マリオ&ソニック AT リオオリンピック (3DS)

【まりおあんどそにっく あっと りおおりんぴっく】

ジャンル スポーツ
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 任天堂
開発元 任天堂
セガ
アーゼスト
発売日 2016年2月18日
※DL版は2017年12月27日配信停止
定価 5,076円 (税8%込)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 1個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 シリーズファンから不評
ポイント 「マリソニ」史上最悪の手抜き作品
大半のキャラは使用禁止
ドリーム競技廃止
マリオ&ソニックシリーズ

概要 (3DS)

2016年にブラジルで開催されたリオデジャネイロ(通称リオ)オリンピックを題材にした、『ソチ』に続く5作目のマリソニ。前作では携帯機版が発売されなかったが、本作では再び携帯機版(3DS版)が発売された。
ところがその実態は、ボリューム大幅削減、過去作からの劣化が目立つシリーズ最低の問題作だったのである。


システム (両機種共通)

3DSとWiiUでそれぞれ独自モードがあるものの、基本的なシステムは同じのためここにまとめて表記する。

登場キャラクター

  • 歴代最多の参加人数だが、3DS版のみ登場、WiiU版のみ登場するキャラも存在する。
+ キャラクター一覧

○→全種目出場
△→一部種目のみ出場

名前 3DS WiiU
マリオ
ルイージ
ピーチ
デイジー
ヨッシー
ワリオ
ワルイージ
クッパ
ドンキーコング
クッパJr.
ソニック
テイルス
ナックルズ
エミー
シャドウ
ブレイズ
ベクター
Dr.エッグマン
シルバー
メタルソニック
キャサリン
カロン
ディディーコング
トッテン
ルドウィッグ
ほねクッパ
ロゼッタ
ロイ
ラリー
ウェンディ
キノピオ
クリーム
エスピオ
オメガ
ルージュ
ジェット
ウェーブ
スティックス
ザズ
ザボック
エッグマンネガ
Mii

