逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「06」で検索した結果

検索 :
  • 06/02/06
    ...さん@ピンキー 2006/02/06(月) 23 23 08 ID HQJumh16 ぼくは、なるほどくんと、めいちゃんの、えすえむもの(成歩堂イヤイヤながらも後半はやけくそで挿入、挿入後、冥すぐ逝っちゃう。)が、 よみたいと、おもいます。 526 名前: ナルメイSMもの 2006/02/07(火) 01 19 50 ID WcRY7dfQ 「何ですか、僕に話って…」 成歩堂はあからさまに面倒臭そうな表情で、冥に問い掛けた。 それも無理は無い。 事務所を閉めて帰り支度をしていた頃、急に冥に検事局へ来るよう言い付けられたからだ。 最初は断ろうと思ったが、冥がわざわざ自分を呼ぶなんて、 よほど何か訳があっての事だと思い、成歩堂は検事局へ駆け付けたのだった。 だが呼び出した張本人である冥は、成歩堂を自分の控え室へ連れて来たきりダン...
  • 05/06/06
    御剣×冥 ある晩の事だ。 小さいノックの音に扉を開けると、枕を抱えた冥が俯いて立っていた。 「眠れないの」という。 冷える廊下に立たせたままにはしておけないので、とにかく部屋に入れ、ベッドに座らせた。 どうやら一人で寝るのが寂しくなって、人恋しさに御剣の部屋をノックしたらしい。 これまでも何度かこういう事はあった。 まだ子供の言う事だし、甘えたいときに甘えさせてやればいいと思うのだが、この家の人間は人に頼る事を良しとしないし、彼女も他人に弱さを見せるのを嫌った。 そんな冥が甘えてくれるのが嬉しくて、何度か優しくしてやったのだが、どうやら本当に甘えてもいい人と認識されたらしく、こうして添い寝をせがまれる事もたまにあったのだ。 とりあえずは彼女を寝かしつけなければなるまい。 いつものようにベッドに寝かし、一緒に横になると毛布をかぶせた。 前は毛...
  • 09/06/27美雲×御剣
    550 :美雲×御剣[sage] :2009/06/26(金) 04 46 35 ID Tk2xH2ZE 考えてみたが… 「アハハッ!”ヌオオオオ”だって、おっかしい!」 …誰だ!人の努力を笑うは! 声のした方角を見上げると少女が窓際に立っていた。鳥のように舞い下りた。 「誰だ、誘拐犯か?」 「誘拐?やだなあ、わたしはそんなケチなシゴトしないよ、わたしが狙うものはもっと大きな”モノ”だよ」 少女は御剣を品定めするようにじろじろ見て、その視線の先に御剣はなぜか こんなか弱い少女相手に”危機”というのもを感じたのだった。 その上彼女はかつて世間を騒がせた「ヤタガラス」を名乗り御剣はさらに混乱する。 「あ、本名は一条美雲っていうんだけどね。ミクモちゃんです。よろしくね。」 いかん、状況がつかめなくなってきた。 「聞きたいことは山のようにあるのだが…まずはこのロープを解いてほしい。」 「ん...
  • 05/06/06/2
    神乃木×千尋 真夜中のシンデレラ 「納得いきません!」 つい、千尋は声を荒げてしまう。 「どうしてかね、千尋クン。公訴棄却で依頼人は無罪。結構なことじゃないかね、チミ」 星影センセイは新人弁護士の発言に少々鼻白んだ様子を見せた。 祝賀会の雰囲気を悪くする発言を慎めと言いたいらしい。 一ヶ月前、ある汚職事件に絡んで若手議員が自殺した。 発見者は金満政治家と揶揄される大物代議士の秘書、川上徹司。 発見から通報まで一時間もかかった上、当然あるべき遺書が紛失していた。 その場にいた理由も曖昧で勾留理由は十分なものであったといえる。 この男が被告なわけだが、直接の依頼人は被告の雇い主であり父親の代議士・川上一徹である。 (被告は否定したが)川上一徹も事故現場にいたという証言をつかんだ検察はこの事件にかなり力を入れていたのだが…。 証人が当日に...
  • 07/06/24
    ... 投稿日:2007/06/30(土) 23 46 23 ID 4uclA8J1  生暖かい感触がした。  沈黙は唾液を溜めていた最中だったからなのだろう。みぬきの舌が、喉が、唇が、ぬるりと唾液を絡ませて下りてくる。 (――だから何処で覚えたんだよ!)  成歩堂は内心で絶叫するが、同時に締め付けてくる狭い口腔に頭が破裂しそうだった。小さな口を上手く生かし、更には喉の奥まで使って絞めてくる。  いびつに歪むみぬきの頬を見ていられず、成歩堂は目を手で覆った。しかし闇に包まれれば、益々感覚は研ぎ澄まされる。突然先端を吸われ、足の先が痺れた。みぬきの口の中のものが、先程よりも大きくなったのがわかった。 「ん、く――ぁ、みぬき……」  ちゅ、と音を立ててみぬきの唇が離れた。続けてそれに口づけながら、みぬきは成歩堂を上目使いで見上げる。 「ね、パパ。気持ち良い?」 「…………」 「パパ?」 「…...
  • 05/06/26
    御剣×冥←糸鋸 キスをして、と彼女は言った。 私の事を好きだといって、とも言った。 そっと腫れ物に触れるように唇を寄せた。 柔らかい唇を啄むように欲すると、冥は薄くそれを開いて応えてくれた。 ゆっくり舌を差し入れて、歯列をなぞると、奥に引っ込んでしまった舌を絡め取る。 絡めては逃げるように引っ込む追いかけっこを何度か繰り返すと、やがておずおずと差し出されたそれを思うままに味わわせてくれるようになった。 そんな彼女が可愛くて可愛くて、肩を抱こうと腕を伸ばしかけたが、びくりと肩を振るわせたような気がして、触れずに腕をおろした。 やはり、身体に触れられるのは恐ろしいのかもしれない。 冥をそんな風にしてしまったのは自分だ。 それでも許された唇だけは。深く深く甘く漏れる吐息すらも飲み込むように愛した。 名残惜しかったが、息苦しそうな冥の唇をようや...
