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*伝説のスタフィー2
【でんせつのすたふぃー】
|ジャンル|マリンアクション|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/510DF10AP0L.jpg,height=200)&br;&image(https://img-eshop.cdn.nintendo.net/i/aa7a945c240084273c7343b79b15af2d4da33d4c445089622f26832739851f14.jpg,height=200)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|2003年9月5日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|3個(製造時期によって電池版,フラッシュ版が存在)|~|
|レーティング|CERO:全年齢(全年齢対象)|~|
|配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2016年3月16日/702円(税8%込)|~|
|備考|スタフィーきせかえシール付|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|スタフィーシリーズ第2作目&br;前作から進化したアクション|~|
|>|>|CENTER:''[[伝説のスタフィーシリーズリンク>伝説のスタフィーシリーズ]]''|
----
#contents(fromhere)
----
**概要
伝説のスタフィーシリーズ第2作。[[前作>伝説のスタフィー]]発売後からほぼぴったり1年後に販売された。
基本的な操作は前作から受け継ぎつつ、新アクションの追加、新システムを導入した、続編と言うよりは『1』の延長線に近い作品となっている。
&font(b,16){物語}
>「ふしぎなツボ」からよみがえった悪者オーグラは、スタフィーとキョロスケの奮闘によって再びツボに封印され、テンカイに平和が戻った。~
それから数年後、オーグラはなんとか脱出の手立てがないか考えるうち、ある方法を思いつく。自ら子供を産み、それに嵐を起こさせてツボを出るというものだった。~
オーグラの生んだ10人の子供たちはプチオーグラと名付けられ、ツボの小さな口から出ると、あっという間に嵐をもたらし、父親の入ったツボを転がして脱出させる。~
自由になったオーグラはスタフィーらの前に現れ、その母親である王妃ママスタをさらっていく。~
~
泣きながらオーグラを追って走るスタフィーだが追いつけず、テンカイから飛び降りようとするところをキョロスケに止められるも、勢い余ってふたりとも下へ落ちてしまう。~
~
(Wikipediaより引用)
----
**システム
前作とほぼ同様だが、改良された部分が多い。以下は今作に移行するにあたって変化し、次作以降にも引き継がれているシステムを挙げる。
-ステージの細分化
--前作では広大な1ステージ内をくまなく探索する方式であったが、今作では『[[スーパーマリオブラザーズ3]]』よろしくいくつかのコースに分かれており、最終コースのボスを倒すことで次のステージに進めるようになっている。
---世界観が世界観なだけあってやや不自然な感触は否めないが、広いステージを右往左往して迷うことが少なくなったり、同じステージでも全く異なる場所を探索できたりと好意的に受け止められている。
--また、ステージ数自体も11と多く、現時点では最多となっている。
-アクションの追加
--「マリンアクション」というジャンル名のためか、前作では水中部分のアクションに特化しており、地上でのアクションが地味なものだったが、今作では狭い隙間を潜る「しゃがみすべり」、ジャンプした後に再度空中ジャンプの出来る「だぶるじゃんぷ」、だぶるじゃんぷ後に下方向に向かって威力の高い攻撃を繰り出す「りゅうせいアタック」が追加された。
-着せ替え要素
--コースクリアをする、後述のお店で購入することで入手できるグッズを組み合わせて、スタフィーの着せ替えが可能になった。
---本作の時点では妹の「スタピー」は未出演なのだが、何故か女性物のグッズも存在している。
-お店の登場
--前作では5つ集めるとライフが1つ回復するアイテム「しんじゅ」を集めることで集合写真にキャラクターが追加されるおまけがあったが、今作では「ラブリーのおみせ」にて写真を購入したり、着せ替えグッズを購入できるようになった。
---全て購入するにはカンスト以上のしんじゅが必要だが、あくまでおまけ要素であるため本編には一切影響しない。
-また採用されている作品は少ないが、2周目以降は各種のりものを改造してもらうことが可能になる。
