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インセクターX」(2022/04/01 (金) 17:22:57) の最新版変更点

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*インセクターX 【いんせくたーえっくす】 |ジャンル|シューティング|~| //MD版の画像が載せられていましたが、アーケード版とはグラッフィクがかなり異なるようなので、下部の「家庭用移植・リメイク」の項のメガドライブ版の説明部分に移動させました。 |対応機種|アーケード|~| |販売元|タイトー|~| |開発元|ホット・ビィ|~| |稼働開始日|1989年|~| |プレイ人数|1~2人(交互プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|コミカル虫シューティング&br;MD版は衝撃のリアルリメイク|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1989年にタイトーからリリースされたアーケード横シューティング。虫が大量に登場する世界観だが、虫と言ってもポップかつコミカルに可愛らしい表現がなされている。主人公達も同様で二頭身。 -ゲームシステムや雰囲気が前年に登場した『[[中華大仙]]』と非常に似ている。それもそのはずで、発売、開発元は全く同じである。 **主なルール -1人~2人交互プレイ、全5ステージ構成。残機制で、ミスすると戻り復活、全部なくなるとゲームオーバー。 -複雑なシステムは持っていないスタンダードなシューティングである。使うボタンはメインショットと殺虫剤攻撃の二つ、双方とも使用制限は一切無い。殺虫剤ショットは下記のアイテムを取得しないと放つ事ができない。 -各ステージに登場する中ボスを倒すと殺虫剤アイテムを落とす。それを取得すると殺虫剤ショットが使用できるようになる。この点も中華大仙と似ている。 --殺虫剤アイテムは赤と青の二種類が存在し、それぞれの攻撃性能が違う(赤は対空型ショット、青は対地型ショット)。また、連続で取ると殺虫剤ショットがパワーアップするのだが、単に性能が上がるのではなく、性能そのものが変化する仕掛けとなっている。すなわち、パワーアップさせたからといって、必ずしも使いやすくなるとは限らないのである。 -ステージ中に登場するアイテムは上記殺虫剤以外では、「P(メインショットのパワーアップ)」「PP(メインショット二段階パワーアップ)」「S(スピードアップ)」「A(ボタン押しっぱなしでメインショットを連射できる)」「1UP」「1000(スコア1000点加算)」「画面内敵全滅アイテム」「?(ミスしてもメイン、殺虫剤、スピードのランクが残った状態で再開できる)」がある。 -ミス条件は「敵及び、敵弾に自機が触れる」「地形の壁とスクロールに自機が挟まれる(壁に直接触れただけではミスにはならない)」 である。 **評価点 -プレイしやすいゲーム性。 --システムは誰にでも理解しやすいスタンダードなもの。 --サブ武器は殺虫剤をばらまくスプレーを投下するなど、昆虫をテーマにした面がよく出ている。 --中華大仙と似たゲーム性だが、自機判定が小さくなり最強状態でもサブ攻撃の変更が可能と、格段にプレイしやすくなった。 --一段階目のパワーアップですぐに攻撃範囲が広がるので、ミスしても復帰しやすい。 ---終盤近くにならないと出てこないが、?アイテムの存在も復帰しやすい理由の一つ。 --難易度も低め。 -中華大仙と違い、ステージ後半でミスするとステージ中盤に戻されるので、先に進みやすくなった。 **問題点 -ボリュームが少なめ。 --同時期のゲームに比べると、若干少ない。 //-ただ、以下の相違点がある。 //--本作は虫世界なので、コミカルとはいえ気持ち悪さを感じるグラフィックもあるかもしれない。虫の種類は結構豊富。 **総評 中華大仙に似ているが、数々の問題点が解消されている。ただ作り自体はオーソドックス。秀でた部分も乏しい。コンパクトにまとまった遊びやすいシューティングだ。~ 中華大仙ほどではないが家庭用移植には比較的恵まれている。