検証依頼」が出ています。依頼内容は「歴史ヒーローのバランス面に関する加筆」です。対応できる方はご協力をお願いします。


桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~

【ももたろうでんてつ しょうわ へいせい れいわもていばん】

ジャンル ボードゲーム
対応機種 Nintendo Switch
メディア パッケージ
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
開発元 インファイト
発売日 2020年11月19日
定価 6,930円(税込)
プレイ人数 1~4人
判定 良作
ポイント 4年ぶりの新作
初心者でも上級者に勝てるカードの広さ
キャラクターデザインの一新に賛否
桃太郎シリーズ


概要

桃太郎電鉄(桃鉄)シリーズの第23弾であり、同シリーズ初のNintendo Switch向けタイトル。 桃鉄シリーズとしては『2017』以来4年ぶりの続編である。

これまでシリーズの開発元であったハドソンは2012年にコナミデジタルエンタテインメント(以下コナミ)に吸収合併されており、『2017』では開発周りのゴタゴタもあって発売元が任天堂となったが、本作ではコナミが発売元となった。

『2017』では未実装だったオンライン対戦が復活。スタンプ機能による緩やかなコミュニケーションを取ることが可能になっている。
発売当初は、旧作同様フレンドのみオンライン対戦できる仕様だったが、Ver.1.10からパスワードを利用することで見知らぬ相手ともオンライン対戦できるようになった。 Ver1.3.0にて全国のプレイヤーとランダムマッチができる桃鉄GPが追加された。

