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名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件」(2021/05/03 (月) 05:53:42) の最新版変更点

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*名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件 【めいたんていほーむず きりのろんどんさつじんじけん】 |ジャンル|アドベンチャー|&image2(kiri.jpg)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|トーワチキ|~| //|開発元|不明|~| |発売日|1988年5月13日|~| |定価|5800円|~| |判定|なし|~| |ポイント|雰囲気は最高&br()難易度も最高|~| |>|>|CENTER:''[[シャーロック・ホームズシリーズリンク>シャーロック・ホームズシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -トーワチキの贈るホームズシリーズ第二弾。さすがに[[前作>シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件]]で懲りたのか、今回は普通のコマンド選択式推理ADVになった。 -ストーリーは基本的にゲームオリジナルだが、ちょこちょこ原作から頂いている部分はある。 **ストーリー ある夜、ホームズのもとを一人の女性が訪れた。 失踪した父親を探してくれという女性の依頼に応え、早速調査に向かうホームズ。 時を同じくして、ロンドンでは複数の猟奇的殺人事件が発生。 捜査を進めていくうち、それらの事件は一本の線で結ばれてゆく… **システム -会話シーンは一般的なコマンド選択式ADV --「いどう」や「みる」、「しらべる」等を選択し、その後対象を選択する方式。 ---調べる際には虫眼鏡を動かし、画面中の調べる場所をクリックする。 -場所の移動は2Dマップで実際に移動する -一部の行動にはお金を消費する --馬車を使用しての移動、レストレードやグレグスンへの連絡の為の電報に使用。 --移動は歩けばいいが、レストレード達に会う必要がある状況でお金がなくなるとその時点で詰み。 ---- **評価点 -ストーリー、グラフィック、BGMなどトータルでホームズ物としての雰囲気、怪奇性がよく再現されている。 --特にBGMは良質で、雰囲気作りに非常に貢献している。ただしスコットランドヤードで流れる曲は耳を覆いたくなる。 -キャラ崩壊もあまり無く、特に観察コマンド等でホームズが分析する様は原作再現度が高い。 --ワトスンが記録(パスワード)役だったり、ワトスンの前歴を生かしたイベントなど原作の設定をうまく使っている。 --キャラにお金を見せた時の対応がいちいち凝っている。「馬車に乗るかい」「お金は有効に使えよ」「見損なわないでください」 **問題点 -場所移動が不便 --似たり寄ったりの建物が大量に並んでおり、どこが目的地なのかさっぱり分からない。入れる建物とそうでないものの区別もつけられない。 --ホームズの移動もガクガクで、かつ遅い。 ---移動は馬車を使えば一発で済むのだが、金がかかる。所持金は有限な上、ゲームクリア上必要な場面があるため使いすぎるとハマリ確定。 -虫眼鏡での調査が非常に難しい --ノーヒントで調べなければいけない箇所が何箇所もあり、しかもその判定が非常に小さくシビア。攻略本を見てすら困った人も多い。 -ホームズとしての問題 --シャーロックの兄であるマイクロフト・ホームズが登場するのだが、&b(){弟のことを「ホームズ」と呼ぶ。} --原作に登場したある凶悪な人間が登場し、しかも引っかけでもなくその人物が犯人。原作を知っていると非常に興ざめな展開。 -バグなのか、時々ワトソンのアゴが外れたような動きを見せる。 ---- **総評 問題点は多いものの、CGやBGMの雰囲気も良くホームズを題材にしたADVとしては非常に無難な出来。~ 原作に登場する人物が登場するのは原作ファン向け要素であるとも言えるが、安易にその人物を犯人にしたのはホームズ題材のゲームとしてはいかがな物か。~ とはいえ、トーワチキ全三作の中では、唯一ファンに勧められる出来である。ただし攻略情報は必須です。 ---- **その後の展開 トーワチキはホームズ第三弾として、[[名探偵ホームズ Mからの挑戦状]]を発売。詳しくは該当のページで。 **余談 //説明書にしか説明されてない事なんてのは昔はいくらでもあったし疑問にする事じゃない。 -事件の発端となった「過去の出来事」はゲーム上では明かされず、付属の冊子にのみ記載されていた。 -ワトソンとホームズを切り替えてプレイするが、実はホームズでなければ解けない謎は一カ所のみ。よって実質的に「名探偵ワトソン」プレイも可能。
