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Q - (2018/02/21 (水) 00:54:33) の編集履歴(バックアップ)
Q
【きゅー】
ジャンル
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物理演算パズル
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対応機種
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ニンテンドー3DS (ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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リイカ
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開発元
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デジタルワークスエンターテインメント、リイカ
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発売日
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2015年11月18日
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定価
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700円(税8%込)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1個
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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良作
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ポイント
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ルールはシンプルだが、難易度はかなり高い 決まった解法はなく解き方は自由 ノーヒントで救済は特になし
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概要
2015年1月9日にスマートフォンでリリースされた同名タイトルのパズルゲームの3DS版。
「ゲームデザイナーから全人類への挑戦状」という強気なキャッチコピーが示す通り高い難易度を誇る物理演算パズルゲーム。
本作ではスマートフォン版から厳選された200問と、3DSオリジナル問題の100問の合計300問が収録されている。
3DSオリジナル問題では3DSの2画面機能を活かした問題であることが多い。
ルール
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面ごとに目標が設定されており、その目標を達成することでステージクリアとなる。
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目標は「ボールを赤いエリアに触れさせる」「ボールを箱から出せ」等のように視覚的にも分かりやすくなっている。
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プレイヤーは画面内の黒いエリアであれば自由に線を引くことが出来る。直線だけではなく、曲線を描いたり、ボール状にしたりすることも可能。
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線を引き終わる(画面からタッチを離す)と描いたものは重力に従って落下する。逆に言うとタッチを離すまでの間は空中に留まる。
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プレイヤーが取れる手段は、落下・重力加速・てこの原理・タッチしっぱなしによる固定など、多岐に渡る。
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描いたものの重さは描いた量によって変化する。同じボール状であっても中までしっかりと埋めたものは重くなる。
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面に最初から描かれているオブジェクトや既に描いたものに重ねることは出来ない。
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青いエリアや3DSの上画面に相当するエリアには描くことが出来ない。
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一度描いたものは消すことは不可能。そのため、場合によっては描いたもののせいでクリアを妨げてしまうということもありえる。
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壁がないステージであるなら、壁の外に押し出すなりすることで消すことが可能。
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プレイヤーが出来る行動としてはこれだけであり、描いたものを使って面の目標クリアを目指す。
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Lボタンを押すとその面を最初からやり直すことが出来る。十字キーの上を押すとその面のクリアを諦めステージ選択画面に戻る。
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1ステージは20面で構成されており、最初は1~10面が選択可能。この内7面をクリアすると11面~20面が解放される。
そして、そこからさらに7問クリアすることで次のステージが解放される。
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ステージをクリアすると、最短手数(クリアするまでに描いたものの個数)が自動的に記録される。
評価点
自由度の高いパズル要素
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公式サイトでも書かれているが、本作は決まった解法がなく、プレイヤー次第で解法が変わる。
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地道に目標クリアを目指すか、半分運頼みの一発クリアを目指すか、といったこともプレイヤーに委ねられている。
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一部の面ではあるが、明らかにゴリ押しとしかいえないパズル要素0の解き方をすることも可能。
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自由度の高さ故に、色々と試行錯誤した結果クリア出来た時の達成感はひとしおである。
バリエーション豊富な問題
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ボールを特定ポイントに導け、といったシンプルな課題から「ヒーローを立たせる」といった課題まで様々な課題が用意されている。
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ステージによって初期配置のオブジェクトは様々な特性を持つ。
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ゴムのような弾力性を持っていたり特定の場所で固定されてたり押すと回転したり。
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何の特性のない初期オブジェクトも、それはそれで厄介だったりする。開始早々「憂鬱」という字がばらけながら落下してくるというステージもある。
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基本的に「一定の重力方向に落下し、軽くバウンドして止まる」という挙動だが、やたら弾性が強いステージや重力方向が渦巻いているステージなども。
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一部の問題は、問題の作成者のHNが記載されている。
3DSとの相性の良さ
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3DSは感圧式タッチスクリーンにより、細いタッチペンによるピンポイントなタッチ操作が可能となっている。
また、スマートフォン版と違い機種によっての極端な処理落ちもなく、ほぼ安定して動作するため快適に遊べる。
ロード時間がほぼない
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プレイ中はロード時間がほぼない。何度もやり直すことが多いゲームだけに、ロード時間がないのは評価点といえる。
賛否両論点
非常に高い難易度
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公式サイトでも「激ムズ」と謳われているが、実際パズルゲームとしての難易度は非常に高い。
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ひらめきも重要となるゲーム性であるため、すぐにひらめけば数分でクリア出来る場合もあり、逆に何時間やってもクリア出来ない場合もある。
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ただ、この高い難易度が、達成感・中毒性を生み出していることは間違いないので、一概に問題点とはいえない。
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問題があるとすれば、問題を一定数解かないと新しい問題が解放されない点。
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基本的に先に進めば難易度が上がるので低難易度の問題が解けなければ進んでも無駄なのかもしれないが、とりあえず色々やりたい場合は枷と言える。
自由度の高さ故のシビアな判定
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物理演算を利用していることもあってか、同じようなものを描いたとしても結果が大きく変わることがよくある。
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ちょっとしたズレで大きく結果が変わる上、一手ごとのやり直しといったことはできないため、解法が分かっても事実上、運良く成功することを祈るのみ、といった場合もある。
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微妙な差異でも物理法則の影響を受け、摩擦があまり考慮されてないこともあって何もしてないのに真っ平らな場所でボールが少しずつ転がるということもある。
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常に場の状況が変化しているようなステージだと、再開する度にオブジェクトの挙動が微妙に異なっている。
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ただ、一問一問としてはそれほど時間がかかる問題ではないため、やり方さえ分かればやり直しはテンポ良く出来るため、これも一つのシステムと考えられなくもない。
問題点
ヒントがない
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難易度が高い一方で、ゲーム内でのヒントは一切なし。
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チュートリアル的なものとしてステージ1が存在し、基本的な攻略方法は分かるようになるが、それ以降の問題になるとやはりひらめきが大切となる。やり方が分からないと結局解き方が分からないことになりかねない。
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描けるものに制約がないため、発想力が及ばないと何を描けばクリアできるか、という目算さえ出来ないため、クリアは非常に難しい。
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ただし、ゲーム的にはヒント≒答えとなる部分も大きいため、ヒントを出しづらいのは事実。
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もっとも、ヒントがないことを重くみたのか否かは分からないが、公式ヒント動画として一部の面の攻略動画(結果としてクリア済なので、ヒントというよりは「答」だが)が公式サイトに用意されている。
前述したシビアな判定故に「ヒント動画の通りに描いたのにクリアできない」という嘆きの声もないわけではないが…。
総評
シンプルなルールではあるが、公式が謳うようにかなりの高難度である。
物理演算系のパズルゲームは特にスマートデバイスでは珍しくないが、その中でも自由度の高さは群を抜いているといえる。
一つの問題そのものはかなりシンプルであり、解法が分かった時にクリアまでに30秒も掛かる問題はほとんどない、といえるようなシンプルさもウリである。
このようなシンプルさ故に中毒性も秘めており、気付くと一つの問題に長時間没頭していることもあるだろう。
一方でヒントのないストイックさもあるため、軽い気持ちで手を出すと結局はクリア出来ないといったまま放置してしまいやすく、人を選ぶ面は否定できない。
3DSで高難易度のパズルゲームを探している人や、物理演算系のパズルゲームが好きな人には十分オススメ出来る一作である。