  • 06/10/31
    事後の成歩堂と真宵。 素っ裸の二人が布団の中に寝そべって、だらだらテレビを見ている。 ダイエット食品のCMが流れてきた。 浜辺で水着の女性が自分の腹をつまむ。 ――――くにゅっ この世が終わったような表情の女性が一言。 『ちょいヤバっ!?』 それを見た真宵が、成歩堂の腹をつまんだ。 ――――ぐにゅっ 「「・・・・・」」 「・・・これは・・・ちょいヤバどころじゃないね。激ヤバだね。」 「うっ・・・」 「運動不足とビールの飲み過ぎでビールっ腹になってるよ、なるほどくん。」 「運動不足ったって、最近はちゃんとしてるじゃないか。」 「・・エッチはちょっと違うでしょ。それに、この頃あたしが上ばっかりじゃない。」 「だって楽だからさ。・・真宵ちゃんだって気持ち良いだろ?」 「そりゃ、そーだけど~・・・。でも、ダイエットしなよ、...
  • 09/06/21
    *成歩堂(24)×真宵(17) *セーラー服が大好きな変態成歩堂なので、爽やかな彼が好きな人は要注意。 *真宵のセーラー服モノが書きたかった事を優先したので、1での彼らの関係を無理やり歪曲させた感があります。 *真宵の学校の設定は勝手に考えた捏造設定です。 *人によっては真宵の体型に違和感を覚えるかもしれないが、オレはこの位のが食指が働くんだ変態でスマヌ…。 *ただのエロなのに無駄に長い。 「なっるほどくーん!ただいまー!!!」 「…わ!…真宵ちゃん!!…て何だよその格好は」 真宵は、勢い良く扉を開けて大声で挨拶をしながら事務所に突入した。 しんと静まり返った事務所で、判例資料に目を通していた為、真宵の突然の大声に成歩堂は飛び上がるほど驚いた。 そして、真宵の声に驚いた後、今度は真宵の姿に再び驚いた。 真宵はセーラー服を着て、肩から学生鞄を提げていたのだ。 少女が学生服を着る事は不思...
  • 07/05/06
    「刑事くんの事が好き。」 …唐突に、目の前のじゃらじゃらした男は言った。 またいつもの軽口だろう。あたしは、コイツのそれが大嫌いだ。 「死んで下さい。」 そう言ってスタスタとその場から歩きだす。 いくらかりんとうを貪りつつ突っ立っているだけだろうと、一応は勤務中。 わきまえろアホ検事。 「相変わらずつれないね。結構傷つくんだ、それ。」 とてもそんなふうには見えませんけどね。 「私事なら、後にしてくれません?今仕事中なんで。」 出来る限り、最大限にトゲトゲしく言ってやった。 「…刑事くん、やっぱりさっき言ったこと信じてない?」 「はい。」 「……。そこまで即答されるとヘコむよ…。どうしたら信じてくれるのかな?」 いい加減鬱陶しい。 こっちは仕事中って言ってんのに…。 そんないかにも軽薄な嘘、誰が信じるか。 「もう、うるさ…『宝月刑事~!!』 最後の手段、かりんとうを投げつけようとした瞬間、突...
  • 05/06/11
    御剣×冥←糸鋸 「先週は確かイタリアン、だったわね。次回はもう少しあっさりした料理にしてくれないかしら」 こってりとしたバターソースのムニエルを優雅に口へ運びながら冥が言う。 「カロリーを気にしているのか?痩せぎすの女はいただけない。君は少しばかりふくよかさが足りない位だと思うが」 真向かいに座るのは、同じ師のもとで学んだ御剣怜侍だ。 彼はこのところ3日に一度の割合で冥を食事に誘っているが、彼女のほうは3回に一度応じる程度である。 その他多くの申し出により彼女の晩餐の予定は何ヶ月も先まで埋まっているとのうわさを、内心快く思ってはいない様子だ。 交際を幾度となく申し込んでいる御剣に対し、「私レイジのことを特別な異性だと思っているわ。つまり私達、とっくにトクベツな関係じゃない?」 などと鼻先で軽くあしらわれ、望む返事が得られずにいたこともその思いに拍車を掛...
  • 04/06/28
    オートロ×ユリエ 愛しい、切ない……憎い。 自分の中で小さくなり、大きくなり、繰り返す感情。 それはやがて、乾いた独占欲の名を持つ事になる。 -邪恋慕- (よこれんぼ) 一通りの仕事を終えて、どさり、とソファに彼は座り込んだ。 それを、後ろからまるで子供を見ている母親のように穏やかな笑顔を浮かべた女性がやって来る。 「そんな風に座ったら、腰が砕けるわよ?」 「大丈夫ですよ。ほら、ボクは何でもこなせるから」 そう言って、彼は彼女の方を向く。 「あなたは今や一斉を風靡するほどの実力が在るのだから、怪我でもしたら大変だわ、王都楼さん」 「それは、ボクがスーパースターだからですか、マネージャーさん?」 いたずらっぽく彼…王都楼 慎吾は笑い、彼のマネージャー、天野 由利恵の事を見た。 由利恵は驚いたような表情をしていたが、やがてくす...
  • 06/10/15
    ミツメイエロナシ 「御剣怜侍です」 そう言って、少し身を屈めたのが気にくわなかった。 「そう」 無理矢理笑って見せようと、笑顔をつくろうとしたのも腹がたった。 確かに私より歳は上かもしれないけど、子供扱いされる筋合いはない。 それに全然笑えてないじゃない。 名前なんて、どうでもいいわ。 そう言って、父の横ですこし困った顔をした男を無視して部屋へ戻った。 怜侍は私を「冥」と呼んだ。 父の弟子として検事の勉強をしているのかなんだかしらないけど、気安く名前で呼ばれたくなんかない。 怜侍に呼ばれても私は返事をしないか、「気安く話し掛けないで」と鼻で笑うかのどちらかだった。 学校は退屈だった。 何がそんなに楽しいのかしら? …くだらない。 ゲラゲラ笑いながら下校する同級生達を...
