逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「02(ミツメイ+)」で検索した結果

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  • 03/11/02(ミツメイ+)
    御剣×冥+矢張(エロ無し) 俺は偶然にも目撃してしまった。 見るつもりなんて、全くもってこれっぽっちもありはしなかった。 だが、ここ最近怪しいとは思ってたんだ。 あの天才検事と呼ばれている2人が、実は付き合ってるんじゃないかって・・・! 「メイ・・・」 「バカ・・こんな所で・・・」 だからって、よりによってオレの仕事場(公園)でいちゃついてんなよっ!! くそ、御剣のヤツ。親友だと思ってたのに。 オレなんかいつも忙しい彼女と、もう3ヶ月も会ってないんだぞ!? 顔良し、頭良し、しかも金持ち(たぶん)な上に彼女まで居るなんて、そんなことが許されてなるものかぁぁ!!!! ちくしょう!かくなる上は・・・ い  や  が  ら  せ  し  て  や  る  。 迅速なオレはさっそく行動に出た。 敵を知るにはまず正確なデータを集めなければならな...
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    ...イ) 03/11/02(ミツメイ+) 03/11/04(ナルマヨ+) 03/11/14(ミリリロ?) 04/01/11(チヒロ) 04/02/08(メイ) 04/02/16(ミツチヒ) 04/03/20(オバミツ) 04/03/22(亜チヒ) 04/05/01(マコナル) 04/05/02(ナルアヤ) 04/05/01(マコオカ) 04/05/26(ゴドアヤ) 04/06/28(トロユリ) 04/07/12(ゴドー) 04/09/17(ハミノコ) 04/10/15(トノマヨ) 04/10/20(ナルマヨミツメイ) 04/11/16(ノコハミ) 04/12/14(ヤハマコ) 05/09/21(ナルアカ) 05/09/25(ガントモザイトモ) 05/11/26(アカナル) 05/12/14(ミツメイノコ) 05/12/21(アカネレイフ...
  • 05/12/14(ミツメイノコ)
    御剣×冥×糸鋸 ある夜中のこと “はい、御剣だが” 「どうも、糸鋸ッス。例の件の報告書、あがったんで今から持って来てもいいッスか?」 “例の・・ああそうだな、頼む” 「了解ッス!ていうか、もう検事の執務室の前まで来てるッス」 “な、何だとッ?!刑事キサマ、それでは事前に連絡する意味がないではないか!!” 「むぐ、すみませんッス。でもせっかく持ってきたんで、コレは今置いていくッス」 “ム、ま、待て、今だと?!” 「そッス」 “いや、そのアレだ。あと十分程遅” 「ありゃ、電池ぎれッス」 「失礼しまーす」 脳天気な挨拶と共に、執務室の扉を開ける糸鋸。 「な、もう来たのか?!」 正面のデスクに座っている御剣が、何故かうろたえた様子で、彼を凝視した。 「?どうしたッスか、御剣検事。はい報告書」 「ウム、確かに。・・しかし...
  • 04/10/20(ナルマヨミツメイ)
    成歩堂×真宵 & 御剣×冥 #02 「繁盛の秘訣」 「オ~、ラ、ラ!あなた達、とってもよく似合ってるわァ!」  「えへへ~、狩魔検事もよく似合ってるよ!うん!」 「・・・何で・・・ッ」 「クワ?何かしら?」 「・・・何でこの私が・・・この狩魔冥が・・・こんな店でこんな格好しなきゃならないのッ!?」 「モン・デュッ!!そ、それは・・・きっとアナタの事、とっても気に入ってる人がいるのよぅ」 「・・・一体何の話よ」 そこには、フリルの施された可愛らしい衣装を纏った少女が二人。 一人は明るく、笑顔が絶えない元気一番な可愛い少女。 もう一方は整った顔つきに、細く引き絞られた目の美しい少女。 どちらもそれぞれの個性の違いはあるが・・・ その姿をよりいっそう可愛らしく見せる為には十分な素質の持ち主達だった。 「や・...
  • 06/10/15
    ミツメイエロナシ 「御剣怜侍です」 そう言って、少し身を屈めたのが気にくわなかった。 「そう」 無理矢理笑って見せようと、笑顔をつくろうとしたのも腹がたった。 確かに私より歳は上かもしれないけど、子供扱いされる筋合いはない。 それに全然笑えてないじゃない。 名前なんて、どうでもいいわ。 そう言って、父の横ですこし困った顔をした男を無視して部屋へ戻った。 怜侍は私を「冥」と呼んだ。 父の弟子として検事の勉強をしているのかなんだかしらないけど、気安く名前で呼ばれたくなんかない。 怜侍に呼ばれても私は返事をしないか、「気安く話し掛けないで」と鼻で笑うかのどちらかだった。 学校は退屈だった。 何がそんなに楽しいのかしら? …くだらない。 ゲラゲラ笑いながら下校する同級生達を...
  • 04/02/16(ミツチヒ)
    御剣×千尋① 「話がある」 「聞きたくないわ」 千尋は玄関から一番離れた部屋の隅で膝を抱えたまま携帯電話に向かって、そう小さく呟く。 今更何の用なのかとヒステリックに叫びたい気持ちもあったが、それより何より放って置いて欲しかった。 電話先の相手は、知っている限り連戦連勝。初めての裁判の前から天才の名を欲しいままにしていた検事。 一回目の裁判の相手という接点のみで、ずっと法廷に立とうともしない弁護士に、一体何の用があって突然訪ねたというのだ。 そんな千尋の考えを読みとったように、電話の先で男は言う。 「理由が聞きたければココを開けたまえ」 同時にドン、と、扉が鳴る。 教えたはずのない住所だというのに、男は勝手に訪ねてきた。 ストーカーですと警察に連絡することも考えたが、相手の立場を考えればそれも出来ず、警察とは関係のないところで頼れた男はもうい...
