逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「過去ログ一覧」で検索した結果

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    ...0 29 37) 過去ログ一覧ページを作成しました。 http //www23.atwiki.jp/gspink/pages/400.html -- 管理人 (2014-05-18 09 03 50) 携帯版だとメニューからハミイトノコのSSしか選択できません… -- 名無しさん (2014-12-31 05 54 54) メニュー修正しました。大変失礼しました。 -- 管理人 (2014-12-31 07 48 16) 成歩堂×真宵カテゴリが07/03/15以降閲覧出来ません。 バグかもですが、確認よろしくお願いします。 -- 名無しさん (2020-06-09 17 04 37) おっしゃるとおり一部ページで、文章が表示されない状態になっております。 ページ編集画面に移動すると内容が表示され、編集画面でページを保存すると通常通りに保存され、表示ができるよ...
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    トップページ 過去ログ一覧 成歩堂×春美 02/10/19 02/11/18 03/01/30 05/05/12 成歩堂×真宵 02/10/25 02/11/21 03/10/30 03/11/01 03/11/05 04/04/15 04/06/09 04/05/28 04/06/18 05/08/23 05/09/13 06/01/23 06/10/31 06/11/27 06/12/07 07/03/15 07/05/05 07/05/14b 07/09/28 07/11/04 07/11/23 08/02/13 08/02/14 08/04/09 08/09/12 08/09/18 08/10/09 08/10/25 09/01/28 09/03/11 09/06/15 09/06/15-2 09/06/18 09/06/21 09/06/24 0...
  • 07/08/19
    喫茶店シリーズ#1 -#2 -#3 -#4 -#5 『喫茶店の人々』 裁判所からの帰りに、王泥喜は住宅街の奥にある一軒の喫茶店に向かった。 看板もメニューも出ていない、通りすがりの通行人には決して喫茶店だとわからないようなその建物のドアを押す。 「よぅ」 小さな丸いテーブルが二つと、5、6人も座ればいっぱいのカウンターの向こうで、大きなマスク型のメガネをかけたマスターが顔を上げた。他に客はいない。 「お、その面構えは裁判所からの戻りじゃねえのかい。今日も元気に負けてきたのか」 王泥喜は、カウンターの椅子を引いて腰掛けた。 「ひどいですね。当たってるだけに、なんとも言えませんけど」 「まあ、腐らねえことだ。弁護士に敗訴は付き物だぜ。なんせ、依頼人というヤツはウソをつく生き物だからな」 注文もしていないのに、勝手にコーヒー豆を挽きながらマスターは言った。 「でも、今日の依頼人は・・・」 「お...
  • 4
    4 「イトノコギリ刑事か?どこをほっつき歩いている!」 切れるような鋭い声が、携帯のスピーカを通して聞こえてきた。 「げっ!み、御剣検事!?」 よりによって、まずいタイミングでまずい相手が電話をかけてきた。 いや、これは…と言い訳をする前に、 「今すぐ駅に向かうんだ!私もすぐ行く。…信じられないことが起きた」 と、遮られる。 「事件ッスか?」 糸鋸には、御剣の興奮を聞いてもまだ事態の重さがよく分かっていない。 「女が電車に飛び込んだ。  男がそれを助けようとして…ふたりとも即死だ!」 イライラしつつ説明する御剣の言葉に、糸鋸はしかしあくまで呑気だった。 こう言っては不謹慎かもしれないが、列車事故など珍しいものではない。 女が飛び込んだのは自殺だろうし、男が助けようとして巻き添えを食ったのは事故だろう。 検事が血相を変える...
  • 04/03/06(ミツキリ)
    御剣×霧緒① 「御剣怜侍」 職務を終えて帰ろうとした御剣は呼び止める声に振り返った。 振り返った視線の先には冥が立っていた。 「メイ…どうした?」 「その…今夜、空いているかしら?」 普段は一方的に自分の都合に付き合わせる冥が自分に頼みごとをするとは珍しい。 何があるのだろうか、と思い冥の問いかけに答えた。 「特に用はないが、なんだろうか。」 「よかった。お願いがあるんだけど。」 「だから、なんだというのだ。」 急かす御剣をすまなそうに見ながら、冥は丁寧に包装された箱を御剣へ差し出した。 「何のつもりだ?」 差し出された箱を受け取りながら聞く。 「今日、誕生日だから。」 自分の誕生日ではないな、と思いながら、まったく意味の分からない御剣は少し苛立ちながら言い返す。 「私の誕生日ではない。」 「そんなことは分かっているわ。今...
  • 09/09/21-2
    前   「ん……はっ、……」 口を離し、唾液を垂らす。手で塗りつける。下品だな、と他人事のように思った。 羞恥と倦怠と嫌悪がごっちゃになって、殆ど厭世の域に達していた。 ふと。バスローブがかろうじて引っかかっている肩が、軽く叩かれる。 巴が顔を上げる。その唇から涎がひとすじ垂れて、男性器との間に糸を引く。 糸はすぐに途切れた。 だから、その。怜悧な印象の女が見せた一瞬の無防備さを知るのは、たった一人 だけだ。 立ち上がるよう、厳徒に手で促され、巴はおとなしく従う。恥ずかしかったので バスローブの前は合わせた。 「今度は──きゃっ」 そのささやかな羞じらいも、腰を抱かれバランスを崩し椅子に──腰掛ける男へ 身体を預けたことで、そいつに衿元ひっぺがされて胸を視姦されてダイナシになる。 抗議しようとして。 洩れたのは息を呑む高い音。 乳房に、その中心、色の違う場所にねっとりとした刺激が与えら...