  • 07/06/20
    「オドロキさんって女の子と付き合ったことあります?」 みぬきちゃんが事務所の椅子(といっても手品用のチェストだけど)に 腰をかけて足をぷらぷらさせながら聞いてきた。 「え? 何だって?」 その時オレは資料棚の整理に没頭中だった。全くこんなに埃がたまって・・。 ナルホドさんの辞書に「片付ける」の言葉はないのだろうか? 「女の子と、付き合ったこと、あるかって、聞いてるの!」 みぬきちゃんは怒ったように一句一句区切りながら声を張り上げた。 「あぁ、あるよ。もちろん」 やれやれ。怒らせるとしつこいからな。慌ててオレは答える。 「・・そう、なんだ。」 みぬきちゃんは何故だかふっとため息をつきながらつぶやいた。 「えっと・・、それがどうかした?」 「あの・・。みぬきね。今日、告白されたんです」 うつむきながらもごもごと答えてくる。 「へぇ~! すごいじゃない!」 オレは感嘆の声をあげた。全くみぬきちゃ...
  • 09/06/26
    「…なあ、シーナ」 「………なんだ、ロウ」 自身のデスクに張り付き、事件の資料を整理していたシーナが、後ろのソファーに寝そべったまま声をかけてきた狼へ返事を返したのは、たっぷり10秒後だった。 「なあ……」 しかしシーナは振り向く事はせず、手を休める気配も無い。 「シーナ、おーい」 「……」 「シーイーナー」 「…ロウ、……うるさい」 しつこく呼び掛けてくる狼に、シーナは溜め息をひとつ吐いて手を止めた。 「お、シーナ、溜め息なんか吐いて…疲れたんだろ?少し休めよ」 「ロウ、急ぎの資料だと急かしたのは誰だ?」 「う、……俺?」 「わかっているなら邪魔をするな」 そう一蹴して、再び作業を開始するシーナ。 そのつれない後ろ姿を穴が開くほどに見つめながら、狼はクゥン…と叱られた犬の様な情けない声を上げた。 ―――それから15分程経って作業を終えたシーナ。 書類を束ねながら後ろを振り...
  • 09/06/17
    前 「いやーさっきの2人見せ付けてくれましたねー!天下の大ドロボウでもあの2人の愛だけは盗めませんね!」 「………」 「…どうしたんですか?御剣検事??」 「ム…なんでもない…」 「…ひょっとして、大人のマナーがどうとかってまだ怒ってるんですか?お堅いですね~だから顔にヒビが入るんですよ!」 「そ!…そういうアレでは…!!…そして美雲くん!コレはヒビでは無い!」 「まーまー…いいじゃないですか!夫婦いつまでも仲良しなんて、幸せな事ですよ?」 「…あの2人はまだ結婚はしていないが…それ以前に恋人同士でもなかったはずだが…」 「え?けど、お子さんと一緒だったし…て、御剣検事のお知り合いなんですか??」 「な!?…何を言って居るのだ!…あんな非常識で破廉恥な連中、知り合いでも何でもないわ!!」 *** 「…ハックション!!!」 「!?…な、なるほどくん!?」 「…ま、真宵ちゃ…」 ぼ...
  • 09/06/19
    前 「ま…真宵ちゃん…見つけた!」 「…なるほどくん…」 真宵ちゃんはそんなに遠くまで進んでおらず、すぐに見つかった。 真宵ちゃんはライブステージの近くに居た。 例のパレードがあるかららだろうか、ステージでは従業員がせわしなく準備をしていた。 「…とにかくさ…此処は人が多いから、違う場所に移動しよう…」 「…あのさ…なるほどくん…」 「何?」 「…あたし…いまいち状況が飲み込めないんだけど…」 「まぁ…それも、後で話すよ…」 ぼくは真宵ちゃんとはぐれないように手を繋いで、人気の少ない場所を探した。 しばらく歩くと、ミラーハウスが見えて来た。 他の場所は美しくライトアップされているが、ミラーハウス周辺の照明は全て切られたままで演出以上の不気味さがあった。 人も極端に少なく、賑やかな声は他のエリアからしか聞こえなかった。 真宵ちゃんもこのミラーハウスの不自然さに気が付いて居るのだろう...
  • 09/06/08
    御剣(20歳)×冥(13歳)投下します。 ・逆転検事4話後の話 ・生理話アリ注意 夏休みを利用して、アメリカから戻ってきた冥。 初めて捜査に加わった事件から数日経ち、あの日の興奮も徐々に落ち着いてきたのか、狩魔邸でのんびりするだけでは飽きてきたようだった。 「買い物に付き合って!」 ある日、冥は有無を言わさぬ口調で御剣を街へ連れ出した。彼女の機嫌を損ねるリスクをよく知っている御剣は、大人しくそれに従う。 成人男性が休日に特に予定もなく、小娘に連れ回されるというのも、情けない話だとは思ったが。 買い物とは言っても、財布の紐を握っているのは彼女ではなく御剣である。そのため、アレが欲しいコレが欲しいと言われても、何でもかんでも買ってやるわけではなく、「無駄遣いだ」と一蹴しては、ムチで叩かれそうになることもしばしばだった。 三軒お店を回り、ようやく一つ買ってもらった大きなクマのぬいぐるみ...
  • 06/09/21
    きょうだい、のようなもの  ……あら、綾里真宵。やっぱりあなたも来ていたの。  あなたもすっかり刑事課の常連ね。そのうちまた取調室にもいらっしゃい。今度こそ有罪にしてあげるから。遠慮はいらないわ。  ヒゲ? さあ。今日は事件が多発しているようだから、どこへ行ったやら。  ……私と二人きりだからといって、そう萎縮しなくてもいいでしょう。鞭で打ったりしないわよ。何事もなければ。  横、座らせてもらうわね。  私? 今日のぶんの仕事はもう終わらせたわ。  本当なら、このまま帰ってもいいのだけれど。  御剣怜侍が夕食を一緒にと言うから、待っていなければならないの。  まったく、ヒトのこと誘っておいて、急な仕事を引き受けないでほしいわ。それくらい当然でしょう。  あの男は仕事となると、何もかも忘れてしまうんだから。  だいたい、この国にロクな人材が...
