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*超時空要塞マクロス 【ちょうじくうようさいまくろす】 |ジャンル|シューティング|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Y66yGS3QL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068H55)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|ナムコ|~| |発売日|1985年12月10日|~| |定価|4,900円|~| |判定|なし|~| |ポイント|FCながらバルキリーの三段変形を再現&br;ただしそれ以外の原作要素は薄い|~| |>|>|CENTER:''[[マクロスシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 TVアニメ『超時空要塞マクロス』の大ヒットを受けて製作された劇場版アニメ『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のキャラゲー。マクロスの家庭用ゲーム機2作目((1作目はアルカディア用ソフト。))。~ 販売はバンダイだが、制作はナムコで、カートリッジ形状もナムコット。ナムコのファミコン用ソフトの広告カタログに別枠で紹介されていることもあった。 ---- **システム -即死制横スクロールシューティング。制限時間内に敵戦艦内に到達し、戦艦を破壊するのが目的。 --Bボタンでショット。ショットはまっすぐ飛んでいく。 --Aボタンを押しながら十字ボタン入力で自機が変形する。 ---A+→でファイターに変形。ゲーム開始時はこの形態。当たり判定が小さく、スクロール速度も速くなる。ただし移動速度が遅く、ショットも連射が効かないので攻撃性能は悪い。 ---A+←でバトロイドに変形。バトロイドになると当たり判定が縦に長くなってしまい、スクロール速度も遅くなるが、自機の移動スピードは速くなる。ショットもボタンを押したままで自動連射され、進行方向に応じて左右に振り向き撃ちができる。 ---A+↑でガウォークに変形。ファイター、バトロイドの中間の性能で、スクロール速度は平均的。ショットは手動だがある程度連射ができる。方向転換はできない。 --セレクトボタンで核反応弾一斉発射。大量の核反応弾が自機から発射され、周辺の敵に自動的に飛んでいく。 -エネルギー+残機制。1つのステージは宇宙空間・敵戦艦内部の二部構成。後半の敵戦艦内部ではタイマーがあり、0になるとエネルギーが減っていく。敵戦艦を破壊すれば残りタイムとエネルギーが得点に還元されステージクリア。 ---- **評価点 -メインBGMの「小白竜」は再現度が高く、元々この曲が軽快でテンポも良いので耳に残りやすい。 -マクロス最大の特徴である変形をゲームシステムに直結させるアイデアは見事。 --バトロイドとガウォークの使い勝手が良いものの、スクロール速度を変化させることで、ファイターの設定上の強みである「機動力の高さ」をシステムとして再現し、プレイヤーに使い分けを求めている。 ---ファイターで突撃し、ガウォークで牽制し、バトロイドで駆逐迎撃するという、原作の展開をプレイヤーに自然と再現させるマクロスらしいシステム。 ---- **問題点 -ステージはループ制。同じステージを延々と繰り返すのみ。 --6ステージまで新しい敵が出てくるものの、それ以降は何の変化もないステージが延々続く。 -システム以外原作要素が薄い。 --ステージ開始時、小さいミンメイが出てきてドラを叩いていく以外はマクロスのキャラは一切出てこない。 --ゼントラーディー軍の兵器も出てくるが、それ以外はVF-1Sバルキリーだけ。マクロスも出てこない。 -とにかく展開が単調。当時の標準としてもやや古かった感は否めない。 ---- **総評 マクロスとしての要素にやや欠けるものの、原作の設定をゲームとして生かそうとしている点は高く評価したい。キャラゲーの多くが原作の名前だけ借りてまったく別物になる事が多かった事を考えると、本作はかなり恵まれた、愛をこめて作られたゲームだと言える。~ そもそも、FCのような、しかもこの頃のスペックで巨大戦艦であるマクロスや、マクロス登場キャラクターを登場させるのは無理だったのかもしれない。 ---- ---- **余談 販売したバンダイと制作したナムコは後に2005年に合併し通称バンナムこと「バンダイナムコゲームス」(現「バンダイナムコエンターテインメント」)となった。そういう意味ではバンナムの元祖とも呼べる作品である。
