逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「03」で検索した結果

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  • 03/03/13
    成歩堂×千尋④ 所長から連絡があった。 担当している事件の調査に出かけるので、事務所に顔を出すのは午後からになるとの事だった。 ぼくは留守番。 とはいっても所長が居ないんじゃ、働き始めてまだ一ヶ月の僕ではお客さんが来ても対応できない。 綾里法律事務所は開店休業状態ということになる。 「退屈だなあ…」 そう一人ごちて、ぼくは来客用のソファにどさっと座り込んだ。 事務所を見回す。どこを見ても整然と片付いているが、それでも人をくつろがせる柔らかい雰囲気も ちゃんと備えている。 部屋はその住む人を表すというが、全くその通りだと思う。所長の綾里千尋さんは、そういう人だ。 いつもアイロンをかけてあってピンと皺ひとつないスーツ。そばにいるとシャンプーか香水かの、 いい匂いがする。キレイな髪と、キレイな笑顔と、スーツで覆い隠しきれていない肉感的な カラダ...
  • 09/03/03(エロなし)
    逆裁1-4をプレイし終わった後に、御剣と真宵ちゃんの関係ってけっこう複雑だな とか考えたら止まらなくなってしまい、御剣視点の真宵ちゃん話など書いてしまいました。 出てくるのは成歩堂、真宵ちゃん、御剣なのですが、CPと言っていいのかどうか…。 エロもありません。 それでも良いという方がいらっしゃれば、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。 私に対する2つの殺人容疑が晴れた、その翌日。 留置場から出た私は、久しぶりの外の空気を思いきり吸い込んだ。 迎えに来た成歩堂が、私に明るい笑顔を向ける。 「とりあえず、うちの事務所でお茶でも飲んでいかないか。」 その隣には、巫女の装束の少女。 「お祝いなんだから、ケーキも買おうよ成歩堂君!」 ―――お祝い、か…。 屈託のない少女の笑顔に、私は思わず視線をそらせた。 DL6号事件。 先日の裁判で、15年間閉ざされてきたパンドラの箱は解き放たれた...
  • 03/03/06(メイ3P)
    成歩堂×御剣×冥 どこなの、ここは……。 彼女は見慣れないコンクリートの天上をぼんやりと見上げた。 頭をひとつ振る。 自分の家ではない。行きつけのホテルのようでもない。 起き上がろうとして、手も足も動かない事を自覚した。 いや、正確には動かないのではなく何かに繋ぎとめられている。 自らがおかれた異常な状況に、狩魔冥はやっと昨夜自分に起こった事を思い出した。 くすりと傍らから笑う声が漏れた。 「やっとお目覚めですか。狩魔検事」 声の方向へ首を廻らせるとすぐ横に、昨夜自分を拉致し、乱暴狼藉の限りを尽くした男を見出した。 「成歩堂 龍一……」 冥は何とか気丈に振舞おうとする。 「こんな事をして、ただで済むと思っているの!!」 成歩堂は太い笑みを浮かべて答えた。 「そんな格好で言われても、何の説得力もありませんね」 その言葉に、自...
  • 03/03/01(Wチィチャン)
    ちなみ×千尋① 心に刻み込められた傷は、癒されはしない。 満たされる物など、何一つ無い。 だからこそ、傷つける事を決める…… -婬雨- (ながあめ) 二月のある寒い日。 寒空の下、一人の女性が風に当たりながら立っている。 綾里 千尋。 弁護士生活の第一歩を、癒えない心の傷によって、めちゃくちゃにされた女性。 千尋は辺りを見回した。 (確か、この辺りのはずなんだけど……) 冷えた手をもみほぐしながら、そう思った。 こんな日に、寒空の下に立っているのには、訳が在る。 千尋はポケットから紙を取り出す。 薄ピンク色の紙には丁寧な字が書かれていた。 『綾里 弁護士 様  ごきげんよう、弁護士さん、美柳 ちなみですわ  急なお手紙に、驚いていらっしゃいそうですわね  実はわたくし、あなたに、お話し...
  • 03/04/24
    冥×御剣②(エロ無し未完) 「ン・・・・。」 何か・・・誰かいる気配がする・・・。 「・・・レイジ・・・起きた?」 「まったく。アナタらしくないわね。体調崩すなんて。体調管理も仕事のうちよ?」 「め・・冥?!どうしてここに?!」 冥は御剣が風邪で倒れたと聞き、仕事を早めに終わらせて見舞いにきたのだった。 「呼び鈴は押したのよ?でもいつまでたっても出てくる様子がないから勝手に上がらせてもらったわ。」 「ン・・・もしかして・・・見舞いに来てくれたのか?」 「・・・まぁね。はい。おかゆ。作ってあげたわよ。どうせロクなもの食べてないんでしょ?」 「・・・すまない。」 「弱ってる人間を放って置けるほど冷たい人間じゃないわ。」 「じゃあ。ありがたくいただくとしよう」 食べようと口に含んだ瞬間 「熱っ!!」 「もうっ。そんな急いで食べるから。わ...
  • 05/06/03
    御剣×冥 昼下がりの情事 ちょうど正午のこと、成歩堂法律事務所を一人の男が訪れた。 「おっ。いらっしゃい、御剣。わざわざ来てもらって悪いね」 「いや…。きみから呼び出されることなど滅多にあることではないからな」 成歩堂はなんとなくソワソワした感じを漂わせて、御剣に茶を勧めたまま何も言わない。 昼時に来たけれど一緒に食事をという雰囲気でもない。 「…?で、なんなのだ」 話しにくいことなのであろうかとこちらから水を向けると、ようやく口に出したのはなんと御剣自身についての話だった。 「うん。あのさぁ、こんなこと聞くのもどうかと思うんだけど…最近、狩魔検事とうまくいってる?」 「な、な、な…なにを突然。まぁ変わりはない、と思うが」 局内では完璧に同僚の仲を演じているふたりの交際を知っているのは、成歩堂や真宵などごく内輪の人間に限られていた。 その年齢...