  • 06/01/23
    ナルマヨ 今朝のテレビでは、今日の自分の運勢は下から3,4番目の位置だった。別に信じているとかそんなわけではないが、なんとなく毎日見てしまう。 そこではニュースキャスターというか占いキャスターというか、そんなお姉さんが、何が嬉しいのかにこやかにこう告げていた。 『○○座のあなたの今日の運勢でーす。身近な存在だと思っていた人から突然思いもつかない一言を言われてびっくりしちゃう?  それが良いことにせよ、悪いことにせよ、とにかく大変な1日になりそうです。ラッキーアイテムはお花!』  少し気にかかる内容ではあったが、こういう占いが当たったためしなどほとんどない。  これを見て思ったことといえば、そういえば近くに新しく花屋が開店したらしいから今度行ってみるかといったことぐらいだった。 「ねえ、なるほどくん」 「ん?なに、真宵ちゃん」 ...
  • 04/01/06
    成歩堂×千尋?⑨ 「初恋の人を想ってオナニーした時の その人を汚してしまったような罪悪感」 多分、今のこの苦々しい思いはそれに似てると思う。 やらなきゃよかった。やっちゃはいけなかったんだ。 僕がこんな苦々しい気持ちになってしまったのは、昨日千尋さんのアパートに遺品を整理に行ったのがきっかけだった。 千尋さんは、僕、成歩堂龍一の、いやもう元上司になってしまうのだろうか、綾里 法律事務所の所長だった。 彼女は先日事件に巻き込まれて殺されてしまった。 容疑者はその妹である真宵ちゃんだったんだけれど、僕が間一髪のところで無実を 証明し、晴れて自由の身となったのだ。 真宵ちゃんが拘置所から出所してしばらく経った今日、彼女が遺品整理をしに千尋 さんが生前住んでいたアパートへ行くと言い出した。 整理といってもかなり大荷物もあるので男...
  • 09/10/06
    注意 ・巌徒×巴 ・巌徒と巴は愛人関係という妄想前提 ・フェラのみ。本番なし ・女攻め描写あり ・ 555のネタを引っ張っているが、単体でも読める ・キャラが壊れているのは仕様 ・おっさんが喘ぐのも仕様 セックスが好きか、と訊かれれば、否、と答える。 けれど嫌いか、と訊かれても、まあそれほどでも──と答えるしかない。 そもそも宝月巴にとって、性行為は。もっと言えば巌徒海慈とのそうした行為は、 好き嫌いでくくれるものではなかった。食事と一緒だ。メニューによって好き嫌い はあれど、基本は“やらなきゃならないコト”だ。何しろ食べないと死ぬ。 ああ、世の中には食事が楽しくてたまらない人間もいる、という点でも一緒かも しれない。巴には理解し難いが、セックス自体が好きでやると幸せになる人間もいる のだろう。 それとも。巴は考える。 恋人とか、夫とか。そういう“愛する相手”とするなら別なのだろ...
  • 09/06/15
    ナルマヨ+ハミ 今日はあたしとはみちゃんとなるほどくんの3人で、バンドーランドに遊びに来た。 タイホ君ファミリーを探し回り、園内のポップコーンを全種類買占め食べ尽くし、一通りのアトラクションを楽しんだあたし達はどこかで休憩しようという事になった。 すると、今まであたしの行動に付いて行くだけだったはみちゃんが、急に積極的になり「ボートに乗りましょう!」と勢いよく挙手をしながら提案した。 正面ゲートにある橋は、恋人同士で一緒に渡ると幸せになるという言い伝えがあり、それを知ったはみちゃんは「そこを流れる川でボートに乗る」というシチュエーションにとても魅力を感じた様だ。 はみちゃんらしい理由ではあったが、あたし達ははみちゃんの提案に従う事にした。 あたしもなるほどくんとはみちゃんとボートに乗りたかったから…。 「わたくし、ボートに乗ったのは初めてです!」 「あたしもー!」 「そいつは良か...
  • 06/12/10
    御剣×真宵(真宵×御剣寄り) 「君にはずいぶん……ひどいことをしたと思っている」 背後に彼女の気配を感じながら、御剣は独り言のようにつぶやいた。 「姉殺しの犯人に仕立てあげて追い詰めた次は、母親の所在を知りながら教える事もしなかった」 口から紡がれる懺悔の言葉。彼女は相槌も打たずにそれを聞いている。ただ黙って、御剣の次の言葉を待っていた。 「許して欲しいとは言わない。これは私の罪だ。だから君には私を断罪する資格がある。 ……そうだろう、真宵くん」 永遠のような一瞬が二人の間に流れた。 一秒、あるいは一時間。揺らぐ時間感覚はやけに明るく発せられた真宵の声で正常に収束した。 「難しい話はよく分からないなぁ」 「シンプルな問題だよ。私を罰すればいいのさ。君の好きなやり方で」 「好きにしていいの?本当に?」 「誓約書でも書くか?」 ...
  • 09/06/24
    ナルマヨとメイド服 *成歩堂(26)×真宵(19) *時間軸は逆転のレシピの数日後。 *折角なので「ナルマヨとセーラー服( 496)」と繋がる世界にしてみた。 *3年の月日が経過し成歩堂の変態とS気に磨きが掛かったので、爽やかな彼が好きな人は要注意。 *のわりに真宵の体型はそこまで変わっていない(鬼) *トレビアンの制服の追加設定は捏造設定です。 *ただのエロ小説なのにめちゃくちゃ長い。 「…お子様か…」 「どうしたの?」 「…なんでもない…」 来客用ソファーに座りながら、資料の整理を手伝っていた真宵が一言つぶやいた。 最近真宵は少し元気がない。しかし成歩堂には一体何が原因なのか分らなかった。 あえて言うならば最近、真宵の好きなみそラーメンを食べに行っていないぐらいか…。 しかし、みそラーメンが食べたいのであればそういえばいいだけの事だから、それが原因では無いだろう。 「…真宵...
  • 06/12/07
    初フェラ(ナルマヨ+α小ネタ) 「――!んんっ?!ゲホッ、ゲホゲホ」 「!?だ、大丈夫?真宵ちゃん?…はい、ティッシュ」 「ん…ケホッ……あー、苦しかった。…もう!ナルホドくん、出すなら「出す」ってちゃんと言ってよね!」 「ゴメン…僕も口でしてもらうの初めてだったから、勝手が分らなくてさ」 「うん、これからはちゃんと気をつけてね。 うーっ、…それにしても、男の人の“せーえき”って全っ然美味しくないね。ニガいし、生臭いしさ、よくみんなこんなのが飲めるなぁ…」 「(そうハッキリ言われるとなんだかキズつくな…)うーん、まあ、元々飲む為のモノじゃないしね」 「他の男の人のとかもこんな味なのかな?」 「人によって多少の違いはあると思うけど、大体こんなものじゃないかな?」 「御剣検事とかも?…今度冥さんに会ったら聞いてみようかな」 「いっ…?!た、頼むからそれだけはやめてくれ、真...
