逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「02」で検索した結果

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  • 06/02/06
    ...ピンキー 2006/02/06(月) 23 23 08 ID HQJumh16 ぼくは、なるほどくんと、めいちゃんの、えすえむもの(成歩堂イヤイヤながらも後半はやけくそで挿入、挿入後、冥すぐ逝っちゃう。)が、 よみたいと、おもいます。 526 名前: ナルメイSMもの 2006/02/07(火) 01 19 50 ID WcRY7dfQ 「何ですか、僕に話って…」 成歩堂はあからさまに面倒臭そうな表情で、冥に問い掛けた。 それも無理は無い。 事務所を閉めて帰り支度をしていた頃、急に冥に検事局へ来るよう言い付けられたからだ。 最初は断ろうと思ったが、冥がわざわざ自分を呼ぶなんて、 よほど何か訳があっての事だと思い、成歩堂は検事局へ駆け付けたのだった。 だが呼び出した張本人である冥は、成歩堂を自分の控え室へ連れて来たきりダンマリを...
  • 02/11/02
    御剣×冥②  狩魔冥が目を覚ますと、そこは真っ暗な病院の一室だった。 (そう、私は狙撃されて、入院している…)  昼間は手術の麻酔が残っていたため、ほとんどの時間眠ってしまっていた。その為、今の時間目が覚めてしまったのだろう。  一日の事を振り返り、冥はぎゅっと自分の肩を抱き、胎児のようにまるまった。昼間、成歩堂龍一と御剣が来た時は強がってみせたものの、一歩間違えれば死ぬかもしれなかったのだ。恐ろしかった。  13歳から検事になってこれまで勝ち続けていた。カンペキを維持していたのに。成歩堂龍一に負けてしまい。狙撃はされ、ロクな事が起こらない。  涙がにじんで来る。五年間いままで、何が何でもカンペキを守り通す為に頑張って来たのは何だったのか。その上、今度こそ勝つと誓った裁判はあの男に横取りされてしまった。  自分の存在意義が崩れていくような気がして、冥の心は張り裂けそうだった...
  • 08/12/02
    ... :2008/12/02(火) 17 50 08 ID WdLqzy9q ベッドに寝かせ、首筋に口付けながら、柔らかな膨らみをいたわるように撫で ると、くすぐったいのか冥の体がピクリと跳ねる。 そのまましばらく感触を楽しんでいると、先端が硬くなっていくのを手のひら に感じた。 ふと、冥の顔を見ると、困惑しながらも頬を赤らめ、少し恍惚とした表情を浮 かべており、僅かに開かれた唇から漏れる吐息は徐々に乱れていく。 幼さの残る顔立ちとは不釣り合いなその表情に、御剣は更に欲望を高ぶらせ、 先程よりも激しく口付けた。 「んっ……」 「メイ……かわいいぞ」 首筋、鎖骨、胸元と、唇が徐々に下へと降りていく。 「あっ……!」 桜色の小さな乳首に唇が触れたとき、冥は声をあげビクッと震えた。 それに構わず御剣は舌で乳首を刺激しはじめる。 「んんっ……」 僅かに冥の声が漏れる。 舐めるだけでは...
  • 09/08/02
    ... :2009/08/02(日) 23 54 33 ID QghNw35o 彼と触れた指先が、まだ熱を持っているような気がした。 『待っていてください』 そう告げた時、男はひどく動揺していた。とても真面目なひとだから、応えることができなかったのだ。だから、彼に告げたあの言葉は、なかったことにしようと思った。 それでも、触れた手からはどうしようもなく彼の温もりが伝わってきて、胸が詰まる。今でも、息がつまりそうだ。 「はーみちゃん。今日はおつかいありがとね」 「真宵さま……」 背後から声をかけてきたのは、最も敬愛する従姉だった。仕事を終え、帰ってきたばかりなのだろう。屋敷に入る時に焚く退魔の香のにおいがした。 「どうかした? 元気ないね」 「そ、そんなことはありません! わたくし、とっても元気です!!」 「そ? ならいーんだけど。なるほどくんとみぬきちゃん、元気だった?」 「はい! あ、...
  • 03/02/20
    成歩堂×冥② 気がついた時、彼女は雑踏の中を歩いていた。 何か考えたい事があると人ごみに紛れて歩く、それがアメリカにいた時からの彼女の癖のようなものだった。 どこにいるよりも、そこで彼女は独りでいられた。独りで考え、そうして彼女はあらゆる困難を独力で解決し、全てに勝利という結果を得てきたのだ。 しかし彼女は今、その独りの世界で、生まれて初めての屈辱を噛み締めていた。 容易く勝てるはずの勝負だった。 木槌の音──それはいつも彼女に勝利を言祝ぐもののはずだった。 しかし今日、それは彼女の敗北を告げた。 (何故あんな男に……) 凡庸な男に見えた。 彼女にとって全能である父が、彼女のよく知る怜悧な彼が、相次いで敗れた相手にはとても見えなかった。 だからこそ、一族に注がれた汚辱を自分が消し去る。そう決意してこの国へやって来た。 けれど彼女は敗北した。 ...
  • 07/05/02
    「すいません!遅れちゃって・・・」 「・・・いえ、別に・・・」 どぶろくスタジオ。忌まわしき事件の現場に、オレは再びやってきている。 突然届いた、まことさんからの呼び出し。時間にして、今日のお昼のことである。 成歩堂さんもみぬきちゃんも出払っていて、オレは一人孤独に事務所の番をさせられていた。 (・・・暇だなあ・・・) 暇 。仕事ざかりな22歳には堪えるものである。 (どうせ誰も居ないんだし、みぬきちゃんの手品のタネでも探してみようか・・・) と、そんなことを考えた時、事務所の電話が高らかに鳴り響いた。反射で思わず背筋が伸びる。 どうしてやましいことを考えているときに限って、電話ってのは鳴るんだろうか。 「はい、こちら成歩堂法り・・・じゃなくて、成歩堂なんでも事務所です。」 『 』 無言。正直、最初は悪戯電話かと思った。 「・・・あの、どちらさまでしょうか?」 『 』 また無言。 「ど...
