SIMPLE2000シリーズ Vol.2 THE パーティーゲーム

【しんぷるにせんしりーず ぼりゅーむに ざ ぱーてぃーげーむ】

ジャンル ミニゲーム集

対応機種 プレイステーション2
発売元 D3パブリッシャー
開発元 ヒューネックス
発売日 2001年11月18日
定価 2,000円(税別)
プレイ人数 1~4人(3人以上はマルチタップ必須)
判定 なし
ポイント SIMPLEシリーズ初のミニゲーム集
一人プレイでのスコアアタックも可能
一通り遊べるが、パーティゲームとしては至ってシンプル
『THE 地球防衛軍』2作よりも売れた
SIMPLE2000シリーズ


概要

D3パブリッシャーによる廉価版ゲームシリーズ『SIMPLE2000シリーズ』の1作で、最初期の作品。
40個のミニゲームを収録した、多人数向けのパーティー用ゲームである。


特徴

  • 基本的には1~2人用ゲームだが、マルチタップを用意することで最大4人まで遊ぶことができる。
    • 逆に言えば、マルチタップがないと同時に2人までしか遊ぶことができない。
    • また、いくつかDUALSHOCK2のボタンを押す強さを認識する機能を利用したゲームや、アナログコントローラのスティックを使ったゲームも存在する。このためPS1初期のコントローラは基本的に使えない。
  • PartyモードとFreeモードの2種類がある。Partyモードは2人以上専用。
    • Partyモードはいくつかのゲームを連続してプレイし、最終的な順位を競う。
    • Freeモードはすべてのゲーム(+罰ゲーム)を自由に選んでプレイできる。
  • プレイヤーは名前(4文字)のほか、自分のアバターとしてネコ・ハムスター・柴犬・ウサギの4キャラからいずれかを選ぶ。すでに選ばれているキャラクターは選択できない。
    • このキャラクターはゲームの要所要所で喋る(鳴く?)。「にゃ~」「ハムぅ」「わん!」「うさー」
  • 1人でプレイする場合はFreeモードのみ選べ、対戦専用となっている13個のゲームは遊べなくなる。
    • なお、本作にはCPUとプレイする機能は存在しない。
  • 1人プレイでも遊べるゲームはハイスコアが記録される(5位まで)。