  • 07/06/01
    『存在確認』  病院の廊下という静寂な空間を、突然激しい勢いの足音がかき乱した。 場違いな場所で全力疾走していたのは、王泥喜法介。  「廊下は走らないで下さい!」という看護師の注意を何度か聞き流し、彼はようやく目的だった部屋にたどり着いた。  『宝月茜 様』  病室のドアに恭しく掲げられたネームプレートを見て、限界だった心拍数がさらに跳ねあがる。  王泥喜はたった今まで走っていた勢いそのままに、部屋のドアを開け放った。 「アカネさんっっっ!」 「さくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさく……あん?」  ドアの向こうに見えたのは、ベッドの上でかりんとうを頬張っている茜の姿だった。  二人はそのまま互いに見つめ合う。  微妙な空気をさらに珍妙にするのは、かりんとうを噛み砕く軽やかに香ばしい音。 「…………あ、アカネさ………」  しばしの後、王泥喜は情けない声をあげながら...
  • 06/11/27
    ナルマヨ 「やったあ!またストライク!」 ……今、僕はボーリング場にきている。 依頼もないし事務所でゆっくりしていると 「ボーリング場に行きたい!」 と真宵ちゃんが言ってきた。 まあ最近法廷でピリピリ…と言うか、ムチで打たれたりコーヒーご馳走されたり と、キツイのが続いてるから、たまには気晴らしもいいかな~っと、来てみたのだが 急に真宵ちゃんが「負けたほうが勝ったほうの言うこと聞くルールね!」 といきなり賭け事をはじめてしまった。 もちろん止めようとしたが、いつのまにか登録もすましていた。 しかし、僕も学生時代友達のなかでは一番ボーリングが上手かった。 さっさと勝って今日のところはお帰りいただこうと思っていたのだが…… 予想以上に真宵ちゃんの腕は上手かった。 立て続けにストライクを取りまくり、いきなり大差が広がっていた……。 数十分後...
  • 06/11/01
    似たもの同士 「お嬢ちゃん……もうちょっと他に、無かったのかい?」 「え?駄目ですかコレ……結構気に入っているんだけどな」 ゴドーの苦笑混じりの声を受け、真宵は不思議そうに数度瞬いた。 それからスカートの端を摘んでくるりとその場で踊るようなターンを決めてみる。 回転を受けてふわりと広がるスカート、そこから覗く白く細い足にゴドーは思わず視線を逸らした。 普段の霊媒装束ではなく可愛らしい服装に身を包んだ真宵は、そんな彼の動きを見て不満顔だ。 ぷっくり突き出された唇は艶やかで、彼女にしては珍しく口紅なんか塗っている。 (この娘も色気を出すような年頃になったのか……) ゴドーはそんな彼女の姿を見て、また己のしみじみとした考えに小さく笑みを零す。 そして突き出された真宵の唇を軽く摘む悪戯を仕掛けた。 唇を摘む指から逃れようと真宵は軽く首を横に振る。そして何処か恨めしそうにゴド...
  • 09/06/10
    ・ロリ冥×御剣 ・逆転検事4話後の話 ・ゴムネタ ・御剣ちょいプレイボーイ 「アナタってほんと細かい性格してるわよね、こんなゴミくずだって事件の手がかりにしちゃうんだから」 9月某日。 狩魔邸内・御剣の部屋に押しかけた冥は、ベッドに腰掛けて御剣と(一方的に)話をしていた。 「人の部屋で、何をしているのだキミは」 「パパは仕事行っちゃって、ヒマなんだもの」 デスクでノートパソコンをいじる御剣が、ぶつくさ漏らす冥の方を振り返ると、彼女の手の中になにか小さなものが見えた。 ピンク色の、びよびよしたものである。 「どんな些細なことも見落とさないのが、操作の基本だろう。というか、まだそんなものを持っていたのかキミは?」 冥が持っていたのは、先日事件が起こった裁判所で拾った、割れた風船だった。 ゴミ同然であるが、これも事件の立派な手がかりになるのだから、世の中何が起こるかわからないものである。 「...
  • 07/06/29
    『ベッドサイドの作戦会議(逆転を継ぐ者 御剣・冥サイド)』  赤いフィアットの運転席でハンドルを握る御剣怜侍の目に、目的地である検事局の建物が映った。  さらに、その瀟洒な建物の前に佇む人影を捉える。  御剣はその人物の前まで来ると静かに車を停止させた。  運転席に着いたままサイドのボタンで助手席のドアロックを外すと、その人物が助手席に滑り込んでくる。  彼女の纏っている上品な香りが車内に広がった。 「少し待たせたようだな、メイ」  助手席でシートベルトを閉めているのは狩魔冥。  御剣の問いかけに、彼女は軽く首を振った。 「いいえ、たいしたこと無いわ。それより久しぶりね、レイジ」 「そうだな。……半月ぶり、ぐらいだろうか」 「あら、あなたの認識はその程度なの? 実際は3週間ぶりよ」 「そうだったか。随分寂しい思いをさせたな」 「見縊らないで。私だって忙しかったのよ。寂しがってる暇なんて無か...
  • 09/06/02
    【注意書き】 ・微妙にネタばれがあるので、未プレイの方はスルー推奨 ・エロなし あのキャラクター設定が、失敗だったと思う。 『妹を殺された不幸を、明るく笑い飛ばす正義感あふれる強い女性』 そんな人物像でなければ、あんな奴らに心を許すことはなかったはずだ。キャラクターとしてとは言え、毎日笑っていれば、それなりに情が出るものだから。 一緒にいて、いやみを言って、笑って、盗んで、罪を犯して。そして、また笑う。 『法では裁けない人間を裁くため、罪を犯す』。 罪を重ねるために罪を犯してきた人生で、それはあまりにも楽しい犯罪だった。常にだれかをだまし、傷つけ、時には命を奪ってきた自分にとって、 はじめてと言っていいほどだれも傷つかない犯罪。 だが、幕はある日突然、自分の手で引かねばならなかった。 それなりに、悲しい結末だったと思う。もう、誰に対して申し訳ないとか、罪悪感とか、そんな感情は持ち合わ...