新要素・変更点

ゲーム面の変更点

  • 「いけるかな」コマンドがさらに便利になった。
    • 買える物件がある駅には、¥マークが表示されるようになり、さらに独占できる物件駅ではこの¥マークがピカピカ光って回るため、分かりやすくなった。
  • 「ワープ駅」「ぶっとび駅」が廃止され、代わりに「ヘリポート駅」が追加された。
    • 止まると11ヶ所のヘリポート駅の中からランダムに4ヶ所が提示され、その中の好きな駅へ飛んでいくことが可能。
    • 利用は無料であり、運が良ければ目的地付近まで一気に移動することも出来るが、候補はランダムなので頼りすぎるのは禁物。ただし移動は強制ではないため行先がどれも気に入らなければキャンセルは可能。
    • 持ち金がマイナスのときに止まると確率で借金をゼロにしてくれる。
  • 「震災駅」はすべて通常の駅に変更された。強力なカード売り場(宮古駅)もはじめから利用可能。
  • カードの分類が廃止され、所持可能数が8枚までに減少した*1
  • 「おまもりカード」「カード交換カード」「となりの芝生カード」「ラストデビルカード」「ぶっとばしカード」「すずめの涙カード」「レッドカード」「もしかしたらカード」「虎視眈々カード」「ラリーカード」「ブラックカード」が廃止。
  • 日本を舞台とするメインタイトルとして初登場のカードとしては「ロイヤルEXカード」「連帯保証人カード」「6大都市カード」「1が出るまでカード」「スペシャルズカード」「孤軍奮闘カード」「オール6カード」がある。
    • ロイヤルEXカードは6つのサイコロを振る急行系のカードだが、なんと周遊系であるため複数回使うことができる。当然、期間延長カードで引き延ばすことも可能。
      • 周遊という名称がついていないため、周遊禁止カードの対象外であるのも強み。
      • 前作『2017』では「グランクラスカード」という名称だった。
    • 連帯保証人カードは所持金がマイナスになるような支払いを受ける際に不足分をランダムの誰か1人に肩代わりさせることが出来るカード。
      • 発動タイミングは選べないが、キングボンビーなどに多額の出費をさせられた際には有効。なお、自身が物件を購入する際の不足分を他人に支払わせるといった使い方は出来ない。
    • 6大都市カードは「札幌」「東京」「横浜」「名古屋」「大阪」「福岡(博多)」の6つの駅から選んでワープ出来るカード。
      • こちらも周遊カードのように複数回利用でき、周遊禁止カードの対象外。
    • 1が出るまでカードはサイコロを振って1が出るまでの間進行出来なくなるマイナス効果のあるカード。*2
      • 運が悪いと何ターンもの間進行が出来なくなる恐れもある。厄介なことにシュレッダーカードでの対策も不可能。
    • スペシャルズカードはスペシャルカードの周遊カード版。スペシャル周遊カードだと文字数の制限で入らなかったため、このような名称になったとゲーム中で語られている。
      • 周遊の文字が入っていないため、周遊禁止カードの対象外であるため、この名称は文字数制限以上のメリットがある。
    • 孤軍奮闘カードは相手1人の歴史ヒーローを3年間封じるカード。*3
      • ゲーム開始時から販売されているため、相手の歴史ヒーローに苦しめられている時の切り札になる。
    • オール6カードはそのターンに自分の進行時のダイスの出目が必ず6になるカード。*4
      • 当然ながら急行系のカードと併用することが前提。リニアカードと併用すれば一気に48マス進むことができる。
  • 本作の特殊ボンビーとして3種の特殊ボンビーが登場する。
    • 借金をサイコロの出目の数だけ倍々に増やしてしまうビッグボンビー。
      • 性質上、貧乏神に取り憑かれたプレイヤーの所持金がマイナスの場合のみ変身する可能性がある。
      • サイコロは1回に振るのは1個のみであるが元の借金が多ければ結構早い段階で多額の借金になってしまうこともある。
      • もっとも、実際には借金を帳消しにする手段も多いため、インパクトこそあるがかなり地味で弱いという評価をされがちである(詳細は後述)。
    • 旧作のハリケーンボンビーのようなもので、物件を吹っ飛ばしてくるキングボンビーの息子であるキングボンビーJr.(ポコン)。
      • 本人とその周囲に居るキャラクターの物件をランダムで複数個吹き飛ばし(手放し)てくる。周囲も巻き込めるので他のプレイヤーを蹴落とすこともできる。
      • 悪事にためらいがあるのか、1・2回目までの変身では何もしないことがあったり、飛ばしたとしても数が少なかったりするのだが、3回目以降は飛ばしてくる数が増える。
    • キングボンビー最凶形態というキャッチコピーで発売直前まで詳細が不明であったデストロイ号。
      • 見た目はキングボンビーの顔がついた汽車である。プレイヤーの手番終了後にサイコロを3~4個振ってランダムで進み、進行ルート付近の物件を燃やして物件を吹き飛ばしてくる。
      • ポコンについては周囲に止まっているプレイヤーの物件に対して被害を与えてくるが、こちらは取り憑かれたプレイヤーの周囲にある物件駅に対して被害を与える。
      • 基本的に貧乏神が憑いているプレイヤーは下位であることが多く、被害が多くなるのが基本的に他のプレイヤーであるため、本人よりも他のプレイヤーから怖れられることも多い(ポコンは憑かれているプレイヤーから離れれば被害が出ないのに対し、デストロイ号は憑かれているプレイヤーの付近の駅に被害を与えてくるため対策できるカードも限られてくる)。
      • ゲーム中では言及されないが、副監督である桝田省治氏がTwitterで語ったところによると32年目以降は出現しないとのことである。
  • 歴史ヒーローは4名が追加され、全部で32名になった。
    • 土方歳三(函館)
      • 相手プレイヤーの独占駅や、自分があと数件で独占できる駅から相手の物件を数件奪う。
      • 同様の効果を持つ坂本竜馬と比べて活動1回で自分が独占できる駅を集中的に狙う傾向が強い。
    • 渋沢栄一(深谷)
      • 他の歴史ヒーロー出現駅のうち、自分の独占駅に訪れて目的地到着金の2倍前後の臨時収入をもたらす。
      • 他の歴史ヒーロー出現駅を独占していないと不発するデメリットこそあるが、序盤で味方にできれば一気に総資産を引き離せる。序盤でも独占しやすく高収益な深谷駅自体も強力なメリット。
    • ペリー(下田)
      • 目的地に最も近い相手プレイヤーのそばに1~3個うんちを落とす。
      • 目的地への最短経路を塞ぐように置いていくため思わぬ迂回を強いられたり、最悪の場合うんちに閉じ込められたりする。もちろん味方しているプレイヤーでも通れなくなるため対策が必要。
    • 西郷隆盛(奄美大島)
      • 『2010』『タッグマッチ』以来の復活。全プレイヤーにお金を配る効果に加え、今作ではおいどんを連れてくる効果が追加。
      • お金はもちろん、おいどんを連れてくることも拒否できないため全プレイヤーの資産や居場所を常に把握して悪用を防ぎたい。
    • 真田幸村、高田屋嘉兵衛の2名は廃止された。

ゲーム外の変更点

  • キャラクターデザインが刷新された『2017』から再びキャラクターデザインが刷新され、全てのキャラクターが完全新規デザインに一新された(デザイナーも前作と異なる)。
    • 前作では桃太郎と貧乏神のみ旧作と同様のデザインだったが本作で新規デザインになった。
    • 本作のキャラクターデザインは次回作である『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』にも継承されている。
  • 桃太郎シリーズの音楽を長らく担当してきた関口氏と共に電鉄シリーズの音楽を手掛けてきた池毅氏が担当から外れ、新たにニコニコ動画などで知られるヒャダイン氏が起用された。
    • 定番の曲の多くは旧作から引き継がれつつ、新規曲も多く導入されている。