特にMD版の変貌っぷりは必見! 詳しくは下記の移植、リメイクの項にて。 **余談 -本作及び中華大仙の製作スタッフの一部は、1ヶ月後に稼働開始したタイトー発売の『[[ダライアスII]]』にも関与しているらしく、ナパームやレーザー、ボムといった自機の攻撃のデザインが本作の物と似通っている部分が見受けられている。 ---- **家庭用移植・リメイク ***メガドライブ版 -1990年9月7日発売。家庭用初移植であり、原作と似ても似つかない大胆なリメイク化がなされた一作。 -なんといっても''ガチなリアル描写に変更された''のが最大の特徴。 --主人公は6頭身になり、敵はリアルな昆虫メカになって登場。それ故に結構敵や背景がグロくなり、プレイヤーによっては生理的にきついものがあるかもしれないので注意。 --そもそもホット・ビィがタイトーに本作の企画を持ち込んだ時点でのデザインはMD版と同等の仕様であった。だが、タイトーからダメ出しを食らい((一説には「過去にHOT・Bが制作した『中華大仙』のようなコミカル路線をタイトーが要求していた」と言われているが憶測の域を出ていない))、キャラをコミカルなものに変更したのがオリジナルにあたるアーケード版である。そう考えるとMD版こそが「製作者が本来作りたかった『インセクターX』」なのだとも言えよう。 --実際、『タイトーメモリーズ下巻』のマニュアルに書かれていた本作のコラムに「初期のデザインはサイバー色が強いものだった」旨の記述がある。 -ゲームバランスはほとんど代わり映えが無く、そういう意味では忠実移植ともいえなくもない。MD版のみのシステムとして、アーケードでいうところの殺虫剤ショットが任意で切り替え可能となっている。 ***ファミリーコンピュータ版 -1990年9月21日発売。販売元はタイトー。 -音源・グラフィックの劣化は致し方ないとして、全体的に移植度は良好。 -自機に女の子キャラが追加され、プレイヤーセレクトができるようになった。また、ラスボスがアーケード版とは相違があり、ファミコン版中華大仙同様、クリア後は周回制となっている。 ***その他 -ゲームオムニバス集『タイトーメモリーズ 下巻』にアーケード版のほぼ完全移植が収録されている。
*インセクターX 【いんせくたーえっくす】 |ジャンル|シューティング|~| //MD版の画像が載せられていましたが、アーケード版とはグラッフィクがかなり異なるようなので、下部の「家庭用移植・リメイク」の項のメガドライブ版の説明部分に移動させました。 |対応機種|アーケード|~| |販売元|タイトー|~| |開発元|ホット・ビィ|~| |稼働開始日|1989年|~| |プレイ人数|1~2人(交互プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|コミカル虫シューティング&br;MD版は衝撃のリアルリメイク|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1989年にタイトーからリリースされたアーケード横シューティング。虫が大量に登場する世界観だが、虫と言ってもポップかつコミカルに可愛らしい表現がなされている。主人公達も同様で二頭身。 -ゲームシステムや雰囲気が前年に登場した『[[中華大仙]]』と非常に似ている。それもそのはずで、発売、開発元は全く同じである。 **主なルール -1~2人交互プレイ、全5ステージ構成。残機制で、ミスすると戻り復活、全部なくなるとゲームオーバー。 -複雑なシステムは持っていないスタンダードなシューティングである。使うボタンはメインショットと殺虫剤攻撃の二つ、双方とも使用制限は一切無い。殺虫剤ショットは下記のアイテムを取得しないと放つ事ができない。 -各ステージに登場する中ボスを倒すと殺虫剤アイテムを落とす。それを取得すると殺虫剤ショットが使用できるようになる。この点も中華大仙と似ている。 --殺虫剤アイテムは赤と青の二種類が存在し、それぞれの攻撃性能が違う(赤は対空型ショット、青は対地型ショット)。また、連続で取ると殺虫剤ショットがパワーアップするのだが、単に性能が上がるのではなく、性能そのものが変化する仕掛けとなっている。