  • 09/06/20
    前 「真宵ちゃんの匂いがする」 「っ! な、なるほどくんのバカ、何いいだしてんの! 意地悪!」 「意地悪じゃない、僕はただ事実を言っただけ。 真宵ちゃんの御香の匂いが、ここにも残ってる」 首筋を吸血鬼のようにかぷ、と噛み付けば唐突のことに驚いたのか彼女は小さな悲鳴をあげた。 それが心地よくて、更に聞きたくなって噛み付いたところをペロリと舌を這わせる。 悲鳴をあげないように、唇を噛んでこらえている姿はいじらしく、それが一層成歩堂を煽り立てる。 恥らう姿も、苦悶に顔を歪める姿も、恍惚とした表情も、どれもこれも全てが見たい。 彼女の様々な表情を見ることが出来るのは、自分だけであればいい。 他の奴になんか見せてやるものか。 優越感に浸り、手の甲に口付けを一つ落とす。 「髪にも、首にも、手にも、足にも、多分全身に御香の匂いが染み付いてるんだよ」 「ちょ、ちょっとっ、なるほどくん……!」 「甘い...
  • 05/06/10
    冥×御剣 男が一人、後ろ手に縛られて、椅子に座らされている。 部屋の反対側には、机がある。どっしりとした頑丈なつくりで、いかにも高価そうだ。 女は、その机に腰掛け、薄い笑みを浮かべていた。 「無様な格好ね…」 男はただ縛られて椅子に座らされているわけではない。 ズボンのチャックがあけられ、そこからだらんとしたイチモツが見えている。 羞恥に薄く顔を赤らめた男は、思わず女の視線から逃れるように、つと目をそむけた。 「だめよ。こっちを見なさい」 命令というには甘い声で、女はささやくように言った。 「とりあえず、その役にたたなさそうなモノをどうにかしなくちゃね」 言うと、机に座ったまま、スカートをたくしあげる。 濃い色のストッキングを見せ付けるようにゆっくりと右足をあげた。 腰を動かしてするするとストッキングをおろし始める。 不必要なほどに...
  • 09/06/18
    :注意事項: ・成歩堂×真宵 ・多分3後と4前の間ぐらいの時間 ・最初あたり真宵のネガティヴっぷり異常  ―― お姉ちゃん、お母さん。 初めて好きになった人は、近すぎて、そして遠い人です。 そして今、あたしは失恋しに彼に会いに行きます。 カンカンカンカン――……。 踏み切りの音が耳に届いた。 物思いにふけっていた真宵はそこで現実に引き戻されて溜息を一つつく。 午前五時。 空はまだ少しうす暗い。 始発が時間丁度に来た合図。 掌をこぶしに変えて、胸をどんと叩けば勾玉が揺れた。 綾里家の人間がぶら下げる勾玉。 それは母や姉が見ているということにつながっている気がした。 思えば、綾里家は恋愛とは無縁なのではないだろうか。 男運が悪いとか? そんなことを真宵はふと考えた。 立証するのは、実に安易なことだ。 まず、第一に倉院の里には男の姿がない。 家系図にも、男の名前は極端に少ない。 霊力を持...
  • 06/11/23
    御剣、冥の修業時代(どっかで見たよなエロなし小ネタ)  ある日の狩魔家にて。冥が御剣の部屋を訪れた。  いつもの勝気な様子と違って、なぜか少し不安げだ。  冥は御剣のそばへ寄って来た。 「レイジ…」 「メイ、どうしたのだ?浮かない顔して」 「私…あの…とても言いづらいんだけど…」  あの高圧的な態度の少女が、自分を頼ってきてくれている。  そんなくすぐったい気持ちがにじんできた。  御剣はぎこちなく微笑み、再び冥に問いかけた。 「ム…なんだろうか?」 「パパにはナイショよ…。 わ、私…あそこから、血が出てきて止まらないの…。 もしかして、病気なのかしら…?」  あそこ…?  血が止まらない…?  …もしかして。  御剣はその原因が思い当たり、顔を赤くした。  こういうことは、女性のほうが説明しやすいだろう。  だが不幸な...
  • 04/06/18
    成歩堂×真宵(9) 成歩堂×真宵(7)から続く 「スラップスティック」 ───6月17日 午前14時27分     成歩堂法律事務所・所長室 ここ、成歩堂法律事務所の若き所長、弁護士成歩堂龍一はここのところ少し憂鬱だった。 原因はおよそ一ヶ月前にとった行為のせいで、この事務所の助手である綾里真宵に関することだった。 表面上は何も変わりは無かったが、このふたりの間には確かに何らかの感情の動きが見て取れた。 お互いに何事も無かったように努めた。傍目には誰にもわからなかったであろう。 「ふぅ…」 今日もヒマだね、真宵ちゃん。 成歩堂がそういいかけたとき、事務所のチャイムがちりりんと鳴った。 「あ!お客さんだ!」 所長の成歩堂がデスクから立ち上がるより前に、自称:副所長、真宵は玄関に駆け出していった。 彼女は今日もいつもと何も変わ...
  • 09/06/28
    ミツミク投下 「検事」から一年後という設定。 ではどうぞ その日の夜、御剣はひどく酔っていた。 成歩堂から急に呼ばれて行った彼の事務所でさんざ酒を飲まされたのだ。 「ぬぅ・・・、頭が・・・。」 元来酒はあまり強くない御剣は重い足を引きずるように帰路に着いていた。 「ミーツールーギーすぁーんっ!」 ふと後ろから少女の声がした。 聞き覚えのある声に御剣は振り向く。 「あー、やっぱりミツルギすぁん(さん)だぁ。」 「ミクモ君ではないか・・・。どうしたのだ、こんな時間に。」 「そういうミツルギすぁんこそぉ、今帰りですかぁ。」 美雲はふらふらと御剣に近づいていく。 そこで御剣はやっと気づいた、彼女が普通ではないと。 顔も真っ赤だし、息がひどくアルコール臭い。 「ミクモ君、まさか君は酒を飲んだのではあるまいな?」 「えぇだってぇ、私ももう大学生ですよぉぉ。」 あの一連の事件から約一年が経ち、...