  • 02/11/18
    成歩堂×春美② 「ハァハァ・・・千尋さん・・・」 事務所の自分のデスクに座り、己の肉棒をしごく成歩堂。 今日の法廷。春美に憑依した千尋の姿に、成歩堂の目は釘付けだった。 春美ちゃんの装束は、千尋の体をつつむのにギリギリの布地しかなかったのである。 ノーブラの胸元は、圧迫された巨乳が深い谷間をつくり、服の上からでも乳首の突起が うっすらと浮かび上がっている。 下半身は、もっと凄いことになっていた。 元々ミニスカートほどの丈しかなかった装束は、そのムチムチのヒップを隠すには 全く不完全で、その半分以上を晒しだしていた。 8歳の幼女らしいウサギさんのプリントされている綿のパンティはピチピチに伸びきり、 股間に食い込んで紐状になっていた。 前に置かれた机がなかったら、サイバンチョ、証人や観客の視線を集めてとても審議にならなかっただろう。 (千尋...
  • 06/09/02
    ミツマヨ1  私・・・御剣怜侍の朝は早い。  5時半に起床し、新聞各紙で世界各国の事件事故の報道に目を通す。  その日課は1時間ほどで終わり、今はコーヒーを片手に朝もやの街をベランダから見下ろしている。  どんな高級ホテルからの夜景よりも、このマンションの自室から眺める景色が最も好きだ。  ブラックの苦いコーヒーを一口すする。  誰にも邪魔される事の無い時間。私にとってこの一時はかけがえの無い安息の時。  だが・・・ 「む?」  誰かが私の部屋の戸を叩いている。  ドアチャイムを鳴らさずにドアを叩くとは、外に居る人物は焦っているのだろうか。 「むむ」  今度はドアチャイムが鳴り始めた。  1回や2回ではない。まるで、子供の悪戯のように何度も何度も続けて押されている。 「誰だ。こんな朝早くに」  いくら防音設備完備とはいえ、朝から...
  • 10/02/10
    こっちの板&スレ教えてくれた人ありがとう。検索したらみつかった いきなりだけど投下 行数ペースが良くわからなくて申し訳ない パンツの人が最初出てくるけど空気。茜オドやや無理ネタで最後ちょっといちゃっとしてます。 パンツもとい河津京作は悩んでいた。どうすればあのパンツの謎が解けるのだろうと。 かのプロっ子なる魔術師は、小宇宙にそれ以上もそれ以下もないんですよ~と笑うだけだった。 が、もしかしたら親しい人物に頼み込めば話を取り持ってもらえるのではないかと、京作は 思い立ったのだった。 あの赤くて小さいオドゴキ…いや王泥喜弁護士は、例の事務所に勤めているらしいが、自宅に 頼みに行ったほうがいいだろう。再度パンツ泥棒に出向いたとか思われても困る。 そんなわけで何度か王泥喜の帰り道を探って、ついにある日京作は王泥喜の自宅を訪ねた。 いまどきピンポンと鳴らないドアをコンコンコンと叩いてみたが、...
  • 02/12/10
    成歩堂×千尋②  術者は夢を見ない。  そして記憶もない。  では、今彼女の意識は一体どこにあるというのだろうか。  僕は目を開ける。目の前に居るのは微笑む彼女。  彼女の名前は綾里千尋であり、同時に間違いなく綾里真宵だった。  「久しぶりね、あなたとこうして話すなんて」  「……もうじき二年になります。」  「死人には時間なんてもっとも無駄なものよ」  「…僕にとっては重要です…」  「それはあなたが生きているからよ。  ……生きて、変わってゆくから重要なの。」  「…異議あり…千尋さんだって変わった。……だから僕とあの時……」  「ダメよ、なるほどくん。そんな腑抜け声、法廷では通用しないわ。  いつもみたいにあの大きな声で…言って?」  「あなたは変わった!僕を置いて行ってしまったくせに僕を……縛る……  一年前、僕は罪を...
  • 11/02/20
    冥×弓彦 俺が冥に師事を受けてから3年が過ぎようとしていた。 検事として“一”から学び直そうと考えていた俺に、手を差し伸べたのは冥だった。 初めは、猫の手も借りたい程忙しい彼女の、単なる雑用としてこき使われる羽目になったが 彼女の国際検事としての仕事を間近で見ながら、俺は必死でそれを学び取ろうとしていた。 やがて、少しずつだけど、重要な仕事の一部を任されるようになり 今では彼女に頼りにされるようにまでなった。 鞭でビシバシ、冥に厳しく鍛えられた俺は、まだ“一人前”には程遠い検事だけど 今は自信を持って自分の仕事をしている。 こんなに、自分に自信が持てるようになったのは、冥のおかげだ。 しかし、冥と過ごす日々がまもなく終わる。 俺は近いうちに帰国することになった。 冥に師事を受けながら、検事として実績を上げた俺に 冥は帰国して独り立ちするように勧めたのだ。 部屋を掃除しながら、俺はト...
  • 08/02/15
    エロ無しバレンタインネタ   「うわあ……これ全部、お前が貰ったのか?」 御剣怜侍の執務室に遊びに来た成歩堂たちが、部屋に入るなり奇声を上げた。 まだバレンタインの数日前だというのに、あちこちにチョコレートの包みが山積みにされていた。 若き天才検事・御剣怜侍。彼の勇姿に心奪われる法廷マニアは多く、この時期には全国からチョコが届くのだという。 それにしても、この量は……まるでアイドル並みだ。 一体バレンタイン当日には、どんな状態になっているのか。 もっとも当の御剣本人は、「そのようなアレは、困る」とでも言いたげな顔をするばかりなのだが。 「はぁ~、すごいですねえ……」 「きっと1個くらい、黙って持って帰ってもバレないよ」 横では真宵と春美が、大胆不敵な会話をしている。 「真宵ちゃん、春美ちゃんに悪い事教えないの」 「ジョーダンが通じないなあ、なるほどくんは。でも、凄いよねえ。うちの事務所とは...
