Bright Memory

【ぶらいと めもりー】

ジャンル FPS
対応機種 Windows(Steam)
Xbox Series X/S
メディア ダウンロード専売
発売元 PLAYISM
開発元 FYQD-Studio
発売日 【Win】2020年3月25日
【XSX】2020年11月10日
定価 【Win】980円
【XSX】930円
プレイ人数 1人
レーティング IARC:18+
判定 なし
ポイント 個人作成とは思えない最高品質のグラフィック
価格相応の低ボリュームと未完成のストーリー


概要

個人スタジオFYQD-StudioがUnreal Engine 4で開発したFPS。
2019年1月にSteamのアーリアクセスが始まり、2020年3月に正式版が発売。
さらに、CS版がPLAYISMからXbox Series X/Sのローンチソフトとして配信された。


ストーリー

SROの調査により発見された、1000年前の宝剣「干将・莫邪」に、特殊な多層構造で構成され、内部に奇妙な物質が含まれる事が判明した。
それは「九玄の魂」と称される、死んだものを蘇らせる物質であった。独自の軍を有するテロ組織「SAI」は、その物質を入手するため、最新科学技術の「物質転送装置」を利用し、SROの研究施設に潜入してデータを盗み出した。
さらに、物質転送装置の座標を調整していたが、誤ってシアが装置を起動してしまい、彼らは北極の辺境地にある1000年も眠っていた浮遊大陸へ転送されてしまう。
また、その大陸にかつていた太古の生物や数多の死体が「九玄の魂」によって復活し、シアに襲い掛かるのだった……。

(PLAYISM公式サイトの本作紹介ページより引用)


特徴

  • 基本的なシステム・操作はオーソドックスなFPS(ファースト・パーソン・シューティング)とほぼ同じ。
    • コントローラー(Xbox)だと、RBで斬撃、RTで射撃、Bで回避といった具合。

登場人物(紹介文はPLAYISM公式サイトの本作紹介ページから引用)

  • シア CV: 石川由依
    • 主人公の女性。21歳。親は軍に所属していた。両親は6歳の時に不慮の事故によって亡くなり、以降はSROの創始者であるリチャード博士によって育てられた。様々な軍事訓練に参加し、数多の種目で好成績を収め、その超人的な能力から18歳で『SRO突発事件調査チーム』のメンバーに抜擢された。
  • カーター CV: 利根健太朗
    • SAIの設立者。35歳男性。その権力を利用し、古代の遺物を大量に売り払いブラックマネーを手に入れた。今回も『九玄の魂』の存在を知るとすぐにSROへ侵入し、データを盗み出そうとした。

評価点

  • 商業ゲームにも劣らない高品質なグラフィック
    • 本作を開発したFYQD-Studioは一人しか所属していないインディースタジオだが、本作のグラフィックは商業作品にも引けを取らないほど質が高い。
    • フォトリアル調で作られており、主人公のシアも美少女で可愛らしい。
      • おまけとばかりに、着せかえコスチュームまで用意されている。
  • 日本語吹き替えにも対応
    • シアの日本語ボイスはゲーム作品では『NieR:Automata』の2B役で知られる石川由依氏が担当。当然演技にも問題はない。

問題点

  • チュートリアルと操作説明が殆どない
    • 基本的な操作方法はよくあるFPSに近いものとなっているが、最初は何の操作説明もチュートリアルも無いまま、戦闘に放り出されるので、少々不親切。
    • 本作独自の要素に関しては多少説明されるが、基本操作も最低限の説明は欲しかったところ。
  • ボリュームが少ない
    • 900円台の3Dゲームにボリュームを求めるのも酷ではあるが、ボリュームはかなり少なめ。
    • ストーリーをクリアするのに1時間程度、周回プレイをしても3時間程度で遊び終わってしまう。
  • ストーリーが未完成
    • 本作のストーリーは大雑把に表すとエピソード1までしかない。

総評

高品質なグラフィックや日本語ボイス対応などは、個人作成のゲームであることを顧みれば、かなり評価できる要素ではある。
その一方で、900円台相応のボリュームや未完成のストーリーなど、手放しで良作とするにはやや厳しい部分もあり、総じて900円台相応の出来の凡作という評価に落ち着くだろう。


余談

  • 2020年の発売当時には珍しく、家庭用ゲーム機ではXSXしか対応していない。
    • XSXの前世代機であるOneにすら対応していない。
  • 当初は2019年内の完成を目指していたが、アーリーアクセス版の予想以上の売れ行きからFYQD-Studioは完全版となる『Bright Memory: Infinite』として再開発することを2019年3月に発表。
    • 本作との並行開発ではあったが2022年7月21日にPS5/XSX/Switch/Winで発売。Win版は本作を所有しているユーザーに発売後無償配布された。
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最終更新:2022年07月26日 17:00