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*メタモルファンタジー 【めたもるふぁんたじー】 |ジャンル|メタモル育成SLG|&amazon(B00009ELKO)| |対応機種|Windows 95~2000|~| |メディア|CD-ROM 3枚組|~| |発売・開発元|エスクード|~| |発売日|2001年11月22日|~| |定価|8,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|不可|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|良好な戦闘バランス&brエロ方面も良好&br強力なラスボス|~| ---- ---- **概要 「エスクード」から発売された7作目の作品。~ 一言で表現するならば触手生物や人間に変身して女の子を襲ったり、ラブラブになったりするゲームである ---- **ストーリー >ここは魔女や妖精や奇妙な生き物達が共存する魔法の世界、アンゴルノア――― > >と、言っても我々が住む世界とそんなに違いがあるわけではなく、子供達はちゃんと学校に行っているし、 大人達だって日曜日と盆と正月以外は勤労にいそしんでいたりする。≁~ その上、魔法を使える人も一部の人間だけだったりするし、“ふぁんたじ~”な生き物達も今や、絶滅の危機だったりする世界。~ > >そして、徐々に“本当の魔法”が忘れ去られつつある世界── > そんな魔法界アンゴルノアでの憧れの職業ナンバー1はプロの“魔女っ娘”と“使い魔”!~ 魔法の力で、人々を助けてくれる魔女っ娘やその使い魔達は魔法を使えない多くの人達にとって、憧れの的だった。~ 当然、この世界にはそんな人々の憧れを実現してくれる学校だってある。私立聖泉エンゲル魔法学院。~ プロの魔女っ娘、使い魔を養成するための専門学校である。 > >──と、そこに1人(?)の転入生がやってくる。彼の名前はハタヤマ・ヨシノリ。人間ではない。~ 見てくれはただのぬいぐるみにしか見えない、自称ただの転校生。~ そんなハタヤマくんはプロの使い魔になる気などさらさらなく、“人間になる魔法”を使いこなせるようになるのが目的。 > >……でも、その理由は人間の女の子とエッチしたいからだったりする。~ 最低なほどに欲望丸出しなハタヤマくん。~ そして、そんな彼があらゆる生き物に変身できる禁断の闇魔法“メタモル魔法”と出会ったとき……。~ 欲望を実行に移すのに、さして時間はかからなかった。~ なんせ、この魔法を使えば、“触手”や“スライム”、“マシーン生物”にさえ変身可能なのだから!~ でも、人間になるためには本当の魔法“愛”が必要だったりするんだけど~ ……大丈夫なのかな?~ しかも謎の秘密結社“闇魔法学会”まで現れて、もうハチャメチャ!~ いったいどうなることやら…… > >“メタモルファンタジー”それは、魔女っ娘とぬいぐるみと変身と魔法とハチャメチャ>と……~ そして、愛の物語……なのか?~ (公式サイトより抜粋)~ ---- **ゲーム内容 ''育成'' -1日につき午前と午後の2回授業を受ける。この際に受けた内容によってハタヤマのパラメーターが上がる。 --授業の度に判定があり大成功、成功、失敗の3つの結果になる。 --光魔法実践を選ぶと使える魔法が増える。といった具合。 --基本的にバランス良く上げていけば戦闘で詰まりにくい。 --授業を受けるとストレスが溜まり授業で失敗しやすくなる。 --授業では各ヒロインと一緒に授業を受けることができ、その回数によって最終的なヒロインが決定する。 --なお、闇魔法の訓練だけは授業ではなく、別のフェイズで実施する必要がある。 ''戦闘'' -本作を語るうえで欠かせない要素。女の子にイタズラを試みるたびに戦闘が挟まれる。展開によっては敵の組織とも戦う。 --『赤色の攻撃・防御系魔法』『青色の強化・補助系魔法。』『白色の回復系魔法』の3種類の魔法で戦い、先に相手のHPを0にすると勝利。 --常に相手が先に左、中、右の3つの魔法陣に魔法をセットするので、プレイヤーはそれに対応した魔法をセットする。 ---威力強化等の補助魔法は効果対象が右隣もしくは左右のみに限られており、補助を絡めると基本的に一番左が弱く右が強くなる。 --赤色は攻撃か防御なので防御と読んで、相手の赤色の正面に回復する白魔法をセットするといった具合に常にプレイヤーは相手に対応する形になる。 ---各キャラには行動パターンが決まっているので、慣れてしまえば被害を最小限に抑えられる。 --魔法の使用にはMPが必要であり、当然足りなければ使えない。 ---MPは少しずつ回復する他、受けたダメージをMPに変換する魔法も存在する。 **バカな要素 -スケベなぬいぐるみの主人公 --主人公ハタヤマは人間の女の子とエッチをしたいがために、人間になりたがっている。 ---ぬいぐるみらしく、''背中にはチャックが付いている''。開放可能だが、見せるのは断固拒否の姿勢(実際に見た人は、中身については口をつぐんでいる)。 ---ちなみにメタモル魔法はイメージが実際の姿に反映されるため、念願の人間になると結構イケメン。闇魔法の師匠も驚いていた。 --そのため同志のぬいぐるみと着替えを覗きに行くなど、愛らしい見た目とは裏腹に腹黒い行動を起こす。 --だが、ときには魔女っ娘を庇って怪我をするなどどこか憎めないキャラになっている。 --ちなみに、両親はいるのだが''こちらは人間''(当然実子ではない)。そのため、母親は常に追い出そうとし、ハタヤマも暴言や金を盗んだりと親子仲は恐ろしく冷え込んでいる((ハタヤマの種族は希少種として国の保護対象になっており、里親には補助金が出る。両親はこれを目当てで引き取っただけでなので、元々愛情は全く無い))。夫婦仲は無駄にいい。 --人気?からかハタヤマスリッパが発売されたが『待望のスリッパ化!?みんなでヤツを踏みつけてやろう。』などと公式に書かれている。 ---ぶっちゃけ、踏みつけるなら彼の友人である兎のぬいぐるみ「伊藤くん」の方が適任である。~ 何せ、ハタヤマが女の子を襲うのにあまり躊躇わなくなったのはこいつのせいだし、度々平然と裏切るというアレなキャラなため。後述するバッドエンドの遠因ですらある。 -ストーリー展開 --ハタヤマは毒を浴びた影響で、女の子にエッチなイタズラをしなければ死んでしまう。 --そのため禁断の闇魔法の練習をして、夜な夜な女の子にイタズラをしに行くが、抵抗されるのでバトルというのが主な流れ。 ---わざわざメタモル魔法で変身するのは、ぬいぐるみボディに生殖器がないため。 --後半は謎の闇魔法学会のことが明らかになってくるので、ハタヤマ達は闇魔法学会の行いを阻止するためにバトルをする。 -個性的すぎるクラスメート --人間だけでなく骸骨やミジンコ、アメンボなど様々な生物が一つの教室に集まっている様はカオス。というか、使い魔科なのでむしろ人間がいる方がおかしいのだが。 ---ちなみに、ハタヤマはそれまで人間の中で生活していたために自分のような珍妙な生物が他にいると知らず、転入した際は非常に驚いていた。 --タマゴ鳥と人間のカップルや、一言も発さないぬいぐるみが絡む三角関係など会話もカオス。 --そして、こんな有様なのに口調や性格は一般的な人間のそれと同レベル。生態は別。 --中盤頃から登場するようになる新しい担任も、目元しか見えない三角フードにコートと一見してアウトな外見である **評価点 -育成と戦闘の結びつき --育成パートで上がるパラメーターはHPやMPなど目に見えてわかりやすいものばかりなので、モチベーションを保ちやすい。 -シンプルながらまとまった戦闘システム。 --ラスボスを除き(後述)、ヌルすぎず難しすぎない適度なバランス。 --相手の強力な攻撃魔法を読んで、反射する魔法をセットできたときなどは特に気持ち良い。 -ストーリー --簡単に言い表すならば笑いありホロリありのコメディだが、その内容は良い意味で''バカ''の一言に尽きる。癒しな外見とは裏腹に性格は個性的にも程があり、特に前半はバカなイベントが目白押し。 --ギャグの連発と合間に挟む真面目なシーン、逆にシリアスな展開の中で挟まれる癒しのようなおバカなシーンなど、シナリオ上のおける緩急の付け方は見事で、さらに終盤はキャラクターの成長もあって熱い展開もある((イタズラに関しても反省して、魔女っ娘達と共に敵に挑むなど。))。 ---ラスボスも一見単純な考えのように見えて深い思慮があったり、そうしたシリアスな展開を経てハーレムルートに挑むとやっぱり''おバカ''に逆戻りしたり・・・と当時としてはコメディ作品の要素を相当に詰め込めまれた高い完成度を持つ。 ---中には目の前で恋人の魔女っ娘が凌辱される重いイベントも(その後はゲームオーバー)。 -エロ方面 --エロゲらしくエロシーンが多い。 --異種姦が多く多少人を選ぶが実用性もそれなり。 --なお、特殊ルート以外はメインヒロイン以外の処女は奪わない。奪うにしてもちゃんと人間の姿で合意の上である(前述のバッドエンドは除く)。 ---逆に、特殊ルートでは下手をすると壊れかねんばかりの勢いで凌辱して快楽堕ちまで持っていく。 **賛否両論点 -ラスボスが強い --まともに戦うためには全パラメータをカンストさせたうえで、行動パターンを全て把握しないといけない。 --パラメータをカンストさせるには失敗が許されないため、授業前にセーブ→失敗したらリセットをしないとキツイ。 --ラスボスの使う魔法「時の歪み」はそのターンに選んだ、プレイヤーの魔法をすべて破壊してくる。 ---対処法がないためこの魔法が運悪く続くと、なすすべがなく負ける。 --ラスボスらしく手ごたえがあって良いと好意的に捉える人もいるが、理不尽すぎるという声も少なくない。 -さすがに強すぎると公式も判断したのか、弱体化パッチと全ての敵のHPが1になる[[パッチ>http://www.escude.co.jp/answer.html]]を配布した。(以下コピペ) --Qラスボスが強すぎて倒せません --Aラスボスの攻撃にはパターンがありますので、頑張ればどうにか倒せます。が、それでも厳しい難易度のため、無理だ~!という方は下記のファイルをダウンロードして下さい。 ---死ぬほど頑張ったけど無理だった…という方は、ラスボス弱体化ファイルをダウンロードして下さい。 ---それでも、やっぱりどうしても倒せない!という方は、敵のHP(体力)が全て1になる禁断のファイルをダウンロードして下さい。 **問題点 -防御魔法は消費するMPの割にダメージ軽減量が少ないのでほぼ使う価値がない。 --攻撃魔法同士がぶつかると、魔法の種類と連打で判定が行われ相手にダメージを与える相殺システムが原因。 --相殺が起きると必ずダメージが減るので相手が赤色をセットしたら、攻撃をセットするのがセオリー。 ---相手が防御魔法だった場合一方的にダメージを与えられて、攻撃魔法でも相殺判定に持ち込まれるのでローリスクハイリターン。特に終盤の戦闘イベントで使ってくる各キャラ専用魔法が極めて強力な上に防御魔法無効なので、相殺に頼るしかない。 ---ただし、赤魔法には攻撃を反射する魔法や赤魔法を破壊する魔法もあるので、敵の強さによっては妨害無効魔法をかけないと思わぬ被害を受けかねない。 -育成パートは授業を選ぶだけなので周回時には面倒に感じる。 -一部の和姦シーンに凌辱シーンのCGを使いまわしているためテキストと合っていない。 -初代は発売時期を考えると多少は仕方ないが、スキップやクイックセーブがなく、ディスクレスもできないので周回が面倒。 --非公式のクリック連打ツールを使うことで疑似スキップやオートモードにできる。 **総評 おバカなだけではないストーリーと戦闘が魅力で、シミュレーションゲームとしても抜き目的でも楽しめる一品。 ---- *メタモルファンタジーSP 【めたもるふぁんたじー えすぴー】 |対応機種|Windows 95~XP|&amazon(B001MS8MJA)| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売日|2004年12月17日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|可能|~| |配信|DMMアダルトなど&br()2009年1月30日/3,580円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|難易度変更が可能になった&brシステムも大幅改善|~| ※メタモルファンタジーとの共通項目は省略しています。 -発売から3年後に12作品目に当たるアッパーバージョンかつ廉価版の『メタモルファンタジー SP』が発売された。 --CGやシナリオが追加されて、システム面も改善されている。 ---特に難易度変更や戦闘スキップができるようになったのが大きい。これでラスボスで詰むことはなくなった。 ---価格も安いので今から遊ぶならこちらをお勧めする。