オリンピックマッチ

  • 本作ではオリンピック競技が14種目、3DS版限定の「エクストラ競技」14種目、WiiU版限定の「バトル競技」3種目が収録されている。本作では競技が必ず1回で完結するようになった。
    + 競技一覧 カッコ内は3DS版における代表選手。ただしマリオ・ソニック・Miiは全ての競技で使えるため省略。また、太字は隠しキャラ。
  • サッカー(ヨッシー、デイジー、シャドウ、ジェット
    • ボールをパスしながらゴール前に運び、Aでシュート。キーパーを含めて7対7。
      • エクストラ競技では、一定時間相手陣地でボールをキープしているとアイテムが手に入る。
      • バトル競技では格闘しながらボールを奪い合う。
  • 100m(ヨッシー、トッテン、メタルソニック、シャドウ)
    • とにかくA連打で走る。
      • エクストラ競技ではアイテムが出現する。走るスピードを合わせればゲットしてタイムを縮められる。
  • 走幅跳(ワルイージ、クッパJr.、エスピオ、エッグマンネガ
    • A連打で加速、踏切線ぎりぎりでBを押して跳躍する。
      • エクストラ競技ではさらにタイミングを見計らってもう一度Bボタンを押す必要がある。
  • やり投(ワリオ、ほねクッパ、ナックルズ、オメガ)
    • 横スライドで加速、そして斜めにスライドで投げる。
      • エクストラ競技では1回のチャンスに何回も槍を投げられる。
  • 100m自由形(ピーチ、ウェンディ、テイルス、エミー)
    • 円形にスライドして進む。ターンの部分ではタイミングよくボタンをタッチ。
      • エクストラ競技ではプールに波が起こる。向かってくる波は潜って避け、追ってくる波は上手く乗って利用する。
  • アーチェリー(ワリオ、キャサリン、シルバー、スティックス
    • 3DS/GamePadのジャイロ機能を使ってプレイ。上手く狙ってRボタンで矢を射る。
      • エクストラ競技では的が動く。
  • ボクシング(クッパ、ドンキーコング、ナックルズ、ザボック
    • Aでストレート、Bでジャブ。上手く使いこなして相手をダウンさせろ。
      • エクストラ競技ではリングの端にアイテムが出る。
  • 卓球(ルイージ、ルドウィッグ、ベクター、ザズ
    • Aでストレート、Bでバックスピンを打つ。
      • エクストラ競技では卓球台の球の当たった部分に数字が増えていく。得点した際、台の数字の分得点が入る。
  • ビーチバレー(ドンキーコング、ロイ、テイルス、クリーム)
    • スライドパッドで場所を移動しながらトスやアタックで繋げていく。タイミングを見計らってブロックすることもできる。
      • エクストラ競技ではコートの球の当たった部分が光る。3×3に区切られており、ビンゴにすれば大量に得点できる。
      • バトル競技ではアイテムが使える。
  • 馬術(クッパJr.、ラリー、ブレイズ、エッグマン)
    • スライドパッドで馬をコントロールしながら、Bボタンでジャンプを決めていく。
      • エクストラ競技では障害物の種類が増える。
  • BMX(ワルイージ、カロン、メタルソニック、ウェーブ
    • A連打で加速して、Bでジャンプ。左右操作はパッドで行う。
      • エクストラ競技では道に障害物が設置される。
  • ゴルフ(ピーチ、クッパ、ベクター、ルージュ
    • 3DS版限定。下画面でクラブをスライドしてショット。
      • エクストラ競技では「最も少ない打数でカップインした人がスターコインを得られ、最後にスターコインが最も多かった人の勝ち」というルールになっている。
  • 110mハードル(ルイージ、ディディーコング、シルバー、エッグマン)
    • 3DS版限定。100mの操作に加え、Bボタンでハードルを飛び越えるテクニックが必要になる。
      • エクストラ競技では1つ1つハードルの高さに違いが出るので、跳ぶ高さを調節する。
  • 新体操フープ(デイジー、ロゼッタ、エミー、ブレイズ)
    • 3DS版限定。太鼓の達人方式のリズムゲーム。
      • 曲目は低難易度順に「ファランドール」(クラシック曲)、「地上BGM」(スーパーマリオブラザーズより)、「ワンダーワールド」(ソニック ロストワールドより)の3曲。
      • エクストラ競技では押すボタンが直前まで分からなくなる。また、「ファランドール」が選択できない。
  • ラグビーセブンズ
    • WiiU版限定。その名の通り7人制ラグビーである。
      • バトル競技ではアイテムが使える。
  • 4×100mリレー
    • WiiU版限定。100mの操作に加え、バトン渡しのテクニックが必要になる。
  • 新体操バトン
  • 「エクストラ競技」「バトル競技」はこれまでのドリーム競技に代わって設定された競技スタイル。通常の競技にギミックが起こる。
  • キャラクター
    • 本作ではプレイ可能なキャラクターが20体増えている。ただし、3DS版はこれまでのようにすべてのキャラをすべての競技で使うことはできなくなった。
      • マリオシリーズからはマリオカートなどですっかりお馴染みになったロゼッタをはじめ、ウェンディ、ラリー、ルドウィッグ、ロイ、カロン、キャサリン、ディディーコング、トッテン、ほねクッパが新規参戦。
      • ソニックシリーズからは以前から脇役で出演していたジェットのほか、ウェーブ、エスピオ、エッグマンネガ、オメガ、クリーム、スティックス、ザズ、ザボック、ルージュが新規参戦。
  • チャンピオンズロード

    • 3DS版限定のストーリーモード。Miiを使ってオリンピックを振興する。
      • まずは「マリオジム」「ソニックジム」の2つから自分の所属する側を選ぶ。以降選んだ側のシリーズのキャラクターと共に戦うこととなる。
      • プレイヤーは7日間にわたって行われる様々な競技に出場し、相手ジムのキャラクターと戦っていく。試合には予選と決勝があり、決勝で相手ジムに勝てばその日はクリア。ただし、負けても何度でもやり直せる。
      • 街にはきいろヨッシーとみずいろヨッシーの店が建っている。前者ではメロンを使ってギア(ラケットなどの道具)を、後者ではリンゴを使ってMiiの衣装を買える。ただし、自分の星(後述)に満たないものは買えない。
        • ここで買ったものはオリンピックマッチでも使える。
      • 4箇所にあるトレーニングセンターでは、競技を大幅に簡略化した「トレーニング」を行って経験値のポイントを稼ぎ、Miiのレベルを上げることができる。レベルが上がるとMiiの星が増え、より高性能な衣装やギアを使えるようになる。
      • 街のどこかには、スペシャル競技を勧めるキャラクターがいる。予選を1位通過すると対戦可能で、勝利するとそのキャラをオリンピックマッチで使えるようになる。