--指定した方向にジェット移動ができるようになる「ききゅう改」、前作のまほうセットと同様の攻撃が可能になる「リューン改」のように純粋に強化されるものもあれば、見た目が変わっただけで一切効果に変化のない「ヤンキーきぐるみ」のようなお遊び的なものもある。
----
**評価点・改良点
-アクション「だぶるじゃんぷ」の追加
--非常に便利なアクションで、これにより地上面における自由度が大幅に向上した。便利なのはもちろん、適当にジャンプするだけでも中々楽しい。
---アクションの追加によって地上メインのコース難易度が緩和されたり、逆に「だぶるじゃんぷ」の活用前提のやや高難易度なコースが登場したりと、前作とは大きく異なるコースが登場している。
-目的達成の明確化
--前作の時点からプレイヤーが次にするべき行動は明確なものにはなっているが、前作と異なり、今作では同じステージでもいくつかのコースに分けられたことにより、プレイヤーが次にとるべき行動がさらに分かりやすくなった。
---例として新アクションを習得するコースでは、習得したばかりの新アクションを駆使することに特化した内容となっているという、親切な造りになっている。
--シリーズ恒例の2周目においても、1周目には無かったコースが追加されるようになっており、広いステージ内でふういんブロックを探し出す等の作業も必要が無くなった。
-「のりもの」の入手方法
--前作の「のりもの」は1周目では必須では無いためか隠し要素という面が強く、その結果「ききゅう」以外ののりものは入手イベントに通じる扉が分かり辛い場所に配置されているものばかりだったが、本作ではストーリー中に必ず入手できるようになった。
---もちろん、その際にはのりものを使った練習もさせてもらえる。
--のりものではないが、前作ではイベント習得であった「スピンアタックレベル3」も、本作ではストーリー中に習得できるようになった。
-会話画面の改良化
--前作では会話をしたくない場面であってもキャラクターに近づいただけで会話をしてしまう上に、ブラックアウト後に会話画面に切り替わるためややもどかしく感じる場合もあったが、今作ではキャラクターに近づいて十字ボタンの上ボタンを押すことで会話できるように変更された上に、画面の切り替わりも無くなったため、テンポが良くなった。
-歯ごたえのある難易度
--前作と同様に、クリアするだけなら簡単な1周目、高度なスキルが要求される2周目といった具合に、万人に受け入れられる難易度調整が成されている。
---特に2周目の追加コースは、シリーズ中でもかなり難易度が高めとなっている。中でも操作性の悪いきぐるみで高度なアクションが要求される上に、その後もスタフィーを捕えようとするモンスターから逃げつつ足場の不安定な場所を進まされる11-10は、スタフィーシリーズとは思えないほどの難易度を誇る。
-キョロスケの変化
--一応、前作でも兄弟に対しては誰よりも優しいという一面は描かれてはいたものの、前作ではスタフィーを友人として見る場面が無きに等しく、自意識過剰で威勢はいいが、自分では戦いも出来ない小心者…と、相棒ポジションにも拘らずお世辞にも魅力的なキャラクターとは言い難かった。
--しかし本作では生き別れになったスタフィーを必死に探す、自身に勝ち目がないと分かっていながらもボロボロになったスタフィーを身を挺して守るなど、スタフィーを思いやる一面が強くなり、スタフィーを子分とは言いつつも友人として接するようになった。
---その一方で自意識過剰な性格は全く変わっていないが、ツッコミに回る、親の大切さについて説教をするなど良識的な面も描かれており、今作以降「小心者だが仲間や家族を大切にするキャラクター」というポジションに落ち着いている。
----
**賛否両論点
-新鮮味の少なさ
--ゲーム画面の雰囲気、敵・味方の両者キャラクター、基本動作などは前作からの変化が非常に少なく、続編と言うにはやや力不足を感じてしまう。
--もちろん、前作からの正当進化ということで違和感なく受け入れられるユーザーが多いのも事実ではある。
//1~3をプレイしたが、基本システムが共通なのは一概に問題とはいえないと思う。
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**問題点
-新アクション「りゅうせいアタック」
--CMや公式サイトでは、強力な攻撃として謳われていたアクションなのだが、実際には敵を倒した場合に再度空中ジャンプが出来るようになることを利用して、谷を越えるため「だけ」のアクションであり、見た目のイメージとはかけ離れたアクションとなってしまっている。
---しかも「りゅうせいアタック」は垂直落下するため、狙いを外せば真っ逆さまに落下してしまう。仕様上穴に落ちても即死はせず、移動手段のために倒すこととなる敵は一切の移動をしない上に、倒しても画面内で復活してくれる点は救いか。
-アクション「ムササビジャンプ」の習得の遅さ