  • 04/03/06(ミツキリ)
    御剣×霧緒① 「御剣怜侍」 職務を終えて帰ろうとした御剣は呼び止める声に振り返った。 振り返った視線の先には冥が立っていた。 「メイ…どうした?」 「その…今夜、空いているかしら?」 普段は一方的に自分の都合に付き合わせる冥が自分に頼みごとをするとは珍しい。 何があるのだろうか、と思い冥の問いかけに答えた。 「特に用はないが、なんだろうか。」 「よかった。お願いがあるんだけど。」 「だから、なんだというのだ。」 急かす御剣をすまなそうに見ながら、冥は丁寧に包装された箱を御剣へ差し出した。 「何のつもりだ?」 差し出された箱を受け取りながら聞く。 「今日、誕生日だから。」 自分の誕生日ではないな、と思いながら、まったく意味の分からない御剣は少し苛立ちながら言い返す。 「私の誕生日ではない。」 「そんなことは分かっているわ。今...
  • 02/10/29(サイバンチョ)
    裁判長×成歩堂?? 口枷(ホールギャグ) 口の部分が開いている口枷。狩魔 冥の体液が付着している。 サイバンチョ「なんですか?検事!いったいこのようなものをどこで・・・」 ミツルギ「う、うむ・・・。その、たまたま・・。そう・・・事件で、たまたま事件で手に入れたのだ。」 ナルホド「たまたまですか・・・。では検事にはSMの趣味は無いと?」 ミツルギ「SMなどと破廉恥な言葉を法廷で吐きおって、私にはそんな趣味は無い!」 ナルホド「異議あり!!裁判長いまの検事の証言には重大なムジュンが存在します。なぜなら、御剣検事は 小学生時代からサディストの兆候があったからです。その証拠に、弁護人はその毒牙にかかったことがあるのです!!」 サイバンチョ「な、なんですと!御剣検事は狩魔検事だけでなく弁護人まで・・・?」 ミツルギ「い、いや!成歩堂とは...
  • 04/05/02(ナルアヤ)
    成歩堂×あやめ 葉桜院 (やはり、あの子はちいちゃんなのだろうか・・・・それにしても・・・・・) 「寒いな・・・・カイロか何か持ってきた方がよかったのかな・・・・」 コンコン 「ど・・うぞ・・・」 「失礼いたします。」 「あ、あやめさん。どうしたんですか?」 「リュウちゃんがお風邪を引かれないように、襟巻きを編んできました。」 「ありがとう。」(やっぱり!!) 「それでは、失礼しました・・・」 「ま、待って!」 「どうしましたか?」 「前何処かでお会いしたことはないですか?」 「もうしわけありませんが、人違いではないでしょうか・・」 「これならどうです!」 成歩堂はいきなりあやめの腕を掴んだ。 「キャ!なにをなさるのですか。」 微力ながらも抵抗するあやめに、成歩堂はキスをした。 「ん・・んん・・・・・」 唇...
  • 03/05/12
    冥×御剣?③(エロ無し) 小さなメイタンが少年の国に遊びに来ました。 少年はメイタンをあちこち案内してあげました。 メイタンのパパは仕事が忙しいので、メイタンの世話を少年に任せっきりです。 そしてその夜、メイタンはワガママを言って少年を困らせます。 「レイジと一緒に眠るの!」 メイタンは一歩も引きませんでした。 根負けした少年は、メイタンが眠ってから別室へ行けばいいと考えて、一緒にベッドへ入りました。 暫くすると、メイタンの可愛らしい寝息が聞こえ始めました。 少年はその寝顔を愛しげに眺めます。 そうしているうち、少年は結局そのまま眠り込んでしまいました。 翌朝、少年が起きると、メイタンももうお目覚めでした。 メイタンは愛らしい声で少年に尋ねます。 「ねぇレイジ、毛布の下に何を入れているの?」 メイタンが示したのは、少年の身体...
  • 04/09/12(ゴドメイ)
    ゴドー×冥 「・・・ハァッ・・・ハッ・・グッ・・・!」 「歯は立てるな。・・よし、よし・・いいぜ・・。」 あれからしばらくしてゴドーは神乃木荘龍として自由の身になった。 どんな裁判でも逆転させてしまうトンデモ弁護士の成歩堂や 検察から警察まで顔が効く検事の御剣やらが 成歩堂の呼びかけで神乃木をサポートした結果であった。 そんな中、神乃木は自由の身への葛藤と戦いながらも 生きなければならないということを自覚していった。 他人に幕を引いてもらうというのは初めは我慢しがたい真実だったが もうその真実を自覚しなければならないというところまで話は進み自由の身になったのである。 手を掛けてくれた人には物で礼をするという格好付けたやり方でありながらも感謝の気持ちを表した。 つまり、本人の葛藤はあったにしても結果的には順調だ...
  • 03/02/01(キリミツ)
    キリオ×御剣 室内に備え付けられているベッドがまるで自らの品質を現すかのように ギシギシと軽く、堅い音を部屋に響かせる。 決して居心地のいいとは思えないそのベッドの上で しきりに身体を縦横させているのは、ロープで両手を後ろ手に縛られ、 両足首をくくられて、ナプキンの猿轡に顔をしかめる下着姿の男だった。 正常な健康状態ならば美形と言えるその顔も、 今は極度の疲労からかかなり憔悴して見える。 彼の身体を気遣ってか部屋は暖房で適温に暖められており、 冬の訪れを感じさせるこの季節に寒さを感じずにいられることは 男にとって幸せなことだったに違いない。 カチャ…。 控えめにドアが開かれると同時に、小柄な女性が部屋に入ってくる。 女性は辺りを注意深く目視した後、ドアのカギをかけて 男のいるベッドルームへと足を踏み入れた。 「さすがに...
  • 04/02/08(メイ)
    受け冥 「こんな薄っぺらい布団で熟睡できる人の気が知れないわ。」 冥は奥の院で見つけた薄っぺらい布団を見ながらいつもの呆れ口調で呟く。 「でも、やわらかい布団より、姿勢にはいいんだよ。」 「ふーん。どう見ても寝心地は良くなさそうね。」 言い終わって成歩堂を見ると、せっせと布団をひいている。 「ちょっと、なんのマネよ。」 「論より証拠だよ。ほら、寝てみなよ。」 布団をひき終わり、冥を見ながらせんべい布団をポンと叩いた。 「冗談じゃないわよ。何で私が…」 「いいからいいから。」 成歩堂は嫌がる冥を無理やりせんべい布団に寝かせる。 「どうだい、寝心地は。」 「カタいわね。」 「ふーん。じゃ、ぼくも。」 言うが早いか成歩堂は冥の寝ている布団に潜り込んだ。 冥は咄嗟にムチを揮おうとするが、布団の外のムチは成歩堂によって遠くへ払いのけ...