  • 04/05/06
    神乃木×千尋? 例え身体で理解しても、頭で理解出来ない時が在るように。 頭で理解出来たとしても、身体が理解出来ない者が、確かに在る。 ただ、残された記憶だけが、鮮やかに息付いている。 -追悼恋慕- 木槌が法廷内に響いた。その音を聞き、ゴドーは一人、「クッ……」と、誰にも気付かれないような小さな声で笑った。 「被告人に、判決を言い渡します」 お馴染みサイバンチョこと裁判長が、甘杉 優作に無罪を言い渡した。 それを聞き届けてから、ゴドーはちらりと今回の相手弁護士、成歩堂 龍一の方を見た。その成歩堂は先程ゴドーからコーヒーをおごられたため、頭に、スーツにコーヒーが滴り落ちていた。 隣から伸びた手が持っているハンカチが成歩堂の顔を拭いているのが分かる。 「では、本日はこれにて閉廷!」 裁判長がそう締めくくり、木槌を鳴らした。 それを...
  • 04/06/09
    成歩堂×真宵(7)  ……っ、ふぁっ……へっくしっ!  ……!…フェーックション!!」 「だだだ、だいじょぶですか真宵さまっ!?」 「ご、ゴメンねはみちゃん…大丈夫、大丈夫…だ…よ…  ふぇ……クシュン!…」 「ま、マヨイさまあっ!」  今日の修行はダメだな、こりゃ…。  うう…全部なるほどくんのせいだ。  ゼッタイ、そうだ。 § § § § § § § § § § §  ───5月26日 午前11時30分     倉院の里・修行の滝 「うーん、なんか久しぶりにここに来た気がするよ、あたし」  綾里の屋敷から歩いて20分、霊媒師たちが修行に使う滝のそばにある小屋に真宵はいた。  "修行"というのは、モチロン、滝に打たれて精神を集中することだ。  お世辞にも豪華とはいえない...
  • 05/06/03
    御剣×冥 昼下がりの情事 ちょうど正午のこと、成歩堂法律事務所を一人の男が訪れた。 「おっ。いらっしゃい、御剣。わざわざ来てもらって悪いね」 「いや…。きみから呼び出されることなど滅多にあることではないからな」 成歩堂はなんとなくソワソワした感じを漂わせて、御剣に茶を勧めたまま何も言わない。 昼時に来たけれど一緒に食事をという雰囲気でもない。 「…?で、なんなのだ」 話しにくいことなのであろうかとこちらから水を向けると、ようやく口に出したのはなんと御剣自身についての話だった。 「うん。あのさぁ、こんなこと聞くのもどうかと思うんだけど…最近、狩魔検事とうまくいってる?」 「な、な、な…なにを突然。まぁ変わりはない、と思うが」 局内では完璧に同僚の仲を演じているふたりの交際を知っているのは、成歩堂や真宵などごく内輪の人間に限られていた。 その年齢...
  • 04/06/15
    成歩堂×冥(5)  車道と歩道を隔てる街路樹から、蝉時雨がしとど降りそそいでいる。  少女は長く緩やかなカーブを描く坂道を独りで登っていた。  膝丈から大分短い、上等な黒絹のスカートからすんなりした足を伸ばし、ようよう交互に動かしていく。  その足取りはトボトボと覚束ない。  蝉の声は暑さを和らげてくれるどころか、少女の不快感と疲労感をますます助長させ増幅させる。  少女は時雨に濡れた髪を鬱陶しげに肩の後ろへと払った。  行く手には夏の西日に炙られたアスファルトから陽炎が立ち上り、睨みつけた少女の視線は自ずと目的地へと向けられた。  丘の頂上近くにひっそり建っているホテル、そこを少女は目指していた。 (あの男、いったいどういうつもりなの)  状況が把握できずに苛立ってくる気を落ち着けようと、見えない鞭の柄を握りしめる。  しかし、体の一部のよ...
  • 05/06/01
    成歩堂×冥(5)  車道と歩道を隔てる街路樹から、蝉時雨がしとど降りそそいでいる。  少女は長く緩やかなカーブを描く坂道を独りで登っていた。  膝丈から大分短い、上等な黒絹のスカートからすんなりした足を伸ばし、ようよう交互に動かしていく。  その足取りはトボトボと覚束ない。  蝉の声は暑さを和らげてくれるどころか、少女の不快感と疲労感をますます助長させ増幅させる。  少女は時雨に濡れた髪を鬱陶しげに肩の後ろへと払った。  行く手には夏の西日に炙られたアスファルトから陽炎が立ち上り、睨みつけた少女の視線は自ずと目的地へと向けられた。  丘の頂上近くにひっそり建っているホテル、そこを少女は目指していた。 (あの男、いったいどういうつもりなの)  状況が把握できずに苛立ってくる気を落ち着けようと、見えない鞭の柄を握りしめる。  しかし、体の一部のよ...
  • 06/09/02
    ミツマヨ1  私・・・御剣怜侍の朝は早い。  5時半に起床し、新聞各紙で世界各国の事件事故の報道に目を通す。  その日課は1時間ほどで終わり、今はコーヒーを片手に朝もやの街をベランダから見下ろしている。  どんな高級ホテルからの夜景よりも、このマンションの自室から眺める景色が最も好きだ。  ブラックの苦いコーヒーを一口すする。  誰にも邪魔される事の無い時間。私にとってこの一時はかけがえの無い安息の時。  だが・・・ 「む?」  誰かが私の部屋の戸を叩いている。  ドアチャイムを鳴らさずにドアを叩くとは、外に居る人物は焦っているのだろうか。 「むむ」  今度はドアチャイムが鳴り始めた。  1回や2回ではない。まるで、子供の悪戯のように何度も何度も続けて押されている。 「誰だ。こんな朝早くに」  いくら防音設備完備とはいえ、朝から...