--「ムササビジャンプ」は、空中にて緩やかに落下、移動できるようになるアクションで、足場の悪い場所では特に重宝するアクション。
---前作では初期習得していたにも拘らず今作では何故か忘れてしまっており、習得の際には教えてもらう必要があるのだが、それが3ステージ目と異常に遅い。
---悪いことに、習得以前のコース中にムササビジャンプが重宝するであろう構成のコースもある始末。
-ボスが弱め
--本作のボスとなるのはオーグラの子供であるプチオーグラ1~10号の10人だが、変身能力を持つ4号を除いた他の9人は自身が戦闘能力を持たないためか、かなり弱めになっている。
---特に終盤のボスでありながら、8号と10号は自分からはほとんど攻撃を仕掛けてこないため、プレイヤーの慣れやスピンアタックの強化もあり1号&ボンボーンコンビと同等かそれ以上に弱いという訳の分からないことになっている。9号に至っては''部下の足を引っ張っているだけでしかない。''
---ただし上述した4号はシリーズ屈指の強敵であり、ラスボスのオーグラは3形態全てが強いため、全員が全員弱いということではない。
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**総評
大幅な変化こそ見られないものの、初心者に対する配慮が前作以上に多くなり、万人におすすめできる良作。~
以降の作品において、スタフィーのアクションやステージ構成は本作をベースに欠点を改良しつつ制作されており、スタフィーシリーズの基礎を確立させた作品と言える。
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**余談
-本作の2周目で入手出来る「ヤンキーきぐるみ」は見た目に加えてBGMも全く異なる物に変化する力の入れよう。
//--のだが、そのBGMが''どう聴いても某横◯銀◯の◯っ◯り◯イ◯クー◯◯ッ◯ン◯ー◯まんま''である。本当に大丈夫か…
//--ちなみに次回作『[[3>伝説のスタフィー3]]』でも2周目のきぐるみ変化が存在しているのだが、こちらも姿にちなんでか某◯本◯喜◯のテーマ曲を彷彿とさせる物に仕上がっている為、狙ってやっている可能性が高い。
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*伝説のスタフィー2
【でんせつのすたふぃー】
|ジャンル|マリンアクション|CENTER:&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/510DF10AP0L.jpg,height=200)&br;&image(https://img-eshop.cdn.nintendo.net/i/aa7a945c240084273c7343b79b15af2d4da33d4c445089622f26832739851f14.jpg,height=200)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|2003年9月5日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|3個(製造時期によって電池版,フラッシュ版が存在)|~|
|レーティング|CERO:全年齢(全年齢対象)|~|
|配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2016年3月16日/702円(税8%込)|~|
|備考|スタフィーきせかえシール付|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|スタフィーシリーズ第2作目&br;前作から進化したアクション|~|
|>|>|CENTER:''[[伝説のスタフィーシリーズリンク>伝説のスタフィーシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
伝説のスタフィーシリーズ第2作。[[前作>伝説のスタフィー]]発売後からほぼぴったり1年後に販売された。
基本的な操作は前作から受け継ぎつつ、新アクションの追加、新システムを導入した、続編と言うよりは『1』の延長線に近い作品となっている。
&font(b,16){物語}
>「ふしぎなツボ」からよみがえった悪者オーグラは、スタフィーとキョロスケの奮闘によって再びツボに封印され、テンカイに平和が戻った。~
それから数年後、オーグラはなんとか脱出の手立てがないか考えるうち、ある方法を思いつく。自ら子供を産み、それに嵐を起こさせてツボを出るというものだった。~
オーグラの生んだ10人の子供たちはプチオーグラと名付けられ、ツボの小さな口から出ると、あっという間に嵐をもたらし、父親の入ったツボを転がして脱出させる。~
自由になったオーグラはスタフィーらの前に現れ、その母親である王妃ママスタをさらっていく。~
