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*魔法騎士レイアース
【まじっくないとれいあーす】
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B000092PFU)|
|対応機種|セガサターン|~|
|メディア|CD-ROM|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|
|発売日|1995年8月25日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|レーティング|セガ審査:全年齢推奨|~|
|セーブデータ|220ブロック|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[魔法騎士レイアースシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
CLAMP原作の漫画・アニメ「魔法騎士レイアース」のゲーム化作品で、ストーリーは原作の第1部をモチーフにしたオリジナルとなっている。~
原作の読者層・視聴者層となる低年齢層の女の子を意識した作りで難易度も低め。~
セガがメインスポンサーとなっていたアニメということもあってか、本作はセガサターンの初期に行われた、RPGラインナップ強化プロジェクト「ロープレ&ruby(キングダム){王国}」の一作であり、他に『[[シャイニング・ウィズダム]]』『[[リグロードサーガ]]』が発売された。
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**システム
-一般的な探索型のアクションRPGだが、以下の特徴を持つ。
--3人一纏めで行動するが、メインキャラ以外は無敵で待機状態。個別に分けられる一部ボス戦以外はいつでも切替可能。体力などはそれぞれで保有しており、倒されると残ったキャラが操作を引き継ぐ。
---攻撃ボタンを一定時間押しっぱなしにすることで通常攻撃より強力な溜め攻撃を行うことができる。
---なお、原作とアニメ版の風の得物は大剣だったが本作では弓矢に変更されている。
--拠点の移動については全体マップから移動可能な拠点を選んで選択していく形なので、拠点移動のストレスも少ない。
--武装のレベルアップや魔法・移動スキルの習得はシナリオの進行と同時に行われる。HPやMPの上限アップは各所に配置されている上限アップアイテムで行われる。
--この世界のショップに関しては敵を倒すか宝箱から得られる宝石を各地にある創師の店にてアイテムと引き換える形で行われる。
---基本的には消費アイテムの購入のみだが、一品限りの上限アップアイテムも販売している店もある。
----
**評価点
-原作のイメージを極力壊さないまま、独自に再解釈されたストーリー展開
--大筋で原作を踏襲しつつも序盤と終盤以外はゲームオリジナルシナリオが展開するものの、原作の破壊を行うことなく原作未読・未視聴の人にも安心して楽しめるわかりやすいシナリオ構成であり、さらに原作・アニメを良く知る人でも十分楽しめる出来となっている。
---ゲームオリジナルのキャラもシナリオに無理なく溶け込んでおり、シナリオにより深みを与えている。((なお、ゲームオリジナルキャラクターのセラはアニメ版に同名・同CVの人物がいるが、設定はまったく異なる。))
---序盤と終盤以外のストーリーとムービーもゲームオリジナルであるためアニメスタッフの手により新たに描き起こされている。
---但し、シナリオ面ではアスコットが光達を庇ってカルディナに殺されたり、カルディナがアスコットを殺した罪を光達に押し付けて襲いかかったり、ラファーガがイノーバに殺されたり、アルシオーネがザガートにフラれたショックで光達に捨て身の特攻を仕掛けるなど、原作・アニメ版に比べ悲劇性の強いストーリーになっている。
-美麗かつ作り込まれたグラフィックなどによる世界観の再現
--グラフィックもサターンの強力な2D表示能力をフルに発揮しており、非常に美麗なグラフィックでセフィーロの世界を描いている。
---凄まじい作り込みで、サターン初期のソフトながら2Dスプライト表現の極地にも挙げる声もあるほど。
