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Crimzon Clover - (2016/01/04 (月) 22:15:29) の編集履歴(バックアップ)
Crimzon Clover for NESiCAxLive / Crimzon Clover WORLD IGNITION
【くりむぞん くろーばー ふぉー ねしかくろすらいぶ / くりむぞん くろーばー わーるど いぐにっしょん】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード(NESiCAxLive) Windows XP~8(Steam)
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発売元
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冒険企画局
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販売元【Win】
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デジカ
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開発元
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四ツ羽根
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発売日
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【AC】2013年4月25日 【Win】2014年6月7日
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定価
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【Win】980円
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プレイ人数
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1~2人
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判定
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良作
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概要
同人サークル「四ツ羽根」が2010年に製作したWindows向け作品で、
ケイブなどに範を取ったと思われるド派手で突き抜けた爽快感が特徴的な縦スクロール弾幕シューティング。
その高いクオリティを買われてか、NESiCAxLive配信によりアーケード商業化が実現。
さらに2014年にはAC版に追加要素を加える『WORLD IGNITION』としてWindows(Steam)に逆移植された。
特徴
基本操作
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操作はレバー+3ボタン。Aでオートショット、Bでロックオンシュート+低速移動、Cでボム/ブレイクモード発動(後述)。
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同人版からパワーアップアイテムが削除され、常に全力全開の攻撃が可能となっている。
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Bを押している間、自機を中心にレーダーが展開。敵をロックオンした状態でボタンを離すと追尾ショットで攻撃。
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敵を撃破するとスコア倍率を示すブレイクレートが上昇していく。
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ロックオンシュートをヒットさせて敵を撃破すると、そのロック数に応じてさらなる倍率ボーナスがかかる。なお、レーダー展開は低速移動も兼ねている。
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自機は3つ+隠し1つの機体から選択可能。同人版では出来なかった2人同時プレイにも対応している。
ボムとブレイクモード
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本作の全モード共通の特徴的な緊急回避システム。ショット打ち込みなどで増加する画面右上のブレイクゲージを消費し、全画面弾消しを伴う攻撃を発動することが出来る。
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ボム使用可能ラインを越えている場合、ゲージを消費して全画面攻撃のボムを発動できる。
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このため本作のボムはストック数という軛を気にせずに撃てるが、代償として使用毎にゲージ消費量が徐々に上昇していく。ボムの消費量は後述のアイテムで戻すことが出来る。
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ゲージが最大の時にボタンを押すと、それを全消費してブレイクモードが発動し一時的に攻撃力とブレイクレートが上昇。
ブレイクモードは時間経過、ミス、ボム発動で終了し、時間経過で終了した際は再び弾消しが起こると同時にゲージが半減して
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ブレイクゲージ下部の小さいゲージは増えにくいが、ブレイクモードを発動することでのみ元のゲージに還元される。
これを利用し、再度ブレイクモードを発動するとダブルブレイクとなりさらに攻撃力が上昇。制限時間も延長されるが、効果時間中は敵の攻撃が激しくなりボムを撃てなくなる。
4つのゲームモード
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「オリジナル」「ブースト」「アンミリテッド」「タイムアタック」の4つのゲームモードが存在する。
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「オリジナル」はその名の通り本作の基本的なモードでこれといった特徴はない。ゲームに慣れるには最適のモード。
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「ブースト」モードではプレイスタイルによって難易度や弾密度、弾速が変化する。その基準を担うのが「ブーストブレイク」システムである。
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ブレイクモードがゲージMAXで自動発動し、ミスかボム使用まで無期限に続く。ダブルブレイクは使えないが、継続させた時間に応じて難易度やボーナススコアが加算される。