~
泣きながらオーグラを追って走るスタフィーだが追いつけず、テンカイから飛び降りようとするところをキョロスケに止められるも、勢い余ってふたりとも下へ落ちてしまう。~
~
(Wikipediaより引用)
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**システム
前作とほぼ同様だが、改良された部分が多い。以下は今作に移行するにあたって変化し、次作以降にも引き継がれているシステムを挙げる。
-ステージの細分化
--前作では広大な1ステージ内をくまなく探索する方式であったが、今作では『[[スーパーマリオブラザーズ3]]』よろしくいくつかのコースに分かれており、最終コースのボスを倒すことで次のステージに進めるようになっている。
---世界観が世界観なだけあってやや不自然な感触は否めないが、広いステージを右往左往して迷うことが少なくなったり、同じステージでも全く異なる場所を探索できたりと好意的に受け止められている。
--また、ステージ数自体も11と多く、現時点では最多となっている。
-アクションの追加
--「マリンアクション」というジャンル名のためか、前作では水中部分のアクションに特化しており、地上でのアクションが地味なものだったが、今作では狭い隙間を潜る「しゃがみすべり」、ジャンプした後に再度空中ジャンプの出来る「だぶるじゃんぷ」、だぶるじゃんぷ後に下方向に向かって威力の高い攻撃を繰り出す「りゅうせいアタック」が追加された。
-着せ替え要素
--コースクリアをする、後述のお店で購入することで入手できるグッズを組み合わせて、スタフィーの着せ替えが可能になった。
---本作の時点では妹の「スタピー」は未出演なのだが、何故か女性物のグッズも存在している。
-お店の登場
--前作では5つ集めるとライフが1つ回復するアイテム「しんじゅ」を集めることで集合写真にキャラクターが追加されるおまけがあったが、今作では「ラブリーのおみせ」にて写真を購入したり、着せ替えグッズを購入できるようになった。
---全て購入するにはカンスト以上のしんじゅが必要だが、あくまでおまけ要素であるため本編には一切影響しない。
-また採用されている作品は少ないが、2周目以降は各種のりものを改造してもらうことが可能になる。
--指定した方向にジェット移動ができるようになる「ききゅう改」、前作のまほうセットと同様の攻撃が可能になる「リューン改」のように純粋に強化されるものもあれば、見た目が変わっただけで一切効果に変化のない「ヤンキーきぐるみ」のようなお遊び的なものもある。
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**評価点・改良点
-アクション「だぶるじゃんぷ」の追加
--非常に便利なアクションで、これにより地上面における自由度が大幅に向上した。便利なのはもちろん、適当にジャンプするだけでも中々楽しい。
---アクションの追加によって地上メインのコース難易度が緩和されたり、逆に「だぶるじゃんぷ」の活用前提のやや高難易度なコースが登場したりと、前作とは大きく異なるコースが登場している。
-目的達成の明確化
--前作の時点からプレイヤーが次にするべき行動は明確なものにはなっているが、前作と異なり、今作では同じステージでもいくつかのコースに分けられたことにより、プレイヤーが次にとるべき行動がさらに分かりやすくなった。
---例として新アクションを習得するコースでは、習得したばかりの新アクションを駆使することに特化した内容となっているという、親切な造りになっている。
--シリーズ恒例の2周目においても、1周目には無かったコースが追加されるようになっており、広いステージ内でふういんブロックを探し出す等の作業も必要が無くなった。
-「のりもの」の入手方法
--前作の「のりもの」は1周目では必須では無いためか隠し要素という面が強く、その結果「ききゅう」以外ののりものは入手イベントに通じる扉が分かり辛い場所に配置されているものばかりだったが、本作ではストーリー中に必ず入手できるようになった。
---もちろん、その際にはのりものを使った練習もさせてもらえる。
--のりものではないが、前作ではイベント習得であった「スピンアタックレベル3」も、本作ではストーリー中に習得できるようになった。
-会話画面の改良化
--前作では会話をしたくない場面であってもキャラクターに近づいただけで会話をしてしまう上に、ブラックアウト後に会話画面に切り替わるためややもどかしく感じる場合もあったが、今作ではキャラクターに近づいて十字ボタンの上ボタンを押すことで会話できるように変更された上に、画面の切り替わりも無くなったため、テンポが良くなった。
-歯ごたえのある難易度
--前作と同様に、クリアするだけなら簡単な1周目、高度なスキルが要求される2周目といった具合に、万人に受け入れられる難易度調整が成されている。
