Colorfall
【からーふぉーる】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Prison Games
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配信開始日
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2021年4月22日
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定価
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599円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC:3+
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備考
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日本語非対応
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判定
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なし
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ポイント
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色と音色が心地いい一筆書きパズル スライド必須な操作性 低難易度であっさりクリアできやすい
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概要
ポーランドのメーカーであるPrison GamesからリリースされたNintendo Switch専用ダウンロードソフト。
ジャンルは一筆書き系のパズルで、色と音色を強調した演出を特徴としている。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全200ステージを順々に攻略していく。一度プレイしたものはステージセレクトが可能。
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問題の解き方
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画面内にあるマスの集合体を線で引き、すべてのマスの線引きを達成すればステージクリア。
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マスには同じ色のマーカーが2箇所配置されており、線引きはこのマーカー同士でないと受け付けない。線引きは必ず直進もしくは直角で行う必要あり。
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マーカーは各ステージごとに複数色存在し、同色マーカー同士の線引きが遮断されない操作が求められる。別色マーカー同士の線引きや重複引きは行えない。
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マス集合体のサイズとマーカーの最大色数は「4×4マス(4色)」「5×5マス(5色)」「6×6マス(6色)」「7×7マス(7色)」の4種類あり。
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クリアすると3段階の星ランクがステージ別で記録され、さらには累計スコアが溜まり続ける。オンラインよる累計スコアランキングにも対応。
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操作体系
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コントローラーとSwitch本体のタッチパネルの両操作に対応。前者はアナログステックとボタンで、後者はスライドで線引きを行う。
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専用ボタンかアイコンの操作にて、ステージ中におけるマス集合体の視線を「クォータービュー」か「トップビュー」のどちからに切り替えられる。
評価点
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シンプルルールと軽快テンポ
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ルールや操作体系はシンプルそのもので、ゲームテンポも至って軽快なためとんとん拍子でステージクリアできる。
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とりあえずは「同色マーカー同士を線引きする」と認識しておけばOKで、小難しいルールや操作は微塵も存在しない。要は一筆書きそのものな内容である。
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難易度はこの手のパズルゲームとしてはかなり控えめな部類で、腕前にもよるが1ステージあたり30秒以内でクリアできる場合がほとんど。
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そもそも操作できるマスの範囲が狭く、線引きの位置が容易に特定できやすい。制限時間もないため、結果を気にしないのであればじっくりプレイでも支障はない。
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色と音色の心地いい演出
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カラフルな色のマーカーを線引きするたびに綺麗な効果音が鳴る演出が心地いい。
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プレイが事務的になりがちなこの系統のゲームにおいて、こういうプレイを華やかに感じさせる演出の導入は嬉しいところ。
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グラフィックはリラックス的な癒し風の外眼であり、BGMに関しても優しい楽曲が流される。
問題点
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やり応えやボリュームに乏しい
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評価点で述べた通り、本作の難易度はかなり控えめでその気になれば、あっけない位にオールクリアできてしまう。
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先のステージに進んでも根本的な難易度の変化に乏しく、問題のサイズも4種類しかないためやり応えという意味では相当な薄口さであるのは否定できない。
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総ステージも全200と一見ではそこそこ多そうに見えるが、実際のところは即答でクリアできやすく推定1時間程度で終わってしまうボリュームである。
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絶対優勢なスライド操作
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スピードクリアを求めるのであればタッチパネル側のスライド操作の方が絶対優勢であり、コントローラー側のアナログスティック操作は不利となる。
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すらすらと線引きできるスライド操作に対し、アナログスティック操作は線引きの度に微小のもたつきが発生する傾向にあるため、クリア時間の差が開きやすい。
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クォータービューでのアナログスティックの操作性が極めて悪く、スピードクリア以前にまともな操作が期待できない。
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どれ程の操作性かといえば直進に線引きをしても高確率で直角に曲がる酷さ。よってコントローラー側はトップビューでのプレイが推奨される。
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ステージセレクトがやり辛い
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ステージセレクトがスクロールの先に縦一列かつ同色配列へとずらっと並んでおり、プレイしたいステージの目安が分かりにくい。
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さらには各ステージにおける見本表示やサイズ数の確認ができず、なぜかタッチパネル側ではスクロールができないのが極めて不便である。
総評
遊びやすさという面では非常に優秀な一作であり、線引き系パズルとしての難易度も低いためライトゲーマー向けといえる。
逆にいえばやり応えに乏しいあっさりしすぎな内容でもあるため、本格的な頭脳パズルを求めるのはあまりお勧めできるものではない。
余談
アセットフリップ
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Unityのアセット『J Connect Kit』(リンク)の流用が指摘されている。
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Piotr Skalskiが発売した『Connect It!』でも同様のアセットが確認されている。
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同じアセットを流用した、殆ど内容の変わらない作品が別々のメーカーから発売されるという事は残念ながらe-shopに限らず殆どのストアで起きてしまっている。こういった悪質な販売を防ぐ手段は現状無く、主に海外のゲーマーから嘆かれている。
最終更新:2023年12月23日 13:59