評価点

  • 過去作と変わらない電鉄シリーズとしてのおもしろさ
    • 再び開発元が変更されたが、桃太郎電鉄シリーズの面白さは健在。過去作同様のカードによる駆け引きやご当地キャラ、多彩な物件などを存分に楽しめる。
  • 充実の物件駅数
    • その数339駅。物件数は2201件と歴代最多に。
    • アップデートにより『教育版』の機能が逆輸入され、各駅の解説文と写真が見られるようになった。
  • 目的地到着シーンの差分追加
    • 相変わらず『16』まで実装されていた都市ごとの名産・名所の固有グラフィックは用意されないが、季節によって一部の背景が変化するようになった。いずれも色鮮やかで品質が高い。
    • アップデートによりごく一部の駅には固有のグラフィックが描き起こされた。
  • オンラインへの対応
    • 旧作でもオンラインに対応している作品はあったが、携帯機でのリリースが主流となっていたため、据置機でもオンラインに対応したのは嬉しいところ。
    • スタンプ機能によるゆるいコミュニケーションが取れる。あくまでスタンプなのでトラブルも起きにくい。
    • Ver.1.10以降はフレンド以外ともパスワードを使えば対戦できるようになったのでオンライン対戦のハードルが下がった。
    • オンライン対戦では役職や汽車のデザインを変えることができ、顔が見えなくてもプレイヤーの個性の表現に役立っている。役職を変更できる桃鉄は実に10年以上ぶりである。
    • どちらもオンライン対戦や桃鉄10年トライアル!を繰り返しプレイすることで順次アンロックできる。ただし桃鉄10年トライアル!の称号のコンプリートは凶悪な難易度(後述)。
  • 時事的な内容に対応
    • 2020年に暫定開業した高輪ゲートウェイ駅はゲーム進行に応じてカード売り場駅となり、年数経過で売られるカードが増える一風変わった駅となっている。
      おそらく高輪ゲートウェイ駅の2020年の開業は「暫定開業」という位置付けであることを反映した演出と思われる。
    • 年月が進むと東京オリンピック、更に進めると大阪万博のイベントが発生する。
    • 東京オリンピックの際にはコロナウイルスで開催が危ぶまれたが無事開催された、とのアナウンスが流れる(なお、本作発売の時点ではコロナウイルスによる開催延期がされていた時期である)。
    • 「タピオカティー屋」「新国立競技場」「シブリパーク」「ブロック王国」といった最新の物件が追加された。
  • BGMもこれまでどおり評価が高い。
    • 担当者の一部刷新にともなって新規BGMが追加されたが、桃太郎の世界観によくなじんでいる。
      • 特に「ロイヤルEXカードのテーマ」*5や、妖鬼妃の絶好調状態の時のBGMの評価が高い。

賛否両論点

一発逆転の要素が多い

この手のゲームでは運の要素は少なからずつきものであり、元より桃鉄自体がパーティゲームとしての側面も重んじて「実力:7 運:3」と製作者自身が語っているのだが、本作では特に運の要素が多い。

  • カードを持てる枚数が8枚に減った関係か、ゲーム開始直後でも周遊系カードを普通のカード駅で手に入れる確率が高くなった。「のぞみ周遊カード」「☆飛び周遊カード」「6大都市カード」など強力なカードも1年目から入手できる。
    • 周遊禁止カードが効かないロイヤルEXカードを入手するとかなり強い。○○周遊カードであっても妨害手段の少ない序盤では大きなアドバンテージとなる。
  • 豪速球カードが超強化を受け、相手全員のカードを最大8枚(つまり手持ち全て)も破壊するようになった。カードを集める手段も時間も限られる3年決戦では一発で致命傷になることも。
  • 歴史ヒーローシステムも続投しているが、中でも新登場の渋沢栄一は開始10年内で狙える費用でありながら時々目的地の2倍前後の臨時収入をもたらす今作屈指のバランスブレイカー。味方につければ一方的にリードを広げられる(負けているプレイヤーへの救済措置にもなりうる)。
    • 一方で『2010』と比べるとそれぞれの出現率があからさまに落とされているほか、平賀源内のアシドメールは対人戦での出現率が大きく下がる、相手全員のカードを1年間封印する井伊直弼は効果が半年間に縮まり費用も高くなるなど調整された点も多い。
    • さらにデストロイ号の存在により歴史ヒーローの駅を破壊される機会が増え、過去作ほど簡単には守り続けられない。

デストロイ号

  • 上述の通りデストロイ号は、取り憑かれたプレイヤーを勝手に移動させ、そのルート付近にある物件を強制的に破壊してしまう。
    • 被害を防ぐ方法はデストロイ号に取り憑かれたプレイヤーを遠地に飛ばすなり、自身がデストロイ号に取り憑かれたプレイヤーとすれ違ってデストロイ号を違うところに持って行くくらいしかない。
      • 自分自身が遠くに逃げる方法はかなり多いのだが、他人を自分の意思で遠くに飛ばす方法はかなり少ない(最果てカードや屯田兵カード、自分の位置次第では場所がえカードも候補に挙がる)。
      • デストロイ号は毎回サイコロを3~4個振って移動する上、ダイスの出目は3以上であるため、かなりの範囲が被害に遭う*6
        そのため、被害を少しでも減らそうとしても結局焼け石に水となることも多い。
  • 32年目以降は出現しないため、序盤の一発逆転要素であるのだが、それでも32年目近くまで来ると1回の変身で数百億の被害が出ることも珍しくない。ポコンと比べると対抗手段が非常に限られることもあって、特に対CPU戦などガチ勝負をしたい場合において嫌う人が多い。
    • このような性能であるため、出現したらリセットするという人も少なくない。プレイヤーでデストロイ号の出現のON/OFFを選べるようにしたい、対CPU戦では出ないようにして欲しい、などの意見も。
    • ただ、100年プレイであればこれだけデストロイ号にかき回されても十分に全物件制覇も狙えるので、あくまで序盤のスパイスとして機能しているという声もある。
  • 貧乏神は最下位のプレイヤーに取りついていることが多く、デストロイ号も大抵は下位のプレイヤーに取りつくことになる。しかし破壊される物件の多くは上位のプレイヤーのものであるため「貧乏神を避けなければならないゲームで貧乏神を避け続けてきているのに大損害を負わなければならないのはおかしい」ともいえる。
    • 一方で、相手の物件が多い地域を破壊するためにわざとデストロイ号を連れていく戦法も成立する。普段は脅威となる貧乏神を逆に利用できて面白いという意見もあり、対人戦における一発逆転要素として評価する声もなくはない。
      ボンビー自体が順位をかき乱す逆転要素とはいえ、上級者と初級、中級者が入り乱れての対戦となれば、対策法を熟知した上級者側が有利になり易く差が開き易いという側面もあるため、調整の一環ともとれる。