  • 07/03/27
    絆―きずな―   1  葉桜院の事件から約1年―。綾里舞子の件は再び世間を騒がせたが、 最近になってようやく落ち着きを取り戻している。 そんな中、マスコミのごく一部は19年前のDL6号事件を引っ張り出し、 倉院流霊媒道はインチキだのペテンだのと煽っていたようだが、 真宵はさほど気にしていなかったようだった。  季節は桜も満開なる春、4月上旬。季節が変わっても成歩堂法律事務所は いつもと変わらぬ風景である。事務所の主成歩堂龍一と倉院霊媒道の家元で 自称カゲの所長綾里真宵、そしてたまに事務所に顔を出しては真宵とともに 仕事を手伝ってくれる小さな霊媒師(のたまご)綾里春美。 相変わらずの顔ぶれである。 「そういえば、彼女とはどうなったの?」 「彼女って?」 「やだなぁ、あやめさんだよ。去年出所してきたんだよね?あれからどうなったの?」  真宵はその後の成歩堂とあやめの関係を毎日のように興味津々で...
  • 04/08/28
    成歩堂×冥(6) 『図書館』 私は、普通に過去の事件を調べようとして、裁判所の図書館に行った。 …今日の裁判で、また成歩堂龍一に負けたから。 そんな成歩堂龍一を、次こそ倒す。 そこで、私は裁判所の図書館に来た。 事件を『完璧』に抑えておくために。 ふと目に付いたファイルを手にし、開いてみる。 分厚いファイルには、犯人の写真。証拠写真などが挟まれていた。 「この事件なんか…」 ページをめくりながら、呟いている自分に少し寂しさを覚える私。 「今日は誰もいないのかしら。」 さっきから静かだ。物音といえば、自分のページをめくる音くらい。 (椅子に座ろうかしら…。) 私はそう思い、椅子に座ろうとする。 すると、ファイルから一枚の資料が落ちてしまった。 「あ…・」 急いで拾おうとする。 すると、視界から青いスーツを着込んだ男の手が...
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    オドミヌ長編全然泣けないんだけど。あんな独り善がりでもクズでもないだろオドロキくんは。 -- (名無しさん) 2014-06-08 22 02 17
  • 07/09/05響也×春美
    とある公園で起きた殺人事件。 事件はニュース報道でも大きく取り上げられ、現場付近には報道陣と野次馬がつめかけている。 そんな血なまぐさい殺人現場に全く似つかわしくない黄色い声が、一人の男に絶え間なく浴びせられていた。 ーーその男の名前は、牙琉響也。 ガリューウエーブのリーダーと敏腕検事の二足のわらじを履く彼は、どこにいても目立つ存在であった。 颯爽と事件現場にバイクで現れ、テキパキと現場検証をこなし、帰り際には詰めかけたファンへのサービスも怠らない。 そのスタイリッシュな彼の姿に魅了される女性は、日々増え続ける一方である。 この日も響也は現場検証とファン対応をこなすと、足早にバイクの元へ向かう。 再度ファンに捕まるのを避けるため、手際よくジャケットのポケットからバイクのキーを取り出す。 「すみません」 響也がバイクにキーを差し込もうとしたとき、背後から一人の女の子に声をかけられた。 しまっ...
  • 04/05/06b
    「……アンタ、綾里弁護士だな?」 「ええ」 「その、何だ……お悔やみ申し上げます、とでも言えば良いか?」 「おかしな人ですね」 そう言って、千尋はゴドーの顔を見詰めた。 「わざわざそれを言いに?」 「いや。そんなつもりじゃ…なかったんだが」 そう言ってから、ゴドーはカップに目を向けた。それはカップに何ら思い入れが在る訳ではなく(いや、愛用しているカップなので思い入れは在るのだが)、ただ単純に、千尋と目を合わせるのがキツかった、それだけである。 「……」 「……」 二人は押し黙った。 ゴドーの指先は、ずっと小刻みに震えている。 「……どうですか、検事生活初めての敗北は?」 「そうだな……中々、と言った所か」 何がどう中々なのか良く分からなかったが、ゴドーはぽつりと千尋の問いに答えた。 「少なくとも……随分前に味わった敗北感よりかは、...
  • 05/09/21(ナルアカ)
    成歩堂×茜 事務所から見る空が夕焼け色に染まっている。 2月も終わりに近づいたころ、僕は酷く疲れていた。 SL9号事件、検事局での殺人事件...様々な要素が絡み合うこの事件は今までになく長いものだ。 「ふう。疲れた...。」 大きな息を吐き、事務所に帰ってくるなりソファーに倒れこむ。 しかも、今回は真宵ちゃんがいない。 千尋さんの力を借りることができないのだ。 こんな重圧を、かつて味わったことがあっただろうか。 で、今回真宵ちゃんの代わりに僕の隣にいるのは... 「成歩堂さん! 大丈夫ですか? 顔色悪いですよ。」 この子は今回の事件の被告人である宝月巴の妹、 自称 科学捜査官の茜ちゃん。 彼女のことをようやく理解した今、この子も過去に深い傷を負っていることが分かった。 科学捜査官を目指す理由にはきちん...
  • 05/06/06
    御剣×冥 ある晩の事だ。 小さいノックの音に扉を開けると、枕を抱えた冥が俯いて立っていた。 「眠れないの」という。 冷える廊下に立たせたままにはしておけないので、とにかく部屋に入れ、ベッドに座らせた。 どうやら一人で寝るのが寂しくなって、人恋しさに御剣の部屋をノックしたらしい。 これまでも何度かこういう事はあった。 まだ子供の言う事だし、甘えたいときに甘えさせてやればいいと思うのだが、この家の人間は人に頼る事を良しとしないし、彼女も他人に弱さを見せるのを嫌った。 そんな冥が甘えてくれるのが嬉しくて、何度か優しくしてやったのだが、どうやら本当に甘えてもいい人と認識されたらしく、こうして添い寝をせがまれる事もたまにあったのだ。 とりあえずは彼女を寝かしつけなければなるまい。 いつものようにベッドに寝かし、一緒に横になると毛布をかぶせた。 前は毛...