*名探偵ホームズ 霧のロンドン殺人事件 【めいたんていほーむず きりのろんどんさつじんじけん】 |ジャンル|アドベンチャー|&image2(kiri.jpg)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|トーワチキ|~| //|開発元|不明|~| |発売日|1988年5月13日|~| |定価|5800円|~| |判定|なし|~| |ポイント|雰囲気は最高&br()難易度も最高|~| |>|>|CENTER:''[[シャーロック・ホームズシリーズリンク>シャーロック・ホームズシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -トーワチキの贈るホームズシリーズ第二弾。さすがに[[前作>シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件]]で懲りたのか、今回は普通のコマンド選択式推理ADVになった。 -ストーリーは基本的にゲームオリジナルだが、ちょこちょこ原作から頂いている部分はある。 **ストーリー ある夜、ホームズのもとを一人の女性が訪れた。 失踪した父親を探してくれという女性の依頼に応え、早速調査に向かうホームズ。 時を同じくして、ロンドンでは複数の猟奇的殺人事件が発生。 捜査を進めていくうち、それらの事件は一本の線で結ばれてゆく… **システム -会話シーンは一般的なコマンド選択式ADV --「いどう」や「みる」、「しらべる」等を選択し、その後対象を選択する方式。 ---調べる際には虫眼鏡を動かし、画面中の調べる場所をクリックする。 -場所の移動は2Dマップで実際に移動する -一部の行動にはお金を消費する --馬車を使用しての移動、レストレードやグレグスンへの連絡の為の電報に使用。 --移動は歩けばいいが、レストレード達に会う必要がある状況でお金がなくなるとその時点で詰み。 ---- **評価点 -ストーリー、グラフィック、BGMなどトータルでホームズ物としての雰囲気、怪奇性がよく再現されている。 --特にBGMは良質で、雰囲気作りに非常に貢献している。ただしスコットランドヤードで流れる曲は耳を覆いたくなる。 -キャラ崩壊もあまり無く、特に観察コマンド等でホームズが分析する様は原作再現度が高い。 --ワトスンが記録(パスワード)役だったり、ワトスンの前歴を生かしたイベントなど原作の設定をうまく使っている。 --キャラにお金を見せた時の対応がいちいち凝っている。「馬車に乗るかい」「お金は有効に使えよ」「見損なわないでください」 **問題点 -場所移動が不便 --似たり寄ったりの建物が大量に並んでおり、どこが目的地なのかさっぱり分からない。入れる建物とそうでないものの区別もつけられない。 --ホームズの移動もガクガクで、かつ遅い。 ---移動は馬車を使えば一発で済むのだが、金がかかる。所持金は有限な上、ゲームクリア上必要な場面があるため使いすぎるとハマリ確定。 -虫眼鏡での調査が非常に難しい --ノーヒントで調べなければいけない箇所が何箇所もあり、しかもその判定が非常に小さくシビア。攻略本を見てすら困った人も多い。 -ホームズとしての問題 --シャーロックの兄であるマイクロフト・ホームズが登場するのだが、&b(){弟のことを「ホームズ」と呼ぶ。} --原作に登場したある凶悪な人間が登場し、しかも引っかけでもなくその人物が犯人。原作を知っていると非常に興ざめな展開。 -バグなのか、時々ワトソンのアゴが外れたような動きを見せる。 ---- **総評 問題点は多いものの、CGやBGMの雰囲気も良くホームズを題材にしたADVとしては非常に無難な出来。~ 原作に登場する人物が登場するのは原作ファン向け要素であるとも言えるが、安易にその人物を犯人にしたのはホームズ題材のゲームとしてはいかがな物か。~ とはいえ、トーワチキ全三作の中では、唯一ファンに勧められる出来である。ただし攻略情報は必須です。 ---- **その後の展開 トーワチキはホームズ第三弾として、[[名探偵ホームズ Mからの挑戦状]]を発売。詳しくは該当のページで。 **余談 //説明書にしか説明されてない事なんてのは昔はいくらでもあったし疑問にする事じゃない。 -事件の発端となった「過去の出来事」はゲーム上では明かされず、付属の冊子にのみ記載されていた。 -ワトソンとホームズを切り替えてプレイするが、実はホームズでなければ解けない謎は一カ所のみ。よって実質的に「名探偵ワトソン」プレイも可能。

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