  • 02/11/04(セーラーメイ)
    セーラーメイ 闇夜に浮かぶ蒼い月。 とある平和な街角に、事件とあらばやってくる。そう、その名も・・・ 「美少女検事セーラーメイ!法に代わっておしおきよッ!」 「フッ・・・やはり来たかセーラーメイ。待っていたぞ・・・」 「はっ、貴方は御剣怜侍!ここで会ったが百年目、今日こそ今までの恨みをはらしてやるわ!」 「くくく、強気だなセーラーメイ。だがそう簡単にいくかな?」 「何ですって・・・!?」 「今日はキミの部下は助けに来てくれないぞ」 「な、まさか貴方、糸鋸刑事に・・・!?」 「うム。昼間警察署の前で行き倒れていてな。ソーメンを奢ってやった」 「(くっ・・・あの年中金無し無能男め、後でムチ百叩きにしてるから・・・!)」 「そういうわけだ。さあ観念してもらおうか」 そう言うと御剣はセーラーメイを押し倒した。 「な、何するのよっ!無礼者、...
  • 04/03/20(オバミツ)
    大場×御剣② 「証人! 証言台に戻りたまえ!」 御剣の切羽詰まった声が法廷に響いた。 だがオバちゃんは気にもかけず御剣に詰め寄る。 「やだねこの子ったら照れちゃって。 なんだい人前じゃ嫌なのかい?」 「そ、そういう問題ではない! 証人が本法廷に召喚されたのは事件の目撃証言を語るためであり、 このようなハレンチな真似をするためではない!」 「んもう、固いんだからミッちゃんってば」 うふん、と両手を口元に当ててぶりっこポーズ。 それを見て気分が悪くなる傍聴人続出。 「口で言ってもよくわからないだろうから 行動で証言しようってんじゃないのさ。 いいかい、犯人はこんな風に被害者の胸倉をつかんでだねえ」 言いながら御剣の喉元のフリルに手をかける。 「い、異議あり! フリルをほどく必要性はどこにもない!」 「気分だよ気分」 オ...
  • 03/11/14(ミリリロ?)
    ミリカ×リロ? 「ねぇリロくん、ミリカと一緒にお風呂入らない?」  夕食を終え、自室に戻ろうとするリロくんとベンに、ミリカはそう声を掛けました。 「……。………。…今、オメエ何つった?」  思わず、リロくんは訊き返しました。ベンは固まっているみたいです。 「一緒にお風呂に入ろうって云ったの」  …一緒に、お風呂に 入ろうって 云ったの…? 目の前の…この、団長の一人娘で、サーカスの猛獣使い、麗しのマドンナ・ミリカが? 天使のような愛らしい声で無邪気に、一緒にお風呂に…?? 「「…えええええええーーー!!!??」」  思わず月まですっ飛びかけたリロくんのドタマを、すんでのところでベンは押さえつけました。 「…みミみみミリカ、お前マジ?マジで??」 「…ほ、本気で?」  とんでもないことを云い放ったと、二人は脂汗をだらだら流しながら尋ねます。 「オ、オレ最近耳...
  • 03/04/25(オバミツ)
    オバちゃん×御剣 「ミッちゃぁん」 この声は・・・・・・・。しかもなんか重みを感じるような・・・。 「・・・・・・・・・・大場さん?」 どうやら寝てしまっていたようだ。・・起きようと動こうとした瞬間 「!?」 オバチャンが上にのっかっている。そして体が指一本動かせない。 しかも・・・オバチャンが脱いでるのはなぜだろうか。 「・・・これは一体どういうことですか?」 「怒らないでおくれヨォ。ミッちゃぁん」 「う・・・・・だからその茶色い声は・・・・・」 「ヒッヒッヒッヒッ・・・ちょっと薬を使わせてもらったのサ」 「く・・・薬!?」 「眠り薬としびれ薬。特注なんだヨ。わざわざ通販でとりよせたんだからネ。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁっ!?」 あまりのことに言葉がでない。何を考えているんだ?!この人は。 「ミ...
  • 03/07/08(メイ)
    冥輪姦 検事になって何回目の裁判だったのか。 被告人は見るからに下品な若い女だった。それはよくおぼえている。 退屈そうにあくびを繰り返しては、傍聴席にいる仲間にチラチラと合図を送っていた。 さすがの私も弁護人に同情したくらいだ……が、これはビジネス。 どんなに小さな裁判であろうと、常に狩魔の名がかかっているのだ。負けるわけにはいかない。 そもそも、この裁判で私の負けは存在しなかった。 陪審員の顔を見ていればそれは一目瞭然。 陪審員に限らず、傍聴席にいるほとんどの人間が有罪を確信するよう、下品な女を見つめていた。 案の定、被告人に有罪判決が下る。 下品な女はようやく事の重大さに気付いたのか、やがて顔面蒼白になった。 名のある会社社長の娘らしいが、学校にも通わずロクでもない男たちとつるんで 毎日毎日遊んでいたのだろう。立場と金に物を言わ...
  • 06/02/06
    ナルメイSMもの(リレー) 524 名前: 名無しさん@ピンキー 2006/02/06(月) 23 23 08 ID HQJumh16 ぼくは、なるほどくんと、めいちゃんの、えすえむもの(成歩堂イヤイヤながらも後半はやけくそで挿入、挿入後、冥すぐ逝っちゃう。)が、 よみたいと、おもいます。 526 名前: ナルメイSMもの 2006/02/07(火) 01 19 50 ID WcRY7dfQ 「何ですか、僕に話って…」 成歩堂はあからさまに面倒臭そうな表情で、冥に問い掛けた。 それも無理は無い。 事務所を閉めて帰り支度をしていた頃、急に冥に検事局へ来るよう言い付けられたからだ。 最初は断ろうと思ったが、冥がわざわざ自分を呼ぶなんて、 よほど何か訳があっての事だと思い、成歩堂は検事局へ駆け付けたのだった。 だが呼び出した張本人で...
