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MOTHER1+2 - (2014/09/11 (木) 11:38:02) の編集履歴(バックアップ)
MOTHER 1+2
【まざー わんつー】
ジャンル
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ロールプレイングゲーム
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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メディア
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64MbitROMカートリッジ
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発売元
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任天堂
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開発元
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不明
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発売日
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2003年6月20日
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定価
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4,800円
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プレイ人数
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1人
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廉価版
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バリューセレクション:2006年2月2日/2,800円
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ポイント
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『1』は幻の海外版の移植。しかし「劣化移植」ではない MOTHERの入手ハードルが下がった点、ゲームシステム等は好評 再現性の低いBGM
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MOTHERシリーズリンク
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概要
1989年発売のFC『MOTHER』と1994年発売のSFC『MOTHER2』をカップリングでGBAに移植したもの。
どちらも発売から年数がたち、ソフトもプレミアが付き実機でのプレイは困難となっていた。
また、64版『3』の開発中止以降、MOTHERシリーズは沈黙していたため、『3』開発再開と同時に発表されファンからの期待は並々ならぬものがあった。
しかし、GBAのハード性能の制約上、完璧とは言えない出来が惜しまれる結果となった。
なお、厳密にいうと『1』は国内版『MOTHER』の移植ではなく、幻の海外版であるNES版『Earthbound ZERO』をベースとしている。(後述)
特徴・評価点
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携帯機で手軽に遊ぶことができるようになった。
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『1』『2』を購入する際の入手性や古い機器の保守などが必要なくなり、ハードルが大幅に下がった。
『MOTHER』のさまざまな改善
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今の時代から見ると、システム周りに快適性を損なう点が多々ある『1』は、ハードの性能と時代に合わせた様々な改善が施されている。
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ダッシュが可能になった。
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アイテムの説明、及びエンカウントを下げるアイテムの追加。
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攻撃アイテムの購入やマジカントでお金を引き出すことが可能になった。
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また国内版にはなかったラスボス戦後のエピローグシーンが追加された。
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MOTHER2ではBGMや効果音の劣化、テキストの一部変更などの他は大きな変更点はない。
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なお、両作品ともバグに起因する裏技が修正により使えなくなった。
問題点
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正式な日本国内版の移植ではなく、未発売に終わった海外版のデータを翻訳した上で移植したものであり、また、任天堂がそれを認めていない点。
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ネット上で調べればわかるが、上記の『1』追加要素やグラフィック等の変更点が海外版と合致している。
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移植担当元も非公開。
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ハードの違いによる音源の違いにより、2作ともBGMの再現性に欠ける。
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『1』のBGMのドラムパートが再現されていない、メロディや効果音の音色・キーが違う、戦闘時における攻撃時の効果音が敵と味方で入れ替わっているなど。
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特に、「メロディ集め」という要素があり、BGMそのものが2作共通で重要であるため、これをもって「劣化移植」として批判の対象にもなっている。
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しかしながら、対応ハードの性能上、音質劣化は致し方ない点であることは考慮すべきだろう。
『MOTHER』における問題点
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元となった海外版における変更点をそのまま引き継いでいるため、セリフや敵グラフィック、フィールド上のオブジェのグラフィック、シナリオの進め方の一部改変などの変更点が多々ある。
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エンカウントのバランスが原作より悪化している。
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なお、エンカウントのバランスは原作の時点であまりよくなく、特にラストダンジョンのホーリーローリーマウンテンのエンカウント率の極悪さは語り草になっていたほどであったが、この移植版においては、ゲーム開始直後に歩くことになる町でさえ、戦闘後に一歩動いただけでエンカウントという事態が頻繁に起こるため、ストレスが溜まりやすい。
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ゲーム内容とは直接関係しないが、カップリング移植であるにも拘らずキャッチコピーに『2』のものを流用したこと。
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公式サイトでも、広報面において『2』の方が優遇されている印象が目立つ。
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第1作が89年と古い作品であること、そして『2』において新規ファン層の開拓が一気に進んで人気シリーズになったので仕方ないことではあるが、シリーズの最初の作品にも関わらずあまり扱いが良いとは言えない対応であろう。
『MOTHER2』における問題点
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シナリオ周りには大きな変更点はないが、セリフやテキストに変更がある。
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BGMのモノラル化(機種依存、ゲップーの秘密基地内BGMのみステレオ)
総評
国内版の純粋な移植ではなく、ハードの性能上、音質が劣化している点は残念だが、作品自体の面白さやクオリティそのものは決して変わっていない。
手軽にどこでもMOTHERシリーズ初期2作を触れられる点は評価したい。
余談
海外版の移植であると述べたが、『1』の海外版NES『Earth Bound』は開発が終わっていたものの未発売となっており、『MOTHER 2』が同名の『Earth Bound』としてSNESでリリースされたという経緯がある。
未発売なのでデータなどは一切公開されていないものの、後にNES『Earth Bound』のROMデータがネット上に流出し、それを基に海外の有志がタイトルを変更して『Earthbound ZERO』としたものが広まっていた。その存在が海外のユーザーに公にされていたのである。(FC版の記事にその辺りの事情が載っている)
海外版を移植した理由としては、国内版では容量の都合で説明不足だった点を補完したかったということが考えられる。
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『1』に関してはシステム周りの変更の他に一部マップの構造や各種パロメータの変更、わかりづらかったヒントが親切になっていたりと易化する方向での調整がみられる。
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また、GBA版のみのバグとして、初期版のROMにおける『2』では、ラストダンジョンの最終フロアで「あなぬけネズミ」を使うことにより、通常では抜け出せないラストダンジョンから脱出することができる(ただし、一部のマップのBGMや構成などが変化する)。