Hentai vs. Evil

【へんたい ばーさす いーびる】

ジャンル TPS

対応機種 Nintendo Switch
プレイステーション4
プレイステーション5
メディア ダウンロード専売
発売元 eastasiasoft
開発元 Axyos Games
発売日 2021年11月11日
定価 1,000円(税込)
レーティング CERO:D(17歳以上対象)
判定 なし
備考 パッケージ版は欧州のみ販売
海外switch版のみ成年向け要素有
ポイント 投げやり過ぎるタイトル
若干ヘンテコなカスタム要素
お色気要素がやや弱い


概要

eastasiasoftから発売されたお色気ゲーム。
Axyos GamesからSteamでリリースされた『Hentai vs Evil: Back 4 Waifus』が原作と思われる。
なお、本記事では暫定的にeastasiasoftから発売されたCS版のみ取り扱う。


特徴

  • 本作にストーリー的なものはない。ただ単にセクシーな女の子を操作してゾンビやリーパー(死神)を倒していくだけのゲームとなっている。
  • 操作方法
    • 右のトリガーボタン(ZR/R2)で銃で射撃。
    • 左スティックの押し込みでダッシュ可能。
  • ゲームモードは大きく分けてレスキューとサバイバーの二つが存在する。
    • レスキューは一定数以上のリーパーを倒して、ケージに捕らえられた女の子を救出していく。救出した女の子はプレイアブルキャラクターとして使用できる。
    • サバイバーはその名の通り、ライフが0になるまで、ひたすら敵を倒していくだけのモードである。
  • 銃などの武器はマップ上に落ちており、拾うことで使用できる。
  • ハートマークのついた箱を取得するとライフが回復する。

ツッコミどころ

  • あまりにも投げやり過ぎるタイトル。
    • 恐らく、タイトルを見た誰もが気にするであろう『Hentai vs. Evil』という適当に命名したとしか思えないタイトル。
      • ちなみに「Hentai」とは、海外では日本製(もしくは日本風)のエロコンテンツを指す俗語であり、日本語の「変態」とは意味は全く違う。
    • 前述した通り本作は「セクシーな女の子を操作して敵を倒していく」ゲームなので、あながち間違っている訳では無いが、もう少し捻ったタイトルにはできなかったのか…?
  • 操作キャラクターのカスタムができるが、それが少しおかしい。
    • 胸や太ももの大きさを変えることができたりと、お色気ゲームとしては妥当なものもあるが、以下のような変な部分もある。
      • 肌の色を変えることができるが、褐色など現実的なものはともかく影や墨のように真っ黒な色や敵のゾンビと同じ緑色等、肌の色としては変な色が混ざっている。
      • 髪型もいくつか変更することができるが、その中につるっぱげの髪型が混ざっている。
    • 尤も、カスタムができるとは言ってもそこまで自由度は高くないので、過度な期待はしないほうがいい。あくまで「着せ替えの一部に変なものが混ざっている」程度。

評価点

  • TPSとしてはそこそこ遊べる。
    • 右スティックで狙いを定めて撃っていくTPSの基本は押さえている。
    • 「クリアタイムやハイスコアを記録等してくれる」といった、最低限ゲームに求められるものは備えてある。

問題点

  • 実はお色気要素はあまりない。
    • 「Hentai」というタイトルから、お色気要素を期待してしまうが、実のところ本作はそこまでエロに特化した内容ではない。
    • お色気ゲームにありがちな「女の子の服が破ける」とか、そういう要素も無し。
    • 強いて挙げるなら、「水着姿の際に乳首の形が浮き出ている」というくらい。尤も、グラフィックがチープなのでそこまで嬉しくはないが。
  • なお、switchの海外版は普通に脱げる。勿論、 おっぱい丸出し 当たり前!
  • ボリュームが少ない。
    • 1,000円という低価格を考慮しても、ボリュームは少ない。
    • レスキューモードで女の子を助け出した後はサバイバーモードでスコアを稼ぐことぐらいしかできない。

総評

目を引くタイトルではあるが、悪い意味でタイトル通りのゲーム内容である。
肌の色を真っ黒や緑に変えることができる等、若干変な要素があるのでそれをネタにして楽しむこともできるものの、バカゲーと評する程のインパクトはない。
お色気要素も、セクシーな女の子を着せ替えたり操作できるだけと若干弱めなので、お色気目的で本作を購入することはおすすめできない。
定価も1,000円と低価格でTPSとしては最低限遊べる内容ではあるので、遊んでいて苦痛になるような「クソゲー」程ではない出来なのが、せめてもの救いだろうか。

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最終更新:2022年06月13日 20:57