    おでかけフルマラソン

    • 3DS版限定の、マリオ達と一緒に42.195kmを走り切るのが目的のモード。
      • 3DS本体の歩数計と連動しており、貯まった歩数×1mずつ進んでいく。途中ではMiiの衣装も手に入る。

    コパカバーナビーチ

    • WiiU版限定のモード。他のプレイヤーとのMiiverseを通じた交流や、過去作のラウンドマッチにあたる「ヒーロー決戦」が遊べる。

    きせかえ

    • Miiの衣装を変えて強化する。上述の通り、衣装はチャンピオンズロードとおでかけフルマラソンで手に入る。

    問題点 (3DS)

    本作は「マリソニ」過去作から退化してしまった要素が非常に多い

    • キャラクターの「代表選手」制
      • 3DS版最大の不評点。キャラクター数が増えたのはいいのだが、なんと使えるキャラクターが種目ごとに限定されてしまった
        • 1つの競技で選べるキャラは両シリーズ3人+Miiの7人。さらにマリオとソニックとMiiは全ての競技で代表入りしているため、実質割り振られるキャラは4人のみに。新体操フープが全員女性キャラとなっているなど、割り振りそのものにも疑問が残る。
      • 本作で追加されたキャラにはロゼッタやジェットなど参戦要望の多かった者がいる一方、トッテンやザズなど極めてマイナーな者もいる。また、コクッパ7人衆ではイギーとモートンとレミーだけが中途半端に参戦していないことにも不満の声が挙がった。
    • 競技モードがワンマッチのみ。バラエティはおろか、初代からあったラウンドマッチまでもが削除された。
      • バラエティは形を変えながら『バンクーバー』から続いてきた人気要素で、これがカットされたことは大きな不評を買った。
      • ラウンドマッチの消滅によって、複数の競技を連続でプレイしたい場合にいちいち表彰式を見なければならなくなり、大幅に利便性が低下することとなってしまった。
    • 種目の大幅減
      • 収録数はシリーズ最低の14で、新規収録種目もゴルフのみ。よりにもよって『マリオゴルフ』シリーズとしてより専門的なソフトが商品化されている競技である。
      • 夏季の前作『ロンドン』で収録されていた多くの種目は廃止。いくつかは残ったが、おまけレベルの「トレーニング」に格下げされてしまった。
        • トレーニングについて操作が簡単になった点は一部で評価されているが、どの競技も1位を取るのがやけに難しい。というか、トレーニングなのになぜ順位をつける必要があったのだろうか?Wii Sports』のそれのように、個人記録が残るだけでも良かったのでは。
    • ドリーム競技が廃止
      • 『ロンドン』の3DS版もドリーム競技がなかったが、そちらはオリンピック競技が57競技に激増されてパーティーモードもラウンドマッチも存在する上での未収録であり、今回とは訳が違う。
      • 本作では代わりにエクストラ競技が追加されたが、「スタジアムやBGMがオリンピック競技と全く同じ」「独自競技が存在しない」と、ドリーム競技の良さを丸々潰している。よく似た別バージョンによる水増しと捉えられても仕方ない。
        • また、エクストラ競技はオリンピック競技の高難度版と位置付けられているためか、全体的に難しい。
      • あまりに不評だったためか、次作『東京』では早々にドリーム競技が復活している。
    • 簡素すぎる操作説明
      • 1画面に2枚の画像と僅かな説明のみ。動画付きで高等テクニックまで詳細に解説されていた過去作とは大違いである。
      • 簡素なだけならまだしも、記載されていない操作が多いことは大問題。たとえば、100mのラストでBボタンを押すと「むねはり」をしてタイムを縮められるのだが、このテクニックは何回か競技をクリアして表示される「アドバイス」で初めて明かされる。
    • チャンピオンズロードに関する問題点
      • 今作のストーリーモードだが、このモードにも問題点が目立つ。
        • ストーリーが地味。一応クッパとエッグマンが悪行を働く場面はあるものの、本作ではあくまでそれを無視してMiiがオリンピック競技に挑戦していく。問題の解決も「マリオたちが裏でやってくれている」といったことが続き、ストーリーにほとんど関われない。
        • やることは装備を揃えて競技で金メダルを取ることだけ。もちろん相手はそれなりに強いので優勝には骨が折れるのだが、回避手段もないのでがむしゃらに挑み続けるしかない。
          ちなみにマリオやソニックの仲間たちはやたらとトレーニングを推してくるが、挑戦するオリンピック競技とは全く関係ない種目なのではっきり言って意味がない。単なる作業になってしまっている。
        • フィールドはリオデジャネイロの4マップのみで、しかも自由に行き来できない。過去作での「ミッション」のようなイベントはほぼ皆無で、NPCのMiiに話しかけるぐらいしかやることがない。
    + ネタバレ注意
    • 主役にもかかわらず、マリオとソニックの出番がかなり少ない。
      • 前作までのストーリーモードではこの2人が操作キャラで、クッパやエッグマンの野望を自分の手で撃ち砕くのだが、本作ではラストシーンやその手前ぐらいでしか登場しない。
    • クッパとエッグマンの扱い。
      • 過去作では、クッパとエッグマンが開催地をメチャクチャにするなどの大胆な悪事を行っていたのだが、今作では「2つのジムの仲を悪くする」「メダル記念館のメダルを全部奪う」だけで、過去作と比べると規模の小ささが目立つ。
      • しかも、2人ともラストシーンでマリオとソニックと主人公のMiiの3人に競技なしで吹っ飛ばされる。非常に小物臭い終末である。
      • 一応マリオジム編では最後にクッパと戦うため、結果的に熱い最終決戦は味わえるのだが、エッグマンに至っては競技にすら出させてもらえない始末。
    • メダルが難易度別に記録されなくなった。弱いCOMと対戦すれば簡単に金メダルが獲れてしまう。
    • セーブデータが1個しか作れない。
      • 過去作では最低2個は作れていた。