  • 08/02/14
    「相変わらずヒマだねえ、事務所」   ソファに全躯を預け俯せに横たわる真宵が、肘掛けで頬杖をついて呟く。 テレビでお気に入りの番組を観終わってしまった後の第一声だった。   「いい天気。」   立春の正午― 陽射しがあまりに強いので窓のブラインドを半分下げている。 室内は暖かかった。 ちょうど昼時だと、真宵は徐ろに携帯電話を握った。 「お腹空いたし出前、取ろうよ!」 「良いけど‥‥さ。」 成歩堂はぎこちなく笑いながら紙面にペンを滑らせている。 「なに?その何か言いたげな目は」 「真宵ちゃんってさ、雨女ならぬ暇女なんじゃないの?実は。」 「むっ。それってあたしがいるからヒマってコト? 失礼しちゃうなあ、あたしはこれでもれっきとした トラブルメーカー 」だよ! 「‥‥‥‥(それも困るんだけどね)」   頬を膨らませ憤怒する。 そんな真宵を見て微笑む成歩堂。   平和だなあ、と成歩堂は思っ...
  • 07/02/19
    遠恋 題名:こんばんは 本文:きみは今なにを考えてるかなぁ?    ぼくは今さっき、真宵ちゃんを家まで送って家に帰って来たところだよ。    こういうこと言うと馬鹿にされるかもしれないけどさ、    ちょっと…ちょっとだけだけど、あれ?ぼくに気があるのかも?って思っちゃった。 題名:Re こんばんは 本文:あら、それはどうもお疲れ様。    私がそこにいたらねぎらいのムチをあげるところだわ。    ところで、貴方は下心が笑い方にもろに出るのよ。知っていて?    だから、次のチャンスがあれば気をつけなさいね。  ぼくらのメールは毎日のように、海を渡る。  どんなに忙しい日でも、お互いのことを思う時間をきちんと取れること。  これはどんな言葉や贈り物なんかよりも、お互いがお互いを好きであることの証明だって思う。  だからこそぼくらはそれに甘えないように、時にはお互いがお互いをちょっとだけ試す...
  • 02/11/21
    成歩堂×真宵② 綾里家のインターホンが鳴った。 久しぶりの我が家で、風呂も済ませパジャマに着替えて使い慣れた布団にくるまって眠りに落ちようとしていた真宵は少々不機嫌に身を起こした。 春美は隣でぐっすり眠ったままだ。真宵は出来るだけ音を立てないように寝室を出た。 (誰だろうな、こんな時間に) ペタペタと玄関まで歩きながら考えてみる。 (あたしが戻ってきたことを聞いて、近所の人が様子を見にきたのかな?) しかし、誘拐されていたことを知っているのは関係者だけではなかったか。 心当たりが見つからないままとりあえず戸を開けると、そこには成歩堂が立っていた。 「なるほどくんっ、帰ったんじゃなかったの?」 真宵は驚いて声を上げた。今日は王都楼の裁判のあとみんなでディナーをして、成歩堂は真宵と春美をここまで送ってから自宅に戻ったはずなのだ。 「それが、電車がもう...
  • 02/10/19
    成歩堂×春美① ここは僕、成歩堂龍一の事務所だ。 晴美ちゃんが、真宵ちゃんに届け物を持ってきてくれたのだが、 真宵ちゃんは、トノサマン丙のショーを見に行っていて、いない。 「あれ、真宵様はいらっしゃらないのですか?」 「ああ、残念だけど、トノサマンのショーを見に行っちゃったよ。」 「そうなんですか・・・。ではここで待たせてもらってもかまわないでしょうか?」 「ああ、いいよ。ゆっくりして行きなよ」 「じゃあ、お言葉にあまえて・・・。」 ソファーに腰掛けている晴美ちゃんをみて、ふと欲情してしまった。 「ねえ、晴美ちゃん、ローターって知ってる?」 「なるほどくん、なんですか、ろおたあって?」 どうやら、知らないらしい・・・。 「こういうものなんだけど・・・。」 「ずいぶんとちっちゃいものなんですね。それに可愛いです。」 「使ってみる...
  • 08/02/13
    バレンタインナルマヨ 成歩堂が事務所に帰ると、真宵が成歩堂のデスクを真っ白な粉だらけにしていた。 「な、なにやってるんだ真宵ちゃん」 「えっへへ~」 カセットコンロの周りに、卵の殻や砂糖の袋などが散乱している。 見ると、真宵の装束も粉だらけだ。 「ちょうど出来たんだよ。見る?」 真宵が成歩堂の鼻先に突きつけた大きな皿には、丸くて白いものが乗っていた。 「……かまくらはんぺん?」 「そんなわけないでしょ!よく見てよ」 粉だらけの、白い半円状のなにか。 まんなかに、ピンク色のなにかが沈む込むように埋まっている。 「えっと、これは、もしかして」 「えっへへ~~、マシュマロおっぱい!!」 成歩堂ががっくりした。 「な、なんでマシュマロ…」 「だってほら、なるほどくん。バレンタインだよバレンタイン!」 「真宵ちゃん。バレンタインデーは、チョコレートをあげる日なんだよ」 「うん、だからほら、真ん中にア...
  • 12/02/12
    書き込めるかな? 509の待っている人ではないが、投下させてもらいます。 4設定の御剣×茜 やさぐれ茜が嫌な人はスルーしてください。 近頃いいことがない。 じゃらじゃらしたアイドル検事の担当になることが多いからか、そのファンからやっかみを受けているらしい。 おまけにそのじゃらじゃら検事が裁判で負けた場合など、「初動捜査が杜撰だから」「新人弁護士に情報を横流ししたんじゃないの」などと非難を浴びる始末だ。 あたしが何をしたってのよ。 心中で毒づきながら、さくさくとかりんとうをかみ砕く毎日が続いている。 あー、雨が降りそう。 空を見上げて茜は憂鬱になった。すぐそこで強盗殺人が起こったらしく、現場へ向かわなきゃいけないのに、折り畳み傘を置いてきてしまった。 「ついてないなあ。一度戻んなきゃ」 こんな小さなことでも手はショルダーバッグの中のかりんとうに伸びる。 ストレスたまって...
