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*太鼓の達人 ぽ~たぶるDX 【たいこのたつじん ぽ~たぶるでらっくす】 |>|ジャンル|和太鼓リズムゲーム|&amazon(B004WMHBS6,image);| |>|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |>|発売・開発元|バンダイナムコゲームス|~| |>|発売日|2011年7月14日|~| |定価(税別)|パッケージ|4,980円|~| |~|ダウンロード|4,477円|~| |>|プレイ人数|1~4人|~| |>|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |>|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|>|CENTER:''[[太鼓の達人シリーズリンク>太鼓の達人シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 今や国民的ゲームとなった太鼓の達人。本作はPSP用の太鼓の達人では3作目といえる作品となった。~ しかし、発売前はシリーズ初の''有料DLC''を採用した事により、ファンからは賛否の声が上がった。~ そもそも、バンナム製品でDLCといえば「ボッタクリ」というイメージが既に定着しきっており、本作においても危惧された。~ が、発売されると上級者も初心者も楽しめる、太鼓の達人シリーズの集大成とも言える内容に仕上がった。 **評価点 -メドレーモード --自分の好きな曲を途切れなく演奏できるモード。これにより、苦手な曲の練習にも使える。 --また、3曲、5曲、8曲と曲数を選ぶことも可能。 ---これを使う事により、好きな曲で遊ぶだけで良く、隠し曲を解禁する為に必要なドンPを貯めるのも簡単になった。 -演出の強化・ACとの仕様の統一 --全体的に画面演出がAC14に近くなり、演出が前作『[[ぽ~たぶる2>太鼓の達人 ぽ~たぶる2]]』と比べ派手になった。 ---その分画質が若干前作より粗くなっており、この点を嘆く者もいる。 ---右下のバチお先生が消えていたり、ゴーゴータイムのノルマゲージの花火が消えていたりと入れ替わりで消えた演出も多い。 --前作までのすず音符がなくなりACの芋音符が登場。前作まで残っていた音符の並びの不統一さも解消された。 ---総じてACやWiiのシリーズの仕様に統一されており、細部から作り直されている形跡が見受けられる。 -演奏オプション --かねてから望まれていた「きまぐれ」「でたらめ」(譜面のドンとカツがランダムで変化する。でたらめの方が変化する割合が大きい)が実装。 ---これにより一度遊んだ譜面でもまた練習に使えるなど遊びの幅が広がった。 --さら今作ではファンの間で望まれていた「オプションの重ねがけ」が可能になった。 ---「ばいそく」で「ドロン」などの今まで出来なかったパフォーマンスプレイも可能になった。 -全国おみこしバトル --本作におけるストーリーモード的な内容。 --かつて日本一の道場だったおみこし道場を再び盛り上げるため、みこちゃんとおみこしバトルをするというストーリーである。 --ストーリー重視で演奏曲の難易度も低めだった『ぽ~たぶる2』のおはなしモードから、DSシリーズのような演奏重視のストーリーになった。 --難易度も選べ初心者でも上級者でも楽しめる内容となっており、ファンから好評である。 -多彩な収録曲 --今作では多数のCS初移植曲があり、「Punishment」や伝説の譜面と言われた「MAGICAL SOUND SHOWER」、収録はAC10のみだった「リンダは今日も絶好調」、~ 何故か移植されてこなかった「キラメキラリ」などの収録はファンを大いに喜ばせた。 --その後もDLCでカウボーイビバップの「Tank!」、「LOVEずっきゅん」、「愛は勝つ」などがCS初移植され、ファンを沸かせた。 --それ以外にもJ-POPでは、AC2から入っている定番曲「夏祭り」やAC6から収録されている「天体観測」、上級者に人気の「紅」も収録。 --ゲームミュージックでは先述の『[[アイドルマスター2]]』『[[GOD EATER BURST]]』などの楽曲に加え、~ 「[[モンスターハンター]]メドレー」の他『[[初音ミク Project DIVA 2nd>初音ミク -Project DIVA-#id_f6d9015a]]』より「初音ミクの激唱」、『[[龍が如く OF THE END]]』より「MachineGun Kiss」を収録。 ---ちなみに「MachineGun Kiss」の演出が原作再現的な意味において豪華で、踊り子は桐生一馬たち、そして''ノルマクリアで背景がキャバクラに変わり、魂ゲージが最大になるとキャバ嬢の方々が出て来る''((余談ではあるがその後『龍が如く5』においてゲーム内で太鼓の達人が遊べるようになっている。))。 **賛否両論点 -ダウンロードコンテンツ //--有料DLCの値段設定には難色を示す人が多い。 //--''1曲150円''という高めの値段には批判が集まる。 //--好きな曲だけ買えばいいという意見もあるが、良い曲や譜面があっても、この値段もあって気軽に人には勧め辛い。 //---ナムコオリジナルの曲には無料で入手できるものもある。それ以外は版権曲や新曲。 //1曲150円って音ゲーの有料DLC曲としては高めの値段じゃないと思うが --驚くべきはその量。2011年7月の発売時から2012年12月まで毎月5曲程度(基本的に内1曲が無料)が配信された。 --デフォルト収録曲が70曲に対して2013年6月現在その総数は実に109曲。 --全曲買おうとするとかなりの費用が必要になる。しかし、無料曲はその内20曲。 --2013年3月には「春の新曲無料配信キャンペーン」と題し期間限定(現在は終了)で''版権曲を含む''5曲を無料で配信する大盤振る舞いを実施。 --ただし、DLCの曲はドンだーから評価の高い曲が多いため、バンナムのDLCの部類では比較的受け入れられた方である。 --本作発売後にACで[[新筐体版>太鼓の達人 (新筐体)]]が稼働し、難易度基準が大きく改定された。~ それに伴いDLC曲も途中から新筐体基準の難易度設定で配信されたため、同一作品内で「AC14の難易度基準」「新筐体版以降の難易度基準」が混在している。 ---なお当然ながらスコアシステムは旧シリーズに準拠している。 --''2015年9月30日をもって配信が終了しDLが出来なくなった。'' ---UMD版封入特典である「ポニーテールとシュシュ」のプロダクトコードの有効期限は''2020年7月14日''となっているのにもかかわらず、楽曲配信は他の配信曲同様''2015年9月30日''を以て終了した。 **問題点 -前作の要素の一部削除 --ゲームシェアリング不可 ---本作はUMD、またはDL版を持っていないと通信プレイ不可となっている。前作までは普通にできたことなので嘆く者も多い。 --「和太鼓教室」の削除 ---初心者~中級者向けのチュートリアルを兼ねていたほか、任意の楽曲を任意の小節から練習できる「きままにドンカツ」の削除は惜しまれる。同時期のWiiの作品でも類似の機能があったためなおさらである。 --これらが削られた理由は不明だが、今作は前作のプログラムを流用せずに作り直した形跡が見受けられるため、前作と同じようにやるのは難しかったのかも知れない。 -アニメ曲が少ない --本作はDLC無しで遊べるアニメ曲は、「とある魔術の禁書目録IIのNo buts!」「ワンピースのOne day」「マクロスFのライオン」「ナルト 疾風伝のラヴァース」のたったの''4曲''である。 --PSPのユーザー層を考えると子供向けの曲を入れるのは難しいが、もともとファミリー層向けのコンセプトであるだけに、4曲ではさすがに少なすぎる。 --ただし、あの有名なマクロスFの主題歌「ライオン」は''本人歌唱''である。 --アニメジャンルの曲をDLすることで曲数は増やせるので多少改善はされる。 -前作にあった練習モードは削除された。好きな小節を巻き戻してプレイできるかなり便利な機能だったため、削除を惜しむ声は多い。 -全国おみこしバトルはクリアした県に応じて、残りの県の難易度が上がる仕様がある --そのため辛口の場合は高難易度曲の県を残してしまうと最悪詰まってしまう場合がある。 ---- **総評 ユーザーからの楽曲収録、システム改善の要望を取り込み、DLCで曲を追加出来るようにしたことでいつまでも遊んで貰いたいと言う制作チームの気持ちが垣間見える。~ DLCは全曲買おうとすると相当な値段が必要になるが、当然全部買う必要は無いため自分の好きな曲を詰め込む事が出来た。~ PSPがあって音ゲーが好きならば、間違いなく買って損はない。 ---- **余談 -ゴールデンボンバーの「女々しくて」は本人歌唱で、踊り子がゴールデンボンバーのメンバーになったり、きせかえ衣装に「金爆のお面」((2012年度紅白歌合戦の際使用されたメンバーの一人、樽美酒研二の白塗りメイクをかたどったマスク。))と「金爆のボディ」が追加されるなど他のDLC曲に比べ特典が多い。 --のちにきせかえ衣装と踊り子はAC版に輸入された。