発祥地の効果追加

  • 本作では、プロ野球チームを所有する駅を発祥地に設定すると同駅の全所有物件の収益率が3%加算されるようになった。
    • 高額物件の多い幕張などに設定すれば100億円単位の増収という明確なメリットが得られるが、その分発祥地の選択の幅が狭められてしまう。プロ野球チームのある駅は総じて訪れやすい位置にあるのもメリットを後押しする。
    • もっとも、プロ野球チームの購入にはいずれも80億円程度かかる。10年程度の対戦ではまず手が届かないため発祥地を好きに選んでも大差ない。
  • ちなみに他駅のプロ野球チームを同時に所有しても増収効果はなくならない。オーナーとして大丈夫なのだろうか。

物件駅ごとの最大物件数の削減

  • 『2010』『タッグマッチ』までは9件以上の物件が用意されている駅があったが、本作では携帯機作品と同じく最大8件となっており、超過の物件はオミットされてしまった。
    • 横浜駅+中華街駅といった形で物件駅の増設によってトータルの物件数が増えた地域もある。しかし仙台のように全くフォローのない地域が大半であり、一方で金沢は駅が2つ追加されて物件数が3倍に急増していたりと調整がちぐはぐになっている。
    • 前述の、発祥地のプロ野球チームを購入したときの効果はあくまで駅単位ということもあり、中華街駅のプロ野球チームを所有しているのに横浜駅の収益率が増えないといった不自然なことも起こってしまう。

キャラクターデザインの刷新

  • 前述の通り、本作では「桃太郎」「貧乏神」を含めた全てのキャラクターのデザインが刷新された。
    • ポップで現代的なデザインとなっており、新規プレイヤーにとってはむしろなじみやすいデザインであるが、古参ファンからは賛否両論である。
      • 貧乏神については「前の方が小憎たらしい感じがあってよかった」、キングボンビーは「不動明王のような姿で恐怖感が前面に押し出されており、いい意味での憎たらしさが無くなった」「容姿が貧乏神らしくない」などの否定的意見が多いが、その他のキャラについては概ね肯定的に受け取られている。特に夜叉姫については可愛いと好評である。
    • そもそもの話、デザインについては大人の事情も絡んでいるため仕方ない点ではあるのだが(余談を参照)。

問題点

変化に乏しいマップ

  • 北海道を除くマップの大部分が『2017』の流用であり、真新しさがあまり感じられない上に問題点を引き継いでいる。
    • 北海道のマス数が大きく増え、四国と九州を結ぶ航路が廃止されたことにより『2017』のマップが広すぎて移動が大変という問題点が悪化している。
  • 『16』の北海道大移動、『20周年』『2010』の里見八犬伝、『2017』の震災駅の復興といった20年目前後までに起こるマップ変化のイベントがない。対人戦で20~30年ほどプレイするときのマンネリ化の原因となってしまう。

ビッグボンビーの無意味さ

  • ビッグボンビーは上記の通り、借金額をサイコロの出目の数だけ倍々に増やしていく特殊ボンビーであり、例えば借金が20億の時に出目が3であれば借金が60億になり、次に2が出ればその2倍で120億になる……といった具合に借金を急激に膨らませていくため、話だけ聞くとインパクトが強い。
    • しかしながら、借金を増やす、つまりお金を減らすだけのボンビーであるため、進行の邪魔をしたり、カードを処分したりすることはない。その上、そもそもビッグボンビーが出現する条件が借金があることであるため、キングボンビーや貧乏神のようにお金を減らされた結果物件を売らなければならないという状態にもならない*7
      • それに加えて、本作では借金がいくらであろうとそれを帳消しに出来る救済措置がたくさんある。徳政令カードがその筆頭*8であるが、それ以外でもヘリポートに止まる、目的地に到達する、発祥地の駅に止まるなど様々な方法でたとえ借金が9999億あろうとチャラにできてしまうため、借金額が急激に増えたとしてもそれほど大きな問題にはならない。
        徳政令カードは様々なカード売り場でタダで入手できるし、ビッグボンビーはカードを捨てることもないため、変身中に準備することもできなくはない。
    • むしろ、ビッグボンビーに借金を増やされた際に運良く「たいらのまさカード」を持っていれば多量の借金を含めて他のプレイヤーの所持金を激減させることもできるためボーナスキャラと言ってしまってもいいかもしれない。もっとも、たいらのまさカードを入手するのは難しい上、ビッグボンビーを戦略に組み込むようなプレイヤー同士で対戦しているなら即対策されるだろうが。
  • ちなみにインパクトこそ強いが、ビッグボンビーのサイコロは1~6しか出ない上、4以上は極端に出にくい設定となっているため、1(現状維持)が出ることも多く1を連発されて、そもそも借金が増えずにしらけてしまうというケースも散見される。
  • そのため、見た目こそインパクトがあるものの、お金以外に影響を与えないボーナスキャラと言われることさえある。