  • 08/12/02
    夜も更け、日付が変わろうとしている時刻。 就寝前にベッドの上で読書をしていた御剣の部屋のドアを静かにノックする音 が聞こえる。 こんな時間に誰かと思っていると、部屋の外から小さな声がした。 「レイジ……起きてる?」 「メイ?」 ドアを開けるとパジャマ姿の冥が立っていた。 「どうしたのだ?このような時間に」 「あの……ね……」 冥は俯いたまま言いづらそうにもじもじするばかりで、なかなか用件を言おう としない。 いつまでも薄着で廊下に立っていては冷えるだろうと思い、御剣は冥を部屋の 中へと引き入れた。 「それで、一体どうしたのだ?私も早く眠りたいので早く用件を言ってもらい たいのだが」 「……あの……私……」 いつも生意気なくらい強気で物事をハッキリ言う冥だが、何故か今は言葉が詰 まって出てこない様子だった。 そんな冥の様子を見て、御剣はある事に思い当たる。 「もしや怖い夢でも見...
  • 09/08/02
    ・「お前正気か」と思うほど長い ・はみみつですが、いつものはみみつとは設定が全く違います。 ・だが、はみが女子高生なのは鉄板。 ・御剣がロリコンなのも鉄板。 ・2人とも片思い ・2人とも幸せにならない ・悲恋系 *     * 足もとがふらつく。 仕事が終わったので、元弁護士の友人に、個人的に依頼していた裁判記録のファイルを取りに行こうとして、御剣は身体がひどくだるいことに気が付いた。 どうやら季節はずれに風邪でも引いたらしい。今日は余計なことをしゃべらず、早く帰るとしよう。そう思って「成歩堂なんでも事務所」とある事務所のインターフォンを鳴らすと、 常とは違う少女がひょこりと顔を出した。 「まあ! みつるぎ検事さん」 「春美くんか……?」 出迎えたのは、マジシャン志望の少女ではなく、古い知人である綾里春美だった。久しく見ない間に、随分大人びた。今日はセーラー服を着ているので、 ...
  • 05/06/08(ヤハメイ)
    矢張×冥 来週にはアメリカへ帰国してしまう狩魔冥は、珍しく早い時間で仕事を切り上げようとしていた御剣怜侍を食事に誘った。 「そうだな…君さえよければ」 僅かに考え込む様子をしてから連れて行かれたのは、およそ御剣の趣味とは思えない「らーめん屋」だった。 あのレイジが…信じられないと目を丸くしていた冥はさらに信じがたい光景を目にすることになる。 「おっそ~い御剣検事!」 店の前で待っていたのは冥の宿敵、トンガリ頭の成歩堂龍一とその助手、綾里真宵だ。 「…どういうコトかしら?」 言葉は震え、鞭を持つ手に力が入る。この面子で楽しい夕餉など人をバカにするのもいい加減にしろと言いたげだ。 「こちらが先約だったのだ!…たまにはこういう所もイイものだぞ」 悪びれずに言う御剣が憎らしい。 「あ、あのちょっと…」 不穏な空気を察した成歩堂が二人の間に割って...
  • 04/10/13(ヤハメイ)
    矢張×冥 #01  「反逆の矢張」 「・・・んっ・・・」 「おっ、気がついたかい?メイちゃん」 「・・・!」 「そう、俺様だよ!オ・レ・サ・マ!気分はどうかなァ?」 「・・・誰よアナタッ!」 「!んなっ・・・!メイちゃん!!この俺サマを覚えて無いのかい!?」 「・・・フン、バカがバカのようにバカバカしくニヤけてバカげた顔ね」 「ヤハリだよ!ヤ・ハ・リ!この間法廷で会ったばっかりだろ!」 「・・・!矢張政志ッ・・・」 「そうだよオレだよ!へへ、やっと思い出してくれたかなァ?」 「何故ここにいるの!?ここは私の部屋・・・」 「フロントで聞いたのさ。宅配ピザの格好して行ったら、一発だったゼ!それに・・・」 「・・・それに、何よ・・・!」 「それに、少しは自分の心配をした方がいいと思うけどなァ・・・メイちゃん」 「・・・!なッ・...
  • 04/10/27(キリメイ)
    霧緒×冥 『お泊まり会』 どうしてこんな事になったのだろう。 冥はシャツのボタンを留める自分の姿を鏡で見ながら思った。 キチンと洗われたシャツは、揃いのパジャマのズボンと一緒にキレイにたたまれていたものだ。 冥がシャワーを浴びている間に置かれたのだろう。浴室に入った時にはなかったものだ。 それを大人しく身につけながら、やはり冥は釈然としない。 今日はただお茶をするだけのつもりだったのだ。 新しいアパートに引っ越したので遊びに来ないかと誘われ、じゃあ3時のお茶でもと、手土産のケーキを持って訪問した。 近状報告にもならないようなおしゃべりに花を咲かせているうちに日も落ち、せっかくだから夕食も、さらには食後に一杯などと誘われているうちに―― どうせなら泊まっていかれませんか?――と。 断るチャンスはなかった訳ではないだろう。しかし、小さな誘いを断...
  • 05/05/05(キリメイ)
    『K.Kの日記』 K.Kの日記(1ページ目) ==============================  *月**日 数ヶ月ぶりに冥さんから手紙が来た。 先週、私の手紙が受取人不在で戻ってきたので、嫌われてしまったかと思ったが違ったようだ。 今は日本で働いているらしい。早速、返事を書くことにしよう。 リターンアドレスが書いていない。 K.Kの日記(2ページ目) ==============================  *月**日 待ちに待った冥さんからの返事が来た。2か月待った。 住所が分からなかったから、消印から勤めてる検察庁を推測して送ってみたが、無事に届いていたようだ。 どうやら、検察庁の窓口で不審物扱いされて鑑定室に留め置かれていたらしい。 検察庁の住所と名前しか書いてなかったから、仕方な...