  • 09/06/02
    【注意書き】 ・微妙にネタばれがあるので、未プレイの方はスルー推奨 ・エロなし あのキャラクター設定が、失敗だったと思う。 『妹を殺された不幸を、明るく笑い飛ばす正義感あふれる強い女性』 そんな人物像でなければ、あんな奴らに心を許すことはなかったはずだ。キャラクターとしてとは言え、毎日笑っていれば、それなりに情が出るものだから。 一緒にいて、いやみを言って、笑って、盗んで、罪を犯して。そして、また笑う。 『法では裁けない人間を裁くため、罪を犯す』。 罪を重ねるために罪を犯してきた人生で、それはあまりにも楽しい犯罪だった。常にだれかをだまし、傷つけ、時には命を奪ってきた自分にとって、 はじめてと言っていいほどだれも傷つかない犯罪。 だが、幕はある日突然、自分の手で引かねばならなかった。 それなりに、悲しい結末だったと思う。もう、誰に対して申し訳ないとか、罪悪感とか、そんな感情は持ち合わ...
  • 07/02/16
     今日ももうじき終業という頃になって給湯室にいた私に声をかけてきたのは、あきれるくらい予想通りに神乃木センパイだった。 「なァ。今日が何の日か知ってるか、コネコちゃん?」  …やっぱり。今朝起き抜けに情報番組を見てからずっと、絶対に来るだろうって思ってた。  私は気づかれないように、そっとため息をついた。 「水曜日ですけど。それが何か?」 「…分かって言ってるな、アンタ」  私をからかおうとするそぶりを隠しもしない、センパイのニヤニヤ笑い。 「2月22日、アンタのためにある日…だぜ。なァ、コネコちゃん?」 「…はぁ」  もう、逃げることは出来ないらしい。  私が背にした壁に手をついて、彼は私の顔を覗き込んで笑う。 「いいか、今日は本当にコネコになってもらうぜ…チヒロ」  ものすごく不穏な台詞と、絶対に何か企んでいる微笑。  そのまっすぐな瞳に射抜かれた私は、思わずこくりと頷いてしまった。 ...
  • 03/12/02
    成歩堂×千尋⑦  …いけない。失態だわ。 目を覚ますと、電気をつけたまま着替えもせずに、ベッドの上で横たわっていることに気がついた。 ベッドサイドの時計を見ると、夕食を済ませて帰宅してからまだ1時間も経っていないことに安堵する。 朝だったら目も当てられなかったわね…。  だるい体を起こしジャケットを脱ぐと、壁に立てかけられた縦長の全身鏡に髪を乱し化粧は剥げかけた姿が映った。 …いくら忙しい日が続くとはいえ、こんなことではいけないわねと溜息をつく。田舎のずぼらな妹を叱れやしない。 気を取り直してスーツの上下をハンガーに掛け、メイク落としで顔を拭う。 疲労と睡眠不足で化粧ののりが悪くなっては困るのだった(素顔が悪い訳じゃないわよ)。  …今の自分に不満はないが、必ずしも満たされているわけではない。 そんな思いに、思わずベッドに仰向けにひっくり返ってしまう。 多分、...
  • 02/10/29
    御剣×冥①(未完) 「こ…こんな事をしておいて…ただじゃすまないわよ…ッ」 薄暗い部屋の中、気の強そうな少女の声が響く。 声の主――狩魔 冥は目の前の青年をきつく睨み付けた。 少女の姿はある意味異常なものであった。まず第一にしっかりと着込まれた上半身に対し 下半身は薄布ひとつ身につけていない丸裸状態。そして第二に両手首の戒めと足枷。それ ぞれ右手首と右足首、左手首と左足首がお互いを繋ぎ合っていた。 無論、冥は立ち上がる事も逃げる事も叶わず、ただぺたりと座り込んだまま自分を見下ろ す青年に怒りと侮蔑の眼差しを向ける事しか出来ずにいた。 「許さない…!許さない許さないッ!――御剣 怜侍!」 殺気すら帯びる視線に戸惑う事もなく…むしろそれを楽しむかのように御剣はふん、と笑 うなり形の良い冥の鼻先をギュッと捻り上げる。 「うム、面白...
  • 03/02/23
    御剣×真宵① 「御剣検事……」 真宵君が潤んだ目つきで私を呼ぶ。私が近づくと、彼女はそっと目を閉じた。 私は彼女に羽毛のように軽いキスをする。 そのまましばらくその柔らかい唇を味わったが、段々と触れるだけのくちづけがもどかしくなった。 私は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の閉じられた上唇を優しく食む。 未知の体験に恐れたのだろうか、僅かに彼女は震えた。私はそれを無視して──しかし最新の注意をもって窺うように──舌で唇の隙間をつついた。 恥らうように真宵君の口唇が開く。 ゆっくりと、だが堪えきれない激情を込めて、私は彼女の舌を絡め取る。 甘やかな真宵君の吐息と、それよりももっと甘い唾液を私は飲み干したいと思った。 私も彼女もすでに衣服は着ていない。 それを少々不思議に思いもしたが、それを深く考える余裕はすでに私には無い。 掌に収まってしまいそう...
  • 07/02/04
    御剣×真宵コスプレネタ 「似合う?」 笑顔で無邪気に問い掛ける真宵に、御剣はただ頷いた。 なんでこんなことになったのだ、とひたすら心中で繰り返しながら。 「えへへー、こういうのって一回着てみたかったんだよね」 黒いエプロンドレスと、ところどころにあしらわれた白いフリル。 ニーソックスからわずかに覗くすらりとした足はいろいろな意味でほぼ反則に近い。 メイド服。 それ以外にこの衣装をなんと言えばよいのか。数あるメイド服の中でも王道を地で行く、黒と白のスタンダードなカラーリング。最近はピンクや水色のメイド服も増えていると聞くが、やはりこの伝統的メイド服にはかなうまい。 「(……いや、何故メイド服について私が真剣に考えねばならんのだ)」 やたらにやにやした成歩堂から受け取った紙袋にまさかこんな物が入っているとは思いもしなかったから。 つい家に泊まりに来ていた彼女の前で中身を出してしまったの...