--普通のJRPGにするためにも原作に無い点が多数あり、ゲームならではの要素もあるが、違和感はない。いかに原作を理解し尊重しているかが伝わってくる。
--BGMも良作揃い。アニメのBGMの完成度はもちろんのこと、ゲームオリジナルのBGMも評価は非常に高い。
-非常に優秀な操作性
--操作のインタフェースもわかりやすく、レスポンスも良好。
--ゲーム中でも特殊能力を習得するたびにその能力についてのチュートリアルが解説されるため、マニュアルをあまり読まなくてもすんなりゲームに入っていける。
---ちなみにそのチュートリアルもフルボイスで展開。そのチュートリアルで繰り広げられるクレフとプレセアの掛け合いもなかなかにネタ度が高い。
-キャラクターの個性が非常に明確
--光は近距離広範囲の攻撃及び火炎・雷撃魔法、海は長射程の高威力攻撃及び水流・氷結魔法、風は弓矢を用いた追尾型の飛び道具攻撃及び疾風・治癒魔法と3人の個性が明確に分かれており、後述の謎解きの際にも3人の能力を把握したうえで突破することが必要になるため、それぞれに明確な役割が与えられているのが大きい。
---前述の通り風の得物が原作から完全に別物になっているが、風が弓道部所属であることが生かされた装備だったため変更されたことによる違和感はない。
--この3人は基本ずっと一緒に行動し、アクティブな操作キャラはボタンひとつで切替可能。待機キャラは何もしないがダメージも食らわない無敵状態。このため、敵に応じて攻撃タイプを逐次切り替えたり、体力が減ったら下げるなどが思った通りにでき、3人で冒険していると感じられる。
--セフィーロの住人との会話やオブジェクトを調べた時の反応もメインキャラごとに反応が異なり、その際に表示されるキャラのポートレートも個性豊かで飽きさせない。
---また、ストーリーの進行に合わせて3人がつけている絵日記の内容が更新されていくので、それを読んでいくのも楽しい。
-低年齢層を意識しながらも、ある程度のヘビーユーザー向けにも配慮した絶妙な難易度設定
--対象となる原作が低年齢層の女の子向けということもあり難易度は低め、それでいて適度に難しいが''理不尽さがない''謎解きもあり単なるヌルゲーに終わらない構成も見事。
--ボス戦は比較的攻略が難しいものの、全滅した場合は即再戦可能で、なおかつ再戦するたびに''ボスが弱体化する''ので、ゲームの腕前がなくてもちゃんとクリアできる構成になっているのがうれしい。
--また虹のアミュレット収集や日記の収集など''目標のモチベーションが維持しやすい''やりこみ要素も充実しており、ヘビーゲーマーにもある程度配慮した造りにもなっているのもうれしい。
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**問題点
-その作りこみの高さゆえに読み込みデータ量も半端なく大きく、街の移動やダンジョンの出入りの際にはロード時間が非常に長い。
--ただし、その分街やダンジョンのデータを最初に全て読み込んでいるため、切り替え・暗転なしで画面の切り替えが行えている。
-途中に挿入されるムービーの画質が今一つ。ムービーの作画自体は十分なクオリティを持っているだけに残念なところではある。
--ただ当時としては並はクリアしている。これも時代的にまだシネパックの技術がこなれていなかったため、仕方のない面もある。
-ほぼフルボイスなのだが、言い終わらないと次のセリフに行かない。前述のロード時間の長さもあって、ニューゲームから初めてセーブポイントまで行くのに&bold(){2時間半はかかる}と思っていい。
--ここまで拘束されるのは最初だけではあるが、他も止めにくい。
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**総評
初期のRPGラインナップながらも、その完成度はサターンのRPG全体を見てもトップクラスであり、「キャラゲーに名作なし」の通説を見事に打ち破った傑作。~
スタッフの作品に対する愛と細やかな気配りが功を奏しており、ライトユーザーからヘビーユーザーまであまねく楽しめる構成は見事である。~
かなり潤沢に出回っていたこともあって安価なうえに入手も非常に容易なので、興味があれば一度手に取って遊んでみるのもいいだろう。~