  • 05/06/16(メイキリ)
    冥×霧緒 残酷な神が支配する 久しぶりにメイさんからの呼び出しがあった。 今日はどんなコトをされるのか、嬉しい反面少し怖い。 メイさんが私に逢いたいと連絡してくるのは、だいたい成歩堂さんとの裁判に負けたときだ。 このあいだはノーパン、ノーブラで御剣さんと3人でお食事をした。 テーブルの下でもメイさんの視線を感じてしまい…椅子を汚してしまわないか心配でお料理の味なんか全然わからなかったっけ。 それでもこの数週間、私はメイさんからの連絡をずっと待っていた。 彼女の姿が見られるだけで私は幸せな気分になる…。 指定されたのは都内のホテル。今日はプールで泳ぎたいのだという。 水着はメイさんが用意してくれた。ホルタータイプのビキニでメイさんが黒、私が白だ。お揃いかぁ、ちょっと嬉しい。 まだ泳ぐには少し早い季節だけに人は多くない。 冥さん...
  • 03/03/06(メイ3P)
    成歩堂×御剣×冥 どこなの、ここは……。 彼女は見慣れないコンクリートの天上をぼんやりと見上げた。 頭をひとつ振る。 自分の家ではない。行きつけのホテルのようでもない。 起き上がろうとして、手も足も動かない事を自覚した。 いや、正確には動かないのではなく何かに繋ぎとめられている。 自らがおかれた異常な状況に、狩魔冥はやっと昨夜自分に起こった事を思い出した。 くすりと傍らから笑う声が漏れた。 「やっとお目覚めですか。狩魔検事」 声の方向へ首を廻らせるとすぐ横に、昨夜自分を拉致し、乱暴狼藉の限りを尽くした男を見出した。 「成歩堂 龍一……」 冥は何とか気丈に振舞おうとする。 「こんな事をして、ただで済むと思っているの!!」 成歩堂は太い笑みを浮かべて答えた。 「そんな格好で言われても、何の説得力もありませんね」 その言葉に、自...
  • 03/11/04(ナルマヨ+)
    成歩堂×真宵+春美  大都楼の事件から半年が経ち、ぼくの事務所も落ち着きを取り戻した。 相変わらずソファーに座ってテレビを観ている方が多いのだが、いつもと変わらない平和な1日が今日も過ぎていく。 テレビの中では今年18年目を迎える横浜の古木選手が、今日も元気に後逸している。 「あの…なるほどくん?」  変わったことといえば春美ちゃんがこっちの小学校に通うようになったことだ。 やはり母親があのようなことになれば里にも居づらいのだろう。あとは… ぼくと真宵ちゃんとの仲がほんの少し進んだくらいか。 「何だい。」  テレビに向かっている姿勢から、首だけを春美ちゃんに向ける。 「少し、お聞きしたいことがあるのですが…。あ、でも真宵さまもご一緒のほうが。」  ? 全く話が読めない。少なくともビデオ予約の方法ではないようだ。 「何。何?あたしも必要な話って。」  とのさま...
  • 11/08/31信楽×水鏡
    358 :名無しさん@ピンキー :2011/08/30(火) 03 35 03.67 ID /Tefqm6g 「さぁミカガミちゃん、朝のハグをしよう!」 「却下しますわ」 「異議あり!」 「!?…理由があるのならご提示ください」 「ミカガミちゃんったら、ちゃんと理解してないんだもん」 「何を…です?」 「おじさんが、本気ってこと。ね?」 で、抑え込まれる水鏡。 信楽さんは本気出すとかなりのやり手だと思うんだ とりあえず可愛い水鏡を誰か… 361 :358 :2011/08/31(水) 01 01 14.14 ID VVsklTtX 気に入って貰えた嬉しいw 信楽×水鏡好きだから書きたいんだけど シチュエーションとか発端→エロまでが思い浮かばない。 無理矢理ってのが好きだけど信楽さんそんなキャラっぽくないし 助けてエロい人! 362 :名無しさん@ピンキー :2011/08...
  • 04/03/22(亜チヒ)
    亜内×千尋① 亜内武文は一流のベテラン検事である。 今日はいつになく署内は忙しそうだ。 みんな脅迫観念に駆られるかのように机に齧り付いて書類とにらめっこしていた。 思わず脅迫罪を適用したくなるほどのにらめっこだ。 亜内は来客用の椅子に腰掛け、刑法222条をなぞりながら被害者兼被告人達を眺めていた。 と、気づけばすまし顔の婦警がお盆を携えて亜内の前に影を落とす。 「亜内検事、コーヒーどうぞ」 「あぁ、ありが…」 「仕事ですから。では」  言葉尻は思い切り噛み砕かれた。 「…ありがとう」  婦警はもう明後日にいたが、一応噛み砕かれた言葉尻を反芻した。 (いつぞやに検事モノのドラマが流行った時は、少しは人受けも良かったんですけどねぇ。)  相撲番付入りの湯飲みに淹れられたインスタントコーヒーを啜りながら色んな苦味に口を...
  • 02/11/02
    御剣×冥②  狩魔冥が目を覚ますと、そこは真っ暗な病院の一室だった。 (そう、私は狙撃されて、入院している…)  昼間は手術の麻酔が残っていたため、ほとんどの時間眠ってしまっていた。その為、今の時間目が覚めてしまったのだろう。  一日の事を振り返り、冥はぎゅっと自分の肩を抱き、胎児のようにまるまった。昼間、成歩堂龍一と御剣が来た時は強がってみせたものの、一歩間違えれば死ぬかもしれなかったのだ。恐ろしかった。  13歳から検事になってこれまで勝ち続けていた。カンペキを維持していたのに。成歩堂龍一に負けてしまい。狙撃はされ、ロクな事が起こらない。  涙がにじんで来る。五年間いままで、何が何でもカンペキを守り通す為に頑張って来たのは何だったのか。その上、今度こそ勝つと誓った裁判はあの男に横取りされてしまった。  自分の存在意義が崩れていくような気がして、冥の心は張り裂けそうだった...
  • 04/07/12(ゴドー)
    ―俺は泣かねぇ。 男は泣かないものなのさ。そういうもんだ。 仕事から疲れた体を休めようと思った。 仕事をして、くだらねぇ雑事をこなして、最後に汗を流して寝る。 週末には病院通いで趣味や楽しみなんかは忘れちまった。 いや、勿論コーヒーが俺の楽しみではある。 俺を分かってくれるのはこの暗闇だけだ。これしかねぇ。 だが、俺はこのくらいで騒ぎ出すほどガキじゃねぇんだ。 砂を噛むような人生だってこなして行ける。 こんなに強い俺なんだ、ちょっとやそっとのことじゃあ、泣くわけがねぇだろ。 俺はふらふらと力なく家の中を歩きながら 意味も無いような、いわば物思いにふけっていた。 「チッ。あのまま寝ちまったのか・・・。」 記憶が無いながらもベッドまで辿りついた俺に関心しながらも、 俺は時計に目をやろうとして、あれをかけようとその機械に手を...