*太鼓の達人 ぽ~たぶるDX 【たいこのたつじん ぽ~たぶるでらっくす】 |>|ジャンル|和太鼓リズムゲーム|&amazon(B004WMHBS6,image);| |>|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |>|発売・開発元|バンダイナムコゲームス|~| |>|発売日|2011年7月14日|~| |定価(税別)|パッケージ|4,980円|~| |~|ダウンロード|4,477円|~| |>|プレイ人数|1~4人|~| |>|レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |>|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|>|CENTER:''[[太鼓の達人シリーズリンク>太鼓の達人シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 今や国民的ゲームとなった太鼓の達人。本作はPSP用の太鼓の達人では3作目といえる作品となった。~ しかし、発売前はシリーズ初の''有料DLC''を採用した事により、ファンからは賛否の声が上がった。~ そもそも、バンナム製品でDLCといえば「ボッタクリ」というイメージが既に定着しきっており、本作においても危惧された。~ が、発売されると上級者も初心者も楽しめる、太鼓の達人シリーズの集大成とも言える内容に仕上がった。 **評価点 -メドレーモード --自分の好きな曲を途切れなく演奏できるモード。これにより、苦手な曲の練習にも使える。 --また、3曲、5曲、8曲と曲数を選ぶことも可能。 ---これを使う事により、好きな曲で遊ぶだけで良く、隠し曲を解禁する為に必要なドンPを貯めるのも簡単になった。 -演出の強化・ACとの仕様の統一 --全体的に画面演出がAC14に近くなり、演出が前作『[[ぽ~たぶる2>太鼓の達人 ぽ~たぶる2]]』と比べ派手になった。 ---その分画質が若干前作より粗くなっており、この点を嘆く者もいる。 ---右下のバチお先生が消えていたり、ゴーゴータイムのノルマゲージの花火が消えていたりと入れ替わりで消えた演出も多い。 --前作までのすず音符がなくなりACの芋音符が登場。前作まで残っていた音符の並びの不統一さも解消された。 ---総じてACやWiiのシリーズの仕様に統一されており、細部から作り直されている形跡が見受けられる。 -演奏オプション --かねてから望まれていた「きまぐれ」「でたらめ」(譜面のドンとカツがランダムで変化する。でたらめの方が変化する割合が大きい)が実装。 ---これにより一度遊んだ譜面でもまた練習に使えるなど遊びの幅が広がった。 --さら今作ではファンの間で望まれていた「オプションの重ねがけ」が可能になった。 ---「ばいそく」で「ドロン」などの今まで出来なかったパフォーマンスプレイも可能になった。 -全国おみこしバトル --本作におけるストーリーモード的な内容。 --かつて日本一の道場だったおみこし道場を再び盛り上げるため、みこちゃんとおみこしバトルをするというストーリーである。 --ストーリー重視で演奏曲の難易度も低めだった『ぽ~たぶる2』のおはなしモードから、DSシリーズのような演奏重視のストーリーになった。 --難易度も選べ初心者でも上級者でも楽しめる内容となっており、ファンから好評である。 -多彩な収録曲 --今作では多数のCS初移植曲があり、「Punishment」や伝説の譜面と言われた「MAGICAL SOUND SHOWER」、収録はAC10のみだった「リンダは今日も絶好調」、~ 何故か移植されてこなかった「キラメキラリ」などの収録はファンを大いに喜ばせた。 --その後もDLCでカウボーイビバップの「Tank!」、「LOVEずっきゅん」、「愛は勝つ」などがCS初移植され、ファンを沸かせた。 --それ以外にもJ-POPでは、AC2から入っている定番曲「夏祭り」やAC6から収録されている「天体観測」、上級者に人気の「紅」も収録。 --ゲームミュージックでは先述の『[[アイドルマスター2]]』『[[GOD EATER BURST]]』などの楽曲に加え、~ 「[[モンスターハンター]]メドレー」の他『[[初音ミク Project DIVA 2nd>初音ミク -Project DIVA-#id_f6d9015a]]』より「初音ミクの激唱」、『[[龍が如く OF THE END]]』より「MachineGun Kiss」を収録。 ---ちなみに「MachineGun Kiss」の演出が原作再現的な意味において豪華で、踊り子は桐生一馬たち、そして''ノルマクリアで背景がキャバクラに変わり、魂ゲージが最大になるとキャバ嬢の方々が出て来る''((余談ではあるがその後『龍が如く5』においてゲーム内で太鼓の達人が遊べるようになっている。))。 **賛否両論点 -ダウンロードコンテンツ //--有料DLCの値段設定には難色を示す人が多い。 //--''1曲150円''という高めの値段には批判が集まる。 //--好きな曲だけ買えばいいという意見もあるが、良い曲や譜面があっても、この値段もあって気軽に人には勧め辛い。 //---ナムコオリジナルの曲には無料で入手できるものもある。それ以外は版権曲や新曲。 //1曲150円って音ゲーの有料DLC曲としては高めの値段じゃないと思うが --驚くべきはその量。2011年7月の発売時から2012年12月まで毎月5曲程度(基本的に内1曲が無料)が配信された。 --デフォルト収録曲が70曲に対して2013年6月現在その総数は実に109曲。 --全曲買おうとするとかなりの費用が必要になる。しかし、無料曲はその内20曲。 --2013年3月には「春の新曲無料配信キャンペーン」と題し期間限定(現在は終了)で''版権曲を含む''5曲を無料で配信する大盤振る舞いを実施。 --ただし、DLCの曲はドンだーから評価の高い曲が多いため、バンナムのDLCの部類では比較的受け入れられた方である。 --本作発売後にACで[[新筐体版>太鼓の達人 (新筐体)]]が稼働し、難易度基準が大きく改定された。~ それに伴いDLC曲も途中から新筐体基準の難易度設定で配信されたため、同一作品内で「AC14の難易度基準」「新筐体版以降の難易度基準」が混在している。 ---なお当然ながらスコアシステムは旧シリーズに準拠している。 --''2015年9月30日をもって配信が終了しDLが出来なくなった。'' ---UMD版封入特典である「ポニーテールとシュシュ」のプロダクトコードの有効期限は''2020年7月14日''となっているのにもかかわらず、楽曲配信は他の配信曲同様''2015年9月30日''を以て終了した。 **問題点 -前作の要素の一部削除 --ゲームシェアリング不可 ---本作はUMD、またはDL版を持っていないと通信プレイ不可となっている。前作までは普通にできたことなので嘆く者も多い。 --「和太鼓教室」の削除 ---初心者~中級者向けのチュートリアルを兼ねていたほか、任意の楽曲を任意の小節から練習できる「きままにドンカツ」の削除は惜しまれる。同時期のWiiの作品でも類似の機能があったためなおさらである。 --これらが削られた理由は不明だが、今作は前作のプログラムを流用せずに作り直した形跡が見受けられるため、前作と同じようにやるのは難しかったのかも知れない。 -アニメ曲が少ない --本作はDLC無しで遊べるアニメ曲は、「とある魔術の禁書目録IIのNo buts!」「ワンピースのOne day」「マクロスFのライオン」「ナルト 疾風伝のラヴァース」のたったの''4曲''である。 --PSPのユーザー層を考えると子供向けの曲を入れるのは難しいが、もともとファミリー層向けのコンセプトであるだけに、4曲ではさすがに少なすぎる。 --ただし、あの有名なマクロスFの主題歌「ライオン」は''本人歌唱''である。 --アニメジャンルの曲をDLすることで曲数は増やせるので多少改善はされる。 -前作にあった練習モードは削除された。好きな小節を巻き戻してプレイできるかなり便利な機能だったため、削除を惜しむ声は多い。 -全国おみこしバトルはクリアした県に応じて、残りの県の難易度が上がる仕様がある --そのため辛口の場合は高難易度曲の県を残してしまうと最悪詰まってしまう場合がある。 ---- **総評 ユーザーからの楽曲収録、システム改善の要望を取り込み、DLCで曲を追加出来るようにしたことでいつまでも遊んで貰いたいと言う制作チームの気持ちが垣間見える。~ DLCは全曲買おうとすると相当な値段が必要になるが、当然全部買う必要は無いため自分の好きな曲を詰め込む事が出来た。~ PSPがあって音ゲーが好きならば、間違いなく買って損はない。 ---- **余談 -ゴールデンボンバーの「女々しくて」は本人歌唱で、踊り子がゴールデンボンバーのメンバーになったり、きせかえ衣装に「金爆のお面」((2012年度紅白歌合戦の際使用されたメンバーの一人、樽美酒研二の白塗りメイクをかたどったマスク。))と「金爆のボディ」が追加されるなど他のDLC曲に比べ特典が多い。 --のちにきせかえ衣装と踊り子はAC版に輸入された。

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