  • 04/03/31
    神乃木×千尋③ 二人は桜並木を歩く。 雑踏からはかなり離れてしまったようだが、まっすぐ雑踏とは正反対の方向へ歩いているので、迷うと言う事もあるまい。もしも迷子になったなら、それは運が悪かったと言う事だ。 「満天の空を背景にした桜、結構良いモンだな」 そう言って、神乃木はコーヒーカップを傾けた。そのままごきゅ、と飲む。 「神乃木さんは、何時もコーヒーなんですね。たまにはお酒も飲まないんですか?」 「酒は甘い夢を見せる物だからな。苦い現実を見せてくれるコーヒーが、俺には似合ってるのさ」 (自分で似合うと言いますか……) 千尋は内心突っ込んだ。 「だが、たまには酒も悪くねえ」 「まあ、そうですね。でも、飲んでないじゃないですか」 そう言った千尋に、神乃木はコーヒーカップの中身を飲ませる。 じん、と苦く甘い味がした。 いきなりの事に驚いたが、千尋...
  • 03/02/20
    成歩堂×冥② 気がついた時、彼女は雑踏の中を歩いていた。 何か考えたい事があると人ごみに紛れて歩く、それがアメリカにいた時からの彼女の癖のようなものだった。 どこにいるよりも、そこで彼女は独りでいられた。独りで考え、そうして彼女はあらゆる困難を独力で解決し、全てに勝利という結果を得てきたのだ。 しかし彼女は今、その独りの世界で、生まれて初めての屈辱を噛み締めていた。 容易く勝てるはずの勝負だった。 木槌の音──それはいつも彼女に勝利を言祝ぐもののはずだった。 しかし今日、それは彼女の敗北を告げた。 (何故あんな男に……) 凡庸な男に見えた。 彼女にとって全能である父が、彼女のよく知る怜悧な彼が、相次いで敗れた相手にはとても見えなかった。 だからこそ、一族に注がれた汚辱を自分が消し去る。そう決意してこの国へやって来た。 けれど彼女は敗北した。 ...
  • 07/09/03
    喫茶店シリーズ#3 -#1 -#2 -#4 -#5 『喫茶店の人々』#3 事務官にアポなしの来客を告げられて、狩魔 冥は来客の素性を尋ねる。 上級検事室に不似合いな、サンダル履きで現れた成歩堂龍一は、脇に抱えていた書類封筒を冥に差し出した。 「はい、これ」 デスク越しに受け取って、中を確認する。 「先週までに提出してもらうはずだったけれど」 「うん、ごめん。でもね」 デスクに肘を突いて、前に立つ成歩堂を見上げた。 「言い訳は聞かない。次に不手際があったらもう“キサマ”は使わないわよ」 パーカーのポケットに手を入れて、成歩堂は肩をすくめる。 「キサマ、か。ひさしぶりに呼ばれたねぇ」 冥は手早く書類をめくって、内容に目を走らせた。 「でしょ?そういえば、倉院には行って来たの?」 「うん。先月ね」 勝手にソファに腰を下ろして、成歩堂はぼんやりと窓の外を見た。 「真宵ちゃんも春美ちゃんも元気だっ...
  • 03/05/08
    成歩堂×冥③ (……ここは……どこ……?) 暗闇から徐々に意識を取り戻すと、冥は見慣れない室内のソファに居た。 何処からか、タバコの煙が流れてくる。 誰だろうと思いながら、彼女はまだ重たい瞼をしっかり保ち、タバコの煙の源流へ目を向けた。 すると、幾度となく見慣れたあの独特なギザギザのシルエットが浮かび上がる。 「なっ……!」 思わず起きあがった冥は言葉を詰まらせた。 自分の身体が衣一つ着けていないのである。 あのオトコが掛けてくれたのか、青いジャケットだけが 冥の身体に触れていた。 そして、何よりも身体が酷く重く感じた。 一体何があったというのだろう。 「……起きた?」 呆然としている彼女に、煙草をふかしていた成歩堂が声をかけてきた。 「あぁ、コレで起こしてしまったかな。ゴメンね、考え事をしていたものだから」 そう言って彼は机...
  • 03/11/05
    真宵×成歩堂⑤  仕事が終わった後の入浴は極楽だ。 例えそれが自宅の狭い風呂であっても、丁度良い湯加減が疲れた体を芯から温め癒す。 「でも狭い…」 「そうだねぇ」  湯船に脚を縮めて浸かっているぼくの上に、半分乗っかるように向き合っている真宵ちゃん。 風呂に入ろうとした時、一緒に乗り込んできたのである。 浮力のせいで重くはないが、うぅ、身動きが取れない。 「二人で入るには浴槽が狭すぎるんだよ…」 「でも一緒に入るのは楽しいよ」 「…ぼくはもう出るから真宵ちゃんは温まってなよ」 「あ、だめ!なるほどくんが出ると、お風呂のお湯が少なくなっちゃうんだもん」 「お湯ぐらい足せばいいだろ、もう体洗うから」 立ち上がり風呂の縁を跨ぐと、腕を掴まれた。 「じゃあ、あたしが洗ってあげる」「ええぇ~?」 「何そのイヤそうな顔は」  真宵ちゃんも続いて湯船から上がる。不満げな...
  • 11/03/20
    注意書き投稿できませんでした。 初投稿で、ちょっといろいろわかんないんです。すみません。 ※ふたりはまだ御剣が検事を続けることにしたのをしりません。 検事2の少しあとです。 自分が狩魔冥に好意を持っていることは狼も気づいていた。 始めは普通の検事と同じように全く信用してなかったが 、事件で何度か会うにつれ、もともとデキる女は好きだし、容姿も正に完璧だ。 そして狩魔流を豪語しながらも、真剣に真実を求めようとするその姿勢。 久しぶりに狼の若い血が騒いだ。 用事を作っては、仕事中に白々しく彼女の執務室に資料を届けたり、 推理のぶつけ合いに行ったりと繰り返していた。 噂通りガードが固く、デートにはたどり着かないが彼女の反応も悪くないと思っていた。 だから 御剣怜侍を見てからと言うもの狼は内心穏やかではなかった。 捜査中は普通に振る舞っていたが、長い年月をともに過ごし、 気の置けない仲の二人。...
