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#contents(fromhere) ---- *Sugar+Spice! 【しゅがーすぱいす】 |ジャンル|オトメカイセキADV|&amazon(B000T8SAQO)| |対応機種|Windows 98~XP|~| |発売・開発元|チュアブルソフト|~| |発売日|2007年9月28日|~| |定価|9,800円(税別)|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |配信|2018年2月23日/3,024円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|記憶喪失主人公&brいつでも告白システム&br女の子って何でできてるの?|~| ---- **概要 -チュアブルソフトから発売された恋愛ADV第3弾。 --第1作『Pure×Cure』、第2作『あまなつ』とは世界観を同一のものとしており、一部キャラクターが本作にも登場する。 -PS2移植版とファンディスクも発売されている。 **ストーリー Sugar+Spice 甘く刺激的な、恋の物語 男の子って何でできてる? 男の子って何でできてる? カエルとデンデン、ワンコのしっぽ そんなモンでできてるよ 女の子って何でできてる? 女の子って何でできてる? サトウとスパイス(Sugar+Spice) ―そして素敵な何もかも― そんなモンでできてるよ **キャラクター #region(クリックで展開) ***メインキャラクター ''新木 和真(あらき かずま)'' -CV:なし -本作の主人公。特定のあだ名はなく、ヒロイン達からは様々な呼ばれ方をしている。逆にヒロイン達をあだ名で呼ぶこともない。 -結ノ宮学園高校1年生(ゲーム開始時)だが、交通事故により記憶を全て失っている。 -兄貴肌かつ大雑把。普段から口説きめいた発言をしているため女性陣からは天然ジゴロ・ロクデナシ呼ばわりされている。 -運動全般が得意だがはねるには腕力以外で負けている。後にボクシング部に所属していたことが明らかになる。 -両親は考古学者で海外を飛び回っており年中不在。父親からはたまに手紙が届く。 ''春瀬 歌(はるせ うた)'' -CV:有栖川みや美 -あだ名:ハモ -和真のクラスメイトで夢路とは中学以前からの付き合い。 -嘘をついて慌てる様を楽しむという困った趣味の持ち主。息をするように嘘をつくと言われる。 --人の言うことを信じやすいはねると司はすぐ騙されるが藍衣には知識の差もあってすぐ嘘を見破られる。 -「フォレスタ」というレストランでバイトをしていて料理の腕は抜群。 -和真のことは「カズくん」と呼ぶ。 ''南条寺 夢路(なんじょうじ ゆめじ)'' -CV:安玖深音 -あだ名:ジジ -歌と和真のクラスメイト。 -実家は保育園を兼ねた寺院で3人の姉弟がいる長女。そのため面倒見のいい性格で仲間内でもまとめ役になっている。 -才色兼備で何でもそつなくこなし、女子からの人気も高いが料理の腕は壊滅的。手料理を食べた和真と藍衣が悶絶するほど。 -和真のことは「新木くん」もしくは「和真くん」と呼ぶ。 ''足利 はねる(あしかが はねる)'' -CV:倉田まりや -あだ名:ピョン -和真のクラスメイト。 -陸上部に所属する短距離スプリンター。インターハイ上位に入賞する実力でスポーツ特待生として入学している。 -体力に自身のある和真とは事ある毎に張り合うが、単純な腕力以外は和真が太刀打ちできないほどの身体能力の持ち主。 -反面、勉強が苦手で試験の成績は悪い。歌の嘘の一番の被害者。 -天真爛漫で思ったことをすぐ口にする。メンバーのあだ名は彼女がつけている。 -和真のことは「カズー」と呼ぶ。 ''深山 藍衣(みやま あい)'' -CV:桃井いちご -あだ名:ミャンマー -和真の幼なじみで実家は「結ノ湯」という銭湯を営んでいる。 -1年時は別クラスだが、2年進級時に同じクラスになる。その際、はねるによってあだ名を付けられる。 -学園では非常に優等生だが自宅ではだらけきった姿を見せる猫かぶり。基本的にインドア派でゲームやコスプレが趣味。 -和真とは幼なじみだが、物語開始前にとある理由で関係が冷えきっていた。しかし、和真が記憶喪失でその事すら忘れてしまっていたので確執する理由もなくなり仲直りをする。 -和真のことは「和真」もしくは「マーくん」と呼ぶ。 ''早乙女 司(さおとめ つかさ)'' -CV:金松由花 -あだ名:オトメ -4月になると和真が暮らす学生寮「せせらぎ寮」に越してくる。1年後輩でロンドンからの帰国子女。 -少し舌っ足らずなしゃべり方をして、時折英語が混じる。一人称は「ボク」。 -人見知りするところがあるが、純粋で歌の嘘を真に受けることも多い。 -小柄で人形のような愛らしさがあるため仲間内でもクラスでも可愛がられている。 -ブリティッシュロック好きで自身もギターの演奏をする。作曲もするが引っ込み思案な性格もあって人前で演奏したことはない。 -和真のことは「カズマ」と呼ぶ。 ***サブキャラクター ''深山 彩弥(みやま あや)'' -CV:谷中麻衣 -藍衣の2つ上の姉。 -入院していた和真を両親に変わって迎えに来た。面倒見の良い優しい女性。 -進学のために地元を離れるため、ゲーム開始直後から2月までの僅かな登場となる。 ''本見 倫(ほんみ りん)'' -CV:逢川奈々 -和真達のクラス担任。厳しいが公正かつ優しい性格のため生徒からの人気は高い。 ''高島 公彦(たかしま きみひこ)'' -CV:川村眞人 -和真の主治医。歯に衣着せぬ物言いをするが、親身になって接してくれる医者。 -『Pure×Cure』にも登場する人物。 ''佐藤 俊夫(さとう としお)'' -CV:一文字雷 -和真のクラスメイト。お調子者で愛すべきバカ。 -夢路に惚れていて、本人は隠しているつもりだがバレバレで夢路には引かれている。 -黒越と「Sugar+Spice!」というバンドを組んでいてドラム担当。 &bold(){黒越 洋(くろこし よう)} -CV:杉原茉莉 -和真のクラスメイト。毒舌でクールだが、面倒見の良い性格。和真は同じ寮生でもある。 -小柄で端正な顔つきのため、女装すると女性と見分けがつかないほど。 -佐藤と「Sugar+Spice!」というバンドを組んでいてベース担当。 ''伊達 麻希(だて まき)'' -CV:西野真人 -1年後輩で司のクラスメイト。 -和真とは同じ中学のボクシング部出身で、和真を追って結ノ宮学園に入学した。 -爽やかスポーツ好青年だが、言動が和真中心のためあらぬ誤解を受けることも。 -和真からは「マサムネ」と呼ばれている。 -『あまなつ』に登場する人物の血縁者。 #endregion **評価点・特徴 -1年通して描かれる学園生活 --ゲームの進行は月ごとに学園マップと町マップの中から任意のイベントを選ぶことで進められる。 --イベントの数が非常に多く、300以上ものイベントが用意されている。 ---季節ごとのイベントなど豊富で1年間の学園生活を満喫できる。 ---イベント事にアイコンが用意されており、コレクション要素もある。 --月ごとにポイントが割り振られており、イベントを見る毎に消費していく。 --イベントを見る順番によって新しいイベントが現れたり、見られなくなるイベントもある。 --ポイントは追加できないので全てのイベントを見ることはできず、攻略手順を考える必要がある。 --月ごとに「GOAL!」と書かれたイベントがあり、そのイベントを見ると残りポイントやイベントの有無に関わらず次の月へ移行する。 -好きになったらいつでも告白!システム --ゲーム開始後しばらくしてからメインヒロインにいつでも告白((キャラによっては一時期不可能な期間がある。))できるシステム。 --好感度が一定以下や条件を満たしてない場合は告白が失敗する。 ---3度失敗すると強制BADエンドに。 --好感度は「オトメカイセキ」画面にて確認可能。頬を赤らめていれば成功サイン。 --誰にも告白することなく1年を過ごすこともできるが当然BADエンドになる。 **問題点 -年上キャラ不在 --昨今の学園系ADVでは先輩・同年・後輩を取り揃えるのが定石だが、攻略可能なキャラは1人を除いて全員同年となっている。 --最初に登場する彩弥ねえは序盤でいなくなるため攻略不可。 --8月にある行動をとればとある年上キャラのHシーンがあるが、1度きりのオマケ要素かつヒロイン全員の好感度が下がるペナルティ付き。 -フリーシナリオならではの違和感 --告白が成功すると個別ルートに入るが、共通ルートも選択可能なため和真やヒロイン達の行動に違和感があることも。 --また、告白の時期によっては見ることのできないHシーンもあるため、1周では全てのCGが回収できないことも。 ---好感度は引き継がれるため、次の周回で告白解禁された直後に告白成功も可能。 --いつでもできるため、ヒロインと主人公が惹かれ合っていく様は希薄な描写となっている。 -既読スキップ未実装 --周回するためにはあると便利なのだが、未実装となっている。 ---- **総評 1年を通して様々なイベントが用意されているため学園生活を満喫できる。~ 行動ポイントのあるイベントは基本的には目当てのキャラクターだけを追っていれば問題ないが、様々なキャラとの絡みもあり色々な一面を見ることができるので攻略順を練る楽しみもある。~ 主人公とヒロインの恋愛を楽しむというよりは、主人公とその周辺の学園生活のわいわいを楽しむゲームと言える。~ 出現フラグの複雑なイベントがあったり、エンディング後のオマケシナリオもあったりとコレクション要素も高いので気に入れば長く楽しめるだろう。 ---- **余談 -セルフパロディ --チュアブルソフトから2014年に発売された『あの晴れわたる空より高く』で「シュガー+スパイス」という選択肢がある。 ---- *Sugar+Spice! ~あのこのステキな何もかも~ 【しゅがーすぱいす あのこのすてきななにもかも】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B001BWSBGQ)| |対応機種|プレイステーション2|~| |販売・開発元|アルケミスト|~| |発売元|加賀クリエイト|~| |発売日|2008年9月25日|~| |定価|初回限定版:9,800円&br()通常版:6,800円(共に税別)|~| |レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|新ヒロイン追加&br彩弥ねえと倫ちゃん先生ヒロイン昇格|~| **概要(PS2) 2008年9月25日にPS2で発売された移植版。~ 新キャラに加え、要望の多かった深山彩弥及び本見倫のルートが追加されている。 **新キャラ(PS2) &bold(){七巳 灯花(ななみ とうか)} -CV:池澤春菜 -「高峰よぞら」の芸名で活動する現役アイドル。母親も有名女優。 -実力主義で割りきった性格。 &bold(){藤間 かごめ(とうま かごめ)} -CV:小暮英麻 -非攻略キャラ。 -伊達 麻希の追っかけで彼を「マッキー」と呼ぶ。司のことも可愛がっており、和真を邪険にしている。 **評価点(PS2) -新規CGや立ち絵の口パク目パチ等追加 -新ヒロインの登場でシナリオ数も増えている **問題点(PS2) -彩弥ねえはヒロインに昇格になったが、進学することには変わりないため2月までの短期間ルートである。 --また、藍衣ルートのエンディングを見る必要があるため実質隠しキャラ。 -新キャラが追加されたが、Win版からあるイベントには登場しないため出番が少なく感じる。 ---- **総評(PS2) Win版のにぎやかさそのままに追加要素も多くパワーアップしているので、Win版でプレイしていても楽しめる。