現在では本作を遊びやすくしたスイッチ版とSteam版の発売を望むほど根強い人気があるが、本作そのものが版権物であるため、リメイク自体が困難である。
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**余談
-初回限定版にはレイアースファンブックとパワーメモリー用インデックスシールが付属している。
-本作のスタッフは『[[ファンタシースター]]』旧シリーズを開発したメンバーが主体となっており、後に『[[サクラ大戦]]』シリーズを生み出すことになる。
--『[[サクラ大戦]]』シリーズの演出では本作で使われた演出技法も見受けられる。
-海外ではセガサターン最後のソフトとして発売された。
--SSは海外では不振だったため、北米では前世代ハードであるメガドライブ((北米での名称はジェネシス。))の方が長く続き、ドリームキャストが発売された1998年頃までソフトが発売され続けた。
-本作のおよそ丁度1か月後に[[SFC版>魔法騎士レイアース (SFC)]]が発売されている。あちらはRPG、ストーリーも悲劇性が無くなっているなど、大きく違うので好みに応じて選んでみるのも良い。
//-後に、レイアースのアニメは最終回を迎える。1995年はアニメもゲームも大きな盛り上がりを見せたと言えよう。
-本作ディレクターの小玉理恵子氏がニンテンドードリーム317号の[[SEGA AGESシリーズ]]関連のインタビューで「SEGA AGES新シリーズが''出るならば''手掛けたいタイトルは?」という質問で本作を挙げている。イベントテキストがスキップできない点などを直したいとのこと。
-タンスなどの家の中のものを調べようとすると「人の家のものを勝手に漁るのはよくない」といったセリフが出る。真意は不明だが、対象年齢が低ことから教育的な意味合いや、当時RPGといえば『[[ドラゴンクエスト>ドラゴンクエストシリーズ]]』か『[[ファイナルファンタジー>ファイナルファンタジーシリーズ]]』のことを指す位の勢いだったためこれらを意識したセリフ((これらの作品ではタンスなどの家具の中身を調べて中にあるアイテムを収集でき、それが一般常識化していたため。本作ではこのような場所にはアイテムは一切無く調べる意味がないことを示すヒントとも取れる。))と言われた。
*魔法騎士レイアース
【まじっくないとれいあーす】
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B000092PFU)|
|対応機種|セガサターン|~|
|メディア|CD-ROM|~|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~|
|発売日|1995年8月25日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|レーティング|セガ審査:全年齢推奨|~|
|セーブデータ|220ブロック|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[魔法騎士レイアースシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
CLAMP原作の漫画・アニメ「魔法騎士レイアース」のゲーム化作品で、ストーリーは原作の第1部をモチーフにしたオリジナルとなっている。~
原作の読者層・視聴者層となる低年齢層の女の子を意識した作りで難易度も低め。~
セガがメインスポンサーとなっていたアニメということもあってか、本作はセガサターンの初期に行われた、RPGラインナップ強化プロジェクト「ロープレ&ruby(キングダム){王国}」の一作であり、他に『[[シャイニング・ウィズダム]]』『[[リグロードサーガ]]』が発売された。
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**システム
-一般的な探索型のアクションRPGだが、以下の特徴を持つ。
--3人一纏めで行動するが、メインキャラ以外は無敵で待機状態。個別に分けられる一部ボス戦以外はいつでも切替可能。体力などはそれぞれで保有しており、倒されると残ったキャラが操作を引き継ぐ。
---攻撃ボタンを一定時間押しっぱなしにすることで通常攻撃より強力な溜め攻撃を行うことができる。