    その他細かな問題点

    • 競技を始める際に必ず3~4秒のロードが発生する。任天堂ソフトとしては地味に長い。
      • ダウンロードプレイ時はもっと長く、通信状況にもよるが30秒前後のロードになる。
    • また、チャンピオンズロードでも競技終了時などに5秒ほど画面が真っ白になって操作不能になる。
    • Miiのきせかえ衣装の性能はチャンピオンズロードでプレイする順に高くなるよう調節されているため、最初の方でプレイする100mやビーチバレーの衣装に性能の低いものしかないという状況になってしまう。
      • 一応その競技に関係ない衣装で出ることもできるが…
    • CVが極めて少なく、順位発表以外はほんの僅かな掛け声しか流れない。

    賛否両論点 (3DS)

    • 隠しキャラが多い。本作で追加されたキャラクターのほぼすべてが隠しキャラで、チャンピオンズロードをある条件でクリアしないと追加されない。しかも最低2周する必要がある。
      • 面倒だという声がある一方、マリオカートなどの他シリーズでは隠しキャラが当たり前であり、やりごたえができたという意見もある。
    • チャンピオンズロードをかなり進めないとMiiは使い物にならない。
      • 何も着せ替えていないMiiだと、テクニックを駆使しても100m走が14秒台になってしまうレベル。
      • カスタマイズする楽しさが売りのためこうなってしまうのは仕方ないが、せめて試合で使える程度の性能は初めから付けて欲しかったとの声もある。

    評価点 (3DS)

    • 数は減ったが、競技のクオリティはやはり高い。
      • ただしサッカーに限ってはCOMの思考がお粗末。プレイヤーがボールを所持しているとき、非操作キャラはゴールに向けて突っ走るだけなので作戦というものが立てられない。
    • 実際の運動をオリンピックに無理なく当てはめたおでかけフルマラソンは秀逸。一気に走り切る必要がないため、気が楽である。
    • BGMが良作。
      • リオデジャネイロが舞台であることを意識してかサンバ調のBGMが多い。
      • 特にオプションのBGMがオシャレ。
    • チャンピオンズロードのマップは元となった地区の特徴を捉えている。
      • コパカバーナのビーチやシュガーローフに登るロープウェイ、サンタテレサの黄色い路面電車などを上手く落とし込んでいる。

