レイス

レイス・フェルド
外見二十代。鋼色の髪に翡翠の瞳。

ジークフリートに仕える従者。特に目が悪いわけではないが眼鏡を掛けている。
常に聖職者の様なゆったりした服装を好んで着ている。聖職者の様な恰好は、自身が着てみたかったから着ているという変わった青年。
他の従者や王城に使えている者から、ちゃんとした制服を着ろという指摘を受けても気にしない。

役職はジーク専用従者なので護衛とは違い、いくらジークが王子とは言え、危険な目に遭っても助けることは無い。
ジークの護衛からは、せめて庇うくらいはしろと言われてからは、流石に外の目がある場合は庇う素振りはしたりする。が、基本的に自分で解決させるか、別の誰かを呼んでくるかしかしない。

笑うと爽やかだがジークからは胡散臭いと言われる。ジークからおっさん扱いされることも多い。
従者ながら、ガルムという頼れる部下がいる。

十年程前に出仕しに他国から来たということにしている。
自身の詳細は意外と適当に書いているので、本人も覚えていないような、変な経歴を指摘される事もある。
その当時既に二十代と記載しているので、現在は三十を越えているはずだが、外見の変化は特に無い。本人は眼鏡を変えたやら身長が伸びた、髪形が違うというが、毎回言い訳が適当。

スズたちには初めジークと合わせ、嫌われる様な態度をとるようにしていた。
城で一人残された水鳥を、調査という名の暇つぶしついでに、からかって遊んでいた。そして苦手意識を持たれなかなか警戒を解いてもらえなかった。
彼女を観察していく中で人間らしさや友人を思う姿に、特別な感情を抱くようになるが、普段はそれを微塵も感じさせない態度でいる。

とある人物等から、そろそろ帰って来いと言われ続けているが、ジークとの約束もあり、本人にいまだ帰る気がない。
最終更新:2015年01月07日 20:09