*超時空要塞マクロス 【ちょうじくうようさいまくろす】 |ジャンル|シューティング|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41Y66yGS3QL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068H55)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|ナムコ|~| |発売日|1985年12月10日|~| |定価|4,900円|~| |判定|なし|~| |ポイント|FCながらバルキリーの三段変形を再現&br;ただしそれ以外の原作要素は薄い|~| |>|>|CENTER:''[[マクロスシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 TVアニメ『超時空要塞マクロス』の大ヒットを受けて製作された劇場版アニメ『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のキャラゲー。マクロスの家庭用ゲーム機2作目((1作目はアルカディア用ソフト。))。~ 販売はバンダイだが、制作はナムコで、カートリッジ形状もナムコット。ナムコのファミコン用ソフトの広告カタログに別枠で紹介されていることもあった。 ---- **システム -即死制横スクロールシューティング。制限時間内に敵戦艦内に到達し、戦艦を破壊するのが目的。 --Bボタンでショット。ショットはまっすぐ飛んでいく。 --Aボタンを押しながら十字ボタン入力で自機が変形する。 ---A+→でファイターに変形。ゲーム開始時はこの形態。当たり判定が小さく、スクロール速度も速くなる。ただし移動速度が遅く、ショットも連射が効かないので攻撃性能は悪い。 ---A+←でバトロイドに変形。バトロイドになると当たり判定が縦に長くなってしまい、スクロール速度も遅くなるが、自機の移動スピードは速くなる。ショットもボタンを押したままで自動連射され、進行方向に応じて左右に振り向き撃ちができる。 ---A+↑でガウォークに変形。ファイター、バトロイドの中間の性能で、スクロール速度は平均的。ショットは手動だがある程度連射ができる。方向転換はできない。 --セレクトボタンで核反応弾一斉発射。大量の核反応弾が自機から発射され、周辺の敵に自動的に飛んでいく。 -エネルギー+残機制。1つのステージは宇宙空間・敵戦艦内部の二部構成。後半の敵戦艦内部ではタイマーがあり、0になるとエネルギーが減っていく。敵戦艦を破壊すれば残りタイムとエネルギーが得点に還元されステージクリア。 ---- **評価点 -メインBGMの「小白竜」は再現度が高く、元々この曲が軽快でテンポも良いので耳に残りやすい。 -マクロス最大の特徴である変形をゲームシステムに直結させるアイデアは見事。 --バトロイドとガウォークの使い勝手が良いものの、スクロール速度を変化させることで、ファイターの設定上の強みである「機動力の高さ」をシステムとして再現し、プレイヤーに使い分けを求めている。 ---ファイターで突撃し、ガウォークで牽制し、バトロイドで駆逐迎撃するという、原作の展開をプレイヤーに自然と再現させるマクロスらしいシステム。 ---- **問題点 -ステージはループ制。同じステージを延々と繰り返すのみ。 --6ステージまで新しい敵が出てくるものの、それ以降は何の変化もないステージが延々続く。 -システム以外原作要素が薄い。 --ステージ開始時、小さいミンメイが出てきてドラを叩いていく以外はマクロスのキャラは一切出てこない。 --ゼントラーディー軍の兵器も出てくるが、それ以外はVF-1Sバルキリーだけ。マクロスも出てこない。 -とにかく展開が単調。当時の標準としてもやや古かった感は否めない。 ---- **総評 マクロスとしての要素にやや欠けるものの、原作の設定をゲームとして生かそうとしている点は高く評価したい。キャラゲーの多くが原作の名前だけ借りてまったく別物になる事が多かった事を考えると、本作はかなり恵まれた、愛をこめて作られたゲームだと言える。~ そもそも、FCのような、しかもこの頃のスペックで巨大戦艦であるマクロスや、マクロス登場キャラクターを登場させるのは無理だったのかもしれない。 ---- ---- **余談 販売したバンダイと制作したナムコは後に2005年に合併し通称バンナムこと「バンダイナムコゲームス」(現「バンダイナムコエンターテインメント」)となった。そういう意味ではバンナムの元祖とも呼べる作品である。

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