「タイピング奥義 北斗の拳 激打」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
タイピング奥義 北斗の拳 激打 - (2016/01/12 (火) 20:19:49) の編集履歴(バックアップ)
タイピング奥義 北斗の拳 激打
【たいぴんぐおうぎ ほくとのけん げきうち】
ジャンル
|
タイピングソフト
|
|
対応機種
|
Windows、Macintosh
|
メディア
|
ハイブリッドCD-ROM 1枚
|
発売・開発元
|
SSIトリスター
|
発売日
|
1999年3月19日
|
定価
|
6,800円(税別)
|
判定
|
良作
|
北斗の拳シリーズリンク
|
概要
人気バイオレンスアクション漫画『北斗の拳』の世界観を舞台としたタイピングソフトで、タイピングソフトにキャラゲーの要素を取り込んだ先駆けともいえる作品。
キーボードを秘孔に見立て、高速でタイピングすることで敵を倒していくという筋立て。
特徴
-
通常のタイピングソフトと基本的な進行は同じだが、基本的には最初は雑魚敵を倒していき、一定数倒したところでボスとの対決となる筋立て。
-
全7ステージ構成だが、最初の2ステージはチュートリアル。実質的にはステージ3から始まる。
-
原作で奥義を使って倒したボスについては体力ゲージを0にした後で奥義ゲージをMAXにした後、スペースキーを押すと奥義が発動する。
評価点
-
タイピングソフトと『北斗神拳』との相性の良さに目を付けた点
-
「キーの入力」を「秘孔の連打」に見立てている点が秀逸。『北斗の拳』というバトルアクション作品との相性も良い。
-
キーを正しく入力するたびにケンシロウの声で「ホアッタァ」と叫び、正しく打ち続ければ「アタタタタタタタ」とアニメさながらに叫び続けるのでテンションもあげられる。
-
無論倒した敵はちゃんと爆散してくれるので原作ファンも納得。
-
ストーリー全般やチュートリアルなど、各所に原作のネタをいろいろ散りばめられたうえでタイピングゲームとして仕立てあげている。そのためバカゲーとしても優秀で作品愛も十二分に堪能できる。
-
チュートリアルにて転龍呼吸法の奥義が挿入されたり、プレイ開始から30分経過すると「もう一度ぬくもりを…」という警告が入ったりなどネタ度も高い。
問題点
-
低予算で作られたため、ケンシロウ以外のキャラはTVアニメ版とは異なるキャストが担当している。
-
こればかりは初作ということもあり、予算が取れないという点を考慮すれば仕方がないともいえる。
-
なお、シリーズを進めていくごとに予算も増えていったのかTVアニメ版の声優を当てられるキャラも増えていった。
-
難易度はかなり高め。また、キーコンフィグ設定もない。
-
特に後半ステージのボス連戦は体力が回復しないため、キーコンフィグ不能の点や難易度の高さも相まってかなり厳しい。
-
難易度設定やキーコンフィグの不備については、本作のバージョンアップ版の『激打SE』である程度解消された。
総評
地味なタイピングソフトにキャラゲーの要素を盛り込み、後の同ジャンルのソフトに多大な影響を与えたソフト。
またクソゲーが多いことで悪名高い北斗の拳関連ゲームにおける数少ない良作の一つとしても功績は大きいと言える。
余談
本作はシリーズ化されたが、メーカーのSSIトリスターが倒産したためPCソフトとしての展開は終了した。
しかしその数年後マイクロビジョンが権利を取得し、基本無料式のブラウザゲームとして復活した。