  • 07/06/18
    成歩堂×茜(蘇る設定) 「どうして、僕はあの時あんなことを・・・。」 成歩堂は隣で裸で寝ている茜の髪の毛を優しく撫でながら呟いた。 成歩堂はその日許されざる行動を犯した。 彼女に申し訳ないことをしてしまった、と成歩堂は思った。 そして茜の一人きりの家族―巴に対してもひどく後ろめたさを感じていた。 「あぁ・・・、疲れた・・・。」 初日の捜査を終えた成歩堂は事務所に戻るなりソファーに寄りかかった。 「結局分からないことだらけでしたね。どうしましょう・・・。」 「まぁ、何とかなるさ。僕の依頼人はいつも絶体絶命だからね。  こういうのには慣れっこなのさ。」 「うーん、そうですか・・・。」 「さて、明日に備えて資料をまとめようかな。  茜ちゃんは学校の宿題でもやっときなさい。」 「はい!」 成歩堂は椅子に、茜は正座をしてそれぞれの作業を始めた。 茜は宿題をこなしながら、成歩堂を顔を眺めていた。 ...
  • 04/05/06b
    「……アンタ、綾里弁護士だな?」 「ええ」 「その、何だ……お悔やみ申し上げます、とでも言えば良いか?」 「おかしな人ですね」 そう言って、千尋はゴドーの顔を見詰めた。 「わざわざそれを言いに?」 「いや。そんなつもりじゃ…なかったんだが」 そう言ってから、ゴドーはカップに目を向けた。それはカップに何ら思い入れが在る訳ではなく(いや、愛用しているカップなので思い入れは在るのだが)、ただ単純に、千尋と目を合わせるのがキツかった、それだけである。 「……」 「……」 二人は押し黙った。 ゴドーの指先は、ずっと小刻みに震えている。 「……どうですか、検事生活初めての敗北は?」 「そうだな……中々、と言った所か」 何がどう中々なのか良く分からなかったが、ゴドーはぽつりと千尋の問いに答えた。 「少なくとも……随分前に味わった敗北感よりかは、...
  • 06/09/02b
    ミツマヨ2 「御剣・・・どういうことだ」  私と成歩堂は、倉院の里で顔を合わせた。  焦りと不安を隠せ無い成歩堂に対し、私はまるで・・・そう、裁判の時のような冷静さを保っていた。 「どういうこととは?」 「僕はお前に真宵ちゃんを頼んだはずだぞ」 「そのことか。彼女が実家に帰ると言ったから連れてきただけだ」 「連れてきただけって・・・お前が真宵ちゃんから目を離したことに責任は無いって言うのか」  私が真宵くんをここに運んだのは2日前の夜。  ここで一緒に寝食を共にしていた春美くんの話では、昨日の夜、お互いが床に着くまでは顔を合わせていたと言う。  そして、今朝、朝食を知らせようと真宵くんの寝所を訪れたところ、彼女は姿を消していた。 「むしろ、責任があると言うなら・・・成歩堂、貴様にあるのではないか?」 「なんだって」 「ウソをついて、彼女...
  • 06/01/23b
     その言葉が脳に届くまで数秒。意味を理解するのに数秒。どんな返答をすべきかで迷うことに、また数秒。 「は?」  そうして出てきた言葉は、もう少し何かなかったのかということを正直認めざるを得なかった。 「好きだよ、なるほどくん・・・ッ」  最後の方は消え入るようだった。  相変わらず真宵は向こうを向いているため表情が確認できないが、吹き出ている蒸気から察してもかなり真っ赤なのであろう。 「ほんとはさ。ハタチまでにとか、そんなことどうでもよかったんだ。わたしの周りの子とか、全然そんなの気にしないような子ばっかりだし」 (そりゃ、あんな山奥じゃ出会いもないだろうからなあ・・・・・・)  倉院の里を思い起こす。  後から聞いた話だと一応向こうにも学校なるものが存在していて、さらには共学であるらしいのだが、 男は大体もっといい学校に...
  • 06/11/01b
    暫く二人肩を並べたまま時間を過ごしていたが、ゴドーは諦めたように溜息を零す。 それから軽く腕を持ち上げ、再び腕時計に視点を合わせた。 「終電……無くなっちまったな」 「……今日が終わっちゃった」 どちらもどこか残念そうな響きを持ち、それぞれの思いを言葉にして吐き出す。 ゴドーはがっくりと肩を落としている真宵の頭をそっと一撫でしてから、立ち上がるように促す。 真宵は重たい腰を上げると、背後を振り返って扉の鍵を閉めた。 そして靴を脱ぎ、部屋へと上がっていく。ゴドーも黙ってそれに続いた。 「本当は今日……ううん、もう昨日か……昨日中にやりたかったのに」 ソファへと身を預けて、未だ残念そうに呟きを零す真宵。 ゴドーはそんな彼女を、ソファには座らず立ったまま見下ろす。 曇った表情はどこか色気を含んでいるように見えて―― ……否、この場が醸し出す雰囲気に酔っているだけだ。ゴドー...
  • 04/06/28b
    「良い反応じゃないか」 陰湿にそんな事を言いながら、王都楼は由利恵の耳たぶを甘噛みする。 「うっ……イあはぁっ」 甘噛みされ、ぶるりと由利恵は身体を震わせる。その反応があまりにも妖艶なために、王都楼は 無意識の内に指を深くまで貫き進もうとし、指先の感覚に集中する。 王都楼の行為は由利恵の事を高めるだけでなく、王都楼自身にもその高まりが現れてきていた。 身を寄せていた由利恵が、急に赤面する。 「慎吾……その・・…」 王都楼は「ん?」と言った顔になったが、彼女の視線を辿り、それが何処を見ているのかを 知った時、「ああ」と言った顔をした。 「由利恵があんまりにもエッチな表情をするからなあ。思わず反応してるみたいだ」 臆する事なく言ってやると、流石の由利恵も顔を真っ赤にさせ、「そんな恥ずかしい事を堂々と 言わないの!」と王都楼に対して怒る。怒られた王...
  • メニュー
    ...04/15 04/06/09 04/05/28 04/06/18 05/08/23 05/09/13 06/01/23 06/10/31 06/11/27 06/12/07 07/03/15 07/05/05 07/05/14b 07/09/28 07/11/04 07/11/23 08/02/13 08/02/14 08/04/09 08/09/12 08/09/18 08/10/09 08/10/25 09/01/28 09/03/11 09/06/15 09/06/15-2 09/06/18 09/06/21 09/06/24 09/07/11 09/09/10 09/09/14 09/11/20 成歩堂×千尋 02/12/04 02/12/10 03/01/29 03/03/13 03/05/13 03/10/07 03/12/02 03/12/...
  • @wiki全体から「06」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索