影の薄いポコン

  • 過去作でのハリケーンボンビーに相当するポコンは登場3回目まで物件を1~2件しか吹き飛ばさないため貧乏神と比べて弱い。
    • しかもキングボンビーの出現(早くても3年目12月)の後にしか変身しないため、10年ほどの対戦ではまず最大強化に達しない。ハリケーンボンビーのような盛り上がりには期待できない。
  • デストロイ号が出現しなくなる32年目以降はそれなりに脅威となる。

デメリットしかない名産怪獣の多さ

  • 規定の駅に止まったプレイヤーの持ち金・カード・物件を奪ったり数ターン休みにしたりといったデメリットしかない名産怪獣が7種類もいる*9
    • しかもいくつかの出現駅は序盤から目的地に選ばれるため、目的地に止まったのにお金やカードを失う羽目になる。経験者同士では誰も目的地に入ろうとせずゲームが停滞することも。
    • 門司港のバナナ怪獣タタッキー(手持ちのカード2~6枚を勝手に安く売り払う。由来は「バナナの叩き売り」)のように名物と効果がかけ離れていない怪獣はまだいいが、夕張の魅了怪獣メロメロン(デビル系以外の手持ちのカード全部を他の社長に配る)のように、まるで名物と関係ない行動をとるものすらいるなど、所在地に対するネガティブキャンペーンとも受け取れてしまうような内容が多い。

ゲームテンポの悪化

  • 『2017』に引き続き30fps描画であり、メニューや汽車の方向入力がモタつくことがある。
  • サイコロを振ってから汽車を操作できるようになるまでの時間が2秒前後かかり、過去作より長くなってしまった。
    • さらにというならば、ボンビラス星にいるときの列車の動きが歴代の中ではダントツに遅い。ちなみにその時のスピードは変更できない。*10
  • 汽車の移動速度を最大に設定しても『2010』の半分ほどの速度でしか走らない。
  • ぶっとびカードを使用してからヘリコプターが動き始めるまでに10秒以上かかる場合がある。
  • エンジェルカードやデビルカードの入手演出が過去作の2倍ほどかかる。反面、両カードの入手確率は相応に低くなってはいる。
  • 目的地到着や貧乏神変身の演出の前後にそれぞれ3秒前後のロード時間がかかる。長時間プレイしているとだんだん気になってしまう。
    • 50年目以降は演出が一部スキップされるが、それでもロード時間のほうが長いため焼け石に水である。

UIの練り込み不足

  • 急行周遊カードなどの周遊カードの説明文が不親切である。
    • 「急行カードとおなじ効果が出ます! 何回かつかうとなくなります!」などと書いてあるが、これだけの情報では急行カードの効果を知らないプレイヤーが急行周遊カードを理解できない。
    • 今作では序盤からカード駅で特急周遊カードといった周遊カードが入手できる確率が高まったため、知らない効果の周遊カードを引くおそれも高まってしまった。
    • 一方でロイヤルEXカードは「サイコロを6個ふって出た合計の数だけ進めます! 何回かつかうとなくなります!」と十分な情報が書かれており、急行周遊カードなども同じ書き方にすれば良かったはずである。
  • 虫メガネの操作中にXボタンを押し続けるとスクロールが速くなるが、画面上にその説明がない。
  • ネット対戦のスタンプ選択画面は複数ページに分かれているが、ページ切り替えがボタン1つでできず面倒である。
    • アップデートで順次スタンプが追加され、ページ数が増えたことにより目的のスタンプが探しづらくなった。
  • ネット対戦でゲスト対戦の部屋に入室するまでに決定ボタンを10回以上押さなければならない。
    • 最初に「<ゲストと対戦!>で遊んだことはありますよね? はい/いいえ」と質問され、いいえを選ぶと説明が表示されるのだが、その後のメニューの選択肢が「リーダーになる/メンバーになる/説明」となっており、説明の選択肢が重複している。にもかかわらず、2回目以降の対戦でも最初の質問は毎回表示される。
    • 最後に部屋のパスワードを入力するのだが、パスワードに使うボタン8個・やり直しボタン・決定ボタンの説明文が4ページにわたって表示される上にスキップできない。そもそもやり直しと決定のボタンは画面下部に常に表示されているし、画面にはまだ余白があるのでパスワードに使うボタン8個も入力欄と一緒に表示すればよいだけである。

