Wind Peaks
【ういんど ぴーくす】
ジャンル
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アイテム探し
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対応機種
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Windows(Steam) Nintendo Switch Xbox One
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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Actoon Studio
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配信開始日
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【Win】2020年4月29日 【Switch】2021年4月8日 【One】2021年10月27日
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定価
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【Win】1,520円 【Switch】1,499円 【One】1,781円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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IARC 3+
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判定
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なし
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ポイント
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漫画風ビジュアルによるアイテム探しゲーム ビジュアルのクオリティは非常に高い ステージ数・やり込める要素は大分控えめ
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概要
海外のインディーズディベロッパーであるActoon Studioから発売・開発されたダウンロード専売ソフト。海外ではプレイステーション4でも発売。
ジャンルはアイテム探し系のアドベンチャーゲーム。宝探しのために大人子供のグループが魔女の森へと探検をする設定。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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全10ステージを順々に攻略していく。一度プレイしたものはステージセレクトが可能。またステージの初期化も行える。
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一部のステージをクリアするとアニメーションによるイベントが発生し、後のステージセレクトにてイベントの再鑑賞ができる。
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ゲーム中にとある条件を満たすと、「実績」という項目に印が付く。実績は全部で12つあり。
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ステージルール
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各ステージに指定されたアイテムすべてを探し当てればクリア。指定アイテムの数は大方10箇所前後。
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制限時間やお手付き等の概念はなく、ゲームオーバーに陥る心配もない。プレイ中にステージから一旦抜け出し、後に途中からの再開を行う事も可能。
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指定アイテムを含むアイテムの配置は全ステージ固定で、プレイのたびに同一ステージにおけるアイテムの配置が変化をする要因は存在しない。
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アイテムによっては「ドアを開けて中のアイテムを見つける」「複数のパーツを組み立ててアイテムを作成する」といった過程を行う必要あり。
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ヒントを使用すると3分経過後に指定アイテムの位置を知らせてくれる。使用回数の制限はなく、後の展開に影響を及ぼすリスクもない。
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操作体系
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主に「アイテムの発見」「ドア等の開け閉め」「パーツを掴む」「ヒントの使用」などが操作対象。Switch版は本体のタッチ&スライド操作にも対応。
評価点
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アイテム探しとしての安定感
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「指定されたアイテムを探し当てる」という単純明快なルールであり、アイテム探しとしての遊びやすさは申し分ない。
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ヒントがノーリスクで使い放題なため、手段を選ばないのであればクリアはそう難しくない。お手付きペナルティもなく、総当たりの操作を行っても問題はない。
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しかしその一方でアイテムが非常に見つけにくい箇所に配置されている場面が多く、ヒント抜きでプレイするとなかなかに手強い難易度と化す。
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魅力的な漫画風ビジュアルとストーリー
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緻密に描かれた漫画風ビジュアルのクオリティは非常に高く、本作における最大の魅力となっている。
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まるで絵本を鑑賞している感覚でプレイでき、新たなるステージへの進行やストーリーの進展もあって、先が見たくなる面白みが感じられる。
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ストーリー描写にも多少重心が置かれており、グループが宝探しの探索を行う様が描かれている。
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イベントにおける会話や文章が挟まれるシーンはほぼなく、一貫してサイレント映画的な手法でストーリーが描かれる。
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ネタバレにつき詳細は伏すがエンディングは非常に衝撃的で、次回作に続くような締めでゲームが終了する。なお次回作の発売予定は現時点ではない。
問題点
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遊べるボリュームが少ない
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全10ステージしか収録されておらず、短期間であっけなくオールクリアできてしまう節がある。
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指定アイテム等は全ステージ固定なため、繰り返しプレイで新たな楽しみを見出すのは厳しい。ある程度プレイすると熱が冷めやすいのは否定できないところ。
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実績の達成難易度は低く、普通にプレイしてもほとんどの実績を達成できやすい。全実績を達成できたとしても何かのサプライズは発生しない。
総評
アイテム探しとしての安定感は申し分なく、漫画風ビジュアルとストーリーを含んだ雰囲気ゲームとしての一面も魅力的な一作。
しかし1,000円台のゲームとしてはボリュームの少なさは否めず、ゲームの仕様上遊べる範囲が大幅に限られてしまう点が悔やまれる。
最終更新:2022年08月01日 07:13