  • 06/11/22(エロなし小ネタ)
    冥、真宵、はみちゃん in 温泉(エロなし小ネタ) 「冥さんもおっぱい大きいんだね」 「も、って他に誰かいるの? フ・・・まさか、貴女じゃないでしょうね」 「むっ・・・お姉ちゃんだよ。冥さんよりやわらかくっておっきいんだから!!」 「な、なんですってぇ? フン、じゃあ見せて御覧なさいよ!」 「よぉーし!目にモノ見せてやるんだから!!」 「・・・ここは・・・、温泉ね。 一体どうしたの?」 「千尋さま!」 「あら、はみちゃん。お久しぶりね。  ・・・ってことは、この体は真宵かしら。 なぜ私は呼ばれたの?」 「・・・ま、負けた・・・・・・」 「狩魔検事と千尋さまのどちらがおっぱいが大きいか競ったのです! さすがですね、千尋さまの勝ちです!!」 「・・・真宵ってば、しょーもない事で呼ばないでよ・・・」
  • 02/12/10
    成歩堂×千尋②  術者は夢を見ない。  そして記憶もない。  では、今彼女の意識は一体どこにあるというのだろうか。  僕は目を開ける。目の前に居るのは微笑む彼女。  彼女の名前は綾里千尋であり、同時に間違いなく綾里真宵だった。  「久しぶりね、あなたとこうして話すなんて」  「……もうじき二年になります。」  「死人には時間なんてもっとも無駄なものよ」  「…僕にとっては重要です…」  「それはあなたが生きているからよ。  ……生きて、変わってゆくから重要なの。」  「…異議あり…千尋さんだって変わった。……だから僕とあの時……」  「ダメよ、なるほどくん。そんな腑抜け声、法廷では通用しないわ。  いつもみたいにあの大きな声で…言って?」  「あなたは変わった!僕を置いて行ってしまったくせに僕を……縛る……  一年前、僕は罪を...
  • 11/02/20
    冥×弓彦 俺が冥に師事を受けてから3年が過ぎようとしていた。 検事として“一”から学び直そうと考えていた俺に、手を差し伸べたのは冥だった。 初めは、猫の手も借りたい程忙しい彼女の、単なる雑用としてこき使われる羽目になったが 彼女の国際検事としての仕事を間近で見ながら、俺は必死でそれを学び取ろうとしていた。 やがて、少しずつだけど、重要な仕事の一部を任されるようになり 今では彼女に頼りにされるようにまでなった。 鞭でビシバシ、冥に厳しく鍛えられた俺は、まだ“一人前”には程遠い検事だけど 今は自信を持って自分の仕事をしている。 こんなに、自分に自信が持てるようになったのは、冥のおかげだ。 しかし、冥と過ごす日々がまもなく終わる。 俺は近いうちに帰国することになった。 冥に師事を受けながら、検事として実績を上げた俺に 冥は帰国して独り立ちするように勧めたのだ。 部屋を掃除しながら、俺はト...
  • 08/02/15
    エロ無しバレンタインネタ   「うわあ……これ全部、お前が貰ったのか?」 御剣怜侍の執務室に遊びに来た成歩堂たちが、部屋に入るなり奇声を上げた。 まだバレンタインの数日前だというのに、あちこちにチョコレートの包みが山積みにされていた。 若き天才検事・御剣怜侍。彼の勇姿に心奪われる法廷マニアは多く、この時期には全国からチョコが届くのだという。 それにしても、この量は……まるでアイドル並みだ。 一体バレンタイン当日には、どんな状態になっているのか。 もっとも当の御剣本人は、「そのようなアレは、困る」とでも言いたげな顔をするばかりなのだが。 「はぁ~、すごいですねえ……」 「きっと1個くらい、黙って持って帰ってもバレないよ」 横では真宵と春美が、大胆不敵な会話をしている。 「真宵ちゃん、春美ちゃんに悪い事教えないの」 「ジョーダンが通じないなあ、なるほどくんは。でも、凄いよねえ。うちの事務所とは...
  • 08/02/14
    「相変わらずヒマだねえ、事務所」   ソファに全躯を預け俯せに横たわる真宵が、肘掛けで頬杖をついて呟く。 テレビでお気に入りの番組を観終わってしまった後の第一声だった。   「いい天気。」   立春の正午― 陽射しがあまりに強いので窓のブラインドを半分下げている。 室内は暖かかった。 ちょうど昼時だと、真宵は徐ろに携帯電話を握った。 「お腹空いたし出前、取ろうよ!」 「良いけど‥‥さ。」 成歩堂はぎこちなく笑いながら紙面にペンを滑らせている。 「なに?その何か言いたげな目は」 「真宵ちゃんってさ、雨女ならぬ暇女なんじゃないの?実は。」 「むっ。それってあたしがいるからヒマってコト? 失礼しちゃうなあ、あたしはこれでもれっきとした トラブルメーカー 」だよ! 「‥‥‥‥(それも困るんだけどね)」   頬を膨らませ憤怒する。 そんな真宵を見て微笑む成歩堂。   平和だなあ、と成歩堂は思っ...
  • 07/02/19
    遠恋 題名:こんばんは 本文:きみは今なにを考えてるかなぁ?    ぼくは今さっき、真宵ちゃんを家まで送って家に帰って来たところだよ。    こういうこと言うと馬鹿にされるかもしれないけどさ、    ちょっと…ちょっとだけだけど、あれ?ぼくに気があるのかも?って思っちゃった。 題名:Re こんばんは 本文:あら、それはどうもお疲れ様。    私がそこにいたらねぎらいのムチをあげるところだわ。    ところで、貴方は下心が笑い方にもろに出るのよ。知っていて?    だから、次のチャンスがあれば気をつけなさいね。  ぼくらのメールは毎日のように、海を渡る。  どんなに忙しい日でも、お互いのことを思う時間をきちんと取れること。  これはどんな言葉や贈り物なんかよりも、お互いがお互いを好きであることの証明だって思う。  だからこそぼくらはそれに甘えないように、時にはお互いがお互いをちょっとだけ試す...