  • 02/11/04
    冥×糸鋸(未完) 糸鋸は残業中、冥に呼び出され、説教を受けていた。ここ数日来、 毎晩遅くまでののしられ、失敗をなじられ、鞭で叩かれていた。 「バカはバカゆえにバカげた失敗をバカバカしいほどするものね!」 ──バシンッ! 「んギャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァッス!!」 「いい!あなたの単純な捜査ミスで私が何度恥をかかされたと思うの!」 冥は怒りに燃えた形相で再び鞭を振りかぶった。鞭を避けようと思わず糸鋸が首をすくめて手をかざす。 「す、すまねッス、狩魔検事、ゆ、ゆるしてほしいッス!」 ──バシンッ! 糸鋸はかざした右手に鞭をもろにくらってしまい、裂けた皮膚からじわじわと血がにじんだ。 「これだけ罰を与えられて、よくも毎度毎度同じようなミスができるわね!  何年ニンゲンをやってるつもり?!」 糸鋸は冥に気づかれないようにその手をコー...
  • 08/02/10
    御剣怜侍が午前中に狩魔冥の執務室を訪ねた時、部屋の隅にある有名デパートの紙袋が目に入った。 そっと見ると、その中には派手な包装紙に包まれた小さな包みが、いくつも入っている。 御剣はそしらぬふりで用件だけを述べ、必要な書類を受け取った。 そのままつっ立っていると、早くも別の仕事に取りかかろうとした冥が、御剣を見上げる。 「まだ、なにかあるかしら」 御剣は首を横に振り、そのまま執務室を出た。 …もらえなかった。 あいかわらず忙しい、2月14日の検事局である。 予定の時間に検事局を出てくる御剣の肩が寂しげに見えたのは、糸鋸刑事の気のせいだっただろうか。 その日、夕方まで事件の捜査を指揮した御剣は、糸鋸のオンボロ車で検事局まで戻ることにした。 出発したとたん、冬の短い日が沈んだばかりだというのに、糸鋸の腹が驚くほどでかい音で鳴る。 じろりと横目で見ると、困ったように肩をすくめる。 相変わらず、ろ...
  • 04/02/17
    神乃木×千尋(5) ここに繋ぎ止められる想いは、決して偽りの物ではない。 長い年月を経た物が、どんなに愛しくても。 過去よりも今を、今よりも未来を。 -見合事情-  ある日。  本当に何の変哲も無い日常に、何時もと違う物が送られて来た。  ある人物のデスクの上に、大きめの封筒。  それを見て、少し不思議に思った人物……この事務所の若手ナンバーワンとも言われている男性、神乃木 荘龍が触れる。  宛名はこれだ。  『綾里 千尋  様』  仕事であろうか。  しかし、依頼の封筒にしては、妙に立派な封筒であったし、中身も何だか厚めの何かが入っているようである。 (何だこりゃあ)  神乃木がそれを手に取り、上下に振ったり光に透かしたりして中身を特定しようとするものの、やはり立派な封筒に護られているために、中身はそう簡単には見えて...
  • 09/02/26
    ・冥→成歩堂(マイナーですみません) ・冥の片思い ・成歩堂と真宵が恋人関係 ・成歩堂が駄目な大人 ・エロがない ・遅すぎるバレンタインネタ 書き手が初心者で初投下。 しかもケータイからなので、読みづらいかとは思いますが、ご了承下さい。 大丈夫な方は、神が降臨するまでの暇つぶしにどうぞ。 「………………」 ここ、成歩堂法律事務所に異様な空気が流れている。 その中には僕と、狩魔冥がいた。 応接用のテーブルを挟んでソファーに座り、既に10分近い沈黙が流れている。 彼女は眉間に皺を寄せて、僕を睨みつけていた。 眼力で殺されるんじゃないかと思い、たまらず視線を逸らす。 何なんだ…?やって来るなり黙り込んで…。真っ先に用件を済ませるタイプだと思ってたんだけどな…。 さっきだって、何の用だと聞いたら「ちょっと待ちなさいよ!この成歩堂龍一がっ!」ってムチ振り回すし… その時の彼女の形相を思...
  • 02/12/04
    成歩堂×千尋(in 真宵)① 「また、後でね」  そう言って微笑んだ千尋さんの顔をまだ覚えている。千尋さんの妹さんと一緒に食事をしようと 話が決まった時のことだ。 『また後で』……それは確かに約束であったはずなのに、叶えられることはとうとうなかった。 事務所に戻った時、待っていたのは変わり果てた千尋さんの姿だったからだ。  あれは、千尋さんが初めて破った約束だった。  約束事に関しては誰よりも几帳面だった千尋さんが、人生の最期をそんなふうにして閉じるなんて、 思えば何と言う皮肉なことだったろう…。  さら…さらさら…。  まるで水でも掬い上げたかのように、豊かな黒髪が指の間を滑り落ちていく。……さらさら…さら…。  冷たい髪だ。窓から落ちてくる月光を吸い込んだせいかもしれないなどと、埒のないことを考えたくなる。  光沢に濡れた一房が...
  • 02/11/23
    冥×御剣①  ホテルの一室。  目を覚ました冥は全裸だった。  すぐ隣で、これも全裸で御剣が眠っている。  昨日は久しぶりのデートで……冥は自分の痴態を思い返してため息をついた。  御剣は久しぶりで張り切っていたのか、いつにもまして前戯が長く丁寧で、冥はそれ だけでいかされてしまった。  その後も指や舌で攻め、カチカチに堅くなったモノを冥の肌に押しつけ、あるいは握 らせながらも、全く挿入はせずにさんざん焦らして、ついには彼女自身に言わせた。 「挿れて」と。そして、御剣が二度果てるまで冥は何か吹っ切れたように滅茶苦茶に乱 れた── 「……」  言わされた数々の卑猥な言葉が次々と甦ってきて冥は頭を抱えた。  冥は今まで、あそこまで乱れるということはなかった。基本的に優しくされるのが好 きで、それで充分だったのに、あんな風に狂わ...
  • 04/02/21
    成歩堂×冥④ 晩秋も近い平日の夕方、冥は突然成歩堂法律事務所を訪ねた。 狭いながらも小綺麗に片付けられているそこを見回すと、冥は口を開く。 「……今日は綾里真宵は居ないの?」 デスクへとゆっくり歩を進める。 「うん。今日は里の方で行事があるとかで」 と、この事務所の主が歩み寄ってくる冥の顔を見上げる。 「珍しいね。君の方からここに立ち寄るなんて」 「たっ……たまたま近くを通りかかったのよ!」 ぷいっと横を向いてムキになる様がなんだか可愛く思えて、成歩堂はクスリと笑った。 デスクの上に広げていた書類を束ねてファイルに収める。 「さて……と、そろそろ切り上げようかな」 そう言いながら成歩堂は伸びをした。 「……暇そうな弁護士の仕事は、今日はもう終わりなの?」 少し悪戯っぽい視線で冥が成歩堂を見る。 「うん、今日はおしまい」 ファイルを片付けながら冥に笑顔を向け...