*メタモルファンタジー 【めたもるふぁんたじー】 |ジャンル|メタモル育成SLG|&amazon(B00009ELKO)| |対応機種|Windows 95~2000|~| |メディア|CD-ROM 3枚組|~| |発売・開発元|エスクード|~| |発売日|2001年11月22日|~| |定価|8,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|不可|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|良好な戦闘バランス&brエロ方面も良好&br強力なラスボス|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「エスクード」から発売された7作目の作品。~ 一言で表現するならば触手生物や人間に変身して女の子を襲ったり、ラブラブになったりするゲームである ---- **ストーリー >ここは魔女や妖精や奇妙な生き物達が共存する魔法の世界、アンゴルノア――― > >と、言っても我々が住む世界とそんなに違いがあるわけではなく、子供達はちゃんと学校に行っているし、 大人達だって日曜日と盆と正月以外は勤労にいそしんでいたりする。≁~ その上、魔法を使える人も一部の人間だけだったりするし、“ふぁんたじ~”な生き物達も今や、絶滅の危機だったりする世界。~ > >そして、徐々に“本当の魔法”が忘れ去られつつある世界── > そんな魔法界アンゴルノアでの憧れの職業ナンバー1はプロの“魔女っ娘”と“使い魔”!~ 魔法の力で、人々を助けてくれる魔女っ娘やその使い魔達は魔法を使えない多くの人達にとって、憧れの的だった。~ 当然、この世界にはそんな人々の憧れを実現してくれる学校だってある。私立聖泉エンゲル魔法学院。~ プロの魔女っ娘、使い魔を養成するための専門学校である。 > >──と、そこに1人(?)の転入生がやってくる。彼の名前はハタヤマ・ヨシノリ。人間ではない。~ 見てくれはただのぬいぐるみにしか見えない、自称ただの転校生。~ そんなハタヤマくんはプロの使い魔になる気などさらさらなく、“人間になる魔法”を使いこなせるようになるのが目的。 > >……でも、その理由は人間の女の子とエッチしたいからだったりする。~ 最低なほどに欲望丸出しなハタヤマくん。~ そして、そんな彼があらゆる生き物に変身できる禁断の闇魔法“メタモル魔法”と出会ったとき……。~ 欲望を実行に移すのに、さして時間はかからなかった。~ なんせ、この魔法を使えば、“触手”や“スライム”、“マシーン生物”にさえ変身可能なのだから!~ でも、人間になるためには本当の魔法“愛”が必要だったりするんだけど~ ……大丈夫なのかな?~ しかも謎の秘密結社“闇魔法学会”まで現れて、もうハチャメチャ!~ いったいどうなることやら…… > >“メタモルファンタジー”それは、魔女っ娘とぬいぐるみと変身と魔法とハチャメチャ>と……~ そして、愛の物語……なのか?~ (公式サイトより抜粋)~ ---- **ゲーム内容 ''育成'' -1日につき午前と午後の2回授業を受ける。この際に受けた内容によってハタヤマのパラメーターが上がる。 --授業の度に判定があり大成功、成功、失敗の3つの結果になる。 --光魔法実践を選ぶと使える魔法が増える。といった具合。 --基本的にバランス良く上げていけば戦闘で詰まりにくい。 --授業を受けるとストレスが溜まり授業で失敗しやすくなる。 --授業では各ヒロインと一緒に授業を受けることができ、その回数によって最終的なヒロインが決定する。 --なお、闇魔法の訓練だけは授業ではなく、別のフェイズで実施する必要がある。 ''戦闘'' -本作を語るうえで欠かせない要素。女の子にイタズラを試みるたびに戦闘が挟まれる。展開によっては敵の組織とも戦う。 --『赤色の攻撃・防御系魔法』『青色の強化・補助系魔法。』『白色の回復系魔法』の3種類の魔法で戦い、先に相手のHPを0にすると勝利。 --常に相手が先に左、中、右の3つの魔法陣に魔法をセットするので、プレイヤーはそれに対応した魔法をセットする。 ---威力強化等の補助魔法は効果対象が右隣もしくは左右のみに限られており、補助を絡めると基本的に一番左が弱く右が強くなる。 --赤色は攻撃か防御なので防御と読んで、相手の赤色の正面に回復する白魔法をセットするといった具合に常にプレイヤーは相手に対応する形になる。 ---各キャラには行動パターンが決まっているので、慣れてしまえば被害を最小限に抑えられる。 --魔法の使用にはMPが必要であり、当然足りなければ使えない。 ---MPは少しずつ回復する他、受けたダメージをMPに変換する魔法も存在する。 **バカな要素 -スケベなぬいぐるみの主人公 --主人公ハタヤマは人間の女の子とエッチをしたいがために、人間になりたがっている。 ---ぬいぐるみらしく、''背中にはチャックが付いている''。開放可能だが、見せるのは断固拒否の姿勢(実際に見た人は、中身については口をつぐんでいる)。 ---ちなみにメタモル魔法はイメージが実際の姿に反映されるため、念願の人間になると結構イケメン。闇魔法の師匠も驚いていた。 --そのため同志のぬいぐるみと着替えを覗きに行くなど、愛らしい見た目とは裏腹に腹黒い行動を起こす。 --だが、ときには魔女っ娘を庇って怪我をするなどどこか憎めないキャラになっている。 --ちなみに、両親はいるのだが''こちらは人間''(当然実子ではない)。そのため、母親は常に追い出そうとし、ハタヤマも暴言や金を盗んだりと親子仲は恐ろしく冷え込んでいる((ハタヤマの種族は希少種として国の保護対象になっており、里親には補助金が出る。両親はこれを目当てで引き取っただけでなので、元々愛情は全く無い))。夫婦仲は無駄にいい。 --人気?からかハタヤマスリッパが発売されたが『待望のスリッパ化!?みんなでヤツを踏みつけてやろう。』などと公式に書かれている。 ---ぶっちゃけ、踏みつけるなら彼の友人である兎のぬいぐるみ「伊藤くん」の方が適任である。~ 何せ、ハタヤマが女の子を襲うのにあまり躊躇わなくなったのはこいつのせいだし、度々平然と裏切るというアレなキャラなため。後述するバッドエンドの遠因ですらある。 -ストーリー展開 --ハタヤマは毒を浴びた影響で、女の子にエッチなイタズラをしなければ死んでしまう。 --そのため禁断の闇魔法の練習をして、夜な夜な女の子にイタズラをしに行くが、抵抗されるのでバトルというのが主な流れ。 ---わざわざメタモル魔法で変身するのは、ぬいぐるみボディに生殖器がないため。 --後半は謎の闇魔法学会のことが明らかになってくるので、ハタヤマ達は闇魔法学会の行いを阻止するためにバトルをする。 -個性的すぎるクラスメート --人間だけでなく骸骨やミジンコ、アメンボなど様々な生物が一つの教室に集まっている様はカオス。というか、使い魔科なのでむしろ人間がいる方がおかしいのだが。 ---ちなみに、ハタヤマはそれまで人間の中で生活していたために自分のような珍妙な生物が他にいると知らず、転入した際は非常に驚いていた。 --タマゴ鳥と人間のカップルや、一言も発さないぬいぐるみが絡む三角関係など会話もカオス。 --そして、こんな有様なのに口調や性格は一般的な人間のそれと同レベル。生態は別。 --中盤頃から登場するようになる新しい担任も、目元しか見えない三角フードにコートと一見してアウトな外見である **評価点 -育成と戦闘の結びつき --育成パートで上がるパラメーターはHPやMPなど目に見えてわかりやすいものばかりなので、モチベーションを保ちやすい。 -シンプルながらまとまった戦闘システム。 --ラスボスを除き(後述)、ヌルすぎず難しすぎない適度なバランス。 --相手の強力な攻撃魔法を読んで、反射する魔法をセットできたときなどは特に気持ち良い。 -ストーリー --簡単に言い表すならば笑いありホロリありのコメディだが、その内容は良い意味で''バカ''の一言に尽きる。癒しな外見とは裏腹に性格は個性的にも程があり、特に前半はバカなイベントが目白押し。 --ギャグの連発と合間に挟む真面目なシーン、逆にシリアスな展開の中で挟まれる癒しのようなおバカなシーンなど、シナリオ上のおける緩急の付け方は見事で、さらに終盤はキャラクターの成長もあって熱い展開もある((イタズラに関しても反省して、魔女っ娘達と共に敵に挑むなど。))。 ---ラスボスも一見単純な考えのように見えて深い思慮があったり、そうしたシリアスな展開を経てハーレムルートに挑むとやっぱり''おバカ''に逆戻りしたり・・・と当時としてはコメディ作品の要素を相当に詰め込めまれた高い完成度を持つ。 ---中には目の前で恋人の魔女っ娘が凌辱される重いイベントも(その後はゲームオーバー)。 -エロ方面 --エロゲらしくエロシーンが多い。 --異種姦が多く多少人を選ぶが実用性もそれなり。 --なお、特殊ルート以外はメインヒロイン以外の処女は奪わない。奪うにしてもちゃんと人間の姿で合意の上である(前述のバッドエンドは除く)。 ---逆に、特殊ルートでは下手をすると壊れかねんばかりの勢いで凌辱して快楽堕ちまで持っていく。 **賛否両論点 -ラスボスが強い --まともに戦うためには全パラメータをカンストさせたうえで、行動パターンを全て把握しないといけない。 --パラメータをカンストさせるには失敗が許されないため、授業前にセーブ→失敗したらリセットをしないとキツイ。 --ラスボスの使う魔法「時の歪み」はそのターンに選んだ、プレイヤーの魔法をすべて破壊してくる。 ---対処法がないためこの魔法が運悪く続くと、なすすべがなく負ける。 --ラスボスらしく手ごたえがあって良いと好意的に捉える人もいるが、理不尽すぎるという声も少なくない。 -さすがに強すぎると公式も判断したのか、弱体化パッチと全ての敵のHPが1になる[[パッチ>http://www.escude.co.jp/answer.html]]を配布した。(以下コピペ) --Qラスボスが強すぎて倒せません --Aラスボスの攻撃にはパターンがありますので、頑張ればどうにか倒せます。が、それでも厳しい難易度のため、無理だ~!という方は下記のファイルをダウンロードして下さい。 ---死ぬほど頑張ったけど無理だった…という方は、ラスボス弱体化ファイルをダウンロードして下さい。 ---それでも、やっぱりどうしても倒せない!という方は、敵のHP(体力)が全て1になる禁断のファイルをダウンロードして下さい。 **問題点 -防御魔法は消費するMPの割にダメージ軽減量が少ないのでほぼ使う価値がない。 --攻撃魔法同士がぶつかると、魔法の種類と連打で判定が行われ相手にダメージを与える相殺システムが原因。 --相殺が起きると必ずダメージが減るので相手が赤色をセットしたら、攻撃をセットするのがセオリー。 ---相手が防御魔法だった場合一方的にダメージを与えられて、攻撃魔法でも相殺判定に持ち込まれるのでローリスクハイリターン。特に終盤の戦闘イベントで使ってくる各キャラ専用魔法が極めて強力な上に防御魔法無効なので、相殺に頼るしかない。 ---ただし、赤魔法には攻撃を反射する魔法や赤魔法を破壊する魔法もあるので、敵の強さによっては妨害無効魔法をかけないと思わぬ被害を受けかねない。 -育成パートは授業を選ぶだけなので周回時には面倒に感じる。 -一部の和姦シーンに凌辱シーンのCGを使いまわしているためテキストと合っていない。 -初代は発売時期を考えると多少は仕方ないが、スキップやクイックセーブがなく、ディスクレスもできないので周回が面倒。 --非公式のクリック連打ツールを使うことで疑似スキップやオートモードにできる。 **総評 おバカなだけではないストーリーと戦闘が魅力で、シミュレーションゲームとしても抜き目的でも楽しめる一品。 ---- *メタモルファンタジーSP 【めたもるふぁんたじー えすぴー】 |対応機種|Windows 95~XP|&amazon(B001MS8MJA)| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売日|2004年12月17日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|可能|~| |配信|DMMアダルトなど&br()2009年1月30日/3,580円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| |ポイント|難易度変更が可能になった&brシステムも大幅改善|~| ※メタモルファンタジーとの共通項目は省略しています。 -発売から3年後に12作品目に当たるアッパーバージョンかつ廉価版の『メタモルファンタジー SP』が発売された。 --CGやシナリオが追加されて、システム面も改善されている。 ---特に難易度変更や戦闘スキップができるようになったのが大きい。これでラスボスで詰むことはなくなった。 ---価格も安いので今から遊ぶならこちらをお勧めする。

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