  • 04/06/15/2
    沈む聖域(The Sinking Old Sanctuary) 1/2/3/4/5 1. Out of Time  ────三年。  今や、普段はいつも着物で、昔のようにあの装束を着ることはなくなっていたが、あえて今日はそれを選んで出かけた。  昔の髪留めも、化粧箱の奥深くにあったのを見つけることができた。  何せ、三年も経っている。  そのうえに、いつものように普通の着物を着て、しかも髪をきれいに結い上げていたら、きっと彼は自分が誰だかわからないだろう。  すみれの香水を耳たぶの裏に。  御剣検事は自分を見てまず何と言うだろうか?  真宵が、彼がいつも泊まっていたホテルのラウンジで、ソファに沈む御剣を見たとき、思わず顔が緩んだ。  何も変わっていない。かつて、よくここで待ち合わせたときと、まったく同じだ。  どんなに早く行くようにしても、...
  • 03/10/30
    成歩堂×真宵③ 「なるほどく~ん、まだ寝てるのー?」  …真宵ちゃんの声がする。 どうやら前に渡した合鍵で、呼び鈴も押さずに上がり込んだようだ。 ずかずかと隣りにやってきて大声を出す。 「もう、とっくに朝だよ!起きてよー」 「…ぅう、待って…あと…あと5分…」  ぼくは少しでも日曜日の朝寝が長引かせられるように、布団を頭からかぶる。 「外はいいお天気だよっ、洗濯して掃除して出掛けるんだよーっ」  そう、今日は実は真宵ちゃんと出かける約束をしている。 なんでも、トノサマンの新シリーズの公開記者会見があって、それを観に行きたいのだそうだ。  …全く、御剣とでも行けばいいのに。 貴重な惰眠が破られることを、少しばかり呪っていると、シャッとカーテンが開けられる音がした。 仕方ない起きよう…と思ったその時、まずいことに気がついた。…こ、これは…。 しかし、それを制する前...
  • 08/12/08
    「失礼します」 ノックの音と共に、心地よい声が入ってくる。 「報告書、お持ちしました」 「ありがとう、刑事クン」 笑顔を浮かべようともしない宝月茜に対して、牙琉響也はにこ、と微笑んでみせてから、彼女の持ってきた書類に目を落とす。 微妙な案件だ。 どうやら、予定していたようには進まないようだ。 やはりあの証人を手配しておいたほうがいいのか……と考え出したとき、茜がまだそこに立っていることに気付いた。 珍しいことだ。いつもならすぐに出ていくのに。 「どうしたの?」 「別に……」 そう答える茜は、明らかにいつもと違っている。 元気がないというか怒気がないというか。そしてどことなくそわそわしている。 何もないはずはなく、響也は慣れた微笑みを浮かべて訊いた。 「言ってごらんよ」 「……検事もそろそろ帰りますか?」 意外すぎる問いだった。 「驚いたな、一緒に帰るお誘いかい?」 茜には何度も断られている...
  • 07/09/11
    指定された時間に、御剣怜侍は姿勢を正して上司の執務室を訪ねた。 中へ通されデスクの前に立つと、上司は不機嫌な顔を上げた。 叱責されるようなことをした覚えはないものの、とっさに覚悟をする。 「御剣検事」 「はっ」 上司は手にしていた万年筆の先を御剣に向けた。 「狩魔検事は、どこかね?」 「・・・は?」 一瞬、意味がわからない。 そういえば、この2、3日は狩魔冥の姿を見ていない。 しかし、多忙を極める職務でそれはよくあることだ。 「狩魔検事が、なにか?」 「昨日から携帯電話が通じないのだ。緊急に必要な資料があるのだが、それが過去に狩魔検事が扱ったものなのでな」 なにかあったのだろうか、と不安になる。 「では、検事局にも出勤していないと?」 「いや、狩魔検事は有給休暇中でな」 「・・・・・・は」 「だが、資料は必要だ。キミが連絡先を知っているなら、保管場所なりパスワードなりを聞き出してもらえない...
  • 09/10/06
    注意 ・巌徒×巴 ・巌徒と巴は愛人関係という妄想前提 ・フェラのみ。本番なし ・女攻め描写あり ・ 555のネタを引っ張っているが、単体でも読める ・キャラが壊れているのは仕様 ・おっさんが喘ぐのも仕様 セックスが好きか、と訊かれれば、否、と答える。 けれど嫌いか、と訊かれても、まあそれほどでも──と答えるしかない。 そもそも宝月巴にとって、性行為は。もっと言えば巌徒海慈とのそうした行為は、 好き嫌いでくくれるものではなかった。食事と一緒だ。メニューによって好き嫌い はあれど、基本は“やらなきゃならないコト”だ。何しろ食べないと死ぬ。 ああ、世の中には食事が楽しくてたまらない人間もいる、という点でも一緒かも しれない。巴には理解し難いが、セックス自体が好きでやると幸せになる人間もいる のだろう。 それとも。巴は考える。 恋人とか、夫とか。そういう“愛する相手”とするなら別なのだろ...
  • 07/08/05御剣×茜
    刑事課を尋ねて、廊下の向こうに彼女の姿を見つけたときは、心臓が跳ねた。 時間が、急速に巻き戻されたかのような錯覚。 懐かしさと、悔しさ。言いようのない、胸の痛み。 彼女が不審そうに足を止めたのを見て、御剣怜侍は反対側に歩き出す。 ちがう。 あれは、彼女ではない。 彼女と入れ替わりにこの国に帰ってきた、彼女の妹だ・・・。 翌日、検事局の廊下を足早に歩いていると、目の前で執務室のドアが開いた。 目立つ白衣を着た女性が飛び出してくる。 ぶつかりそうな距離で御剣に気づいた彼女は、あわてたようすで閉めたドアに張り付いた。 「きゃっ」 牙琉響也の執務室だった。 検事が検事局の中を歩いて、これほど驚かれるとは。 「ど、どうも、御剣検事」 数年ぶりではあったが、彼女は御剣を覚えていた。 「忘れられたのかと思っていた。宝月刑事」 やっぱり、昨日の人はそうだったんだ・・・と茜がつぶやく。 「いえ、あの。その節...
