ネコでいっぱいのビル

【ねこでいっぱいのびる】

ジャンル アイテム探し
対応機種 Windows/Linux(Steam)
Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売元 【PC】Devcats
【Switch】Silesia Games
開発元 Devcats
配信開始日 【PC】2022年7月8日
【Switch】2022年11月24日
定価 【PC】230円(税込)
【Switch】389円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング IARC:3+
判定 なし
ポイント 300匹以上の猫を探し当てるゲーム
色んな形の猫が可愛らしい
ボリュームは一口サイズ


概要

猫の保護活動をする傍らゲーム開発も行うインディーズデベロッパー、Devcats開発によるダウンロード専売ソフト。
原題タイトルは『A Building Full of Cats』。

ジャンルはアイテム探しゲーム。ビルの中に隠れる猫すべてを探し当てていく設定。


ゲームルール

  • 全5階の部屋+おまけのステージ構成。エレベーターのボタン操作から「部屋選択」「タイトル画面に戻る」「スタッフや保護猫の一覧表示」といった行動ができる。
  • 各階の部屋は「メインルーム」と「トイレルーム」の二重構造となっており、前者は左右スクロールで部屋を見渡す必要がある。
  • 部屋内には「背景に隠れた猫」が50匹、「引き出し等に隠れた猫」が10匹、計60匹が存在。探し当てた猫は着色がされ、猫カウントが消費される。
  • 本作の部屋はすべてモノクロベースで描かれている。色彩情報だけで猫を探し出すのは困難なため、背景や怪しい家具を見極めての攻略が必須となる。
  • 猫カウントを0にすればその階の制覇。お手付き等のペナルティはなく、猫の位置は常時固定。またプレイ中の状況を維持したまま、他の部屋へ移る行為も可能。
  • Switch本体によるタッチ、もしくはコントローラー側のアナログスティック&ボタンで猫の探し当て等の操作。また部屋内の拡大縮小機能(二段階)も搭載。

評価点

  • ゲームの分かりやすさ
    • 全300匹+αの猫を探し当てる」という極めて分かりやすいルールであり、複雑な要素は微塵もない。
      • ペナルティは全くないため、手当たり次第に操作しても問題はない。一方で絶妙な同化具合で猫が紛れ込んでいる事が多く、自力での攻略は結構難しい。
  • 猫の可愛らしさと芸術性の高さ
    • 部屋内に登場する猫が全員可愛らしく、それぞれが色々な仕草で描かれているため、「次はどんな姿の猫がいるのか」という発見が楽しい。
    • 猫を探し当てるとモノクロベースの中に着色がされ、「モノクロ背景の中に華やかな猫が映し出される」という対比表現がなされる点が芸術的といえる。

問題点

  • ボリュームは一口サイズ
    • ボリューム的には1時間程度ですべての猫を探し当てられる程に短く、まさに一口サイズな内容である。
      • そもそも本作は「何かをやり込む」的な要素が非搭載で、繰り返しプレイを想定した作風ではない。猫をすべて探し当てた時点でゲームに関われなくなる。

総評

「部屋の中でたくさんの猫探しをする」という単純明快ながらも癒されるゲームであり、猫好きであればたまらないものがあると思われし一作。
とはいえ、まさに「一口サイズのカジュアルなアイテム探しゲーム」そのものな内容でもあるため、ボリュームややり込みの面では期待しない方が無難。


その後の展開

  • Steamでは2022年11月10日に、呪われた魔法の城を舞台にした『A Castle Full of Cats』が発売されている。

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最終更新:2023年03月31日 15:44