  • 09/06/02
    【注意書き】 ・微妙にネタばれがあるので、未プレイの方はスルー推奨 ・エロなし あのキャラクター設定が、失敗だったと思う。 『妹を殺された不幸を、明るく笑い飛ばす正義感あふれる強い女性』 そんな人物像でなければ、あんな奴らに心を許すことはなかったはずだ。キャラクターとしてとは言え、毎日笑っていれば、それなりに情が出るものだから。 一緒にいて、いやみを言って、笑って、盗んで、罪を犯して。そして、また笑う。 『法では裁けない人間を裁くため、罪を犯す』。 罪を重ねるために罪を犯してきた人生で、それはあまりにも楽しい犯罪だった。常にだれかをだまし、傷つけ、時には命を奪ってきた自分にとって、 はじめてと言っていいほどだれも傷つかない犯罪。 だが、幕はある日突然、自分の手で引かねばならなかった。 それなりに、悲しい結末だったと思う。もう、誰に対して申し訳ないとか、罪悪感とか、そんな感情は持ち合わ...
  • 07/02/16
     今日ももうじき終業という頃になって給湯室にいた私に声をかけてきたのは、あきれるくらい予想通りに神乃木センパイだった。 「なァ。今日が何の日か知ってるか、コネコちゃん?」  …やっぱり。今朝起き抜けに情報番組を見てからずっと、絶対に来るだろうって思ってた。  私は気づかれないように、そっとため息をついた。 「水曜日ですけど。それが何か?」 「…分かって言ってるな、アンタ」  私をからかおうとするそぶりを隠しもしない、センパイのニヤニヤ笑い。 「2月22日、アンタのためにある日…だぜ。なァ、コネコちゃん?」 「…はぁ」  もう、逃げることは出来ないらしい。  私が背にした壁に手をついて、彼は私の顔を覗き込んで笑う。 「いいか、今日は本当にコネコになってもらうぜ…チヒロ」  ものすごく不穏な台詞と、絶対に何か企んでいる微笑。  そのまっすぐな瞳に射抜かれた私は、思わずこくりと頷いてしまった。 ...
  • 03/12/02
    成歩堂×千尋⑦  …いけない。失態だわ。 目を覚ますと、電気をつけたまま着替えもせずに、ベッドの上で横たわっていることに気がついた。 ベッドサイドの時計を見ると、夕食を済ませて帰宅してからまだ1時間も経っていないことに安堵する。 朝だったら目も当てられなかったわね…。  だるい体を起こしジャケットを脱ぐと、壁に立てかけられた縦長の全身鏡に髪を乱し化粧は剥げかけた姿が映った。 …いくら忙しい日が続くとはいえ、こんなことではいけないわねと溜息をつく。田舎のずぼらな妹を叱れやしない。 気を取り直してスーツの上下をハンガーに掛け、メイク落としで顔を拭う。 疲労と睡眠不足で化粧ののりが悪くなっては困るのだった(素顔が悪い訳じゃないわよ)。  …今の自分に不満はないが、必ずしも満たされているわけではない。 そんな思いに、思わずベッドに仰向けにひっくり返ってしまう。 多分、...
  • 02/10/29
    御剣×冥①(未完) 「こ…こんな事をしておいて…ただじゃすまないわよ…ッ」 薄暗い部屋の中、気の強そうな少女の声が響く。 声の主――狩魔 冥は目の前の青年をきつく睨み付けた。 少女の姿はある意味異常なものであった。まず第一にしっかりと着込まれた上半身に対し 下半身は薄布ひとつ身につけていない丸裸状態。そして第二に両手首の戒めと足枷。それ ぞれ右手首と右足首、左手首と左足首がお互いを繋ぎ合っていた。 無論、冥は立ち上がる事も逃げる事も叶わず、ただぺたりと座り込んだまま自分を見下ろ す青年に怒りと侮蔑の眼差しを向ける事しか出来ずにいた。 「許さない…!許さない許さないッ!――御剣 怜侍!」 殺気すら帯びる視線に戸惑う事もなく…むしろそれを楽しむかのように御剣はふん、と笑 うなり形の良い冥の鼻先をギュッと捻り上げる。 「うム、面白...
  • 03/02/23
    御剣×真宵① 「御剣検事……」 真宵君が潤んだ目つきで私を呼ぶ。私が近づくと、彼女はそっと目を閉じた。 私は彼女に羽毛のように軽いキスをする。 そのまましばらくその柔らかい唇を味わったが、段々と触れるだけのくちづけがもどかしくなった。 私は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の閉じられた上唇を優しく食む。 未知の体験に恐れたのだろうか、僅かに彼女は震えた。私はそれを無視して──しかし最新の注意をもって窺うように──舌で唇の隙間をつついた。 恥らうように真宵君の口唇が開く。 ゆっくりと、だが堪えきれない激情を込めて、私は彼女の舌を絡め取る。 甘やかな真宵君の吐息と、それよりももっと甘い唾液を私は飲み干したいと思った。 私も彼女もすでに衣服は着ていない。 それを少々不思議に思いもしたが、それを深く考える余裕はすでに私には無い。 掌に収まってしまいそう...
  • 07/02/04
    御剣×真宵コスプレネタ 「似合う?」 笑顔で無邪気に問い掛ける真宵に、御剣はただ頷いた。 なんでこんなことになったのだ、とひたすら心中で繰り返しながら。 「えへへー、こういうのって一回着てみたかったんだよね」 黒いエプロンドレスと、ところどころにあしらわれた白いフリル。 ニーソックスからわずかに覗くすらりとした足はいろいろな意味でほぼ反則に近い。 メイド服。 それ以外にこの衣装をなんと言えばよいのか。数あるメイド服の中でも王道を地で行く、黒と白のスタンダードなカラーリング。最近はピンクや水色のメイド服も増えていると聞くが、やはりこの伝統的メイド服にはかなうまい。 「(……いや、何故メイド服について私が真剣に考えねばならんのだ)」 やたらにやにやした成歩堂から受け取った紙袋にまさかこんな物が入っているとは思いもしなかったから。 つい家に泊まりに来ていた彼女の前で中身を出してしまったの...