  • 07/03/15
    恋愛の対象として意識したことはなかった。 ただ、彼女が修行の為に居なかった時は自分の胸の内にぽっかりと穴が 空いたような感覚に戸惑ったし、彼女が事件に巻き込まれて誘拐された ときなどは、普段の自分では考えられないほどの動揺に襲われた。 知り合って二年の間に小さな真宵に大きな部分を奪われていたのだ、と 気付いたのはいつだったか。 だが、それに気付いた今でも彼女とどうこうなろう、という衝動は 成歩堂には無い。いや、無いといえば嘘になるが、彼氏、彼女という 関係を急いで形成しようとは思っていない。 真宵の恋愛に対する興味の無さ――言い換えれば幼さ――は十二分に 知っていたし、焦るほど餓えてもいない。 元々自分はタンパクなほうなのだ。 弁護士と助手事務員、気の合う親友、あるいは擬似兄妹(真宵に 言わせると姉弟らしいが)。その関係はどれも自分たちに正しく、 そしてどれも信頼し親愛のおける関係である。...
  • 03/12/02
    成歩堂×千尋⑦  …いけない。失態だわ。 目を覚ますと、電気をつけたまま着替えもせずに、ベッドの上で横たわっていることに気がついた。 ベッドサイドの時計を見ると、夕食を済ませて帰宅してからまだ1時間も経っていないことに安堵する。 朝だったら目も当てられなかったわね…。  だるい体を起こしジャケットを脱ぐと、壁に立てかけられた縦長の全身鏡に髪を乱し化粧は剥げかけた姿が映った。 …いくら忙しい日が続くとはいえ、こんなことではいけないわねと溜息をつく。田舎のずぼらな妹を叱れやしない。 気を取り直してスーツの上下をハンガーに掛け、メイク落としで顔を拭う。 疲労と睡眠不足で化粧ののりが悪くなっては困るのだった(素顔が悪い訳じゃないわよ)。  …今の自分に不満はないが、必ずしも満たされているわけではない。 そんな思いに、思わずベッドに仰向けにひっくり返ってしまう。 多分、...
  • 03/02/23
    御剣×真宵① 「御剣検事……」 真宵君が潤んだ目つきで私を呼ぶ。私が近づくと、彼女はそっと目を閉じた。 私は彼女に羽毛のように軽いキスをする。 そのまましばらくその柔らかい唇を味わったが、段々と触れるだけのくちづけがもどかしくなった。 私は感情の昂ぶりを抑えきれずに、彼女の閉じられた上唇を優しく食む。 未知の体験に恐れたのだろうか、僅かに彼女は震えた。私はそれを無視して──しかし最新の注意をもって窺うように──舌で唇の隙間をつついた。 恥らうように真宵君の口唇が開く。 ゆっくりと、だが堪えきれない激情を込めて、私は彼女の舌を絡め取る。 甘やかな真宵君の吐息と、それよりももっと甘い唾液を私は飲み干したいと思った。 私も彼女もすでに衣服は着ていない。 それを少々不思議に思いもしたが、それを深く考える余裕はすでに私には無い。 掌に収まってしまいそう...
  • 03/01/29
    成歩堂×千尋(in 春美)③ 今日の法廷の興奮も冷めないままに、僕は事務所の椅子に腰を下ろして まるで自分に聞かせるような深く大きなため息をついた。 数時間前まで身体の中に蠢いていた不安と恐怖がその息に乗って 僕の身体から出ていく。 「でも良かった………本当に」 誰に聞かせるともなくそう呟いて、僕はすでに電気の消えている隣の部屋へと目を向けた。 その先からは気持ち良さそうな寝息が規則正しいリズムで聞こえてきている。 今隣の部屋では、2日ぶりの食事をお腹いっぱいに詰めこんだ真宵ちゃんと、 今日一日ずっと法廷内で僕の隣についていてくれた春美ちゃん、 それにある意味大活躍だったイトノコ刑事が眠りについていることだろう。 1つの部屋に若い女の子とゴツい男性を押しこむのは少し気が引けたものの、 3人ともよほど疲れていたのか僕の心配など全く意にせず夢の世...
  • 16/01/03
    ユガココ前提のひとりあそびネタ2。  最近、自分の身体にヘンなコトが起こる。  それなりの深夜。そろそろ眠ろうかという時間帯に異変を感じる。 今日はシャワーを浴びてパジャマに着替え、ベッドの上で読書をしている時にそれが起こった。  股間を、誰かに触られている感じがする。  もちろん、そんなことがあるはずはない。この部屋はワンルームで、心音が一人で暮らしている。 未だ付き合っている彼氏も入ったことのない、男っ気のない部屋だ。 自分しかいないし、まして自分で陰部を弄っているわけでもない。  それなのに、なにかが自分の性器に触れている感触がするのだ。 「なんでなんだろ……」  数日前からはじまった奇怪な現象は、けれどコトがコトだけに誰にも相談できずにいた。  付き合っているはずの、夕神にさえも。  彼は真面目で、真面目過ぎて、まだキスしかしていないような間...
  • 07/03/08
    ミツメイ酒ネタ  酔っ払い成歩堂の杯に、桜の花びらが一枚舞い落ちた。 「うーん、桜酒なんて風流だなぁ~。」  成歩堂はそう言いながら、彼の膝枕で眠っている春美の頭を撫でる。 「オレはわかめ酒飲んでみてーな!」 花見弁当の海老争奪戦で真宵に勝った矢張が、嬉しそうに言った。  満面の笑みで海老に食らいつく。 「う~ん、それも良いなあ~。」 「ううう・・・なるほどくんとヤッパリさん、オヤジだ・・・。」 真宵がジト目で成歩堂と矢張を見てつぶやく。 一方、成歩堂達の隣で花見をしている御剣と冥。 「・・・レイジ、ワカメザケって何?」 ぶふふぉぉおおっっ!!  冥の問いかけに、思わず飲んでいたワインを吹き出した御剣。 「もう、汚いじゃないの!」「ゴホッ、す、済まない。・・それは、だな・・、今度教えてやろう・・・。」 滝汗をかき赤面した御剣は、口元をナプキンで拭う。 「ズリーぞ、御剣!オレも冥ちゃんのわか...