収録ゲーム

+ ゲーム一覧
  • 1. THE 神経衰弱
    • 1人プレイ不可。 フィールドにある40枚のカードの中から、同じ絵柄の動物を探す。合っていた場合は続けてカードをめくることができる。
  • 2. THE スライド絵合わせ
    • 4x4に区切られ、バラバラになったイラストを元に戻すスライドパズル。制限時間60秒。
  • 3. THE チンチロリン
    • 1人プレイ不可。 3つのサイコロを振り、出た役を競う。器を使わないため、器からあふれたことによる失格(ションベン)はない。10本行い、勝った本数が最も多い人が勝ち。
  • 4. THE ペンギン叩き
    • 出てくるペンギンをひたすら叩く。偽ペンギンを叩くと3秒ほど操作できなくなる。制限時間60秒。
  • 5. THE シリトリ
    • 1人プレイ不可。 ○×△□を組み合わせたものを単語としたしりとりをする。すでに出たものを出すとライフを1つ失う。初期ライフは3つで、最後まで残った人の勝ち。
  • 6. THE 風船割り
    • 順番にボタンを押して風船を割る。SELECT・START・L3・R3以外の全ボタンを使用し、間違えるとその風船の最初から入力し直し。制限時間60秒。
  • 7. THE 砲丸投げ
    • アナログコントローラ専用。 左スティックを回してパワーを溜め、□ボタン押しっぱなしで砲丸を投げる角度を決定する。3回挑戦できる。
  • 8. THE 100m競走
    • ○ボタンと×ボタンを交互に連打して走る。DUALSHOCK2であればボタンを強く押すことでスピードをより速められる。
  • 9. THE 幅跳び
    • ○ボタンと×ボタンを交互に連打して走り、□ボタン押しっぱなしで飛ぶ角度を決定する。ラインを超えるとファウル。
  • 10. THE 槍投げ
    • ○ボタンと×ボタンを交互に連打して走り、□ボタン押しっぱなしで槍を投げる角度を決定する。ラインを超えるとファウル。3回挑戦できる。
  • 11. THE 障害物競走
    • DUALSHOCK2専用。 ○ボタンと×ボタンを交互に連打して走る。障害物は□ボタンでジャンプして回避するが、□ボタンを押す強さによってジャンプの高さと距離が変わる。障害物にぶつかると一定時間倒れてしまう。
  • 12. THE ハンマー
    • パワーゲージを見てタイミングよくハンマーを叩く。一番上は100点で、到達するとくす玉が割れる。3回挑戦し、獲得点数の合計を競う。
  • 13. THE 玉入れ
    • DUALSHOCK2専用。 ○ボタン連打で玉を投げるが、ボタンを押す強さで投げる高さが変わる。制限時間30秒。
  • 14. THE のぼり棒
    • R1→L1→△ボタンの順に押して棒を登る。2人以上のプレイだと妨害要素があり、相手に岩を落とすことができる(×ボタンで回避)。制限時間60秒。
  • 15. THE 射的
    • 方向キーまたは左スティックで照準を動かし、○ボタンで弾を撃つ。連発はできない。弾を当てた景品が小さいほど、また遠くにあるほど点が高い。後ろをUFOが飛んでいるが、2回撃たないと得点にならない。制限時間60秒。
  • 16. THE 金魚すくい
    • 方向キーまたは左スティックでポイを動かし、○ボタンでポイを水槽に沈める。○ボタン押しっぱなしでポイを水槽に沈めたまま移動できるが、ポイが破れやすくなる。またポイは時間経過で乾く。制限時間は90秒だが、ポイが破れた時点で時間にかかわらず失格。
  • 17. THE リバーシ
    • 8x8マスの普通のリバーシ。3人以上でプレイすると多色リバーシとなる。
  • 18. THE ピカッてポン
    • 電球が光った瞬間に○ボタンを押す反射神経ゲー。5回挑戦し、ボタンを押すまでにかかった時間の合計が短い人が勝利。電球が光る前に押すとお手つきで3秒プラスされてしまう。ゲーム性ゆえ、このゲームのみBGMが鳴らない。
  • 19. THE 芋虫移し
    • DUALSHOCK2専用。 芋虫を○ボタンでつかみ、左の箱から右の箱に移す。ただし○ボタンを押す力が強いと芋虫が潰れてしまい、弱いと芋虫を掴めない。制限時間60秒。
  • 20. THE 一攫千金
    • 1人プレイ不可。 ○ボタンを連打して地面を掘り宝箱を発掘する。場所によって宝箱に入っている金の量が違い、掘っても何も出ないこともある。金の量が最も多い人が勝利。制限時間60秒。
  • 21. THE タマゴつかみ
    • DUALSHOCK2専用。 ニワトリから投げられる卵を、画面下の手を左右に動かし○ボタンでキャッチする。ただし○ボタンを押す力が強いと卵が割れてしまい、弱いと卵を取り損ねる。また卵にはサイズがあり、サイズによって割れる力の閾値が異なる。制限時間30秒。
  • 22. THE 読心術
    • 1人プレイ不可。 ○×△□ボタンのいずれかを全員一斉に押す。親と同じボタンを押した人は失格。親は1P→2P→…と順番に交代していく。最後まで残った人の勝利。
  • 23. THE わんこそば