---なお、原作とアニメ版の風の得物は大剣だったが本作では弓矢に変更されている。
--拠点の移動については全体マップから移動可能な拠点を選んで選択していく形なので、拠点移動のストレスも少ない。
--武装のレベルアップや魔法・移動スキルの習得はシナリオの進行と同時に行われる。HPやMPの上限アップは各所に配置されている上限アップアイテムで行われる。
--この世界のショップに関しては敵を倒すか宝箱から得られる宝石を各地にある創師の店にてアイテムと引き換える形で行われる。
---基本的には消費アイテムの購入のみだが、一品限りの上限アップアイテムも販売している店もある。
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**評価点
-原作のイメージを極力壊さないまま、独自に再解釈されたストーリー展開
--大筋で原作を踏襲しつつも序盤と終盤以外はゲームオリジナルシナリオが展開するものの、原作の破壊を行うことなく原作未読・未視聴の人にも安心して楽しめるわかりやすいシナリオ構成であり、さらに原作・アニメを良く知る人でも十分楽しめる出来となっている。
---ゲームオリジナルのキャラもシナリオに無理なく溶け込んでおり、シナリオにより深みを与えている。((なお、ゲームオリジナルキャラクターのセラはアニメ版に同名・同CVの人物がいるが、設定はまったく異なる。))
---序盤と終盤以外のストーリーとムービーもゲームオリジナルであるためアニメスタッフの手により新たに描き起こされている。
---但し、シナリオ面ではアスコットが光達を庇ってカルディナに殺されたり、カルディナがアスコットを殺した罪を光達に押し付けて襲いかかったり、ラファーガがイノーバに殺されたり、アルシオーネがザガートにフラれたショックで光達に捨て身の特攻を仕掛けるなど、原作・アニメ版に比べ悲劇性の強いストーリーになっている。
-美麗かつ作り込まれたグラフィックなどによる世界観の再現
--グラフィックもサターンの強力な2D表示能力をフルに発揮しており、非常に美麗なグラフィックでセフィーロの世界を描いている。
---凄まじい作り込みで、サターン初期のソフトながら2Dスプライト表現の極地にも挙げる声もあるほど。
--普通のJRPGにするためにも原作に無い点が多数あり、ゲームならではの要素もあるが、違和感はない。いかに原作を理解し尊重しているかが伝わってくる。
--BGMも良作揃い。アニメのBGMの完成度はもちろんのこと、ゲームオリジナルのBGMも評価は非常に高い。
-非常に優秀な操作性
--操作のインタフェースもわかりやすく、レスポンスも良好。
--ゲーム中でも特殊能力を習得するたびにその能力についてのチュートリアルが解説されるため、マニュアルをあまり読まなくてもすんなりゲームに入っていける。
---ちなみにそのチュートリアルもフルボイスで展開。そのチュートリアルで繰り広げられるクレフとプレセアの掛け合いもなかなかにネタ度が高い。
-キャラクターの個性が非常に明確
--光は近距離広範囲の攻撃及び火炎・雷撃魔法、海は長射程の高威力攻撃及び水流・氷結魔法、風は弓矢を用いた追尾型の飛び道具攻撃及び疾風・治癒魔法と3人の個性が明確に分かれており、後述の謎解きの際にも3人の能力を把握したうえで突破することが必要になるため、それぞれに明確な役割が与えられているのが大きい。
---前述の通り風の得物が原作から完全に別物になっているが、風が弓道部所属であることが生かされた装備だったため変更されたことによる違和感はない。
--この3人は基本ずっと一緒に行動し、アクティブな操作キャラはボタンひとつで切替可能。待機キャラは何もしないがダメージも食らわない無敵状態。このため、敵に応じて攻撃タイプを逐次切り替えたり、体力が減ったら下げるなどが思った通りにでき、3人で冒険していると感じられる。
--セフィーロの住人との会話やオブジェクトを調べた時の反応もメインキャラごとに反応が異なり、その際に表示されるキャラのポートレートも個性豊かで飽きさせない。
---また、ストーリーの進行に合わせて3人がつけている絵日記の内容が更新されていくので、それを読んでいくのも楽しい。
-低年齢層を意識しながらも、ある程度のヘビーユーザー向けにも配慮した絶妙な難易度設定
