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タイピング奥義 北斗の拳 激打 - (2016/01/12 (火) 00:13:58) の編集履歴(バックアップ)


タイピング奥義 北斗の拳 激打

【たいぴんぐおうぎ ほくとのけん げきうち】

ジャンル タイピングソフト
対応機種 Windows、Macintosh
メディア ハイブリッドCD-ROM 1枚
発売・開発元 SSIトリスター
発売日 1999年3月19日
定価 6,800円(税別)
判定 良作
北斗の拳シリーズリンク

概要

人気バイオレンスアクション漫画『北斗の拳』の世界観を舞台としたタイピングソフトで、タイピングソフトにキャラゲーの要素を取り込んだ先駆けともいえる作品。
キーボードを秘孔に見立て、高速でタイピングすることで敵を倒していくという筋立て。

特徴

  • 通常のタイピングソフトと基本的な進行は同じだが、基本的には最初は雑魚敵を倒していき、一定数倒したところでボスとの対決となる筋立て。
    • 全7ステージ構成だが、最初の2ステージはチュートリアル。実質的にはステージ3から始まる。
    • 原作で奥義を使って倒したボスについては体力ゲージを0にした後で奥義ゲージをMAXにした後、スペースキーを押すと奥義が発動する。
      • 奥義ゲージはミスタイプをすると減少するので注意。

評価点

  • タイピングソフトと『北斗の拳』との相性の良さに目を付けた点
    • 「キーの入力」を「秘孔の連打」に見立てている点が秀逸。作品との相性も良く『北斗の拳』に対する作品愛も十二分に堪能できる。
    • 無論倒した敵はちゃんと爆散してくれるので原作ファンも納得。
  • ストーリー全般やチュートリアルのネタ度も高く、バカゲーとしても優秀。
    • チュートリアルにて転龍呼吸法の奥義が挿入されたり、プレイ開始から30分経過すると「もう一度ぬくもりを…」という警告が入ったりなどネタ度も高い。

問題点

  • 本作では低予算ゆえに他のキャラはTVアニメ版とは異なるキャストが担当している。
    • こればかりは初作ということもあり、予算が取れないという点を考慮すれば仕方がないともいえる。
  • 難易度はかなり高め。また、キーコンフィグ設定もない。
    • 特に後半ステージのボス連戦は体力が回復しないため、キーコンフィグ不能の点や難易度の高さも相まってかなり厳しい。
    • 難易度設定やキーコンフィグの不備については、本作のバージョンアップ版の『激打SE』である程度解消された。

総評

地味なタイピングソフトにキャラゲーの要素を盛り込み、後の同ジャンルのソフトに多大な影響を与えたソフト。

余談

  • 本作はシリーズ化されたが、メーカーのSSIトリスターが倒産したため展開は終了した…と思われていた数年後、別のメーカーが権利を取得し、ブラウザゲームとして復活した。