  • 07/06/24
     事務所のソファーに座ってテレビを見ていた成歩堂の目の前に、マグカップが置かれた。顔を上げると、お盆を持ったみぬきがにこにこと微笑んでいる。  ありがとう、と笑うとみぬきも大層満足そうな顔をし、続けて成歩堂の隣に座っている王泥喜にもカップを渡した。  王泥喜は僅かに驚いた顔をしたものの、すぐにみぬきに礼を言う。未だ熱い珈琲に息を吹き掛けながら、王泥喜は感心したようにみぬきを見上げた。 「みぬきちゃんってなんていうか……しっかりしてるし、気がきくよね。まあ成歩堂さんが成歩堂さんだから仕方ないとは思うけど」 「……君はぼくを馬鹿にしているのかな?」  二人のやり取りに無邪気に笑いながら、みぬきは成歩堂達の向かいに座る。細い足を前後に揺らし、視線を成歩堂に向けた。 「みぬきがこんなになったのは、ある意味パパのせいなんだよね」 「参ったなあ……」  成歩堂は笑って頭をかいた。実際は口先ばかりで、心...
  • 09/09/16-3
    前    いやもう居並ぶ捜査員大爆笑。 ホントはカレの証言で事件が混乱して、笑い事じゃなかったんだけど」 そんなもんだよ。 笑顔を崩さぬまま厳徒は言った。 「人間の記憶なんてどうとでも変わる。どこでだって間違える。 ――もしも。青影丈と戸鉢里恵の関係が『赤の他人』ではなく『ひき逃げ犯と 目撃者』であれば、動機が生まれる」 「殺人犯と、殺したいほどジャマな相手。という関係が。ね」 ぱん、と厳徒が手を叩いた。 「おキョウちゃん。青影丈は?」 「ワタクシの判断で、刑事をつけています」 「了解。引き続き青影の身辺を洗って。多田敷ちゃんとナオトちゃんもおキョウ ちゃんの手伝いに。残りは引き続き所定の捜査を」 はい、と応える声は、今までになく晴れやかだった。 ようやっと光明が見えた。 事件解決への“道”が。 ――見えたと。思ったのだ。 重たい足を引きずりつつ、巴は自宅のドアを開ける。雨で濡...
  • 03/12/31
    成歩堂×千尋⑧ 「あー、なるほどく~ん、なんかね、あたし楽しいよぉ~」  …完全に酔っ払っている。 ぼくが家に帰ってきて転がっている空の缶に気付いた時には、真宵ちゃんは既にそんな有様だった。 「なんだよ、未成年が酒なんか飲んで。しかも3本もか…」  だらしない格好で寝そべっている真宵ちゃんを横目に、ぼくはネクタイを緩めてぶつぶつ呟く。 「気分が悪くなっても知らないぞ。でも、人んちで吐いたりしないでくれよな」  すると、真宵ちゃんはいきなり起き上がったかと思うと机に突っ伏して、けらけらと楽しそうに笑った。 「やだなぁもー、あたしお酒なんかのんでないよお。それに、気分はすっごくいいんだってば~」  …容疑者の状態、供述、物的証拠から推測するに、以前量販店で買ったジュースと思わしき缶飲料が、 実のところアルコール入りだったんだな。…まったく、日本語表記のな...
  • 09/09/16-2
    前   「それで。どうだった?」 情事の後、不意に問われた。 大きなものを受け入れた後、未だ熱を持つ部位が、微かな痛みと疼きを訴える。 微細な身体の挙動を無視し、巴は厳徒の問いをセイカクに把握した。出来れば 受け取り側の手間を省くため、目的語を略さずにいて欲しいものだ。 「狩魔検事と御剣検事……どちらも噂通り優秀な方のようです」 「狩魔のカンペキ主義は相変わらずだったね。いやいや」 「カンペキな証拠とカンペキな証人を用いての、カンペキな立証。彼が四十年近く 無敗を誇る理由が解りました」 ついでに、師に比べ弟子はやや潔癖なキライがあるようだった、と付け加える。 「ナルホドね」 厳徒はうんうんと頷きワイシャツに袖を通す。泊まらないのだろうか。珍しい。 「や。他人の意見は参考になるね」 巴は頷き自らも身支度をし。 (ああ、そういえば) 「似ているかもしれません」 ふっと考えを洩らした。 「似てい...
  • 08/02/15
    エロ無しバレンタインネタ   「うわあ……これ全部、お前が貰ったのか?」 御剣怜侍の執務室に遊びに来た成歩堂たちが、部屋に入るなり奇声を上げた。 まだバレンタインの数日前だというのに、あちこちにチョコレートの包みが山積みにされていた。 若き天才検事・御剣怜侍。彼の勇姿に心奪われる法廷マニアは多く、この時期には全国からチョコが届くのだという。 それにしても、この量は……まるでアイドル並みだ。 一体バレンタイン当日には、どんな状態になっているのか。 もっとも当の御剣本人は、「そのようなアレは、困る」とでも言いたげな顔をするばかりなのだが。 「はぁ~、すごいですねえ……」 「きっと1個くらい、黙って持って帰ってもバレないよ」 横では真宵と春美が、大胆不敵な会話をしている。 「真宵ちゃん、春美ちゃんに悪い事教えないの」 「ジョーダンが通じないなあ、なるほどくんは。でも、凄いよねえ。うちの事務所とは...
  • 09/09/16
    1やったら色々たぎったので投下。 ・厳徒×巴。和姦 ・SL-9号事件の前後。1-5話の二年前 ・エロは最初と最後だけ ・巴の性格が黒っぽかったり厳徒が猫被ってたり ホテルの天井を見上げ、宝月巴は不意に蛍光灯の替えが必要なのを思い出した。 「――」妹の部屋の照明がそろそろ寿命だ、「おーい」帰りにディスカウント ショップに寄らないと──「トモエちゃん? 起きてる?」 鼻先で手を振られて、巴は我に返った。 暑苦しい顔がすぐ近くにあって一瞬混乱する。立て直す。小さく顎を引くと、 厳徒は何時も通りの笑顔を浮かべて、そう、と言った。 「や。困るな、トモエちゃん。こういう時に関係ないコトを考えるのはシツレイ だと思わない?」 こういう時──汗とその他体液で湿った内腿を撫ぜられて、巴の身体はびくりと 震えた。咄嗟に結んだ唇から細い吐息が洩れる。厳徒の太い指が内腿を、その先に ある敏感な場所を這う。 ...
