに効率よく消していくかが攻略の大きなポイントとなる。
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曲数こそ少ないが、パズルゲームというジャンルにマッチしたサウンド面も好評。
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特にメインBGM「FEVER」は本作を象徴する名曲である。
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GB/SFC版の「FEVER」には後半のサビにFC版にはないパートが追加されている。
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ゲーム中のBGMは「FEVER」と「CHILL」の2種類。日本語に訳せば「熱」と「寒気」である。カーソル移動なしで「FEVER」になることもあり影に隠れがちだが、「CHILL」も秀逸な曲である。
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BGMはOFFに設定でき、音が一切ならない状態でプレイに集中することも可能。
問題点
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カプセル消しのテクニックを覚えないと消すのに時間がかかりやすく、途中からダレやすい。
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特にウィルスの密度が上がるステージ後半戦では作業感が強くなり易い。
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クリアにやや運が絡む。
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ウィルスの初期配置によっては難易度が微妙に上がる他、肝心な時に必要な色のカプセルが落ちてこず、無駄なカプセルが積みあがって詰んでしまう場合もある。
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FC版はウィルスとカプセルの色使いが赤青黄の派手な三原色なので、直感的にわかりやすいが目に優しくない。
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一方で、GB版の場合は場合で白黒であるため区別が付きにくいという問題が生まれる…かと思いきや、灰は白と黒の斑として表現されているため意外にも割と見やすい。
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GB版は画面サイズの問題によりFC版より最上段が一マス少ない。
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そのため後半レベルではウイルス配置と配カプセルによってはどうあがいても詰む可能性がある。Lv20かつスピードHIの場合はほとんど運ゲーと化す。
総評
『テトリス』等のパズルゲームが認知度を少しずつ向上させていた中登場したこのゲームは、アクションゲームとは異なるやりこみにあふれた作風で、キャラクターにマリオを用いたとっつきやすさも作用し、主に女性を初めとした中高年にヒットした。
この「パズルゲーム」という概念、そして大ヒットは、『ヨッシーのたまご』を経て、のちの『ぷよぷよ』に後を託す形となった。
余談
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概して「オカン(オトン)がうまいゲーム」という印象が何故か強いゲーム。
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自身の家庭だけかと思えば、ネット上でそういった意見が散見されたことで割と一般的な現象だったんだなと納得する当時ちびっ子だったユーザーも少なくない。
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当時害悪とされがちだったゲームに対して、親(特にオカン)の理解を得られたという功績は大きく、このゲームにハマってる親の子供はゲームで遊ぶことに対して寛容な態度を示してもらえたという話しも多く聞かれる。
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長所にある通り「FEVER」の追加パートはGB/SFC版以降のため、FC版ではこの部分を聴くことができない。
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GB版を最初に体験したプレイヤーが後からFC版などをプレイするとヤキモキすることこの上ない。
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ちなみにこの追加パート版が使われたのはGB/SFC版と『スマブラDX』のアレンジ版のみであり、N64版とWii版以降は採用されていない。
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多くの任天堂ハードで本作の移植・リメイクが販売されている。
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『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に「ドクターマリオ」というキャラクター名でまさかの参戦を果たしている。
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初出の本作品ではルイージ以上にマリオとの違いが分かりにくく、コンパチの域を出なかったためか次作『X』で一旦はリストラされてしまったが、最新作『for 3DS/Wii U』では再び参戦を果たしている。