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エキサイトバイク ワールドレース - (2015/02/25 (水) 00:54:25) のソース

*エキサイトバイク ワールドレース
【えきさいとばいく わーるどれーす】
|ジャンル|レースゲーム|&image(http://www.nintendo.co.jp/wii/wiiware/wwrj/about/img/menu_s.jpg,height=60)|
|対応機種|Wii(Wiiウェア)|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|Monster Games|~|
|発売日|2010年2月2日|~|
|定価|1,000円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|現代にほぼそのまま蘇ったエキサイトバイク&br()ネット対戦対応によって、結構長く遊べる&br()リモコン傾け操作は難しいがやりごたえあり&br()コンプリートにはネット対戦出来る友達必須|~|
|>|>|CENTER:''エキサイトバイクシリーズ''&br()[[エキサイトバイク]] / VS. / [[64>エキサイトバイク64]] / ''ワールドレース''|
#contents(fromhere)
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**概要
任天堂の横スクロールバイクゲーム『[[エキサイトバイク]]』の新作。~
『エキサイトバイク64』以来の作品だが、本作はそれと比較して『現代リメイク』という趣きが強い。~
基本システムはほとんどオリジナル版と同じ。通常のアクセルとダッシュを使い分け、ジャンプなどで坂を飛び上がり、上手く着地することで減速をなくすというもの。~
Wiiリモコンに合わせたリモコン振り要素、傾け操作などを活かしたゲーム性となっているため、ただの従来リメイク品というわけでもない。~
1,000円という安さだけにボリュームは値段相応だが、ネット対戦が存在するためメインのレースモードクリア後も長く楽しめる仕様だった。~
開発は『エキサイトトラック』を開発したMonster Games。

**評価点
-非常にシンプルなため取っ付き易い。
--Wiiリモコン横持ちが基本操作となり、PROは傾きを用いるためかなり操作が難しいが、横持ちであればファミコンとほぼ変わらない操作性で楽しめる。
--本作はレース復帰がリモコン振りとなっており、振ると小気味良い音がなって復帰を促す。これが意外とハラハラして楽しめる。

-着地の精度・他レーサーへのダメージ・オーバーヒート回復をわかりやすくプレイヤーに伝えるようになった。
--ジャンプが成功すると「ウィリージャンプ」、上手く着地出来ると「ナイスランディング」「スムーズランディング」と表示されるため、ちゃんとアクションが成立したかどうかがよくわかる。特にランディングは着地減速も従来通りなくなり、ブーストもかかる。
--クールゾーンを通過したり敵を弾き飛ばすとヒートゲージが回復するのも従来通りだが、成功した場合「ピコーン」と音が鳴るのでわかりやすくなった。

-地形を変化させるトリガースイッチが追加され、レース展開の単調さをやや軽減。
--これを使って利用するほうが楽になる場合や、逆に遅くなる場合もあるので、考えて使わないといけない。

-世界中のプレイヤーとネット対戦出来る。
--結構プレイヤー同士の対戦はギリギリの戦いになることも多く白熱する。
--一方で腕に差があると試合展開が一方的になることも……。

-コースエディットは相変わらずの自由度が高い。
--本作ではフレンドとオリジナルコースの共有が可能で、フレンド同士ならオリジナルコースでの対戦も出来た。ただしこの機能はWi-Fiコネクションサービスが全面終了する1年ほど前に先駆けて終了している。

-バイクの色をある程度カスタマイズ出来る。
--様々な条件を達成することでカラーが開放されていく。オンラインネット対戦の回数などに関係するものもある。

**問題点・賛否両論点
-良くも悪くもオリジナル版のエキサイトバイクそのままな点。
--かつてはなかったBGMが各コース異なるのは大きな飛躍点ではあるが。

-スムーズランディングがやや難しい。
--失敗するとクラッシュして確実に上位が狙えなくなることから、結構リスクも高い。

-フレンド対戦限定でしか開放されないカラーがある。
--しかも一つや二つではなく、野良オンライン対戦の条件とほぼ同数である。

-PRO操作が異常に難しい。
--ほぼ全てが傾け操作に依存した操作となるため、バイクが三次元的に傾く。そのため空中制御も着地も異様に難しい。
--ただし本作で唯一独自性が強いモードであり、Wiiらしい操作なため必ずしも悪いとも言い切れない。

**総評
いろいろ野暮ったさのあったオリジナル版に要素を追加し、現代版としてよく蘇らせた作品。~
ネット対戦の存在もあって、手軽に長く遊べるのが売りであった。~
しかし、フレンド対戦限定の要素も多く、しかもその一部は本作唯一の収集要素だけに結構手痛い重荷となった。~
現在ではネット対戦が出来なくなったため、本作の価値はやや薄れているが、後半のコースは1人でもやりごたえはあるので、シリーズが好きなら購入検討の余地ありか。
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