--対象となる原作が低年齢層の女の子向けということもあり難易度は低め、それでいて適度に難しいが''理不尽さがない''謎解きもあり単なるヌルゲーに終わらない構成も見事。
--ボス戦は比較的攻略が難しいものの、全滅した場合は即再戦可能で、なおかつ再戦するたびに''ボスが弱体化する''ので、ゲームの腕前がなくてもちゃんとクリアできる構成になっているのがうれしい。
--また虹のアミュレット収集や日記の収集など''目標のモチベーションが維持しやすい''やりこみ要素も充実しており、ヘビーゲーマーにもある程度配慮した造りにもなっているのもうれしい。
----
**問題点
-その作りこみの高さゆえに読み込みデータ量も半端なく大きく、街の移動やダンジョンの出入りの際にはロード時間が非常に長い。
--ただし、その分街やダンジョンのデータを最初に全て読み込んでいるため、切り替え・暗転なしで画面の切り替えが行えている。
-途中に挿入されるムービーの画質が今一つ。ムービーの作画自体は十分なクオリティを持っているだけに残念なところではある。
--ただ当時としては並はクリアしている。これも時代的にまだシネパックの技術がこなれていなかったため、仕方のない面もある。
-ほぼフルボイスなのだが、言い終わらないと次のセリフに行かない。前述のロード時間の長さもあって、ニューゲームから初めてセーブポイントまで行くのに&bold(){2時間半はかかる}と思っていい。
--ここまで拘束されるのは最初だけではあるが、他も止めにくい。
----
**総評
初期のRPGラインナップながらも、その完成度はサターンのRPG全体を見てもトップクラスであり、「キャラゲーに名作なし」の通説を見事に打ち破った傑作。~
スタッフの作品に対する愛と細やかな気配りが功を奏しており、ライトユーザーからヘビーユーザーまであまねく楽しめる構成は見事である。~
かなり潤沢に出回っていたこともあって安価なうえに入手も非常に容易なので、興味があれば一度手に取って遊んでみるのもいいだろう。~
現在では本作を遊びやすくしたスイッチ版とSteam版の発売を望むほど根強い人気があるが、本作そのものが版権物であるため、リメイク自体が困難である。
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**余談
-初回限定版にはレイアースファンブックとパワーメモリー用インデックスシールが付属している。
-本作のスタッフは『[[ファンタシースター]]』旧シリーズを開発したメンバーが主体となっており、後に『[[サクラ大戦]]』シリーズを生み出すことになる。
--『[[サクラ大戦]]』シリーズの演出では本作で使われた演出技法も見受けられる。
-海外ではセガサターン最後のソフトとして発売された。
--SSは海外では不振だったため、北米では前世代ハードであるメガドライブ((北米での名称はジェネシス。))の方が長く続き、ドリームキャストが発売された1998年頃までソフトが発売され続けた。
-本作のおよそ丁度1か月後に[[SFC版>魔法騎士レイアース (SFC)]]が発売されている。あちらはRPG、ストーリーも悲劇性が無くなっているなど、大きく違うので好みに応じて選んでみるのも良い。
//-後に、レイアースのアニメは最終回を迎える。1995年はアニメもゲームも大きな盛り上がりを見せたと言えよう。
-本作ディレクターの小玉理恵子氏がニンテンドードリーム317号の[[SEGA AGESシリーズ]]関連のインタビューで「SEGA AGES新シリーズが''出るならば''手掛けたいタイトルは?」という質問で本作を挙げている。イベントテキストがスキップできない点などを直したいとのこと。
-タンスなどの家の中のものを調べようとすると「人の家のものを勝手に漁るのはよくない」といったセリフが出る。真意は不明だが、対象年齢が低ことから教育的な意味合いや、当時RPGといえば『[[ドラゴンクエスト>ドラゴンクエストシリーズ]]』か『[[ファイナルファンタジー>ファイナルファンタジーシリーズ]]』のことを指す位の勢いだったためこれらを意識したセリフ((これらの作品ではタンスなどの家具の中身を調べて中にあるアイテムを収集でき、それが一般常識化していたため。本作ではこのような場所にはアイテムは一切無く調べる意味がないことを示すヒントとも取れる。))と言われた。