  • 10/02/11
    というわけで、とりあえず作品投下。注意書きよく読めやろうども。 【注意書き】 ・はみみつ ・バレンタインデーネタ ・季節がらのネタなので大したオチはない ・だいぶ前に書いたので、もしかしたら前回投下分よりエロくないかもしれない ・以上に興味を持てないひとはスルー では投下!! 「春美くん。これをきみに……」 仕事から帰ってきた夫は、手に大きな花束を抱えていた。赤いバラを基調とした豪華な花束を受け取って、春美は目を丸くする。 「まあ! すてきな花束ですね。どうかされたのですか?」 問うと、夫である御剣がすこし恥ずかしそうに目を伏せた。春美はついつい、そんな姿が愛らしい、などと思ってしまう。 一回り以上も年が違うのに、生意気でしょうか、という思いが浮かんで消えた。 「うむ。今日はバレンタインだからな。私から妻であるきみへのプレゼントだ」 「ばれんたいん? 何なのですか、それは」 大...
  • 02/10/26
    冥×糸鋸 「狩魔検事、お話があるッス!」 夜。その部屋には一人だけ、狩魔冥しかいなかった。 「なに?」 冥は作業を続けたまま、部屋に入ってくるなり大声で叫んだ男──糸鋸圭介に聞き返した。 「こ、今月の給料は何スかっ!これじゃ本当にソーメンしか食えないッス!どうして自分が──ぐわっ!」 言葉はどこからか伸びてきたムチによって遮られた。 「どうしてそんな話を私にするの?」 「うう……」 いつのまにかムチを装備している冥に睨まれて萎縮しながらも、糸鋸はヒリヒリと痛む顔をさすりながら説明を始めた。 「今回の自分の給料査定が狩魔検事の一存で決まったって聞いたッスから……どうにか元に戻してもらおうと直訴に来たッス……」 「ふぅ……馬鹿が馬鹿にふさわしい査定を受けただけなのに不平を言うなんて、馬鹿の馬鹿馬鹿しさには呆れかえるわね」 「そ、そんな……ひどいッ...
  • 02/10/25
    成歩堂×真宵① 事務所はいつもの様に静まりかえっていた。ただ、先ほどの喧騒が名残惜しいかのように 酒瓶や菓子、乾物などの影が隣のビルからの光に照らされ、テーブルにうっすらと映っていた。 ソファで寝ていた僕はまだ痛む頭をおさえ、上半身を上げた。 …あれ?なんで自分はこんな所で… そうだ、たしか… いやー、今日の弁護、実に素晴らしかったッスよ!! と、赤ら顔でイトノコ刑事は僕の肩をバンバンと叩いた。この台詞を聞くのはもう何回目だろうか。 御剣の無実と、時効寸前で事実の紐解かれたDL6号事件―この2つを僕は解決させたのだ。 無論、僕一人の力ではなく、みんなの助力の賜物でもあるのだが―そのみんなで僕らは 御剣のお祝いをしていた。当の本人は留置所に居て参加できなかったのだが。 イトノコ刑事のおごりで食事を済ませた僕たちは、事務所で2次会と相成っ...
  • 04/02/14
    神乃木×千尋② 「風呂では裸と裸のつき合いをする それがオレのルールだぜ!」 後ろから突如として声がしたと思った瞬間、 千尋が体に巻いていたタオルは一気に抜き取られた。 「か、神乃木さん!?」 驚く千尋に、にやりと笑った神乃木が タオルを持って続ける。 「くっ、二人のときは名前で呼び合う、それがオレたちの……」 その瞬間、千尋の重いビンタが神乃木の頬に炸裂した。 5月上旬、星影法律事務所では毎年恒例研修旅行がある。 研修とはもちろん名ばかりの普通の旅行だ。 今回は星影の痔の悪化が理由で温泉に行くことになった。 「毎年その理由で温泉じゃん」というのはスタッフの誰もが思っていることである。 幹事は珍しく神乃木が自らの立候補ですることになった。 普段はあまり進んですることがなかったのに珍しいことなのだと 他の先輩は言っていた。...
  • 09/02/18
    「ん‥‥‥‥んん‥‥」 鳥の歌声が遠くで聞こえている。 目をあけると、和室じゃない天井。慣れない枕。 朝焼けの綺麗な色した光が眼を射す。 あたしの下半身の奥で、いつもは感じない治りかけの火傷のような痛みが続いている。 あたしたち、しちゃったんだ。 ‥‥だって、あたしの横には好きな人。しかも、ハダカの。 寝息を立てて寝ている。 ギザギザの眉毛がたまにぴくっと動いたりして、 その寝顔は意外にもカワイイ。 「‥‥なるほどくん、スキ」 小さな声で呼んでみる。 起きる気配は、ない。 ‥‥‥‥‥‥どうせ、寝てるし気付かないよね? あたしは、いとしい人に密着して、唇を奪った。 触れるだけの軽いキスに好きだという気持ちをこめて。 「‥‥‥‥おはよ」 「ん、おはよ」 ぱちりと目を開くなるほどくん。 「きゃわあああ!?」 あわてて布団に沈むあたし。まさか、起きていたなんて。 「あ、あのあの、聞...
  • 04/02/07
    希華×優作① 「ユーサクくん!また一人でオナニーしてたの?」 バイクスーツに包んだ体は汗が少し纏わりつき、ヘルメット取り立ての顔を上気させながら希華は非難の声を上げた。 優作の座る横には丸めたティッシュが落ち、本人は萎縮しているが彼のソレはまだ天井を向いている。 「ご、ごめんまれかちゃん…その、こっちの都合で頼むの悪いかなと思って」 本当にすまなそうにした後、優作はいつものように考え込む。 「…あ、でも一人で勝手にやってるのも失礼な話なのかな…」 「もう!あたしはユーサク君が望むならいつでもいいんだからね!」 言って希華はメットを放り出し、優作の敏感な肉茎に飛び掛った。 「あっ。ま、マレカちゃん!」 「ちょっと今日はお仕置きしちゃうから」 少し被った皮を上下させてカリの部分に刺激を加えながら優作の耳元でそう呟くと、 次第に優作の怒張は波打つよ...