  • 11/03/21
    御剣30 美雲21 最近検察庁で話題になっている夫婦がいる。 主席検事の御剣怜侍と、その妻で秘書の美雲である。 まだ結婚して半年しか経っていないが、その熱々ぶりは庁内でも一際注目が高い。 「怜侍さん、今日の公判は第二法廷で10時からと第一法廷で15時からです。」 「うむ。」 「それと、18時から警視庁内の資料室でノk…糸鋸刑事と捜査資料の整理を行います。」 「うむ、分かった。美雲君、そこの棚から例の書類をとってくれないだろうか?」 「はい!」 とある事件で知り合った2人は美雲がリードする形で仲が良くなっていったのだが、告白やプロポーズについては御剣からである。 といっても、それらは御剣の父、御剣信弁護士の一番弟子の信楽盾之の入れ知恵によるものである。 御剣はもともと信楽には敵わなかったが、この件でますます頭が上がらなくなってしまった。 「…。」 御剣は美雲をじっと見つめていた。...
  • 03/12/31
    成歩堂×千尋⑧ 「あー、なるほどく~ん、なんかね、あたし楽しいよぉ~」  …完全に酔っ払っている。 ぼくが家に帰ってきて転がっている空の缶に気付いた時には、真宵ちゃんは既にそんな有様だった。 「なんだよ、未成年が酒なんか飲んで。しかも3本もか…」  だらしない格好で寝そべっている真宵ちゃんを横目に、ぼくはネクタイを緩めてぶつぶつ呟く。 「気分が悪くなっても知らないぞ。でも、人んちで吐いたりしないでくれよな」  すると、真宵ちゃんはいきなり起き上がったかと思うと机に突っ伏して、けらけらと楽しそうに笑った。 「やだなぁもー、あたしお酒なんかのんでないよお。それに、気分はすっごくいいんだってば~」  …容疑者の状態、供述、物的証拠から推測するに、以前量販店で買ったジュースと思わしき缶飲料が、 実のところアルコール入りだったんだな。…まったく、日本語表記のな...
  • 08/01/03
    「御剣検事、おかしいッス」 仕事始めの日に、糸鋸刑事が狩魔冥のオフィスに来て、そう訴えた。 「自分の話をぼーっと上の空で聞いていたかと思えば、急にカリカリ怒り出すッス。報告したことを忘れていたり、去年の事件を忘れてたり、あんなの御剣検事じゃないッス」 狩魔冥は口にくわえていた万年筆のキャップを外して、きゅっと閉めた。 「で?その“ニセモノ”の御剣怜侍の正体は?」 糸鋸は顔をしかめて髪をかきむしる。 「ほんとに御剣検事が別人だと言っているわけではないッス、別人のようだと言っているッス!」 「……わかってるわよ。私にどうしろっていうの?」 糸鋸が冥のデスクに両手を付いて身を乗り出し、冥が眉をひそめて体を引いた。 顔が近い。 「話を聞いてほしいッス!きっと、なにか悩み事でもあるッス!!」 「…自分で聞きなさいよ」 聞いたって、言わないかもしれないけど。 「御剣検事はプライドが高いッスからね、一...
  • 03/09/19
    御剣×冥④ もう、何年こんな孤独な生活を続けているだろう… 御剣は、冷静な表の顔とは裏腹に、御剣は父親が亡くなってからずっと、孤独と不安を抱え続けていた。 そんな彼が温もりを感じた人間が、かつて一人だけいた。 彼の師匠・狩魔豪の娘である狩魔冥。 彼も孤独だったが、彼女もまた孤独だった。 幼い頃から検事になるための英才教育を受けてきた彼女の周りには年上の人間しかいない。 冷ややかな目で見られることもしばしばで、同年代の友人は勿論いない。 厳格な父親は、彼女を弟子として扱っていたので、親の愛情というものは感じられなかった。 そういう共通点があり、御剣と冥はいつしか仲が良くなっていった。 彼女が日本でかつての友人・成歩堂龍一に敗訴した後、旅立って1年になる。 が、連絡の1つもない。 メイと一緒にいられたら… そんな想いが御剣の頭に浮かぶが...
  • 03/10/07
    成歩堂×千尋⑥ <あの路線に痴漢が多いのは前からだし、もうすぐ降りるからってずっと我慢してたんですけど… そしたらパ、パンティの中に指が入ってきたんですぅ。声出そうとしたけど…怖くて…(ここで生高、 泣き崩れる)> 「どう思う?」  千尋さんはさっきから手の中の自筆のメモとにらめっこだ。  今日の法廷での被害者の証言がそこには書いてある。もっぱら殺人弁護が中心の 綾里法律事務所で、<被害者の証言>を検討しなくてはならない――つまり、被害者が 生きている――事件は珍しかった。そのせいか今回は流石の千尋さんも苦戦しているようだ。  被害者が泣き崩れてそれ以上の尋問が不可能になり、審理は明日に持ち越されたが、 このままでは明日の苦戦は目に見えている。法曹界の鬼と言われる千尋さんに勝訴できそうだと いう事で、検察の皆さんはすでに明日の祝勝会の宴会場の予約をしていると...
  • 03/01/26
    成歩堂×冥①  目を覚ました時、部屋には他に誰もいなかった。 冥は毛布一枚を被ってソファに横になっていたのだが、それでも風邪を引かずにすんだのは暖房が効いているせいだ。 目の前のテーブルはきれいに片づいており、そこには昨夜の鍋会の形跡はない。 ただ、簡素なキッチンに目をやると土鍋やらビール瓶やらが洗って置いてあった。  窓から入ってくる陽の光は明るい。 時刻は十二時を回っていた。  寝惚けた頭を抑えて奥の部屋を覗くと、成歩堂が声をかけてきた。 「あ、狩魔検事。おはよう」  冥も「おはよう」と返してその部屋に入る。 成歩堂はデスクに向かって書類を扱っていた。 この部屋には彼しかいない。 他の面子はもうみんな帰ってしまったと成歩堂は言う。 「起こしてくれればよかったのに……」  私だけ置いていくなんて、と愚痴りながらソファに腰を下...