---特に2周目の追加コースは、シリーズ中でもかなり難易度が高めとなっている。中でも操作性の悪いきぐるみで高度なアクションが要求される上に、その後もスタフィーを捕えようとするモンスターから逃げつつ足場の不安定な場所を進まされる11-10は、スタフィーシリーズとは思えないほどの難易度を誇る。
-キョロスケの変化
--一応、前作でも兄弟に対しては誰よりも優しいという一面は描かれてはいたものの、前作ではスタフィーを友人として見る場面が無きに等しく、自意識過剰で威勢はいいが、自分では戦いも出来ない小心者…と、相棒ポジションにも拘らずお世辞にも魅力的なキャラクターとは言い難かった。
--しかし本作では生き別れになったスタフィーを必死に探す、自身に勝ち目がないと分かっていながらもボロボロになったスタフィーを身を挺して守るなど、スタフィーを思いやる一面が強くなり、スタフィーを子分とは言いつつも友人として接するようになった。
---その一方で自意識過剰な性格は全く変わっていないが、ツッコミに回る、親の大切さについて説教をするなど良識的な面も描かれており、今作以降「小心者だが仲間や家族を大切にするキャラクター」というポジションに落ち着いている。
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**賛否両論点
-新鮮味の少なさ
--ゲーム画面の雰囲気、敵・味方の両者キャラクター、基本動作などは前作からの変化が非常に少なく、続編と言うにはやや力不足を感じてしまう。
--もちろん、前作からの正当進化ということで違和感なく受け入れられるユーザーが多いのも事実ではある。
//1~3をプレイしたが、基本システムが共通なのは一概に問題とはいえないと思う。
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**問題点
-新アクション「りゅうせいアタック」
--CMや公式サイトでは、強力な攻撃として謳われていたアクションなのだが、実際には敵を倒した場合に再度空中ジャンプが出来るようになることを利用して、谷を越えるため「だけ」のアクションであり、見た目のイメージとはかけ離れたアクションとなってしまっている。
---しかも「りゅうせいアタック」は垂直落下するため、狙いを外せば真っ逆さまに落下してしまう。仕様上穴に落ちても即死はせず、移動手段のために倒すこととなる敵は一切の移動をしない上に、倒しても画面内で復活してくれる点は救いか。
-アクション「ムササビジャンプ」の習得の遅さ
--「ムササビジャンプ」は、空中にて緩やかに落下、移動できるようになるアクションで、足場の悪い場所では特に重宝するアクション。
---前作では初期習得していたにも拘らず今作では何故か忘れてしまっており、習得の際には教えてもらう必要があるのだが、それが3ステージ目と異常に遅い。
---悪いことに、習得以前のコース中にムササビジャンプが重宝するであろう構成のコースもある始末。
-ボスが弱め
--本作のボスとなるのはオーグラの子供であるプチオーグラ1~10号の10人だが、変身能力を持つ4号を除いた他の9人は自身が戦闘能力を持たないためか、かなり弱めになっている。
---特に終盤のボスでありながら、8号と10号は自分からはほとんど攻撃を仕掛けてこないため、プレイヤーの慣れやスピンアタックの強化もあり1号&ボンボーンコンビと同等かそれ以上に弱いという訳の分からないことになっている。9号に至っては''部下の足を引っ張っているだけでしかない。''
---ただし上述した4号はシリーズ屈指の強敵であり、ラスボスのオーグラは3形態全てが強いため、全員が全員弱いということではない。
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**総評
大幅な変化こそ見られないものの、初心者に対する配慮が前作以上に多くなり、万人におすすめできる良作。~
以降の作品において、スタフィーのアクションやステージ構成は本作をベースに欠点を改良しつつ制作されており、スタフィーシリーズの基礎を確立させた作品と言える。
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**余談
-本作の2周目で入手出来る「ヤンキーきぐるみ」は見た目に加えてBGMも全く異なる物に変化する力の入れよう。
//--のだが、そのBGMが''どう聴いても某横◯銀◯の◯っ◯り◯イ◯クー◯◯ッ◯ン◯ー◯まんま''である。本当に大丈夫か…
//--ちなみに次回作『[[3>伝説のスタフィー3]]』でも2周目のきぐるみ変化が存在しているのだが、こちらも姿にちなんでか某◯本◯喜◯のテーマ曲を彷彿とさせる物に仕上がっている為、狙ってやっている可能性が高い。
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