  • 10/02/15
    ・「検事」数ヵ月後設定 「ミッツルギさーん!!」 街中で突然、甲高い大声で名前を叫ばれて、御剣怜侍は眉間に深いヒビを入れながら振り返った。 一言文句を言おうと口を開きかけて、こちらに大きく手を振ってくる女子高生の姿に小首を傾げる。 「……どちら様だろうか」 「ひっどーい!! しばらくぶりだからって、相棒の顔を忘れちゃう!?」 その物怖じしない強い口調と瞳を見て、御剣はああ! と声を上げた。 「ミクモくん、か?」 「そうだよ! なにそれ、冗談じゃなくホンキでわかんなかったの?」 「いや、だって髪が……」 数ヶ月前の事件で知り合った(本当に知り合ったのは7年前だが)少女、一条美雲。 いつもはポニーテールにでかいカギをさしているという奇怪な格好なのだが、 今はブレザーの制服を着込み、髪をおろしている。まるで普通の女子高生の格好に、 本当に誰だかわからなかったのだ。 驚いた様子の御剣を見て、美雲...
  • 02/11/24
    御剣×冥③ 『あっ…はぁ…レイッ…』 頭の中で断続的に繰り返される喘ぎ声。 プライドが高く決して人に媚びることのない彼女を、馬鹿げた妄想の中で思うままに私が汚す。 既に形を変えた手の中の自身が熱を増し、欲望に任せてそれを強く扱き上げた。 ……もう何度この虚しい行為を繰り返しただろう。 ―――メイを抱きたい。 それは病のように取り憑いて、決して消えることの無い欲望。 妹のように思い続けていた少女に、何故今になってこんな浅はかな想いを抱いてしまったのか。 それに捕われてからというもの、日に日に自分が腐っていくのが解る。 そう、このままでは私は駄目になってしまう…。 光が一切遮断された暗い部屋の中、今日も一人ソファーに身を沈めた。 ……呼び鈴が鳴ってる。 しばらく無視をしていたが、それでもベルはしつこく鳴らされる。 「煩い...
  • 02/11/18b
    「はああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!ああっ、ふわああああああああーーーーーーっ!!!」 ・・・凄い。春美ちゃん、さっきから絶叫しっぱなしだ。僕が後ろで支えてないと、水流に呑まれて 流されてしまいそうだ。シャワーを握ってる手もさっきからもの凄い反動を受けて、そろそろ限界が・・・ 「あああああぁぁぁっ!!しゅごいっ、しゅごいでしゅぅっ!おま○この穴にあったかいのがいっぱい・・・ いっぱい入ってくるんれひゅぅっ!ふわあっ!?おしっこっ、おしっこの穴も気持ちいいれふぅっっっ!!」 「春美ちゃん・・・ちょっとこれ持っててくれる?」 シャワーを春美ちゃんに渡すと、朦朧としながらも両手でしっかりと受け取って、オマ○コに近づけたり、 離したりする。 「くひゃあああああぁっっっ!!しゅごいのぉっ!波がびくんびくんってきてぇっ・・・止まらないっ、 止まらないんれひゅ...
  • 06/09/02b
    ミツマヨ2 「御剣・・・どういうことだ」  私と成歩堂は、倉院の里で顔を合わせた。  焦りと不安を隠せ無い成歩堂に対し、私はまるで・・・そう、裁判の時のような冷静さを保っていた。 「どういうこととは?」 「僕はお前に真宵ちゃんを頼んだはずだぞ」 「そのことか。彼女が実家に帰ると言ったから連れてきただけだ」 「連れてきただけって・・・お前が真宵ちゃんから目を離したことに責任は無いって言うのか」  私が真宵くんをここに運んだのは2日前の夜。  ここで一緒に寝食を共にしていた春美くんの話では、昨日の夜、お互いが床に着くまでは顔を合わせていたと言う。  そして、今朝、朝食を知らせようと真宵くんの寝所を訪れたところ、彼女は姿を消していた。 「むしろ、責任があると言うなら・・・成歩堂、貴様にあるのではないか?」 「なんだって」 「ウソをついて、彼女...
  • 09/08/02-2
    前 *     * ひんやりとした空気が、春美の感覚を研ぎ澄ます。今日は雪が降るかもしれないと天気予報が告げていた。 従姉に傘を忘れないように告げたのは自分なので、間違いはないはずだった。 その従姉のお遣いで、春美は「成歩堂なんでも事務所」までやってきていた。そして、白い息を吐き出して事務所の前に立ちつくしている。 冷たい空気は、霊感を研ぎ澄ませるのだ。こんな時の春美の予感は、絶対に外れない。 出会う気がするのだ。彼に。 事務所の主なのか、その娘なのか。扉越しの気配はひとつだけだ。常識的に考えて、室内の気配は事務所の主のはずなのに、それでも春美の霊感は「彼だ」と告げていた。 梅雨から一向に会わないままなのに、抱えた感情は消え去ることはなかった。 毎日男のことを思い出しては、彼と思いを通わせる妄想に思いをはせ、現実に返って自己嫌悪に陥る日々を繰り返す。 そんな日々を過ごしていると、も...
  • 11/10/02天海×司
    なんというか流れを読まずに投下します。 【注意】 * 熟年版テンカイチ×ツカサ。検事2-3後の設定。当然、ネタバレ含みます。 * 前半は司視点、後半は天海視点。妄想設定が多分に混入しております。 * というか天海のコレジャナイ感が拭えませんが、仕様です(泣) ========================= とろりと濃厚なカラメル・プティングを金色の匙で口に運び、感嘆の溜息をひとつ漏らす。 美しくきつね色に揚がったドーナツを小さく頬張ると、懐かしい味とともに砂糖衣が舌のうえでほどける。 舌が甘みに飽いたところで、香りと苦みの強いチョコレートをひとつ。その風味にうっとりとして、目を閉じた。 女はゆっくりと、ひとつひとつの菓子をじっくり、味わうように口に運ぶ。 時折紅茶を口にし、その口元に微笑みをうかべながら、視線はテーブルの上をさまよう。次はなにを味わおうか、と。 ……大きな...