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「アンリミテッド」は上級者向けの高難易度モード。当然弾幕はさらに厚く速くなるが、対抗手段として「ロックオンシュートフラッシュ」が追加。
ロックオンシュートで敵を破壊するとその周りの敵弾を消すことが出来る。ロック数が多いほど弾消し範囲も拡大。
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「タイムアタック」は3分間の時間制限でスコアアタックを行う特殊なゲーム。
このモードのみ残機は無制限だが、ブレイク倍率はロックオンシュートで撃破した場合のみ適用。ブレイクモードの発動時間も短くなる。
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残機制。全5面の1周エンド。
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残機は1UPアイテムを取るか、得点アイテムの取得数が一定値を超えるとエクステンドする。アイテム量でのエクステンドノルマは画面右上に表示される。
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ボスや中ボスを撃破した際に複数の特殊アイテムが出現する。このボーナスアイテムは時計まわりに回転しており、どれか1つを取ると残りも消滅する。
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AC版ではNESiCAカードを使用することで個人毎のプレイデータを記録出来る。
評価点
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ド派手で爽快感の高いゲーム性。
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AC版でのキャッチコピーは「小細工無しのド直球シューティング」。そのコピーに相応しく、弾幕系縦STG特有の爽快感と歯ごたえをひたすら追求した内容となっている。
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デモ画面を見るだけでも理解できるほど全体的な演出が派手。大量の水しぶきと共に海面に浮き上がる母艦からの出撃シーン、ボムを撃てば画面下から爆撃が通る、画面を覆い尽くすほどの自機の攻撃に大量の弾・得点アイテムと華やかな演出が多い。
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もちろんゲームプレイにおいても、ブレイクモードでの超攻撃力であらゆる敵を薙ぎ払っていく破壊の爽快感を得ることが出来る。スコアも簡単に億を超える超インフレ仕様なのでその意味でも爽快。
慣れれば連続でブレイクモードを発動できるため、腕前が上がるほど攻撃力を維持できるのも魅力。圧巻の一言である。
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各ステージのボスも特徴的。2面では6本の脚を持つクモのような多脚メカが弾幕を展開し、さらに脚で殴ってくるなど印象的な敵が多く登場する。
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こういった内容ながらストーリー性はほとんど排除されている。エンディングの文言も合わせると作者の姿勢は「ゲーム自体を楽しんでほしい」という事に集約されている。
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一応、世界観についてはSteamトレーディングカードの説明文にて英文での解説が載せられている。
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難易度は「オリジナル」でも少々高めだが、残機がない状態で中ボスを倒すと1UPアイテムが出現したり、アイテム獲得数でのエクステンドも機会が多いなど救済も少なくはない。
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隠し機体であるTYPE-Zはあらゆる面で高性能。解放条件も腕前依存ではないので、これも初心者救済に近い。
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AC版で追加された2人プレイではゲージが共有されるため、ゲージの上昇量も実質2倍に。さらにエクステンドが両者同時に適用されるため実質2機アップという太っ腹仕様で難易度が下がる。
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Win版ではさらに難易度を低下させたノービスゲームが収録され、初心者でもプレイしやすくなった。
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「アンリミテッド」と「タイムアタック」が遊べないという制限はあるものの、弾が少ないうえ1面~4面のボスのアイテムに1UPが追加されるため非常に遊びやすい。
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さらにトレーニングゲームも用意されているので、気軽に練習が可能。
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BGMは音源を意識させぬ程の良曲揃い。各ステージの曲に印象的なフレーズがあり、ステージごとにボス曲もすべて異なるという作りこみ様。
特に他ステージとは異彩を放つ虫系のデザインが多い3面などは印象に残りやすい。
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さらに「アンリミテッド」では全ての曲が差し替えられる他、「タイムアタック」専用曲などもあるため、曲数は20曲以上と縦STGとしては非常に豊富な部類。
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「アンリミテッド」は背景も変更されているので、「オリジナル」や「ブースト」とは全体的な雰囲気が大幅に異なる。
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Win版ではサントラがDLCとして安価で配信されている。気に入ったら購入してみるのもいいだろう。
問題点
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ド派手な演出自体は爽快感が高いのだが、そのせいで慣れないと敵弾が見づらい場面がある。
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また、ボスの特殊攻撃のサインを見逃す場合もあったりと視認性を犠牲にしている部分が少なからずある。
総評
STGにおける「破壊の爽快感」を突き詰め、高難易度ながら理不尽さを感じさせないプレイ感覚が魅力的なタイトルである。
旧来のSTGを踏襲しつつもブレイクモードの圧倒的な火力で敵を蹴散らす気持ちよさが最大の持ち味と言えよう。
Win版もノービスモードが搭載されてさらに遊びやすくなっているので、AC版が気に入ったけど難しいという人は購入してみるといいだろう。