COMの調整不足

  • 特に問題な点がカードの使い方について。思慮のない遅延行為とも思われかねない行動が頻繁に見られる。
    • 持ち金に余裕があるにもかかわらず最上位のリニア周遊カードと下位ののぞみ周遊カードをまぜこぜで購入したり、ダビングカードを捨ててまで徳政令カードを手持ちに入れようとしたりと、カードの取捨選択の時点からうまく練り込まれていない部分がある。
    • 目的地から大きく離れているのに、下位の急行系カードばかり使おうとしたり、カードを使わずに近付こうとし続ける場合がある。
    • 急行系カードを捨ててまで6大都市カードを複数買い込むことがあるが、なぜかラストエリクサー症候群*11のごとく使おうとしない。6大都市カードは複数回使用できるカードである。
    • 一方☆飛び(周遊)カードは積極的に使ってくるのだが、カードが買えるお金がないにもかかわらず目的地から大きく離れた売り場にわざわざ飛んでいってしまうことがよくある。
  • 目的地に向かう途中の船や飛行機の一本道でも、脇道を通ってマスを調整してぴったり止まり、貧乏神をなすりつけることがよくある。
    • 貧乏神をなすりつけられたプレイヤーまたはCOMが目的地に向かって近づくと、先ほど貧乏神をなすりつけたCOMは貧乏神がつくという理由でそのプレイヤーやCOMを追い越せず、逆に目的地から遠ざかることがよくある。
  • 銀河鉄道に行った際、Uターンしてゴールから遠ざかり、何年も銀河鉄道に居座ろうとすることがある。
    • 銀河鉄道は通常の5倍のお金をもらえる青マスだらけのため、銀河鉄道に居座ってお金を稼ぐのはセオリーの1つではあるが、貧乏神がついていてもキングボンビーがついていてもゴールしようとせず遠ざかることがある。
  • 周遊駅やカードバンク駅といった重要な駅に止まっても利用することがない。カードバンクは2010から変わっていない。カードバンクカードも使用しない。(人間からCOMに交替するなどしても)カードバンクに預けられているカードを引き出すこともない。
  • 強力な歴史ヒーローが味方になる駅の独占を目指さない。
    • その一方で、なぜか、あまり強くない歴史ヒーローである紀伊国屋文左衛門が味方になる和歌山駅だけは最優先で独占しようとするルーチンが組まれている。
      • 紀伊国屋文左衛門だけが唯一の例外で、他の歴史ヒーローが味方になる駅の独占は目指さない。偶然独占したときは普通に味方にする。
    • 他のプレイヤーやCOMの歴史ヒーロー駅の独占も崩そうとはしない。
  • 関ヶ原に現れる怪獣、分け目怪獣セキガハーラが出現して西日本にぶっ飛ぶか東日本にぶっ飛ぶかの選択を迫られた際、目的地が東日本にあっても(おそらく)100%の確率で西日本にぶっ飛び、目的地から遠ざかる。
  • 特に襟裳岬や下北半島や能登半島で発生しやすいのだが、貧乏神にうんちを落とされた次のターンで、COMが自分から半島の袋小路に向かって進んでしまい、うんちが消えるまで数ヶ月閉じ込められてしまうことがよくある。
    • おそらくCOMは優先的にカード売り場に止まるように設定されており、襟裳岬や下北半島や能登半島にはカード売り場があるため、このような間抜けな行動をしてしまうものと思われる。
  • プレイヤーが全物件を独占して普通に買える物件がない状態になっても、乗っ取り(放題)カードや強奪飛び(周遊)カードを購入しないことが多い。
    • カード駅や刀狩りで手に入れたときは普通に使う。ただし、すぐ近くの駅にある数千億円の物件を無視して、他の駅の1000万円の物件を乗っ取るのに使うことがある。
    • 100倍乗っ取りが解禁されても100倍乗っ取りをしない。
      • 乗っ取られるプレイヤーのストレス軽減や、全物件制覇をしやすいようにするために、わざとそういう仕様にしている可能性はある。
  • 長期戦の終盤にみらい超特急に4兆円まで投資できるイベントが発生しても、お金に余裕があるのに全く投資しない。
    • みらい超特急に投資すると多額のリターンがあり、借金をしても売られることがなく、乗っ取られることもなく、スリの銀次対策にもなり、基本的に得しかないイベントである。
    • 同じく長期戦の終盤に5兆円がもらえるイベント、キングボンビーの金庫が出現しても無視して、数百億円しかもらえない目的地を優先する。
  • 一部のCOMは1年目の4月からいきなり絶好調になってしまうことがある。プレイヤーは3年目以降しか絶好調にならないため理不尽である。
    • もっとも、COMはそもそもプレイヤーよりも条件が有利に設定されているものも多い(プラス駅の金額が多い、目的地に止まれる出目が出やすい、キングボンビーのお金捨ての被害額が小さいなど)ため、理不尽はこれに限った話でもないのだが。
  • 相変わらずCOMは6種類のみ。
    • 今作ではエンマ名人、らいじん七段が復活したが、妨害系カードを使わずに貧乏神を避ける智将あしゅら九段が復活しなかったことを嘆くファンも。