  • 10/10/12
    ゴドメイできたので投下します。 逆裁3の後の話で、ゴドーさんが弁護士復帰してるという設定。 ルール (いけ好かねぇオンナだな) 検事席に立つ彼女を見て、神乃木荘龍はそう思った。 口を真一文字に引き結んで自分を見つめる彼女、狩魔冥。 冥の瞳はいつでも、弁護側に立つ自分を真っ向から捉えている。 神乃木は挑むような冥の視線から思わず顔を反らした。 雪深い山奥で起きたあの事件の後、神乃木はゴドーの名と検事の身分を剥奪され、代わりに弁護士バッジを与えられた。 神乃木にとってこの措置は意外だった。てっきり懲役を喰らって、二度と法曹界には復帰できないと思っていた。 しかし実際は幾許かのお咎めはあったものの、本来の弁護士に戻ってこうして法廷に立っている。 この寛大な措置のために何人もの人物が駆けずり回ってくれたことは知っていた。 奔走したメンバーの中に、目の前に立つ彼女がいたのも知っている...
  • 09/09/14
    エロなしナルマヨ 471 エロパロスレにエロなし投下してもいいものかと…けど、過去を見たら何本か有るから、いいのかなと思って。 なら、投下してみます。 設定としては、3-2前あたり。   8月22日 午前10時53分 成歩堂法律事務所 暦では秋を迎えたとはいえ、昼間はまだまだ過ごしにくい。 「暑いなぁ…」 デスクに座る成歩堂は、手元のクリアファイルを団扇がわりにぱたぱたとあおいだ。 開け放たれた窓から風が入るとはいえ、アスファルトで熱されたものだ。心地よいとはとても言えない。 事務所は今月も赤字ギリギリだ。以前よりも依頼数が増えたとはいえ、満足のいく経営とはなっていない。 だから、お客の居ない日はこうやって外の風を入れている。クールビズと言えば聞こえはいいが、ただの経費節約である。クールなのは財布の中だけだ。 (ホテルの中は涼しいんだろうなぁ…) 成歩堂は、恨めしそうに窓の向...
  • 04/02/16(ミツチヒ)
    御剣×千尋① 「話がある」 「聞きたくないわ」 千尋は玄関から一番離れた部屋の隅で膝を抱えたまま携帯電話に向かって、そう小さく呟く。 今更何の用なのかとヒステリックに叫びたい気持ちもあったが、それより何より放って置いて欲しかった。 電話先の相手は、知っている限り連戦連勝。初めての裁判の前から天才の名を欲しいままにしていた検事。 一回目の裁判の相手という接点のみで、ずっと法廷に立とうともしない弁護士に、一体何の用があって突然訪ねたというのだ。 そんな千尋の考えを読みとったように、電話の先で男は言う。 「理由が聞きたければココを開けたまえ」 同時にドン、と、扉が鳴る。 教えたはずのない住所だというのに、男は勝手に訪ねてきた。 ストーカーですと警察に連絡することも考えたが、相手の立場を考えればそれも出来ず、警察とは関係のないところで頼れた男はもうい...
  • 09/03/03(エロなし)
    逆裁1-4をプレイし終わった後に、御剣と真宵ちゃんの関係ってけっこう複雑だな とか考えたら止まらなくなってしまい、御剣視点の真宵ちゃん話など書いてしまいました。 出てくるのは成歩堂、真宵ちゃん、御剣なのですが、CPと言っていいのかどうか…。 エロもありません。 それでも良いという方がいらっしゃれば、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。 私に対する2つの殺人容疑が晴れた、その翌日。 留置場から出た私は、久しぶりの外の空気を思いきり吸い込んだ。 迎えに来た成歩堂が、私に明るい笑顔を向ける。 「とりあえず、うちの事務所でお茶でも飲んでいかないか。」 その隣には、巫女の装束の少女。 「お祝いなんだから、ケーキも買おうよ成歩堂君!」 ―――お祝い、か…。 屈託のない少女の笑顔に、私は思わず視線をそらせた。 DL6号事件。 先日の裁判で、15年間閉ざされてきたパンドラの箱は解き放たれた...
  • 03/02/23
    御剣×真宵① 「御剣検事……」 真宵君が潤んだ目つきで私を呼ぶ。私が近づくと、彼女はそっと目を閉じた。 私は彼女に羽毛のように軽いキスをする。 そのまましばらくその柔らかい唇を味わったが、段々と触れるだけのくちづけがもどかしくなった。 私は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の閉じられた上唇を優しく食む。 未知の体験に恐れたのだろうか、僅かに彼女は震えた。私はそれを無視して──しかし最新の注意をもって窺うように──舌で唇の隙間をつついた。 恥らうように真宵君の口唇が開く。 ゆっくりと、だが堪えきれない激情を込めて、私は彼女の舌を絡め取る。 甘やかな真宵君の吐息と、それよりももっと甘い唾液を私は飲み干したいと思った。 私も彼女もすでに衣服は着ていない。 それを少々不思議に思いもしたが、それを深く考える余裕はすでに私には無い。 掌に収まってしまいそう...
  • 04/12/09
    御剣×冥(8) #「shorebird」      深い闇の中で、その少女は幾度と無く羽ばたく事を諦めかけた。   翼は傷つき、それでもなお必死に足掻く彼女の心は闇に霧散し、湮滅する。   ───繋ぎとめていたのは、それでも猶揺らぐ事無きたった一つの「意思」。          しがみ付き彼女は過去を、…今を耐え抜いてきた。    生れ落ちたその瞬間から、…それ以前から背負わざるを得なかった「宿命」。           …その為だけに、彼女は自分を殺してきた。           他人に干渉する事も無く、羨望する事も無く。      …ただ幼い自分に課せられたのは、…その名に恥じぬ事だと。      ───それは、それだけが、彼女の”意味”そのものだった───       …水の枯渇した闇の中で、押しつぶされ...
