SIMPLE1500シリーズ Vol.1 THE 麻雀
【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむいち ざ まーじゃん】
ジャンル
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テーブルゲーム
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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D3パブリッシャー
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開発元
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シャノアール
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発売日
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1998年10月22日
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定価
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1,500円(税別)
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プレイ人数
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1人
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判定
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なし
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ポイント
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SIMPLEシリーズの原点にして頂点 看板に偽りなしの「シンプル」な麻雀ソフト
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SIMPLE1500シリーズ
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概要
D3パブリッシャーによる廉価ゲームシリーズ「SIMPLEシリーズ」第一作目の麻雀ゲーム。
現在に至るまで400本以上の作品を持つ同シリーズの元祖にして、実は
SIMPLEシリーズ唯一のミリオン(100万本)ヒットタイトル
である。
内容
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一般的な4人麻雀を遊べる、以上。パッケージ裏の紹介文曰く『
際立った演出や特別なモードを極力なくし、麻雀の本質を追求した本格仕様
』。
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タイトル画面で「はじめから」を選ぶとルール設定画面に飛ぶ。ルールを設定し「ゲーム開始」を押すと、対局が始まる。
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ゲーム中にセーブ可能で、以降は「つづきから」で再開できる。
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設定できるレベル・ルールは以下の通り。
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レベル
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以下の項目の有り・無し
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喰いタン
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裏ドラ
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一発
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槓ウラ
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自摸平和
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西入
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ドボン
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二翻縛
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二家和
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南場不聴
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ローカル役
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十三不塔、三連刻、四連刻、大車輪、人和、八連荘を採用している。
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対局中に△ボタンでメニューを開ける。
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点数確認、ゲームの保存・終了、そして以下の「各種設定」が可能。このうち、ゲームの保存はアガリになってからできる。
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牌・雀卓・カーソル・BGMをそれぞれ3種から選択可能。
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ステレオ・モノラルの選択。
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効果音のON・OFF。
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鳴き・あがり時の発声について、女声・男声・OFFから選択可能。
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点数確認は対局中に□ボタンでも確認可能となっている。
評価点
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サクサク進む
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パッケージ文の通り演出の類は皆無なので、非常にテンポが良い。
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設定項目が割と細い
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ルール設定項目は基本的なものは出揃っており、対局中にできる各種設定も意外に選択肢の数がある。
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低予算ゲームなりにプレイに変化をつけようという作り手の頑張りは感じられる。
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設定画面の文字も大きめでわかりやすいのも地味にポイントが高い。
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開発は麻雀ゲームで老舗のシャノアールなので折り紙付き。
賛否両論点
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本当にシンプルな麻雀しかできない
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上記の通り本作の内容はベーシックな麻雀を打つこと、ただそれのみ。本作というよりSIMPLEシリーズ自体のコンセプトを受け入れられるかという問題。
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当時は現在と違い「非常に安価かつ非常にシンプル」的なコンシューマーゲームの存在は絶無であった。
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そういったゲームの開祖ともいえる本作は新しい需要を開拓した一方、当初はシリーズの趣旨に戸惑いを感じるユーザーもいたと思われる。結果として「子供が昼間遊んでいるプレイステーションを夜にお父さんがちょっと遊ぶ」という隙間時間に見事に合致したわけだが。
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また、90年代後半は技術革新によりゲーム表現が大幅に進化した時代であり、高品質グラフィックや大ボリュームがとにかく注目される中、本作のようなスタイルはある意味かなり冒険的であった。
問題点
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グラフィックの質は高くない
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グラフィックが初期のSFC用ソフト並みに全体的に粗い。当時の基準で言ってもあんまりよろしくない出来。値段相応の作りと言われればそれまでかもしれないが…。
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ツモや配牌にパターンを感じることがある
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作為を感じるレベルで聴牌→上がりの流れがスムーズに続くことがある。
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某サイトのレビューでは「同じ配牌に同じツモが回ってきた」という報告も。
総評
できることはシンプルな麻雀のみ。良くも悪くも簡素であり、1500円という値段相応の出来である。
やり込み要素やド派手な演出こそ欠いているものの、最低限ながらも必要なオプションは取り揃えられており、簡素ではあるが決して雑な作りではない。
重厚長大を追求しがちであった当時のゲーム業界の盲点を突くようなコンセプトの本作は、一定以上の需要を獲得し数年をかけて売上ミリオンを達成。
本作の後もSIMPLE1500を銘打ったテーブルゲーム等が発売されていき、「SIMPLEシリーズ」として長く続いていくこととなる。
余談
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2006年にD3パブリッシャーの取締役が本作の発売経緯についてインタビューで語っている。
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当時の麻雀ゲームは脱衣モノやタイトルにプロ雀士の名を使った作品等が目立っていたが、そういった付加価値のない4人打ち麻雀でもニーズがあるだろうと考え企画が始まったとのこと。
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社内では賛否が割れたが、店舗の立場では買いやすいものがあると新規客も開拓できるという理由で賛成意見が多かったという。
最終更新:2024年03月24日 16:41