  • 07/05/03
    成歩堂×茜(成歩堂視点) ――終わった・・・。 絵瀬まこと氏への判決が下されたとき、僕はそう思った。 7年前のあの裁判、あの忌々しい事件への判決が永久に失われたときから、僕の弁護士としての時間は止まってしまっていたんだ。 そして今日、僕とあの男との決着を、若き弁護士と検事がつけてくれた。 全ては終わった。 この法廷にはもう僕の居場所はなかった。 今の僕は、そう、しがないピアニストなのだから。   「成歩堂さんっ!」 裁判所をでようとしてとき、彼女に呼び止められた。 振り返ると彼女は軽く走った後のようだった。 「茜ちゃん、か・・・。」 「成歩堂さん、帰るんですか・・・?」 「うん、ここにはもう僕の居場所はないからね。」 「・・・。」 彼女は少し下を向いた後、僕に一緒にカフェテリアに来るように言った。 裁判所のカフェテリアには以前来たときと相変わらず静かな雰囲気が漂っていた。 彼女は入り口か...
  • 03/05/12
    冥×御剣?③(エロ無し) 小さなメイタンが少年の国に遊びに来ました。 少年はメイタンをあちこち案内してあげました。 メイタンのパパは仕事が忙しいので、メイタンの世話を少年に任せっきりです。 そしてその夜、メイタンはワガママを言って少年を困らせます。 「レイジと一緒に眠るの!」 メイタンは一歩も引きませんでした。 根負けした少年は、メイタンが眠ってから別室へ行けばいいと考えて、一緒にベッドへ入りました。 暫くすると、メイタンの可愛らしい寝息が聞こえ始めました。 少年はその寝顔を愛しげに眺めます。 そうしているうち、少年は結局そのまま眠り込んでしまいました。 翌朝、少年が起きると、メイタンももうお目覚めでした。 メイタンは愛らしい声で少年に尋ねます。 「ねぇレイジ、毛布の下に何を入れているの?」 メイタンが示したのは、少年の身体...
  • 03/05/16
    御剣×真宵②(未完) 「真宵くんじゃないか」 「え? あ、御剣検事!」  特徴的な飾りをつけた髪を揺らせて振り返る。その小さな顔の中には、活発な光を宿す大きな瞳と、まあよく回転する口が笑いの形を描いていた。 「一体どうしたのだね。――ああ、成歩堂の手伝いか」  尋ねて、自分で解答を引き出した。この少女が法廷に現れるなど、それ以外の理由があるはずも無い。 「ええ! ナルホドくん。今日の裁判に必要な資料を忘れちゃって。私が急いで持ってきたんですよ」  ニッコリと笑って、舌を出す。そんな子供っぽい仕草も、この少女には相応しく思えた。  18歳。少女から、少しずつ成熟していく体。  初めて出会った時は、本当にただの子供だったというのに。今は時折、こちらがハッとするほど大人びた表情をするようになった。 「……相変わらず、ズボラな男だな」 「そーなんですよ。...
  • 04/03/01
    成歩堂×千尋⑪ 「パンツ」 「なっるほどーくん、なぜなぜっあなたはあたまがぎざぎざなのよー まゆげはなみなみ~なぜなっぜよー」 昼の明るい日差しと真宵ちゃんの屈託のない笑顔、そしてこの調子はずれで意味不 明の歌。この組み合わせは、今日の僕にはちょっとこたえる。歌だけは今回だけと はかぎらないかもしれない。格好も変だが、中身も結構変な子らしい。 とぼとぼと歩く僕に、真宵ちゃんは元気ないよとちょっと不満そうに口をとがらせ た。ツッコミでも期待していたのだろうか。 裁判の後だから疲れがたまってるのかなと答えると 「ナルホド君はもう歳だもんね」 と真宵ちゃんはニヤリと笑う。 いつもなら反論するところだけど、今日はなんだかそれもできない。 僕たちはまた千尋さんのアパートにやってきた。 こっそりと僕は上着のポケットに手をいれた。あれが、あ...
  • 03/05/13
    成歩堂×千尋(in 春美)⑤  春美ちゃんが遊びにきた日のことだった。 「ごめんね、春美ちゃん。真宵ちゃん、用があって今日は来ていないんだ」  僕の言葉に、春美ちゃんは少ししょげてしまった。どうやら以前からの約束があったらしい。けれど、真宵ちゃんには別の仕事――事件の証拠探しなのだが――をお願いしてしまったのだ。 「本当ごめん。真宵ちゃんも言ってくれれば、僕が自分で行ったんだけど」 「あ、ち、ちがうのです。真宵さま、なるほどくんのお手伝いをしたいと思うのは当然のことですからっ!」  パタパタと両手を振って僕の言葉を否定する春美ちゃん。  僕も苦笑いを浮かべて、春美ちゃんの頭を撫でる。 「ありがとう。お詫びと言ってはなんだけど、ジュースでも飲むかい?」 「はいっ! ありがとうございますっ」  ぴょこん、と頭を下げる春美ちゃんに僕は一つ笑うと、給湯室に行...
  • 09/03/15
    「たまには、どうだ、その、食事でも」 できるだけ偶然を装って、できるかぎりさりげなく。 御剣怜侍が検事局の資料室で、忙しく判例を探している狩魔冥にそう言った。 「いやなんだその、今日の裁判について、話もあるしな」 「今日は約束があるの」 資料から目も上げずに、冥が答える。 朝からこの一言を言うために、何度も何度もシュミレーションして口の中をカラカラにしていた御剣は、瞬殺されてその場に座り込みたいほどがっくりした。 かろうじて矜持で身体を支え、表情を取り繕いはしたものの、疑問が口を付いて出るのは押さえられなかった。 「誰とだ?」 目指すものを見つけたのか、資料をパタンと閉じて小脇に抱えた冥がふんと鼻で笑った。 「デートよ」 今度こそ、御剣は意識が遠のく気がした。 御剣が、建物の影に身を潜めていると、仕事を終えた冥が検事局を出てくる。 コートの襟を立てて、距離を置きながら、御剣はヒール...