  • 03/10/07
    成歩堂×千尋⑥ <あの路線に痴漢が多いのは前からだし、もうすぐ降りるからってずっと我慢してたんですけど… そしたらパ、パンティの中に指が入ってきたんですぅ。声出そうとしたけど…怖くて…(ここで生高、 泣き崩れる)> 「どう思う?」  千尋さんはさっきから手の中の自筆のメモとにらめっこだ。  今日の法廷での被害者の証言がそこには書いてある。もっぱら殺人弁護が中心の 綾里法律事務所で、<被害者の証言>を検討しなくてはならない――つまり、被害者が 生きている――事件は珍しかった。そのせいか今回は流石の千尋さんも苦戦しているようだ。  被害者が泣き崩れてそれ以上の尋問が不可能になり、審理は明日に持ち越されたが、 このままでは明日の苦戦は目に見えている。法曹界の鬼と言われる千尋さんに勝訴できそうだと いう事で、検察の皆さんはすでに明日の祝勝会の宴会場の予約をしていると...
  • 05/07/05
    神乃木×千尋(5) ここに繋ぎ止められる想いは、決して偽りの物ではない。 長い年月を経た物が、どんなに愛しくても。 過去よりも今を、今よりも未来を。 -見合事情-  ある日。  本当に何の変哲も無い日常に、何時もと違う物が送られて来た。  ある人物のデスクの上に、大きめの封筒。  それを見て、少し不思議に思った人物……この事務所の若手ナンバーワンとも言われている男性、神乃木 荘龍が触れる。  宛名はこれだ。  『綾里 千尋  様』  仕事であろうか。  しかし、依頼の封筒にしては、妙に立派な封筒であったし、中身も何だか厚めの何かが入っているようである。 (何だこりゃあ)  神乃木がそれを手に取り、上下に振ったり光に透かしたりして中身を特定しようとするものの、やはり立派な封筒に護られているために、中身はそう簡単には見えて...
  • 04/02/17
    神乃木×千尋(5) ここに繋ぎ止められる想いは、決して偽りの物ではない。 長い年月を経た物が、どんなに愛しくても。 過去よりも今を、今よりも未来を。 -見合事情-  ある日。  本当に何の変哲も無い日常に、何時もと違う物が送られて来た。  ある人物のデスクの上に、大きめの封筒。  それを見て、少し不思議に思った人物……この事務所の若手ナンバーワンとも言われている男性、神乃木 荘龍が触れる。  宛名はこれだ。  『綾里 千尋  様』  仕事であろうか。  しかし、依頼の封筒にしては、妙に立派な封筒であったし、中身も何だか厚めの何かが入っているようである。 (何だこりゃあ)  神乃木がそれを手に取り、上下に振ったり光に透かしたりして中身を特定しようとするものの、やはり立派な封筒に護られているために、中身はそう簡単には見えて...
  • 09/08/23
    ダークなネタなので、苦手な人はスルーしてね。 【設定】時期は逆転検事5話以降で、何故か冥が日本中心に活動してる 【注意】途中、限りなく「凌辱」や「精神攻撃」に近い表現あります!     ただし、最後はハッピーエンドで終わらせたつもり。 その晩、冥のマンションを訪れた御剣は、特に変わった様子はなかった。 時に協力して仕事をすることがあるため、夜や休日に書類を抱えた御剣を迎え 二人で議論を交わすことは珍しくない。 だが、その晩、御剣が出してきたのは仕事の書類ではなかった。 「・・・これは、診断書?」 「例の飛行機事件の後、悪夢が復活したので病院に行った。」 “心的外傷と、それを20年近く放置したことによって、日常生活・社会生活に多大な支障をきたしている” 簡単にまとめてしまうと、診断書にはそうしたことが書かれていた。 「・・・どうして、これを私に?」 法廷にいるかのように表情を映さな...
  • 09/07/22-2
    前 冥を抱く腕に力が入る。 耳まで赤く染めながら、それ以上彼に何も言わせないように、彼女はつらつらと言葉を連ねる。 「だ、だって他に考えられないじゃない。この私が、負けたことを自覚して平気でいられるなんて。 それどころか……ふ、不本意にも頬を緩めてしまうなんて、他に理由が……」 「メイ」 あまりにも彼女らしくない言い訳が、かわいらしくて仕方がない。 いや、こんなときでも自分のかわいらしさを隠そうとするのが、彼女らしくて、結局のところ、かわいい。 たまらなくなって、放っておけばいつまでも言い訳を続けそうな口をふさぐ。 冥は一瞬驚きに目を見開いて、後ろにに逃げようとするが、残念ながらそこには彼女の腰掛けている椅子の背もたれがあった。 それに気づいた御剣は気を良くし、さらに彼女の咥内へと舌を伸ばす。 彼もあまり慣れてはいないが、少なくとも7つ年下の彼女よりは経験がある。 戸惑い、きつく眼をと...
  • 02/11/18b
    「はああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!ああっ、ふわああああああああーーーーーーっ!!!」 ・・・凄い。春美ちゃん、さっきから絶叫しっぱなしだ。僕が後ろで支えてないと、水流に呑まれて 流されてしまいそうだ。シャワーを握ってる手もさっきからもの凄い反動を受けて、そろそろ限界が・・・ 「あああああぁぁぁっ!!しゅごいっ、しゅごいでしゅぅっ!おま○この穴にあったかいのがいっぱい・・・ いっぱい入ってくるんれひゅぅっ!ふわあっ!?おしっこっ、おしっこの穴も気持ちいいれふぅっっっ!!」 「春美ちゃん・・・ちょっとこれ持っててくれる?」 シャワーを春美ちゃんに渡すと、朦朧としながらも両手でしっかりと受け取って、オマ○コに近づけたり、 離したりする。 「くひゃあああああぁっっっ!!しゅごいのぉっ!波がびくんびくんってきてぇっ・・・止まらないっ、 止まらないんれひゅ...