  • 09/02/26
    ・冥→成歩堂(マイナーですみません) ・冥の片思い ・成歩堂と真宵が恋人関係 ・成歩堂が駄目な大人 ・エロがない ・遅すぎるバレンタインネタ 書き手が初心者で初投下。 しかもケータイからなので、読みづらいかとは思いますが、ご了承下さい。 大丈夫な方は、神が降臨するまでの暇つぶしにどうぞ。 「………………」 ここ、成歩堂法律事務所に異様な空気が流れている。 その中には僕と、狩魔冥がいた。 応接用のテーブルを挟んでソファーに座り、既に10分近い沈黙が流れている。 彼女は眉間に皺を寄せて、僕を睨みつけていた。 眼力で殺されるんじゃないかと思い、たまらず視線を逸らす。 何なんだ…?やって来るなり黙り込んで…。真っ先に用件を済ませるタイプだと思ってたんだけどな…。 さっきだって、何の用だと聞いたら「ちょっと待ちなさいよ!この成歩堂龍一がっ!」ってムチ振り回すし… その時の彼女の形相を思...
  • 02/12/04
    成歩堂×千尋(in 真宵)① 「また、後でね」  そう言って微笑んだ千尋さんの顔をまだ覚えている。千尋さんの妹さんと一緒に食事をしようと 話が決まった時のことだ。 『また後で』……それは確かに約束であったはずなのに、叶えられることはとうとうなかった。 事務所に戻った時、待っていたのは変わり果てた千尋さんの姿だったからだ。  あれは、千尋さんが初めて破った約束だった。  約束事に関しては誰よりも几帳面だった千尋さんが、人生の最期をそんなふうにして閉じるなんて、 思えば何と言う皮肉なことだったろう…。  さら…さらさら…。  まるで水でも掬い上げたかのように、豊かな黒髪が指の間を滑り落ちていく。……さらさら…さら…。  冷たい髪だ。窓から落ちてくる月光を吸い込んだせいかもしれないなどと、埒のないことを考えたくなる。  光沢に濡れた一房が...
  • 02/11/23
    冥×御剣①  ホテルの一室。  目を覚ました冥は全裸だった。  すぐ隣で、これも全裸で御剣が眠っている。  昨日は久しぶりのデートで……冥は自分の痴態を思い返してため息をついた。  御剣は久しぶりで張り切っていたのか、いつにもまして前戯が長く丁寧で、冥はそれ だけでいかされてしまった。  その後も指や舌で攻め、カチカチに堅くなったモノを冥の肌に押しつけ、あるいは握 らせながらも、全く挿入はせずにさんざん焦らして、ついには彼女自身に言わせた。 「挿れて」と。そして、御剣が二度果てるまで冥は何か吹っ切れたように滅茶苦茶に乱 れた── 「……」  言わされた数々の卑猥な言葉が次々と甦ってきて冥は頭を抱えた。  冥は今まで、あそこまで乱れるということはなかった。基本的に優しくされるのが好 きで、それで充分だったのに、あんな風に狂わ...
  • 04/02/21
    成歩堂×冥④ 晩秋も近い平日の夕方、冥は突然成歩堂法律事務所を訪ねた。 狭いながらも小綺麗に片付けられているそこを見回すと、冥は口を開く。 「……今日は綾里真宵は居ないの?」 デスクへとゆっくり歩を進める。 「うん。今日は里の方で行事があるとかで」 と、この事務所の主が歩み寄ってくる冥の顔を見上げる。 「珍しいね。君の方からここに立ち寄るなんて」 「たっ……たまたま近くを通りかかったのよ!」 ぷいっと横を向いてムキになる様がなんだか可愛く思えて、成歩堂はクスリと笑った。 デスクの上に広げていた書類を束ねてファイルに収める。 「さて……と、そろそろ切り上げようかな」 そう言いながら成歩堂は伸びをした。 「……暇そうな弁護士の仕事は、今日はもう終わりなの?」 少し悪戯っぽい視線で冥が成歩堂を見る。 「うん、今日はおしまい」 ファイルを片付けながら冥に笑顔を向け...
  • 03/02/20
    成歩堂×冥② 気がついた時、彼女は雑踏の中を歩いていた。 何か考えたい事があると人ごみに紛れて歩く、それがアメリカにいた時からの彼女の癖のようなものだった。 どこにいるよりも、そこで彼女は独りでいられた。独りで考え、そうして彼女はあらゆる困難を独力で解決し、全てに勝利という結果を得てきたのだ。 しかし彼女は今、その独りの世界で、生まれて初めての屈辱を噛み締めていた。 容易く勝てるはずの勝負だった。 木槌の音──それはいつも彼女に勝利を言祝ぐもののはずだった。 しかし今日、それは彼女の敗北を告げた。 (何故あんな男に……) 凡庸な男に見えた。 彼女にとって全能である父が、彼女のよく知る怜悧な彼が、相次いで敗れた相手にはとても見えなかった。 だからこそ、一族に注がれた汚辱を自分が消し去る。そう決意してこの国へやって来た。 けれど彼女は敗北した。 ...
  • 07/05/02
    「すいません!遅れちゃって・・・」 「・・・いえ、別に・・・」 どぶろくスタジオ。忌まわしき事件の現場に、オレは再びやってきている。 突然届いた、まことさんからの呼び出し。時間にして、今日のお昼のことである。 成歩堂さんもみぬきちゃんも出払っていて、オレは一人孤独に事務所の番をさせられていた。 (・・・暇だなあ・・・) 暇 。仕事ざかりな22歳には堪えるものである。 (どうせ誰も居ないんだし、みぬきちゃんの手品のタネでも探してみようか・・・) と、そんなことを考えた時、事務所の電話が高らかに鳴り響いた。反射で思わず背筋が伸びる。 どうしてやましいことを考えているときに限って、電話ってのは鳴るんだろうか。 「はい、こちら成歩堂法り・・・じゃなくて、成歩堂なんでも事務所です。」 『 』 無言。正直、最初は悪戯電話かと思った。 「・・・あの、どちらさまでしょうか?」 『 』 また無言。 「ど...
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