    総評 (3DS)

    過去作と比べると極めて劣化要素が多い、マリオ&ソニックシリーズ最大の問題作。
    特にマリオとソニック以外が数種目でしか使えないという大きな制限は、シリーズファンから極めて大きな反感を買うことになった。 ドリーム競技の廃止や競技数の減少もかなり痛く、チャンピオンズロードも過去作のストーリーより出来が良いとは言い難い。

    とはいえ競技自体のクオリティは、さすがに長年続いてきたマリソニシリーズというべきかやはり高い。
    しかしこれを手に入れるくらいなら、このシリーズの他の作品を買ったほうがよいのもまた事実である。


    マリオ&ソニック AT リオオリンピック (WiiU)

    【まりおあんどそにっく あっと りおおりんぴっく】

    ジャンル スポーツ
    対応機種 Wii U
    発売元 任天堂
    開発元 任天堂
    セガ
    発売日 2016年6月23日
    ※DL版は2017年12月27日配信停止
    定価 6,156円 (税8%込)
    プレイ人数 1~4人
    セーブデータ 1個
    レーティング CERO:A(全年齢対象)
    判定 なし
    ポイント 多くの問題が改善された後発版
    どれも微妙な追加要素
    キノピオ参戦

    概要 (WiiU)

    本作では据置機版の方が後に発売された。
    『バンクーバー』以降の各作品と同様、携帯機版とは内容がかなり違っており、本作もその例に漏れない。
    3DS版がシリーズファンから大不評を買っていたため心配の声もあったが、不満点の多くは解消されている。


    改善・評価点 (WiiU)

    • 隠しを除くすべてのキャラクターがすべての競技で使える
      • 最大の不評点であったため、同時に本作の評価も上がることになった。
    • バトル競技
      • WiiU版はエクストラ競技の代わりに「バトル競技」を収録。オリンピック競技とは違う競技場で、アイテムありのスポーツが楽しめる。
        • 過去作のドリーム競技に比べると到底満足できるものではないが、ハチャメチャさは3DS版から倍増した。
    • サッカーのゲーム性の改善
      • フォーメーションに関する「作戦」が立てられるようになり、攻撃戦略がある程度実践できるようになった。
    • キノピオが参戦
      • これまではサポートキャラに徹してきたキノピオが、ついにプレイアブルキャラとして参戦。『マリオカート』などでは参戦していたため、歓喜の声が上がった。

    問題点 (WiiU)

    • やはり少ない競技数
      • 3DS同様に14種目しか存在しない。バトル競技を別にして入れても17種類。
      • マリオ&ソニックらしいバトル競技は3種類しかなく、実質的な競技数は3DS版にすら劣る。
    • ヒーロー決戦
      • 事実上ラウンドマッチの復活となった。
        • ただしチーム戦の強制や、隠しキャラが限定的、決戦をかき乱す凶悪スキルなど*1問題点も多い。
    • 初心者に厳しいラグビーセブンズ
      • 本作の目玉競技だったはずが、操作にクセがありすぎるうえにルールが難しい。初心者同士の対戦だとすぐにスクラムに突入してしまい、試合が全然進まない。
    • 3DS版より登場キャラクターが減少
      • 前述のようにキノピオが新たに参戦したが、代わりにキャサリン*2・カロン・ルドウィッグ・ロイ・クリーム・オメガ・エッグマンネガの7名がリストラ。
      • いずれもマイナー気味のキャラクターではあるが、この点では劣化と言える*3

    総評 (WiiU)

    3DS版に比べると改善された点が多く、そこまで大きな反感はなかった。
    しかしながら過去作と比べるとまだまだ至らない点も多い。
    どちらかを買うならWiiU版と言えるが、やはり積極的に勧められる出来ではないだろう。

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    最終更新:2023年03月16日 09:42

    *1 主にピンチになったとき用に引くお助けカードに凶悪スキルが多い。例を挙げると、「次の競技、相手はキャプテンしか選べない」や、「相手チームからメンバーを奪える」などがある。

    *2 サッカーのキーパーとしてならいる。

    *3 ただし、衣装としては登場している。