  • 08/02/10
    御剣怜侍が午前中に狩魔冥の執務室を訪ねた時、部屋の隅にある有名デパートの紙袋が目に入った。 そっと見ると、その中には派手な包装紙に包まれた小さな包みが、いくつも入っている。 御剣はそしらぬふりで用件だけを述べ、必要な書類を受け取った。 そのままつっ立っていると、早くも別の仕事に取りかかろうとした冥が、御剣を見上げる。 「まだ、なにかあるかしら」 御剣は首を横に振り、そのまま執務室を出た。 …もらえなかった。 あいかわらず忙しい、2月14日の検事局である。 予定の時間に検事局を出てくる御剣の肩が寂しげに見えたのは、糸鋸刑事の気のせいだっただろうか。 その日、夕方まで事件の捜査を指揮した御剣は、糸鋸のオンボロ車で検事局まで戻ることにした。 出発したとたん、冬の短い日が沈んだばかりだというのに、糸鋸の腹が驚くほどでかい音で鳴る。 じろりと横目で見ると、困ったように肩をすくめる。 相変わらず、ろ...
  • 07/07/12
    前 ウエディングドレス姿のみぬきちゃんがオレの前に立っている。 顔を赤くして、下から見つめてくるその姿がとてもかわいらしい。 日差しが差し込み、オレたちの影を伸ばしていた。 誰もいない教会。二人だけの世界だ。 国ではオレたちは一緒になることができない。 ここは誰でも結婚をさせてくれる町、ラスベガス。 Minuki Naruhodo と Hosuke Odoroki と書かれた婚姻証明書の前で オレ達の影が重なる。 漢字で書かれたそれを手にすることは、生涯できない。 祝福する何者もいない中で体を離したオレの耳元に、小さく声がかかる。 聞き取れなかったその言葉を聞きなおすと、少しだけ大きな声で言ってくれた。 「やっぱり、王泥喜みぬきになりたかったな、って」 「みぬきちゃん‥‥」 あいかわらず、彼女は決して泣くことはない。その切なそうな顔のままに させておきたくはなくて、もう一度唇を近づけた。 ...
  • 04/02/25(ゴドマヨ)
    ゴドー×真宵① 【??月 ??日 ??時??分 ?????】 「…何一つ違っちゃあいねえ…アンタ、あの場所で何を聞いていた…?」 「真実はいつもひとつ…俺は何度もこの言葉を口にした…」 「…何一つ…間違っちゃいねえ…アンタがすべて言ったとおりだ…」 (………信じれるワケ…ない…いや、信じたくない…!) 「アンタが今、俺に聞かせた推理…それは、全て…真実さ…成歩堂!」 (君の証言…信じたくないよ…!) (真宵ちゃん!) 【某月某日 留置場・面会室】 「………」 「あ、あのね!コーヒー以外にも持ってきたんですよ! 特別にお弁当にしてもらったの、ニクハチセット! …味は…そのう…ちょっと、少し、わりと、おいしくなったんだから!!」 「………」 き、気まずいなあ…。 言葉で表すなら、...
  • 09/06/08
    御剣(20歳)×冥(13歳)投下します。 ・逆転検事4話後の話 ・生理話アリ注意 夏休みを利用して、アメリカから戻ってきた冥。 初めて捜査に加わった事件から数日経ち、あの日の興奮も徐々に落ち着いてきたのか、狩魔邸でのんびりするだけでは飽きてきたようだった。 「買い物に付き合って!」 ある日、冥は有無を言わさぬ口調で御剣を街へ連れ出した。彼女の機嫌を損ねるリスクをよく知っている御剣は、大人しくそれに従う。 成人男性が休日に特に予定もなく、小娘に連れ回されるというのも、情けない話だとは思ったが。 買い物とは言っても、財布の紐を握っているのは彼女ではなく御剣である。そのため、アレが欲しいコレが欲しいと言われても、何でもかんでも買ってやるわけではなく、「無駄遣いだ」と一蹴しては、ムチで叩かれそうになることもしばしばだった。 三軒お店を回り、ようやく一つ買ってもらった大きなクマのぬいぐるみ...
  • 08/04/13
    裁判所を出ようかという時に、電子音が鳴った。 「御剣検事の携帯じゃないですか」 帰り支度をしていた職員が言った。 どうせ糸鋸刑事あたりだろうと思いながら見る。 「今日、行く」 そっけない文章。 こちらの都合を聞くでもなく、許可を求めるわけでもない。 まったく、この姉弟子にはかなわない。 なんの用事だろう。 どうせ、回ってきた案件が気に入らないとか、刑事課がたるんでいるとか、そういうことだろう。 もしかして、なにかの資料を貸してくれとかいう用かもしれないが。 私は仕事をきっちり終わらせてから、まっすぐ自宅へ戻った。 夕食を済ませていないが、冥はどうするつもりだろう。 どこかへ連れて行けと言われる可能性もある。 部屋に入って上着を脱いだところで、インターホンが鳴った。 お早いお着きらしい。 オートロックを解除し、部屋のドアを開けると、狩魔冥が立っていた。 今朝、検事局の廊下で見かけたときのまま...
  • 07/02/04
    御剣×真宵コスプレネタ 「似合う?」 笑顔で無邪気に問い掛ける真宵に、御剣はただ頷いた。 なんでこんなことになったのだ、とひたすら心中で繰り返しながら。 「えへへー、こういうのって一回着てみたかったんだよね」 黒いエプロンドレスと、ところどころにあしらわれた白いフリル。 ニーソックスからわずかに覗くすらりとした足はいろいろな意味でほぼ反則に近い。 メイド服。 それ以外にこの衣装をなんと言えばよいのか。数あるメイド服の中でも王道を地で行く、黒と白のスタンダードなカラーリング。最近はピンクや水色のメイド服も増えていると聞くが、やはりこの伝統的メイド服にはかなうまい。 「(……いや、何故メイド服について私が真剣に考えねばならんのだ)」 やたらにやにやした成歩堂から受け取った紙袋にまさかこんな物が入っているとは思いもしなかったから。 つい家に泊まりに来ていた彼女の前で中身を出してしまったの...