スリの銀次の不可解な出現

  • ランダムに現れて持ち金の4分の1~全額を奪うスリの銀次。なんと最初の1回(全額で固定)は必ず人間プレイヤーにしか現れないように設定されている。全員をCOMに変更して数十年放置すると確認できる。
    • スリの銀次の当たり年や、スリの銀次カードを使っても人間プレイヤーが襲われるまでCOMには効果がない。この仕様はゲーム中に一切説明がない。

プレイヤー不利に改変を繰り返す桃鉄10年トライアル

  • 規定のCPU2名と10年間対戦して総資産をオンラインで競うモードだが、大型アップデートによる仕様変更でゲームバランスが悪化してしまった。
    • 春の大型アップデートより刀狩りカードが販売されなくなり、ダビングカードが4億円以上に跳ね上がった上にターン消費するように変更された。
    • ダビングカードを大量購入し、高額で売却できるカードのダビングを繰り返すことで一歩も動かずに資金を稼ぎ続ける攻略法が知られていたため、ダビングカードの弱体化そのものは妥当とはいえるが、刀狩りカードを購入できなくなったことで、COMが攻撃系カードを入手した時の対処がままならなくなるという痛い点が生じてしまった。
      • 要するにCOMに攻撃系カードを使用された結果記録を逃したとしても、カード駅で刀狩りを入手できるだけの運がなかったプレイヤーが全て悪いということになってしまう。
  • プレイヤー個人の実力で頑張ってくださいとのことで歴史ヒーローは登場しない設定がされているが、なぜか絶好調はそのままであり運が悪いとやはりCOMは1年目から絶好調になってしまう
    • しかも今作の対戦相手となるCOMは楊貴妃とエンマの2名となっており、いずれもカード封印・破壊といったプレイヤーの行動を制限する効果を含むため大変迷惑である。
  • 以上の点から、このモードで記録を出すにはCOMに絶好調も攻撃系カードも引かれないことを120ターンもの間祈り続け、かつ目的地に数十回以上も連続到着して持ち金を稼ぐしか有効な手段がない。
    総資産1000億円以上を達成すると最高の役職がアンロックされるが、歴史ヒーローありのいつもの桃鉄ですら厳しい額をこのルールで要求することははっきり言って苦行といっていいレベルである。
  • さらに最高の役職をアンロックするためには初段~九段・名人の10種類の役職を順番に達成しなければならず、好記録を出しても一気に上位の役職に進めるわけではない。つまりどれほど桃鉄に慣れているプレイヤーであっても最低11周(110年分)のプレイが必要となり、非常に手間と時間がかかる。
+ アップデートで改善された問題点

ゲームバランスに影響する不具合や確率の調整不足(修正済)

  • 以下は発売当初のみ存在した問題点。いずれも現行バージョンでは修正されている。
  • 3年決戦モードで絶好調カードを使用や最下位カードで絶好調になる!で絶好調になると絶好調がゲーム終了まで永続するという致命的な不具合があった。
    • 絶好調になるとサイコロの数やプラス駅の金額が増えるなど有利な効果が付くため他のプレイヤーが追い付くことは困難になる。
  • 宝くじマスの高額当選が過去作に比べ明らかに当たりやすく、目的地到着よりも多額の金が得られる可能性もあってバランスが悪かった。
    • 発売直後のアップデートで修正が入り、ハズレになることが増えたのでいつもの桃鉄モードで宝くじマスを狙うメリットは小さくなった。
    • 一方で賞金額は据え置きとされたため、末等の6等ですら目的地到着を上回る賞金が得られる3年決戦モードでは依然狙う必要性が大きい。
  • 桃太郎ランド以外の好きな物件を無料で入手可能な「シンデレラカード」は、当初はナイスカード駅でそこそこの確率で入手できた。桃太郎ランドでさえなければ何でもいいので、高額物件を入手できればとんでもない収益が手に入ってしまう。
    • 序盤でも手に入りやすかったので、妨害手段が少ないうちに高額物件を入手してしまえば、プレイ年数によってはほぼ対戦が立ち行かなくなる額の収益が手に入る。
      • 例えば「東京セカイツリー」(6340億、収益率10%)は毎年634億(初回入手時のみ収益率が2倍になるため手放さないようにし続ければ1268億)の収益が得られてしまう。ついでに43億1000万円を追加して駅を独占すれば2544億3200万円の収益が手に入る。もはや序盤で叩き出せる収益の範疇を超えているレベル。
      • こちらも発売直後のアップデートで修正が入りかなり出づらくなっているので、シンデレラカード狙いをしても大抵は不発に終わるようになった。