#contents(fromhere) ---- *Sugar+Spice! 【しゅがーすぱいす】 |ジャンル|オトメカイセキADV|&amazon(B000T8SAQO)| |対応機種|Windows 98~XP|~| |発売・開発元|チュアブルソフト|~| |発売日|2007年9月28日|~| |定価|9,800円(税別)|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |配信|2018年2月23日/3,024円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|記憶喪失主人公&brいつでも告白システム&br女の子って何でできてるの?|~| ---- **概要 -チュアブルソフトから発売された恋愛ADV第3弾。 --第1作『Pure×Cure』、第2作『あまなつ』とは世界観を同一のものとしており、一部キャラクターが本作にも登場する。 -PS2移植版とファンディスクも発売されている。 **ストーリー Sugar+Spice 甘く刺激的な、恋の物語 男の子って何でできてる? 男の子って何でできてる? カエルとデンデン、ワンコのしっぽ そんなモンでできてるよ 女の子って何でできてる? 女の子って何でできてる? サトウとスパイス(Sugar+Spice) ―そして素敵な何もかも― そんなモンでできてるよ **キャラクター #region(クリックで展開) ***メインキャラクター ''新木 和真(あらき かずま)'' -CV:なし -本作の主人公。特定のあだ名はなく、ヒロイン達からは様々な呼ばれ方をしている。逆にヒロイン達をあだ名で呼ぶこともない。 -結ノ宮学園高校1年生(ゲーム開始時)だが、交通事故により記憶を全て失っている。 -兄貴肌かつ大雑把。普段から口説きめいた発言をしているため女性陣からは天然ジゴロ・ロクデナシ呼ばわりされている。 -運動全般が得意だがはねるには腕力以外で負けている。後にボクシング部に所属していたことが明らかになる。 -両親は考古学者で海外を飛び回っており年中不在。父親からはたまに手紙が届く。 ''春瀬 歌(はるせ うた)'' -CV:有栖川みや美 -あだ名:ハモ -和真のクラスメイトで夢路とは中学以前からの付き合い。 -嘘をついて慌てる様を楽しむという困った趣味の持ち主。息をするように嘘をつくと言われる。 --人の言うことを信じやすいはねると司はすぐ騙されるが藍衣には知識の差もあってすぐ嘘を見破られる。 -「フォレスタ」というレストランでバイトをしていて料理の腕は抜群。 -和真のことは「カズくん」と呼ぶ。 ''南条寺 夢路(なんじょうじ ゆめじ)'' -CV:安玖深音 -あだ名:ジジ -歌と和真のクラスメイト。 -実家は保育園を兼ねた寺院で3人の姉弟がいる長女。そのため面倒見のいい性格で仲間内でもまとめ役になっている。 -才色兼備で何でもそつなくこなし、女子からの人気も高いが料理の腕は壊滅的。手料理を食べた和真と藍衣が悶絶するほど。 -和真のことは「新木くん」もしくは「和真くん」と呼ぶ。 ''足利 はねる(あしかが はねる)'' -CV:倉田まりや -あだ名:ピョン -和真のクラスメイト。 -陸上部に所属する短距離スプリンター。インターハイ上位に入賞する実力でスポーツ特待生として入学している。 -体力に自身のある和真とは事ある毎に張り合うが、単純な腕力以外は和真が太刀打ちできないほどの身体能力の持ち主。 -反面、勉強が苦手で試験の成績は悪い。歌の嘘の一番の被害者。 -天真爛漫で思ったことをすぐ口にする。メンバーのあだ名は彼女がつけている。 -和真のことは「カズー」と呼ぶ。 ''深山 藍衣(みやま あい)'' -CV:桃井いちご -あだ名:ミャンマー -和真の幼なじみで実家は「結ノ湯」という銭湯を営んでいる。 -1年時は別クラスだが、2年進級時に同じクラスになる。その際、はねるによってあだ名を付けられる。 -学園では非常に優等生だが自宅ではだらけきった姿を見せる猫かぶり。基本的にインドア派でゲームやコスプレが趣味。 -和真とは幼なじみだが、物語開始前にとある理由で関係が冷えきっていた。しかし、和真が記憶喪失でその事すら忘れてしまっていたので確執する理由もなくなり仲直りをする。 -和真のことは「和真」もしくは「マーくん」と呼ぶ。 ''早乙女 司(さおとめ つかさ)'' -CV:金松由花 -あだ名:オトメ -4月になると和真が暮らす学生寮「せせらぎ寮」に越してくる。1年後輩でロンドンからの帰国子女。 -少し舌っ足らずなしゃべり方をして、時折英語が混じる。一人称は「ボク」。 -人見知りするところがあるが、純粋で歌の嘘を真に受けることも多い。 -小柄で人形のような愛らしさがあるため仲間内でもクラスでも可愛がられている。 -ブリティッシュロック好きで自身もギターの演奏をする。作曲もするが引っ込み思案な性格もあって人前で演奏したことはない。 -和真のことは「カズマ」と呼ぶ。 ***サブキャラクター ''深山 彩弥(みやま あや)'' -CV:谷中麻衣 -藍衣の2つ上の姉。 -入院していた和真を両親に変わって迎えに来た。面倒見の良い優しい女性。 -進学のために地元を離れるため、ゲーム開始直後から2月までの僅かな登場となる。 ''本見 倫(ほんみ りん)'' -CV:逢川奈々 -和真達のクラス担任。厳しいが公正かつ優しい性格のため生徒からの人気は高い。 ''高島 公彦(たかしま きみひこ)'' -CV:川村眞人 -和真の主治医。歯に衣着せぬ物言いをするが、親身になって接してくれる医者。 -『Pure×Cure』にも登場する人物。 ''佐藤 俊夫(さとう としお)'' -CV:一文字雷 -和真のクラスメイト。お調子者で愛すべきバカ。 -夢路に惚れていて、本人は隠しているつもりだがバレバレで夢路には引かれている。 -黒越と「Sugar+Spice!」というバンドを組んでいてドラム担当。 &bold(){黒越 洋(くろこし よう)} -CV:杉原茉莉 -和真のクラスメイト。毒舌でクールだが、面倒見の良い性格。和真は同じ寮生でもある。 -小柄で端正な顔つきのため、女装すると女性と見分けがつかないほど。 -佐藤と「Sugar+Spice!」というバンドを組んでいてベース担当。 ''伊達 麻希(だて まき)'' -CV:西野真人 -1年後輩で司のクラスメイト。 -和真とは同じ中学のボクシング部出身で、和真を追って結ノ宮学園に入学した。 -爽やかスポーツ好青年だが、言動が和真中心のためあらぬ誤解を受けることも。 -和真からは「マサムネ」と呼ばれている。 -『あまなつ』に登場する人物の血縁者。 #endregion **評価点・特徴 -1年通して描かれる学園生活 --ゲームの進行は月ごとに学園マップと町マップの中から任意のイベントを選ぶことで進められる。 --イベントの数が非常に多く、300以上ものイベントが用意されている。 ---季節ごとのイベントなど豊富で1年間の学園生活を満喫できる。 ---イベント事にアイコンが用意されており、コレクション要素もある。 --月ごとにポイントが割り振られており、イベントを見る毎に消費していく。 --イベントを見る順番によって新しいイベントが現れたり、見られなくなるイベントもある。 --ポイントは追加できないので全てのイベントを見ることはできず、攻略手順を考える必要がある。 --月ごとに「GOAL!」と書かれたイベントがあり、そのイベントを見ると残りポイントやイベントの有無に関わらず次の月へ移行する。 -好きになったらいつでも告白!システム --ゲーム開始後しばらくしてからメインヒロインにいつでも告白((キャラによっては一時期不可能な期間がある。))できるシステム。 --好感度が一定以下や条件を満たしてない場合は告白が失敗する。 ---3度失敗すると強制BADエンドに。 --好感度は「オトメカイセキ」画面にて確認可能。頬を赤らめていれば成功サイン。 --誰にも告白することなく1年を過ごすこともできるが当然BADエンドになる。 **問題点 -年上キャラ不在 --昨今の学園系ADVでは先輩・同年・後輩を取り揃えるのが定石だが、攻略可能なキャラは1人を除いて全員同年となっている。 --最初に登場する彩弥ねえは序盤でいなくなるため攻略不可。 --8月にある行動をとればとある年上キャラのHシーンがあるが、1度きりのオマケ要素かつヒロイン全員の好感度が下がるペナルティ付き。 -フリーシナリオならではの違和感 --告白が成功すると個別ルートに入るが、共通ルートも選択可能なため和真やヒロイン達の行動に違和感があることも。 --また、告白の時期によっては見ることのできないHシーンもあるため、1周では全てのCGが回収できないことも。 ---好感度は引き継がれるため、次の周回で告白解禁された直後に告白成功も可能。 --いつでもできるため、ヒロインと主人公が惹かれ合っていく様は希薄な描写となっている。 -既読スキップ未実装 --周回するためにはあると便利なのだが、未実装となっている。 ---- **総評 1年を通して様々なイベントが用意されているため学園生活を満喫できる。~ 行動ポイントのあるイベントは基本的には目当てのキャラクターだけを追っていれば問題ないが、様々なキャラとの絡みもあり色々な一面を見ることができるので攻略順を練る楽しみもある。~ 主人公とヒロインの恋愛を楽しむというよりは、主人公とその周辺の学園生活のわいわいを楽しむゲームと言える。~ 出現フラグの複雑なイベントがあったり、エンディング後のオマケシナリオもあったりとコレクション要素も高いので気に入れば長く楽しめるだろう。 ---- **余談 -セルフパロディ --チュアブルソフトから2014年に発売された『あの晴れわたる空より高く』で「シュガー+スパイス」という選択肢がある。 ---- *Sugar+Spice! ~あのこのステキな何もかも~ 【しゅがーすぱいす あのこのすてきななにもかも】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B001BWSBGQ)| |対応機種|プレイステーション2|~| |販売・開発元|アルケミスト|~| |発売元|加賀クリエイト|~| |発売日|2008年9月25日|~| |定価|初回限定版:9,800円&br()通常版:6,800円(共に税別)|~| |レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|新ヒロイン追加&br彩弥ねえと倫ちゃん先生ヒロイン昇格|~| **概要(PS2) 2008年9月25日にPS2で発売された移植版。~ 新キャラに加え、要望の多かった深山彩弥及び本見倫のルートが追加されている。 **新キャラ(PS2) &bold(){七巳 灯花(ななみ とうか)} -CV:池澤春菜 -「高峰よぞら」の芸名で活動する現役アイドル。母親も有名女優。 -実力主義で割りきった性格。 &bold(){藤間 かごめ(とうま かごめ)} -CV:小暮英麻 -非攻略キャラ。 -伊達 麻希の追っかけで彼を「マッキー」と呼ぶ。司のことも可愛がっており、和真を邪険にしている。 **評価点(PS2) -新規CGや立ち絵の口パク目パチ等追加 -新ヒロインの登場でシナリオ数も増えている **問題点(PS2) -彩弥ねえはヒロインに昇格になったが、進学することには変わりないため2月までの短期間ルートである。 --また、藍衣ルートのエンディングを見る必要があるため実質隠しキャラ。 -新キャラが追加されたが、Win版からあるイベントには登場しないため出番が少なく感じる。 ---- **総評(PS2) Win版のにぎやかさそのままに追加要素も多くパワーアップしているので、Win版でプレイしていても楽しめる。

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