  • 09/03/11
    ・ナルマヨ (既に付き合ってる設定) ・前半2/3真宵視点、後半1/3ニット視点 ・わりと純愛かと思う ・結構長文 よろしかったらどうぞ あたしが初めて男の人に抱かれたのはハタチの誕生日だった。 その日、東京からなるほどくんがみぬきちゃんを連れて遊びに来てくれて、 はみちゃんと三人であたしの誕生日を祝ってくれたんだ。 なるほどくんが資格を失ったあの事件からもうすぐ2ヶ月。 事件直後から、みぬきちゃんの身辺調査をしていたなるほどくんが 彼女を引き取る決意をするまでの約2週間、うちでみぬきちゃんを預かっていたから、 学年が一つ違いのはみちゃんとみぬきちゃんは既に打ち解けていた。 遊びに来た時は、女同士仲良く3人でお風呂に入り、 そして一頻り話したあと、二人は二つ並んだお布団にこれまた仲良く潜り込む。 それが恒例になっていた。 2人が寝たあと、疲れきった顔をしていたなるほどくんを...
  • 03/01/30
    成歩堂×春美③ 「なるほどくん、タイヘン! お菓子がなくなっちゃったよぉ!」 「え? もうないの?」 真宵ちゃんが戸棚の中を指差して、僕に非難の目を向けてくる。 もともと来客用にと買い置きしてあるものなのに、 そのほとんどが真宵ちゃんの胃の中に消えているのを僕は知っている。 「どうして買い足しておいてくれなかったのっ!?」 「い、いや、先週あんなに買ったから当分大丈夫じゃないかと思って……  ねぇ春美ちゃん?」 真宵ちゃんのキツい視線に耐えられなくなった僕はソファに腰を下ろしていた 春美ちゃんに話題の共有を持ちかけた。 「先週のお買い物は楽しかったですね、なるほどくん!  わたくしのものまで買っていただいて本当に嬉しかったです!」 春美ちゃんはそう言って、その時僕が買ってあげた可愛いカップを 両手で大事そうに抱えて見せてきた。 「...
  • 03/11/01
    成歩堂×真宵④ 目を覚ますと当然ここはぼくの部屋。 昼も近いのだろう、カーテンから差し込む日の光が眩しい。 そこまではいつもの日曜、ひとつ違うのはぼくの隣りで真宵ちゃんが寝ているということ。 ふたりは裸でひとつの布団。ぼくは昨夜、真宵ちゃんを抱いたのでだ。 初めての彼女だったが、頑張ってくれたお陰で、何とか最後まで遂げることが出来た。 次はもっと気持ち良くしてやりたいなあとぼんやり思う。  …しかし、真宵ちゃん。 ぼくが真宵ちゃんと一緒に朝(もう昼だけどさ)を迎えることになろうとは。  ちなみに、どのくらい思いもよらないことだったかというと、色々な意味で最高に情けないのだが、 買い置きのスキンがなかった為に、半裸の真宵ちゃんを部屋に置いて夜中近所の薬局前の自販機まで すっ飛んで行った位である。あああ、いい歳してナニやってんだぼくは…。 その姿を誰か知り合...
  • 03/10/30
    成歩堂×真宵③ 「なるほどく~ん、まだ寝てるのー?」  …真宵ちゃんの声がする。 どうやら前に渡した合鍵で、呼び鈴も押さずに上がり込んだようだ。 ずかずかと隣りにやってきて大声を出す。 「もう、とっくに朝だよ!起きてよー」 「…ぅう、待って…あと…あと5分…」  ぼくは少しでも日曜日の朝寝が長引かせられるように、布団を頭からかぶる。 「外はいいお天気だよっ、洗濯して掃除して出掛けるんだよーっ」  そう、今日は実は真宵ちゃんと出かける約束をしている。 なんでも、トノサマンの新シリーズの公開記者会見があって、それを観に行きたいのだそうだ。  …全く、御剣とでも行けばいいのに。 貴重な惰眠が破られることを、少しばかり呪っていると、シャッとカーテンが開けられる音がした。 仕方ない起きよう…と思ったその時、まずいことに気がついた。…こ、これは…。 しかし、それを制する前...
  • 07/03/27
    絆―きずな―   1  葉桜院の事件から約1年―。綾里舞子の件は再び世間を騒がせたが、 最近になってようやく落ち着きを取り戻している。 そんな中、マスコミのごく一部は19年前のDL6号事件を引っ張り出し、 倉院流霊媒道はインチキだのペテンだのと煽っていたようだが、 真宵はさほど気にしていなかったようだった。  季節は桜も満開なる春、4月上旬。季節が変わっても成歩堂法律事務所は いつもと変わらぬ風景である。事務所の主成歩堂龍一と倉院霊媒道の家元で 自称カゲの所長綾里真宵、そしてたまに事務所に顔を出しては真宵とともに 仕事を手伝ってくれる小さな霊媒師(のたまご)綾里春美。 相変わらずの顔ぶれである。 「そういえば、彼女とはどうなったの?」 「彼女って?」 「やだなぁ、あやめさんだよ。去年出所してきたんだよね?あれからどうなったの?」  真宵はその後の成歩堂とあやめの関係を毎日のように興味津々で...
  • 03/??/??(マヨハル)
    真宵×春美 「真宵様、あのぅ、わたくしちょっとお聞きしたい事があるのですが……」 春美が上目遣いで真宵を窺う。 「なぁに? ハミちゃん」 成歩堂は明日の裁判の為に調査に出かけいた。その所長室で、ふたりは留守番をしている。 「こんなことをお伺いしてもよいものか、わたくしも悩んだのですが……どうしても気になって仕方がないのです。教えていただけませんか?」 真宵は笑って首を傾げる。 「どうしたの? あたしに分かることなら、何でも教えてあげるよー」 真宵はここ数日、春美の様子がおかしいことを気にしていた。何か悩み事があるのではないかとは思っていたが、それを尋ねようとする度に春美にはぐらかされていたのだ。 だから、やっと春美が悩みを打ち明けようとしてくれるのだ、そう思った。 まだまだ小さな春美が、母親と離れ離れになっている、その寂しさは真宵が一番よく知って...