総評

4年の時を経て復活した本作はキャラデザの変更が話題に上がりやすいが、シリーズの面白さを継承した新作として高評価を得る事に成功した。
ユーザーフレンドリーなシステムも合わさり、シリーズ初心者にもシリーズファンにもおすすめできる良作と言えるだろう。

余談

  • 『2017』より4年ぶりの新作となった本作だが、シリーズ再開となった経緯については統括プロデューサーの岡村憲明氏が「僕の責任できちんと作れるスタッフや環境を整えますので、もう1回チャンスをいただけませんか」と働きかけたことによるものが大きいとされている。
    • その一方、さくま氏もさくま氏で「いざ引退してみるといろいろとやり残したことなど後悔ばかりが浮かんできたため、僕の方からコナミさんにお願いした」「もう1度悔いのない桃鉄を作りたかった」と、心境の変化をうかがわせるコメントを残している。
  • 新型コロナウイルスによる巣ごもり需要やYouTuberによる動画配信もあったためかダウンロード版も含めて初週で50万本の売上を記録。その後も順調に売上を伸ばし2023年12月には累計販売本数が400万本に到達した。(公式X
    • コナミは同社の作品の動画投稿による収益化などを禁止しているが、本作は動画投稿のガイドラインに従うという条件付きで例外的に投稿が認められている。
  • 『2017』から本作にかけてキャラクターデザインが刷新されたのは、桃鉄シリーズのキャラクターデザインを担当してきた土居孝幸氏が、2018年に発売されたSwitch用ボードゲーム『ビリオンロード』のキャラクターデザインに起用されたためである(発売はバンダイナムコエンターテインメント)。
    • さくま氏は土居氏が競合他社のゲームに関わったことをデザイン刷新の理由として挙げると同時に、「これから先も桃鉄を続けていく上で必要な事だと判断した」とのコメントを残している。
    • 本作の副監督の桝田省治氏はインタビューで「数年前にシステムも見た目も『桃鉄』に似たボードゲームが発売された」と間接的に同作品に触れた上で、本作との完成度の差や差別化を訴える形で、30年以上の実績や信頼、知名度を伝えるポイントとして『~昭和 平成 令和も定番!~』というサブタイトルに決めたという。
  • 2022年3月には大手寿司チェーン店「スシロー」から本作とコラボした商品がリリースされ、同年11月には逆にゲーム内でスシローとコラボしたイベントが期間限定で開催された。
    • イベント内ではスリの銀次が、スシローのユニフォームを着た「スシの銀次」となって登場した。旧桃太郎シリーズにおける銀次の出自(料亭の跡取り)を考えると、ある意味本職に回帰したとも言える。
  • 2023年1月には学校・教育機関向けタイトルとして、本作をベースとした『桃太郎電鉄 教育版 ~日本っておもしろい!~』を無償リリース。ただし個人向けには頒布していない模様
    • 授業現場で活用できるよう、貧乏神が登場しないなど学習を想定したゲームシステムに変更。ブラウザゲームのため、タブレットやPCでもプレイできる。
  • 2023年3月より本作を元にしたメダルゲーム『桃太郎電鉄 ~メダルゲームも定番!~』が稼働開始した。
+ タグ編集
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  • 桃太郎
  • 桃太郎電鉄

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最終更新:2024年04月24日 02:22

*1 厳密には携帯電話及びDS・3DS 向けタイトルでのみ同様の仕様がとられていたが、据置機向けタイトルとしては『HAPPY』以来である。

*2 携帯版SHIZUOKAにて類似カードの「6が出るまでカード」が登場していた

*3 初出は携帯版SHIZUOKA

*4 初出は携帯版SETOUCHI DS版の桃太郎電鉄WORLD、3DSの2017でも登場。据置型で出るのはこれが初めて。

*5 リニアカードのBGM「リニアでGO!」と変わらない。

*6 攻略本によると出現条件は周囲で買われている物件が一定数以上かつ一定額以上である必要があるらしく、そもそも被害がほとんど出ない場所ではデストロイ号に変身しない模様

*7 ビッグボンビーが出現するということはそもそも、既に売れる物件がなく借金を抱えている状態であるため

*8 発売当時はビッグボンビー出現中に徳政令カードを使うこともできたが、アップデートで出現中は徳政令カードが使えなくなる強化がされた。もっとも、ビッグボンビーが元の貧乏神に戻ってからすぐに使えば良い上、ビッグボンビーはほとんど実害がないため貧乏神に戻ってから使う方がむしろ得。

*9 阿呆怪獣アワオドレー(徳島)、男鹿半島怪獣ナマハーゲン(秋田)、知床怪獣クリオネンネー(網走~斜里)、提灯怪獣トラフグラ(下関)、バナナ怪獣タタッキー(門司港)、魅了怪獣メロメロン(夕張)、森の怪獣バッサイダー(新宮)、7種類。夜景怪獣ミリオンダラー(神戸)にも一回休みになるというデメリットはあるがテレポートカードをもらえる

*10 Xまでは設定が反映されていた。

*11 ゲームにおいて希少な消費アイテムを温存したまま使わずにクリアしてしまうプレイスタイル