すなわち、パワーアップさせたからといって、必ずしも使いやすくなるとは限らないのである。 -ステージ中に登場するアイテムは上記殺虫剤以外では、「P(メインショットのパワーアップ)」「PP(メインショット二段階パワーアップ)」「S(スピードアップ)」「A(ボタン押しっぱなしでメインショットを連射できる)」「1UP」「1000(スコア1000点加算)」「画面内敵全滅アイテム」「?(ミスしてもメイン、殺虫剤、スピードのランクが残った状態で再開できる)」がある。 -ミス条件は「敵及び、敵弾に自機が触れる」「地形の壁とスクロールに自機が挟まれる(壁に直接触れただけではミスにはならない)」 である。 **評価点 -プレイしやすいゲーム性。 --システムは誰にでも理解しやすいスタンダードなもの。 --サブ武器は殺虫剤をばらまくスプレーを投下するなど、昆虫をテーマにした面がよく出ている。 --中華大仙と似たゲーム性だが、自機判定が小さくなり最強状態でもサブ攻撃の変更が可能と、格段にプレイしやすくなった。 --一段階目のパワーアップですぐに攻撃範囲が広がるので、ミスしても復帰しやすい。 ---終盤近くにならないと出てこないが、?アイテムの存在も復帰しやすい理由の一つ。 --難易度も低め。 -中華大仙と違い、ステージ後半でミスするとステージ中盤に戻されるので、先に進みやすくなった。 **問題点 -ボリュームが少なめ。 --同時期のゲームに比べると、若干少ない。 //-ただ、以下の相違点がある。 //--本作は虫世界なので、コミカルとはいえ気持ち悪さを感じるグラフィックもあるかもしれない。虫の種類は結構豊富。 **総評 中華大仙に似ているが、数々の問題点が解消されている。ただ作り自体はオーソドックス。秀でた部分も乏しい。コンパクトにまとまった遊びやすいシューティングだ。~ 中華大仙ほどではないが家庭用移植には比較的恵まれている。特にMD版の変貌っぷりは必見! 詳しくは下記の移植、リメイクの項にて。 **余談 -本作及び中華大仙の製作スタッフの一部は、1ヶ月後に稼働開始したタイトー発売の『[[ダライアスII]]』にも関与しているらしく、ナパームやレーザー、ボムといった自機の攻撃のデザインが本作の物と似通っている部分が見受けられている。 ---- **家庭用移植・リメイク ***メガドライブ版 -1990年9月7日発売。家庭用初移植であり、原作と似ても似つかない大胆なリメイク化がなされた一作。 -なんといっても''ガチなリアル描写に変更された''のが最大の特徴。 --主人公は6頭身になり、敵はリアルな昆虫メカになって登場。それ故に結構敵や背景がグロくなり、プレイヤーによっては生理的にきついものがあるかもしれないので注意。 --そもそもホット・ビィがタイトーに本作の企画を持ち込んだ時点でのデザインはMD版と同等の仕様であった。だが、タイトーからダメ出しを食らい((一説には「過去にHOT・Bが制作した『中華大仙』のようなコミカル路線をタイトーが要求していた」と言われているが憶測の域を出ていない))、キャラをコミカルなものに変更したのがオリジナルにあたるアーケード版である。そう考えるとMD版こそが「製作者が本来作りたかった『インセクターX』」なのだとも言えよう。 --実際、『タイトーメモリーズ下巻』のマニュアルに書かれていた本作のコラムに「初期のデザインはサイバー色が強いものだった」旨の記述がある。 -ゲームバランスはほとんど代わり映えが無く、そういう意味では忠実移植ともいえなくもない。MD版のみのシステムとして、アーケードでいうところの殺虫剤ショットが任意で切り替え可能となっている。 ***ファミリーコンピュータ版 -1990年9月21日発売。販売元はタイトー。 -音源・グラフィックの劣化は致し方ないとして、全体的に移植度は良好。 -自機に女の子キャラが追加され、プレイヤーセレクトができるようになった。また、ラスボスがアーケード版とは相違があり、ファミコン版中華大仙同様、クリア後は周回制となっている。 ***その他 -ゲームオムニバス集『タイトーメモリーズ 下巻』にアーケード版のほぼ完全移植が収録されている。

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