  • 09/03/11-2
    前 「や…!」 何これ! 何よこれ…! なんでこんな事になってるの? なるほどくんは、狼狽しきっているあたしを見上げて 汗を掻いた頬に張り付いている髪の毛を取り除きながら「可愛いなあ…」と呟いた。 「真宵ちゃんは敏感なんだね。」 「…敏感?」 「うん。凄くエッチだよ。」 「何それ…意味…わかんないよ…!」 彼は法廷で証言の穴を見つけた時みたいにニヤッと意地悪く笑うと、 あたしの秘所でわざと音を立てるように指を動かした。 なるほどくんを掴む手にギュッと力を入れるあたしの耳に、ぐちゅぐちゅと水音が響く。 「ああ…んっ」 「ほら…これが証拠だ。」 「や、やあ…!なに…?なにこれ…!なんでえ…?」 必死にもがくあたしに、顔を上げたなるほどくんがキョトンとした顔で言った。 「…え。もしかして本当に知らないの…?」 「何が…?」 「何がって…え、あれ、だってさっき自分で言...
  • 04/03/01/2
    うらみ×トラ① 真新しい、つやつやと光を返す黒い椅子に顔を乗せ、凭れかかる一人の少女がいる。 黒のワンピースを身にまとい、頭には包帯が何重にも巻かれており、かなり痛々しい。 生気の抜けた白い肌、艶の無い黒髪。「怪我人」の名に相応しい風貌の少女だが、 彼女は今、スカートを腰までたくし上げ、下着は脱いで床に投げ、秘部を夢中で弄っていた。 細い指先が線をなぞる度、くちゅくちゅと粘りを帯びた水音が響く。 その音が、更に彼女の痴情を掻き立て、煽り、表情はどんどん溶けていった。 「ん…ん、ぁ、トラさま……トラさまぁ…」 呼吸も追いつかず、口は開けたままで、浅く早く繰り返す息の中に、男の名が混ざる。 口端から涎が垂れて、椅子にまで垂れても、彼女の手は止まる事が無い。 逆に、椅子に僅かに残る男の香りを辿って、勢いを増していく。 「ああ、あっ、ト...
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  • 14/07/03亡霊×心音
    ...] 2014/07/03(木) 22 25 45.51 ID DOhW2klr  昏睡状態の心音ちゃんを……な非ジャスティスなシチュでの亡霊×心音。  ぬるいけど鬼畜陵辱ものですご注意を。  投下するどころかエロパロ板に書き込みするのがいつ以来だ? というレベル=忍法帖のレベルもないので長文投下できないのと、  内容が人を選ぶネタなので、アップローダーを使って投下します。  http //filescase.com/src/GEN50MB0511.txt.html  ダウンロードパスは GYAXA です。 =================================  <<WARMING!>>  昏睡状態の心音ちゃんを……な非ジャスティスなシチュでの亡霊×心音。  ぬるいけど鬼畜陵辱ものなのでご注意を。 ...
  • 03/07/08(メイ)
    冥輪姦 検事になって何回目の裁判だったのか。 被告人は見るからに下品な若い女だった。それはよくおぼえている。 退屈そうにあくびを繰り返しては、傍聴席にいる仲間にチラチラと合図を送っていた。 さすがの私も弁護人に同情したくらいだ……が、これはビジネス。 どんなに小さな裁判であろうと、常に狩魔の名がかかっているのだ。負けるわけにはいかない。 そもそも、この裁判で私の負けは存在しなかった。 陪審員の顔を見ていればそれは一目瞭然。 陪審員に限らず、傍聴席にいるほとんどの人間が有罪を確信するよう、下品な女を見つめていた。 案の定、被告人に有罪判決が下る。 下品な女はようやく事の重大さに気付いたのか、やがて顔面蒼白になった。 名のある会社社長の娘らしいが、学校にも通わずロクでもない男たちとつるんで 毎日毎日遊んでいたのだろう。立場と金に物を言わ...
  • 12/08/03狼×美雲
    1 その夜、美雲は御剣怜侍のオフィスに向かっていた。糸鋸刑事から御剣がある事件の操作で行き詰まっていると聞いたのだ。 自分にできることはないだろうか?と考えた。いや、考える前に行動するのが一条美雲だ。ぬすみちゃんを持ってすぐに家を飛び出した。 暗い夜道を歩く。もう深夜だが御剣検事はまだ仕事中だろう。役に立てればいいけど… 「こんな時間に何してるのかな?」 振り返ると警官の姿。美雲は「しまった」と思った。 自分は検事と刑事の知り合いがいて、今から捜査協力に行くところだ……なんて、信じてもらえるわけない。しかし自分は急いでいるのだ。思わず地団駄を踏みたくなった。 「いやーわたしは、えっと…」 「見たところ未成年だよね。どこに行くのかな?もし家出なら…」 「待ちな!」 美雲が声のする方を見ると、見覚えのある男が立っていた。 「そこのお嬢ちゃんは俺の連れだ。わりぃな」 そう言って男は身分証...
  • 03/02/17(マクミリ)
    マックス×ミリカ+α 偶然とはいえ、その光景を見かけたボクは呆然となった。 (あ、あれは……ミリカと……マックスか!?) 誰もいないテントの中で、ミリカは派手に飾りつけされた跳び箱に 上体を倒し、その背後からマックスに……激しく衝かれていた。 いつも着ている衣装は床に散らばり、着けているものといえば 肘まである手袋とストッキングくらいだ。 そのストッキングも、わざとなのか成り行きなのかビリビリに引き裂かれている。 だが、それがまた扇情的に見えて、十六歳のミリカに艶っぽさが増していた。 引き裂かれた部分からはみ出ている白いふとももが、触れてもいないのに柔らかだとわかる。 『アイツ……オレのミリカになんてことを!』 ボクの胸元にいるリロくんが、怒りをあらわにして叫んだ。 ボクはとっさに人差し指を口に当てる。 「リロくん、そんな大きな声出し...
  • 03/02/01(キリミツ)
    キリオ×御剣 室内に備え付けられているベッドがまるで自らの品質を現すかのように ギシギシと軽く、堅い音を部屋に響かせる。 決して居心地のいいとは思えないそのベッドの上で しきりに身体を縦横させているのは、ロープで両手を後ろ手に縛られ、 両足首をくくられて、ナプキンの猿轡に顔をしかめる下着姿の男だった。 正常な健康状態ならば美形と言えるその顔も、 今は極度の疲労からかかなり憔悴して見える。 彼の身体を気遣ってか部屋は暖房で適温に暖められており、 冬の訪れを感じさせるこの季節に寒さを感じずにいられることは 男にとって幸せなことだったに違いない。 カチャ…。 控えめにドアが開かれると同時に、小柄な女性が部屋に入ってくる。 女性は辺りを注意深く目視した後、ドアのカギをかけて 男のいるベッドルームへと足を踏み入れた。 「さすがに...
