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*美味しんぼ DSレシピ集 【おいしんぼ でぃーえすれしぴしゅう】 |ジャンル|究極 & 至高のレシピ集|&amazon(B000MQT3QE)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|512MbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス (ナムコレーベル)|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|2007年3月8日|~| |価格|3,990円(税込)|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1箇所|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|美味しんぼゲーム化の2作目&br()至ってまともなレシピ集 & 原作データベース&br()ボリューム不足感は否めない|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -長寿を誇る人気グルメ漫画『美味しんぼ』のゲーム化にあたるニンテンドーDSソフト。今現在、美味しんぼを題材としたゲーム化はファミコンソフトの『[[美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負]]』と本作のみである。 -ゲームの趣旨としては、料理のレシピや料理知識などが確認できる実用情報と、原作のデータベースが確認できる原作ファン向けの情報が主となる。 -本作は原作漫画の原作者である雁屋哲氏が監修を務めており、原作漫画はもちろんの事、料理本である「美味しんぼの料理本シリーズ」のデータを元に製作されている。 -オートセーブ方式。 ---- **主なルール・モード -''美味しんぼ DSレシピ集'' --総計119種類に及ぶ料理に関するレシピを、美味しんぼキャラの解説を交えて紹介してくれるモード。 ---様々な分類から確認したいレシピを検索する事が可能。レシピには「調理難易度・調理時間」が表示されており、調理する際の目安となる。 ---レシピ鑑賞中は音声によるレシピ手順が流される。DSマイクに声をかける事で次の手順を進めたり、復唱や後戻りなどができる。&br()なお、音声操作だけではなく、タッチペンや十字ボタン/ボタンでも同様の操作が可能。 ---レシピ鑑賞中に表示された材料などの薀蓄が聞けたり、タイマーで調理の時間を図る機能も搭載されている。タイマー使用中は一部の他モードに移項して暇潰しをする事もできる。 ---レシピ鑑賞を終えると、料理の出来栄えに関する反省点をタッチペン操作でメモしたり、自己採点による料理評価のランクを付けられる。 -''原作ストーリー紹介'' --原作漫画の一部エピソードのコマを鑑賞できるモード。 -''クイズ 究極 VS 至高'' --山岡士郎の立場となって海原雄山が出題する、料理・原作漫画に関するクイズ勝負に挑戦するモード。 ---難易度は「初級」「中級」「上級」が用意されており、好きなものを選べばクイズスタート。すべての難易度は四択解答制の20問構成となっている。 ---各難易度のクイズにはノルマが設定されている。それを達成すれば勝利となり、達していないと敗北となる。 ---出題された問題を誤解答すると正解が表示される他、クイズ終了後に出題された問題を復習できる。 -''美味しんぼ お料理辞典'' --美味しんぼキャラの解説を交えて、料理の材料や技術などの情報を鑑賞できるモード。 --鑑賞できる分類は以下の6通り。 ---「材料」…料理に使用される一般的な材料に関する情報。 ---「器具」…料理器具に関する情報。 ---「特選素材」…一般流通では入手しにくいであろう特別な料理材料に関する情報。 ---「調理技術」…料理をする上での調理技術に関する情報。 ---「人物紹介」…原作漫画に登場する主要キャラに関する情報。 ---「注意事項」…本作を用いて料理をする際に関する注意情報。 -''環境設定'' --「BGMの有無」「音声操作の有無」「レシピ表示中における材料表示の有無」「スタッフロール鑑賞」「ゲームデータ削除」の各設定ができる。 ---- **特徴 -ゲーム性やストーリー性はほぼ皆無。 --本作は実用的なレシピ集と原作漫画のデータベースだけに特化した内容であり、"ゲーム"という意味での楽しみは極めて薄い。 ---その為、「"美味しんぼ"を題材としたオリジナルエピソード」や「ゲームで料理を作っていく」的なものを期待すると確実にガッカリするだろう。 ---強いていえばクイズがプレイできる事が唯一のゲーム性ではあるが、所詮は暇潰し程度のボリュームでしかない。 -原作漫画基準のゲーム化。 --"美味しんぼ"は80年代後期にTVアニメが放送されているが、それに関する設定は一切取り入れられていない。 ---よって、アニメ版の声優が喋る演出やテーマソング収録はなく、本作で使用されている素材はすべて原作漫画版の流用である。 -やや変則的な趣旨の収録レシピがメイン。 --本作収録のレシピは「身近にある材料で気軽に作れる料理」が主となっており、「定番」の料理というものが少ない。 ---レシピの一例としては「カツオの塩辛チャーハン」「豚肉団子鍋」といったものが挙げられ、いわゆる''B級料理ものがメインとなっている''。 ---同じDSソフトの『[[しゃべる!DSお料理ナビシリーズ>しゃべる!DSお料理ナビ]]』は定番の料理レシピがメインであるが、本作はそういう趣旨とはずれている節がある。 ---どちらかといえば、本作の料理レシピの趣旨はDSソフトの『[[伊東家の裏ワザDS]]』の裏ワザ料理レシピのそれに近い。 ---- **評価点 -料理関連の実用性としては高い部類。 --堅苦しさ抜きで分かりやすく料理知識を紹介してくれる気さくな一面を持つ。 ---美味しんぼキャラの解説が随所に入るが、そのどれもがさっぱりかつ的確なセリフ回しとなっており、キャラゲーにありがちな無駄な鬱陶しさを感じさせない。 --料理全般に関する情報網がなかなか凄い。 ---一般的な料理本ではあまり紹介してくれない様なマニアックな知識が収録されており、それを鑑賞するだけでも本作の購入意義はあると思われる。 ---- **問題点 -音声関係に関する問題など。 --"美味しんぼ DSレシピ集"における音声認識があまりよくない。 ---これは本作に限った事ではなく、同期のDSソフトの音声認識関連ソフト全般にいえる問題である。 ---とはいえ、本作はボイス以外でも複数操作があるのであまり大きな問題ではないと思われる。しかし、手を使う操作は料理を作る上で衛生的に問題ではあるが…。 --ボイスの喋り方が非常に電子的。 ---言葉で表現するのは難しいが、初音ミクなどで知られるボーカロイド音声で喋るものと思ってもらえればいいかもしれない。 -ややボリュームに欠ける一面も…。 --レシピの収録数が総計119種類と少なめである。 ---上記の『しゃべる!DSお料理ナビシリーズ』のそれに比べると明らかに少なく、本作を利用してバリエーションに富んだ料理を作るにはあまり適していない。 --原作漫画のデータベース情報も控えめである。 ---原作ストーリー紹介で鑑賞できる漫画コマは本当に一部分でしかなく、「原作漫画が数巻分読める」レベルの鑑賞ではない。 ---それ以外の原作漫画情報は軽い人物紹介位で、ファンソフトとしての価値は正直高いとはいえない。Wikipedeaなどの情報サイトの方がよっぽど充実している。 ---- **総評 -色々とぶっとんだ内容で(バカゲー的な意味で)伝説となっているFC版美味しんぼとは違い、本作はかなり真面目な料理用の実用・兼データベースソフトとなっている模様。 -実用重視な作品なので、娯楽色としての味は大分控えめである。よって、「美味しんぼの"遊べる"ゲーム」としての購入はお勧めできない。
*美味しんぼ DSレシピ集 【おいしんぼ でぃーえすれしぴしゅう】 |ジャンル|究極 & 至高のレシピ集|&amazon(B000MQT3QE)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|512MbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス (ナムコレーベル)|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|2007年3月8日|~| |価格|3,990円(税込)|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1箇所|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|美味しんぼゲーム化の2作目&br()至ってまともなレシピ集 & 原作データベース&br()ボリューム不足感は否めない|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -長寿を誇る人気グルメ漫画『美味しんぼ』のゲーム化にあたるニンテンドーDSソフト。今現在、美味しんぼを題材としたゲーム化はファミコンソフトの『[[美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負]]』と本作のみである。 -ゲームの趣旨としては、料理のレシピや料理知識などが確認できる実用情報と、原作のデータベースが確認できる原作ファン向けの情報が主となる。 -本作は原作漫画の原作者である雁屋哲氏が監修を務めており、原作漫画はもちろんの事、料理本である「美味しんぼの料理本シリーズ」のデータを元に製作されている。 -オートセーブ方式。 ---- **主なルール・モード -''美味しんぼ DSレシピ集'' --総計119種類に及ぶ料理に関するレシピを、美味しんぼキャラの解説を交えて紹介してくれるモード。 ---様々な分類から確認したいレシピを検索する事が可能。レシピには「調理難易度・調理時間」が表示されており、調理する際の目安となる。 ---レシピ鑑賞中は音声によるレシピ手順が流される。DSマイクに声をかける事で次の手順を進めたり、復唱や後戻りなどができる。&br()なお、音声操作だけではなく、タッチペンや十字ボタン/ボタンでも同様の操作が可能。 ---レシピ鑑賞中に表示された材料などの薀蓄が聞けたり、タイマーで調理の時間を図る機能も搭載されている。タイマー使用中は一部の他モードに移項して暇潰しをする事もできる。 ---レシピ鑑賞を終えると、料理の出来栄えに関する反省点をタッチペン操作でメモしたり、自己採点による料理評価のランクを付けられる。 -''原作ストーリー紹介'' --原作漫画の一部エピソードのコマを鑑賞できるモード。 -''クイズ 究極 VS 至高'' --山岡士郎の立場となって海原雄山が出題する、料理・原作漫画に関するクイズ勝負に挑戦するモード。 ---難易度は「初級」「中級」「上級」が用意されており、好きなものを選べばクイズスタート。すべての難易度は四択解答制の20問構成となっている。 ---各難易度のクイズにはノルマが設定されている。それを達成すれば勝利となり、達していないと敗北となる。 ---出題された問題を誤解答すると正解が表示される他、クイズ終了後に出題された問題を復習できる。 -''美味しんぼ お料理辞典'' --美味しんぼキャラの解説を交えて、料理の材料や技術などの情報を鑑賞できるモード。 --鑑賞できる分類は以下の6通り。 ---「材料」…料理に使用される一般的な材料に関する情報。 ---「器具」…料理器具に関する情報。 ---「特選素材」…一般流通では入手しにくいであろう特別な料理材料に関する情報。 ---「調理技術」…料理をする上での調理技術に関する情報。 ---「人物紹介」…原作漫画に登場する主要キャラに関する情報。 ---「注意事項」…本作を用いて料理をする際に関する注意情報。 -''環境設定'' --「BGMの有無」「音声操作の有無」「レシピ表示中における材料表示の有無」「スタッフロール鑑賞」「ゲームデータ削除」の各設定ができる。 ---- **特徴 -ゲーム性やストーリー性はほぼ皆無。 --本作は実用的なレシピ集と原作漫画のデータベースだけに特化した内容であり、"ゲーム"という意味での楽しみは極めて薄い。 ---その為、「"美味しんぼ"を題材としたオリジナルエピソード」や「ゲームで料理を作っていく」的なものを期待すると確実にガッカリするだろう。 ---強いていえばクイズがプレイできる事が唯一のゲーム性ではあるが、所詮は暇潰し程度のボリュームでしかない。 -原作漫画基準のゲーム化。 --"美味しんぼ"は80年代後期にTVアニメが放送されているが、それに関する設定は一切取り入れられていない。 ---よって、アニメ版の声優が喋る演出やテーマソング収録はなく、本作で使用されている素材はすべて原作漫画版の流用である。 -やや変則的な趣旨の収録レシピがメイン。 --本作収録のレシピは「身近にある材料で気軽に作れる料理」が主となっており、「定番」の料理というものが少ない。 ---レシピの一例としては「カツオの塩辛チャーハン」「豚肉団子鍋」といったものが挙げられ、いわゆる''B級料理ものがメインとなっている''。 ---同じDSソフトの『[[しゃべる!DSお料理ナビシリーズ>しゃべる!DSお料理ナビ]]』は定番の料理レシピがメインであるが、本作はそういう趣旨とはずれている節がある。 ---どちらかといえば、本作の料理レシピの趣旨はDSソフトの『[[伊東家の裏ワザDS]]』の裏ワザ料理レシピのそれに近い。 ---- **評価点 -料理関連の実用性としては高い部類。 --堅苦しさ抜きで分かりやすく料理知識を紹介してくれる気さくな一面を持つ。 ---美味しんぼキャラの解説が随所に入るが、そのどれもがさっぱりかつ的確なセリフ回しとなっており、キャラゲーにありがちな無駄な鬱陶しさを感じさせない。 --料理全般に関する情報網がなかなか凄い。 ---一般的な料理本ではあまり紹介してくれない様なマニアックな知識が収録されており、それを鑑賞するだけでも本作の購入意義はあると思われる。 ---- **問題点 -音声関係に関する問題など。 --"美味しんぼ DSレシピ集"における音声認識があまりよくない。 ---これは本作に限った事ではなく、同期のDSソフトの音声認識関連ソフト全般にいえる問題である。 ---とはいえ、本作はボイス以外でも複数操作があるのであまり大きな問題ではないと思われる。しかし、手を使う操作は料理を作る上で衛生的に問題ではあるが…。 --ボイスの喋り方が非常に電子的。 ---言葉で表現するのは難しいが、初音ミクなどで知られるボーカロイド音声で喋るものと思ってもらえればいいかもしれない。 -ややボリュームに欠ける一面も…。 --レシピの収録数が総計119種類と少なめである。 ---上記の『しゃべる!DSお料理ナビシリーズ』のそれに比べると明らかに少なく、本作を利用してバリエーションに富んだ料理を作るにはあまり適していない。 --原作漫画のデータベース情報も控えめである。 ---原作ストーリー紹介で鑑賞できる漫画コマは本当に一部分でしかなく、「原作漫画が数巻分読める」レベルの鑑賞ではない。 ---それ以外の原作漫画情報は軽い人物紹介位で、ファンソフトとしての価値は正直高いとはいえない。Wikipedeaなどの情報サイトの方がよっぽど充実している。 ---- **総評 -色々とぶっとんだ内容で(バカゲー的な意味で)伝説となっているFC版美味しんぼとは違い、本作はかなり真面目な料理用の実用・兼データベースソフトとなっている模様。 -実用重視な作品なので、娯楽色としての味は大分控えめである。よって、「美味しんぼの"遊べる"ゲーム」としての購入はお勧めできない。

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