    • アナログコントローラ専用。 左スティックを回してわんこそばを食べる。食べ終わったら○ボタンを押しておかわりを貰う。制限時間60秒。
  • 24. THE 旗あげ
    • アナログコントローラ専用。 左右のスティックを上下に動かし、指示通りに旗を上げ下げする。行動を間違えたり間に合わないとライフを1つ失う。
  • 25. THE しのび足
    • DUALSHOCK2専用。 巡回する警備員に見つからないように画面下まで移動する。○ボタンを一回押すと一歩動く。強く押すほど早く移動するが、警備員の動きも早くなってしまう。制限時間60秒、全3ラウンド。
  • 26. THE さらまわし
    • アナログコントローラ専用。 左スティックを左回り、右スティックを右回りに回して皿を回す。速く回せばポイントが多く入るが、正確に回さないと皿が落ちてしまう。時間制限はなく、片側でも皿が落ちた時点で失格。
  • 27. THE 漢字博士
    • 4択の漢字の読み問題を20問回答する。選択肢は○×△□ボタンのいずれかを押すことで選択する。1問につき回答時間は5秒で、1回しかボタンを押せない。早めに正解するほどポイントが高い。
  • 28. THE 戦車
    • 1人プレイ不可、 アナログコントローラ専用。 戦車を操作して他プレイヤーの戦車を撃墜する。左スティックで左キャタピラ、右スティックで右キャタピラを操作し、L1・R1ボタンで弾を発射する。制限時間90秒。
  • 29. THE バランス
    • アナログコントローラ専用。 両手に持った棒を倒さないように、左スティックで左の手、右スティックで右の手を動かす*1。2人以上のプレイだと妨害要素があり、L1+L2+R1+R2同時押しで他の人のコントローラを振動させることができる。時間制限はなく、片側でも棒が倒れた時点で失格。
  • 30. THE 半丁
    • コインを賭け、2つのサイコロの出目合計が奇数(半)か偶数(丁)かを予想する。当てた場合は賭けたコインの2倍が返ってくる。初期コインは10枚で、0枚になると失格。全5ラウンド。
  • 31. THE 4つ前
    • 1人プレイ不可。 ランダムで選ばれたプレイヤーが○×△□ボタンのいずれかを押す。この時4つ前の人が押したボタンと同じものを押してしまうと失格。最後まで残った人の勝利。
  • 32. THE 閉店
    • 1人プレイ不可。 ボタンを連打して他の人のシャッターを下げる。○が1P、×が2P、□が3P、△が4Pで、自分に対応したボタンを押すと下がったシャッターを上げられる。最後までシャッターが開いていた人の勝利。
  • 33. THE 隕石破壊
    • 落ちてくる隕石に書かれた通りにボタンを順番に押す。隕石が下まで落ちるか、ボタンを押し間違えるとゲージが減り、なくなると終了。時間制限が厳しい「6. THE 風船割り」といったところ。
  • 34. THE 記憶術
    • 1人プレイ不可。 押すボタンが順番に表示され、表示が消えた後に左から順番にボタンを押していく。最初はボタン3つから始まり、正解するごとに次の人のボタンの数が増えていく。正解し続ける限り記憶するべきボタンの順番は変わらないが、間違えると次の人からボタン3つに戻り記憶するべきボタンの順番も変わる。3回間違えると失格。
  • 35. THE 成仏
    • 十字キーまたは左スティックで照準を動かし、幽霊に「オフダ光線」を当てて成仏させる。○ボタンで光線を発射し、押しっぱなしで連射するが幽霊が逃げやすい。連続で成仏させるとコンボになるが、幽霊は照準自体からも逃げる習性があるため狙うのは難しい。制限時間90秒。
  • 36. THE へそくり探し
    • 1人プレイ不可。 カーソルを動かし、○ボタンでへそくりを探す。なかった場合はへそくりがあるマスまでの縦・横・斜めのうち最短距離が表示される。探せる回数は9回まで。制限時間60秒。
  • 37. THE スイカ割り
    • ナビゲートを頼りにスイカを探して割る。方向キーの上で前進、下で後退、左で左回転、右で右回転、○ボタンで棒を振り下ろす。△ボタンでナビゲート(もっと左、前など)が聞けるが、一回押すごとに3秒マイナスされる。制限時間60秒。
  • 38. THE 不器用
    • アナログコントローラ専用。 左右のスティックを使って画面上の図形をなぞる。左スティックで左の図形、右スティックで右の図形をなぞるが、カーソルは片方だけでは動かず、両方のカーソルの向きが合っていないと動かない。
  • 39. THE 叩いて守って
    • 1人プレイ不可。 ○(グー)、×(チョキ)、□(パー)でじゃんけんをし、勝ったほうは攻撃、負けたほうは防御をする。方向キーの上で攻撃、下で防御。体力がなくなったほうの負け。
  • 40. THE 四目並べ
    • 1人プレイ不可。 自分の色の碁石を縦・横・斜めのいずれかに4つ連続して並べると勝ち。2人プレイ時は五目並べとなる。マス目は15x15。
  • 罰ゲーム
    • 罰ゲームが書かれたルーレットが回り、○ボタンでルーレットを止める。内容は「服を一枚脱ぐ」「暴露話をする」「一発ギャグ」などパーティ向け。