  • 04/03/31(マヨチヒ)
    真宵×千尋③ 「……はぁっはぁっ」 男と女の荒い息づかいが聞こえる。 その息づかいを押し殺そうとしているのはわかるが、 それは全く無駄な努力に思えるほど激しいあえぎ声だ。 暗く、はっきりとは見えないが二つの肢体は絡み合い、 お互いを激しく求めあっている。 もし今求め合うことをやめたら 二人の体がもう二度と逢瀬を楽しむことができないかのように。 「お姉ちゃん……ナルホド君……嘘でしょ……?」 その様子を物陰から見ている少女がいた。 眼前で繰り広げられているよく知っている人たちの行為は 彼女にはとうてい受け入れられるものではなかった。 でも、自分の中が熱くなるのをはっきりと少女は自覚していた。 全身を血が早くめぐっていくのを感じていた。 少女はゆっくりと自分の指で 一番熱くなっているところをショーツの上から触れる。 ...
  • 04/03/06(ミツキリ)
    御剣×霧緒① 「御剣怜侍」 職務を終えて帰ろうとした御剣は呼び止める声に振り返った。 振り返った視線の先には冥が立っていた。 「メイ…どうした?」 「その…今夜、空いているかしら?」 普段は一方的に自分の都合に付き合わせる冥が自分に頼みごとをするとは珍しい。 何があるのだろうか、と思い冥の問いかけに答えた。 「特に用はないが、なんだろうか。」 「よかった。お願いがあるんだけど。」 「だから、なんだというのだ。」 急かす御剣をすまなそうに見ながら、冥は丁寧に包装された箱を御剣へ差し出した。 「何のつもりだ?」 差し出された箱を受け取りながら聞く。 「今日、誕生日だから。」 自分の誕生日ではないな、と思いながら、まったく意味の分からない御剣は少し苛立ちながら言い返す。 「私の誕生日ではない。」 「そんなことは分かっているわ。今...
  • 03/12/06(マヨチヒ)
    真宵×千尋② 「お姉ちゃん! 久しぶりに一緒にお風呂入ろーよ」 そう声をかけてきたのは妹の真宵。 私の名前は千尋。 今日は久方振りに実家に帰っている。 「そうね。何年ぶりかしら、真宵とお風呂に入るのは」 「やった~!早く早く~」 私は真宵に手を引かれながら浴室に向った。 「あ~、気持ちイイねー」 「ホントに」私は真宵と湯槽につかっている。 二人互いに向き合い、脚を折って座る。 私はいい気分で目を閉じていた。今まで一人でしゃべっていた真宵の声がしなくなったことに気が付き目をあけた。 「真宵、どうしたの?」 「…お姉ちゃん、いーなー」真宵が羨ましそうに見つめる先には私の豊かな双丘があった。 「…私だって最初からこんなだったわけじゃないわ。真宵だって前に見たときより大きくなってるわよ」 「そうかなぁ」真宵は自分の胸をプニプニと突き真中に寄せたりして触って...
  • 04/03/22(亜チヒ)
    亜内×千尋① 亜内武文は一流のベテラン検事である。 今日はいつになく署内は忙しそうだ。 みんな脅迫観念に駆られるかのように机に齧り付いて書類とにらめっこしていた。 思わず脅迫罪を適用したくなるほどのにらめっこだ。 亜内は来客用の椅子に腰掛け、刑法222条をなぞりながら被害者兼被告人達を眺めていた。 と、気づけばすまし顔の婦警がお盆を携えて亜内の前に影を落とす。 「亜内検事、コーヒーどうぞ」 「あぁ、ありが…」 「仕事ですから。では」  言葉尻は思い切り噛み砕かれた。 「…ありがとう」  婦警はもう明後日にいたが、一応噛み砕かれた言葉尻を反芻した。 (いつぞやに検事モノのドラマが流行った時は、少しは人受けも良かったんですけどねぇ。)  相撲番付入りの湯飲みに淹れられたインスタントコーヒーを啜りながら色んな苦味に口を...
  • 04/03/20(オバミツ)
    大場×御剣② 「証人! 証言台に戻りたまえ!」 御剣の切羽詰まった声が法廷に響いた。 だがオバちゃんは気にもかけず御剣に詰め寄る。 「やだねこの子ったら照れちゃって。 なんだい人前じゃ嫌なのかい?」 「そ、そういう問題ではない! 証人が本法廷に召喚されたのは事件の目撃証言を語るためであり、 このようなハレンチな真似をするためではない!」 「んもう、固いんだからミッちゃんってば」 うふん、と両手を口元に当ててぶりっこポーズ。 それを見て気分が悪くなる傍聴人続出。 「口で言ってもよくわからないだろうから 行動で証言しようってんじゃないのさ。 いいかい、犯人はこんな風に被害者の胸倉をつかんでだねえ」 言いながら御剣の喉元のフリルに手をかける。 「い、異議あり! フリルをほどく必要性はどこにもない!」 「気分だよ気分」 オ...
  • 03/11/14(ミリリロ?)
    ミリカ×リロ? 「ねぇリロくん、ミリカと一緒にお風呂入らない?」  夕食を終え、自室に戻ろうとするリロくんとベンに、ミリカはそう声を掛けました。 「……。………。…今、オメエ何つった?」  思わず、リロくんは訊き返しました。ベンは固まっているみたいです。 「一緒にお風呂に入ろうって云ったの」  …一緒に、お風呂に 入ろうって 云ったの…? 目の前の…この、団長の一人娘で、サーカスの猛獣使い、麗しのマドンナ・ミリカが? 天使のような愛らしい声で無邪気に、一緒にお風呂に…?? 「「…えええええええーーー!!!??」」  思わず月まですっ飛びかけたリロくんのドタマを、すんでのところでベンは押さえつけました。 「…みミみみミリカ、お前マジ?マジで??」 「…ほ、本気で?」  とんでもないことを云い放ったと、二人は脂汗をだらだら流しながら尋ねます。 「オ、オレ最近耳...
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