  • 04/02/08(メイ)
    受け冥 「こんな薄っぺらい布団で熟睡できる人の気が知れないわ。」 冥は奥の院で見つけた薄っぺらい布団を見ながらいつもの呆れ口調で呟く。 「でも、やわらかい布団より、姿勢にはいいんだよ。」 「ふーん。どう見ても寝心地は良くなさそうね。」 言い終わって成歩堂を見ると、せっせと布団をひいている。 「ちょっと、なんのマネよ。」 「論より証拠だよ。ほら、寝てみなよ。」 布団をひき終わり、冥を見ながらせんべい布団をポンと叩いた。 「冗談じゃないわよ。何で私が…」 「いいからいいから。」 成歩堂は嫌がる冥を無理やりせんべい布団に寝かせる。 「どうだい、寝心地は。」 「カタいわね。」 「ふーん。じゃ、ぼくも。」 言うが早いか成歩堂は冥の寝ている布団に潜り込んだ。 冥は咄嗟にムチを揮おうとするが、布団の外のムチは成歩堂によって遠くへ払いのけ...
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  • 10/02/13ショートコント
    じゃ、待ってる間にまよとはみのバカコントを 一応、・時系列でたらめ注意 春美 「おかえりなさいませ真宵さま!葉桜院のおつかいいかがでした?」 真宵 「ただいまハミちゃん!あのねあのね、あやめさんが来てたよ!なるほどくんにねえ、心を込めて     プレゼントをするって張り切ってたよー」 春美 「え!なんですって!……その、それで、一体どのような」 真宵 「うん。ジッサイ、すごい頑張ってたねえ。かたくてくろくておっきいのを相手にこう、汗だくに     なって!!」 春美 「硬、黒っ…、えっなんですって!!」 真宵 「あとねー、驚いたんだけど、最初は乾いてるのに、出したり入れたりかき回したりしてるうちに、     ドロドロになっちゃうんだ」 春美 「な、なな何を……(ドキドキ)」 真宵 「うん。『でんしレンジ』を使うんだよ!」 春美 「(でんしれんじ?お台所にある...
  • 03/02/17(マクミリ)
    マックス×ミリカ+α 偶然とはいえ、その光景を見かけたボクは呆然となった。 (あ、あれは……ミリカと……マックスか!?) 誰もいないテントの中で、ミリカは派手に飾りつけされた跳び箱に 上体を倒し、その背後からマックスに……激しく衝かれていた。 いつも着ている衣装は床に散らばり、着けているものといえば 肘まである手袋とストッキングくらいだ。 そのストッキングも、わざとなのか成り行きなのかビリビリに引き裂かれている。 だが、それがまた扇情的に見えて、十六歳のミリカに艶っぽさが増していた。 引き裂かれた部分からはみ出ている白いふとももが、触れてもいないのに柔らかだとわかる。 『アイツ……オレのミリカになんてことを!』 ボクの胸元にいるリロくんが、怒りをあらわにして叫んだ。 ボクはとっさに人差し指を口に当てる。 「リロくん、そんな大きな声出し...
  • 02/11/20(マヨチヒ)
    真宵×千尋 「お姉ちゃんのおっぱい、大きくていいなー。あたしなんてゼンゼンおっきくならないんだよ」 「大丈夫。まだまだこれから大きくなるわよ」 「ううう‥‥そうかなあ」  綾里姉妹は、倉院の里のそばにある温泉に入りに来ていた。真宵が山歩きをしている最中に 偶然見つけた天然の温泉で、以来時間のある時には二人でよくここを訪れるようになったのである。  誰もいない山奥の温泉では、梢が風に揺れる音の他は何も聞こえてこない。月明かりだけに 照らされて、温かい白色の湯に浸るのは、室内風呂に入るのとは段違いの趣がある。  真宵は湯をかき分けるようにしてぱしゃぱしゃと姉のそばに寄って行き、 「ねえねえお姉ちゃん。ちょっとおっぱいに触ってみても、い?」 「ふふふ、バカねー。別に構わないけど」 「わーい! じゃちょっと、触るよ~」  真宵は指先でつんっと先端...
  • 04/02/16(ミツチヒ)
    御剣×千尋① 「話がある」 「聞きたくないわ」 千尋は玄関から一番離れた部屋の隅で膝を抱えたまま携帯電話に向かって、そう小さく呟く。 今更何の用なのかとヒステリックに叫びたい気持ちもあったが、それより何より放って置いて欲しかった。 電話先の相手は、知っている限り連戦連勝。初めての裁判の前から天才の名を欲しいままにしていた検事。 一回目の裁判の相手という接点のみで、ずっと法廷に立とうともしない弁護士に、一体何の用があって突然訪ねたというのだ。 そんな千尋の考えを読みとったように、電話の先で男は言う。 「理由が聞きたければココを開けたまえ」 同時にドン、と、扉が鳴る。 教えたはずのない住所だというのに、男は勝手に訪ねてきた。 ストーカーですと警察に連絡することも考えたが、相手の立場を考えればそれも出来ず、警察とは関係のないところで頼れた男はもうい...
  • 02/10/26(ナルキリ)
    成歩堂×キリオ(未完) 以前、霧緒の面会に行った時、成歩堂は『退所したらぼくの事務所でパーティーをしましょう』と霧緒に言った。 今日はその約束の日だ。 刑務所に現れた成歩堂は、中から出てきた霧緒と一通りの挨拶を交わし、そして事務所へと案内した。 成歩堂法律事務所が入居している薄汚い雑居ビルの階段を、二人は足音を高く響かせながら上る。 その途中で霧緒は成歩堂に話しかけた。 「本当に私の退所を祝っていただけるなんて……、私うれしいです」 「喜んで貰えると、ぼくも嬉しいですよ」 「今日、お世話になった皆さんに会うの、私ずっと楽しみにしてました」 「…………」 やがて二人は事務所の前に辿りついた。 「ここがぼくの事務所です。どうぞ、入ってください」 成歩堂はドアを開き、霧緒を先に通した。 「では……。お邪魔いたします」 薄暗い室内へ霧緒は足を...
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