+ 各ゲームの制限

「1人プレイ」…1人プレイのときでも遊ぶことができるゲーム。×印は2人以上でないと遊べない。
「アナコン専用」…アナログコントローラ専用ゲーム。スティックを使用する必要があるゲームで、スティックがないPS1初期のコントローラでは遊べない。
「DS2専用」…DUALSHOCK2専用ゲーム。ボタンを押す強さを検出する機能を使用するゲームで、DUALSHOCK2以外のコントローラでは遊べない。

ゲーム名 1人プレイ アナコン専用 DS2専用
1 THE 神経衰弱 ×
2 THE スライド絵合わせ
3 THE チンチロリン ×
4 THE ペンギン叩き
5 THE シリトリ ×
6 THE 風船割り
7 THE 砲丸投げ
8 THE 100m競走
9 THE 幅跳び
10 THE 槍投げ
11 THE 障害物競走
12 THE ハンマー
13 THE 玉入れ
14 THE のぼり棒
15 THE 射的
16 THE 金魚すくい
17 THE リバーシ ×
18 THE ピカッてポン
19 THE 芋虫移し
20 THE 一攫千金 ×
21 THE タマゴつかみ
22 THE 読心術 ×
23 THE わんこそば
24 THE 旗あげ
25 THE しのび足
26 THE さらまわし
27 THE 漢字博士
28 THE 戦車 ×
29 THE バランス
30 THE 半丁
31 THE 4つ前 ×
32 THE 閉店 ×
33 THE 隕石破壊
34 THE 記憶術 ×
35 THE 成仏
36 THE へそくり探し ×
37 THE スイカ割り
38 THE 不器用
39 THE 叩いて守って ×
40 THE 四目並べ ×

評価点

  • パーティゲームとしては無難な出来。
    • 2人以上のプレイだと、各ゲーム終了時に順位が表示される。順位を競ったり、協力してハイスコアをたたき出すといった遊び方もできる。なお、同率順位の場合はプレイヤー順に順位が決定される。
    • また罰ゲームも搭載されているため、余興に活用できなくもない。
      • 罰ゲームについては、Partyモードで最後に罰ゲームを行うかどうかオプションで決められる。ゲーム側でも「罰ゲームを行うかどうかはプレイヤーに委ねており、このゲームは罰ゲームを強制するものではない」と表示される。
  • 1人プレイでもゲームの数は減るが、ハイスコアが記録されるので記録更新を狙った遊び方をすることも可能。
    • 数が減るとはいえ約3/4が遊べる。ランキングを塗り替えていく作業は地味にハマるものがある。
    • 一つのゲームは1~2分で終わり、終了後に続けて遊ぶこともできるため、やり直しも容易。

賛否両論点

  • PS2のゲームではあるが、グラフィックはPS1並み。
    • 本作はSIMPLE2000シリーズ初期の作品であり、SIMPLEシリーズの一作と考えるとやや妥当と言えるか。
    • PS2発売から1年半が経過したあたりでの発売だったが、当時はまだPS2の良作が出揃う前の段階でPS1向けに開発を行っていた会社も多く、開発元のヒューネックスも本作と並行してSIMPLE1500シリーズ用のソフトも開発・販売していたことも留意する必要がある。
  • 連打系のゲームやスティックを回すゲームなど、コントローラを酷使するゲームが多い。
    • DUALSHOCK2の機能を利用しボタンを強く押す必要があるゲームもあるため、やりすぎるとコントローラを壊す恐れもある。
  • 「19. THE 芋虫移し」は題材が謎。
    • 手で芋虫を掴んだり、強く握る(強めにボタンを押す)と芋虫が潰れたりと人を選ぶ要素が強い。おまけに芋虫のウネウネと動くSEが鳴るため、芋虫が増えると非常にうるさい。