  • 04/06/28b
    「良い反応じゃないか」 陰湿にそんな事を言いながら、王都楼は由利恵の耳たぶを甘噛みする。 「うっ……イあはぁっ」 甘噛みされ、ぶるりと由利恵は身体を震わせる。その反応があまりにも妖艶なために、王都楼は 無意識の内に指を深くまで貫き進もうとし、指先の感覚に集中する。 王都楼の行為は由利恵の事を高めるだけでなく、王都楼自身にもその高まりが現れてきていた。 身を寄せていた由利恵が、急に赤面する。 「慎吾……その・・…」 王都楼は「ん?」と言った顔になったが、彼女の視線を辿り、それが何処を見ているのかを 知った時、「ああ」と言った顔をした。 「由利恵があんまりにもエッチな表情をするからなあ。思わず反応してるみたいだ」 臆する事なく言ってやると、流石の由利恵も顔を真っ赤にさせ、「そんな恥ずかしい事を堂々と 言わないの!」と王都楼に対して怒る。怒られた王...
  • 04/06/15/2-5
    1/2/3/4/5 5. Beginning 帰国の直前に成歩堂から電話を受けたとき、彼はべつだん取り乱したふうもなく、ごく普通に待ち合わせ場所を決め、ごく普通に電話を切った。 腹に一物ありそうな声でもない。真宵の事情も察したのだろう。もう、お互い大人なのだ。 成歩堂より早く着いて、一足先に心の洗濯をしていると、カーテンの向こうから、 「御剣、いるのか」 と声がした。御剣が、「ここだ」と答えると、成歩堂はカーテンを引き、横たわった御剣の顔を見下ろした。 「ちょっと、老けたんじゃないか」と成歩堂は嬉しそうに言い、さっそく、彼のように、隣のリラキシングチェアに身を沈めた。 「お前は変わらないな」 「そうかな」 二人はしばらく会話をせず、目を閉じて足先の快楽に集中した。 「うう……。しばらくぶりだなぁ、この気持ちよさ」 「私も相当久しぶりだ」 「……真宵ちゃんから、まあ、だいたい話は聞いたよ...
  • 08/12/01春美×御剣
     ふわふわと漂ってくるみその香り。とんとんとんという軽快なリズムを刻む包丁の音。「ばあやは毎朝トーストを焼いてくれるのに……」と、寝起きのぼんやりとした頭で考える。 ゆっくりとベッドから身を起こすと、部屋の扉をとんとんと叩く音と、かわいらしい少女の声がかけられた。 「みつるぎ検事さん。朝ごはんができたので起きてくださいね」 これは……だれの声だろうか……。 ばあやはどこへ……? 数十秒後、御剣怜侍は飛び起きた。 そうだ。今は綾里 春美と同居しているのではないか! *     * ことの起こりは、2か月ほど前だ。親友の成歩堂が、電話をよこした。 『なぁ御剣。お前の家の近くにさ、女子高あっただろ?』 「うむ? まぁ……確かに、近くと言えなくもないが。確か私立の名門女子高があったな」『そこにさ、春美ちゃんが通うことになったんだ』 「春美くんが?」 『そう。今年の春には高校生なんだよ、春...
  • 14/04/17
    流れ完全無視ですみませんが、ノコメイ投下させてもらいます。 かなり長いです、たぶん13~14レスくらい使ってしまいます。 スマホからなんで他環境から改行とかが見辛かったらごめん 特殊な性的描写、暴力的描写なし。 ゲーム内でいつ頃の時期の話かは想定してません 完成してるんで途中で規制とか食らっても日を分けて最後まで投下します とある夏の夜のこと。 狩魔冥はシャワーを浴び終えたあと、どのような格好で脱衣所を出るべきか迷っていた。 ここは、彼女が利用している高級ホテル最上階のスイートルーム。 検事局からほど近いため、冥は捜査や審理の最中によくここを使っている。 普段ならこの部屋に滞在するのは彼女ひとりなのだから当然そんなことで悩まないのだが、今日は少々、 いやかなり状況が異なる。 ベッドルームに、彼女の部下である糸鋸刑事がいるのだ。 先にシャワーを浴び...
  • 04/06/28(トロユリ)
    オートロ×ユリエ 愛しい、切ない……憎い。 自分の中で小さくなり、大きくなり、繰り返す感情。 それはやがて、乾いた独占欲の名を持つ事になる。 -邪恋慕- (よこれんぼ) 一通りの仕事を終えて、どさり、とソファに彼は座り込んだ。 それを、後ろからまるで子供を見ている母親のように穏やかな笑顔を浮かべた女性がやって来る。 「そんな風に座ったら、腰が砕けるわよ?」 「大丈夫ですよ。ほら、ボクは何でもこなせるから」 そう言って、彼は彼女の方を向く。 「あなたは今や一斉を風靡するほどの実力が在るのだから、怪我でもしたら大変だわ、王都楼さん」 「それは、ボクがスーパースターだからですか、マネージャーさん?」 いたずらっぽく彼…王都楼 慎吾は笑い、彼のマネージャー、天野 由利恵の事を見た。 由利恵は驚いたような表情をしていたが、やがてくす...
  • 05/05/05(キリメイ)
    『K.Kの日記』 K.Kの日記(1ページ目) ==============================  *月**日 数ヶ月ぶりに冥さんから手紙が来た。 先週、私の手紙が受取人不在で戻ってきたので、嫌われてしまったかと思ったが違ったようだ。 今は日本で働いているらしい。早速、返事を書くことにしよう。 リターンアドレスが書いていない。 K.Kの日記(2ページ目) ==============================  *月**日 待ちに待った冥さんからの返事が来た。2か月待った。 住所が分からなかったから、消印から勤めてる検察庁を推測して送ってみたが、無事に届いていたようだ。 どうやら、検察庁の窓口で不審物扱いされて鑑定室に留め置かれていたらしい。 検察庁の住所と名前しか書いてなかったから、仕方な...
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