Yu-Gi-Oh! 5D's DECADE DUELS
【ゆうぎおうふぁいぶでぃーず でぃけいど でゅえるず】
ジャンル
|
対戦型カードゲーム
|
|
対応機種
|
Xbox 360(Xbox Live Arcade)
|
メディア
|
ダウンロード専売ソフト
|
発売元
|
コナミデジタルエンタテインメント
|
開発元
|
Other Ocean Interactive
|
発売日
|
2010年11月3日(※現在は終了)
|
定価
|
800マイクロソフトポイント
|
判定
|
なし
|
ポイント
|
デュエルを楽しみたい人向け キャラゲーとしては微妙
|
遊☆戯☆王シリーズ
|
概要
現在でも人気の高い『遊戯王OCG』のゲーム化作品の1つ。
シリーズで唯一、Xbox360のダウンロード専用コンテンツ「Xbox Live Arcade」で配信されたタイトル。
特徴
-
基本システムは『TAG FORCEシリーズ』を踏襲しており、マスタールール準拠、制限は2009年3月とやや古め。カード総数は1000枚で、「ANCIENT PROPHECY」までが歯抜け収録されている。
-
ゲームは一人用モードのトーナメントとオンライン対戦が出来るマルチプレイモードがメインとなる。
-
トーナメントはまずプレイヤーを含む4人による総当りの予選が行われ、もっとも成績の良かった者が決勝に進める。決勝では不動遊星などの原作キャラクターと勝ち抜き形式で戦うことになる。
-
マルチプレイモードでは1対1のシングルデュエル、2対2のタッグデュエルを楽しむことが出来る。
-
カードの入手はデュエル終了後またはDLCのみで、DPを貯めてパックを購入するシステムはなく、対人戦でのトレードなどもない。
-
2010年12月22日よりカードパックをDLCとして販売。
-
種類は通常パック(160MSP)・スーパーパック(360MSP)・スターターデッキパック(240MSP)・ストラクチャーデッキパック(360MSP)の4ジャンル35パック。
評価点
-
基本システムは好評なTAG FORCEシリーズのものを使っているだけあって良好。カードの処理も問題ない。
-
CPUの思考速度が速く、テンポの良いデュエルが楽しめる。
-
問題点でもあるが、演出が簡略化されているのもテンポの良さに一役買っている。
-
原作キャラはちゃんと原作通りのデッキを使用してくる。キャラゲーである以上、当然ではあるが。
-
初心者向けの丁寧なチュートリアルも搭載されているため、初心者でもプレイは難しくない。…難易度の問題さえなければ。
問題点
-
前述の通り、演出やストーリー部分が簡略化または削除されているため、ゲームとしては地味な部類に入る。キャラクターボイスもなし。
-
CPUがとにかく強い。予選だから弱いのかと思っていたら圧倒的な強さで瞬殺されたというプレイヤーも。
-
一応、初期デッキでも対抗できない事はないのだが、経験者でなければかなり難しい。何度かプレイすれば経験を積みつつカードも揃ってくるのが救い。無理ゲーというレベルでもない。
-
カードの入手は基本ランダムのため、欲しいカードがなかなか来ないことも。一応原作キャラは特定のカードが出やすくなってはいる。運次第では割と早めに神のカードが手に入ったりも。
-
デュエルの内容(シンクロ召喚する、逆転勝利するなど)に応じて入手できるカードの数、質も上昇していくため敗北したからといって中々強いカードが手に入らないという事もない。
-
制限リストやルール、カードリストの更新などは一切行われなかった。
-
このため、当時すでに制限リスト入りしていた強力なカードも使い放題だった。
総評
キャラゲーとしては微妙だが、デュエルを楽しむだけなら問題ないレベルでありOCGプレイヤー向けなゲームであった。
現在は配信終了しているため購入できないが、Liveサーバーを使っているためオンライン対戦は可能である。
余談
-
海外向けに配信する関係から、タイトルロゴやカードの絵柄とデザインは海外版に準拠している。神のカードは2種類の絵柄を見ることが出来た。
-
この為、「日本語に翻訳した海外向けのゲーム」と見られても間違いではない。
-
海外ではアップデート版となる『Yu-Gi-Oh! 5D's Decade Duels Plus』が360に加え、PS3でも発売された。日本では販売されていないが、本作のユーザーは自動でアップデートされるためプレイ可能。
-
その後も後続作品が続々と海外で発売されたが、日本国内での販売はされていない。
最終更新:2022年11月01日 16:00