問題点

  • 制限付きのゲームが多い。
    • 1人プレイでは27個のゲームしか遊べず、残りの13個は対戦専用になっている。が、「20. THE 一攫千金」「36. THE へそくり探し」のように、わざわざ対戦専用にしなくてもよさそうなものも含まれている。
    • アナログコントローラ専用ゲームも、「24. THE 旗あげ」など、わざわざスティックを使う操作にしなくてもよさそうなゲームが散見される。
  • デフォルトで記録されているハイスコアの中には、超えることが非常に難しいか、非現実的なものも含まれている。
    • 「15. THE 射的」の200点、「25. THE しのび足」の7.50秒、「35. THE 成仏」の1200点*2などが特に顕著。スタッフはこれらの点数に到達することを想定していたのだろうか?
      • 「35. THE 成仏」は2位に600点、3位に300点が記録されている。つまり1位の1200点はダブルスコアのダブルスコアとなる。なお、1人プレイでは200点程度が精々。
    • 「18. THE ピカッてポン」では1位に0.80秒が記録されている。前述の通り、このゲームは5回プレイした合計秒数が記録されるため、この記録は各回平均0.16秒で押している計算となる。人間の反応速度ギリギリである。
  • UIも少々不親切。
    • Freeモードでは各ゲームが終わると、同じゲームを続けて遊ぶかゲーム一覧に戻るか選択できるが、STARTボタンで同じゲームを続けて遊び、△ボタンでゲーム一覧に戻る。それ以外のボタンを押すとなんとタイトル画面にまで戻されてしまう。当然ながらキャラクターや名前は入力し直しとなる。
    • またFreeモードは「人数選択→キャラクター選択→名前入力→ゲーム一覧」という順番になっており、ゲーム一覧画面で×ボタンを押すと名前入力画面に戻される。このとき直前までプレイしていた時の名前は消去されてしまうため、再びゲーム一覧に戻るには名前を再入力しなければならない。
      • 一応、名前は無記名でも遊べる。
    • 罰ゲームを選んだ後も問答無用でタイトル画面に戻されてしまう。
  • 「3. THE チンチロリン」は演出が簡素過ぎてサイコロを投げているという感覚がない。
    • 役なしの場合は3回まで振り直しになるが、大抵役ができる。出目も勝手に決まり、勝敗も自動的に決められるので、まるでスロットの出目を競っているかのよう。
    • ヒフミやシゴロ(確率各1/36)はおろか、ピンゾロ( 確率1/216 )すらもそこそこの確率で出現する。サイコロ3個丸ごと出目が決まっており、そこから乱数で選んでいるのだろうか?
  • 「24. THE 旗あげ」の判定に不可解な部分がある。
    • ゲームが進むにつれ判定時間が短くなり、「赤上げない!」「白下げない!」といった引っ掛けも出てくるが、「上げない/下げない」で旗を動かしていないにもかかわらず誤答と判定されたり、正しく操作しているのに誤答扱いになったり不可解な判定が目立つ。
    • 仕様とは考えづらく、バグと思われる。これ以外に目立ったバグは存在しない。

総評

SIMPLEシリーズの名の如くシンプルなミニゲームが多数収められている。
友達とワイワイ遊ぶもよし、1人の場合はちょっとした空き時間や息抜きに遊ぶもよし。
難点もあり良作とまでは行かないが、興味があれば手に取っていただきたい一本である。


その後の展開

  • 2005年11月10日に同じくヒューネックス開発の『SIMPLE2000シリーズ Vol.89 THEパーティーゲーム2』が発売。こちらもミニゲームを40個収録している。
  • その約2週間後となる2005年11月23日には『SIMPLE DSシリーズ Vol.6 THEパーティーゲーム』も発売されている。

余談

  • 発売後約4年で23.6万本を売り上げており、SIMPLE2000シリーズでは『Vol.1 THE テーブルゲーム』に続き、2番目に出荷本数の多いソフトである。(参考記事
    • あの『THE 地球防衛軍』や『THE 地球防衛軍2』よりも売れた と言うと今では信じられない人が多数だと思われるが、それだけ当時(初期~中初期)のSIMPLEシリーズは、今と異なり「ゲーム」というものに興味を持ち始めたライト層がターゲットであったことが窺える。

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最終更新:2021年10月21日 02:53

*1 「プレイヤーから見て左の手と右の手」であり、動かす手は左右逆となる。

*2 幽霊は照準自体から逃げる習性があるため、多人数プレイで幽霊を照準で囲い込み、一人が根こそぎ撃墜させてコンボを稼ぐなどの協力プレイを行わないと難しい