逆転裁判エロパロスレ@Wiki内検索 / 「09」で検索した結果

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  • 09/09/09
    ・若ミツ×ロリ冥  ・短い 夜、 自室で法律書を読んでいた冥は、ほんの数秒だが、確かに揺れを感じた。 おそらく震度3、マグニチュードは4程度。 物が倒れたり落ちてきたりすることはなく、この程度なら例え余震があっても危険ではないだろう。 一瞬でそう判断すると、冥は隣室の弟弟子の元に走った。 「レイジ!」 同じく机で読書でもしていたのだろう。 床には本が放り出され、椅子はひっくり返っていた。 もちろん揺れのせいではなく、この部屋の主人がパニックでおこしたものだった。 しかし、当の本人の姿は見えない。 「レイジ?」 優しい声で呼ぶと、机の下からガタリと音がした。 どうやら意識はあるらしい。 身体を屈めて覗き込むと、大きな身体を丸めて、小さくなって震える御剣を見つけた。 端正な顔は、涙でぐしゃぐしゃに濡れていた。 「あ、あ、」 御剣は、冥を認めると無我夢中でしがみついた。 腰にまとわり...
  • 05/09/09
    御剣×冥 扉をノックすると、深く穏やかな声が「開いている」と答えてきた。幼い頃から、聞き慣れてきた声だった。 「できの悪い弟のようなものよ」といきがってみたとて、実際には、7歳年上の男は「兄」と呼ぶべきだし、メイの中でも彼はそんな位置にあった。 常に、メイの視線の先にあったのは、御剣怜侍の背中だった。 振り向かない、己ひとりの悪夢と自虐と目標にしか顔を向けない、広い広い冷たい背中。 ――あの、背中…… 胸の奥が、痛みとも熱ともつかない何かでズキリとうずく。 それは脊椎から腰椎へと滑り落ちて、いつまでも冷めない熱になってメイの中にくすぶった。 「入るわよ」 声と同時に扉を開く。 正面の窓の傍らに、あの背中が、書き物机の椅子に深く腰かけていた。 もともと、主なき狩魔邸に彼を招待したのはメイだった。 「私はもう、あの家に足を踏み入れるこ...
  • 09/09/16
    1やったら色々たぎったので投下。 ・厳徒×巴。和姦 ・SL-9号事件の前後。1-5話の二年前 ・エロは最初と最後だけ ・巴の性格が黒っぽかったり厳徒が猫被ってたり ホテルの天井を見上げ、宝月巴は不意に蛍光灯の替えが必要なのを思い出した。 「――」妹の部屋の照明がそろそろ寿命だ、「おーい」帰りにディスカウント ショップに寄らないと──「トモエちゃん? 起きてる?」 鼻先で手を振られて、巴は我に返った。 暑苦しい顔がすぐ近くにあって一瞬混乱する。立て直す。小さく顎を引くと、 厳徒は何時も通りの笑顔を浮かべて、そう、と言った。 「や。困るな、トモエちゃん。こういう時に関係ないコトを考えるのはシツレイ だと思わない?」 こういう時──汗とその他体液で湿った内腿を撫ぜられて、巴の身体はびくりと 震えた。咄嗟に結んだ唇から細い吐息が洩れる。厳徒の太い指が内腿を、その先に ある敏感な場所を這う。 ...
  • 09/09/26
    注意 ・厳徒(59歳)×巴(24歳) ・途中まで ・エロ無い ・警察局の設定とか超適当 ・ロートルとぺーぺーのはじめて物語。ノット性的な意味で ・この話はフィクションです。リアリティという単語は忘れてください。 彼は自分の年齢を考える。 五九歳。今年の誕生日を迎えれば六十歳、還暦だ。 本来ならばもう捜査官として現場に出る年齢ではない。後輩の育成に力を入れる なり、隅の机で茶を引いているなり。もしくは。仰々しい肩書き付きの名刺を配る だけの役職についているべき齢だった。 「や。や。チョーさんじゃないですか! どうです。最近、泳いでます?」 「お。これは厳徒主席捜査官、いや、最近ヒマがなくて……」 「ダメですよー。ヒマは見つけるモノじゃなくて、作るモノですよ。今度、いつもの アレ、どうですか」 「ほ。ほ。アレですな」 顔見知りの裁判官と挨拶を交わす。 他人が彼を呼ぶ際の肩書きは“主席捜...
  • 09/09/10
    *成歩堂×真宵 *只のやるだけ話。短編。 真宵ちゃんの世界は狭い。 それは彼女の特殊な家庭環境が影響している。 真宵ちゃんから言わせると、春美ちゃんこそ世間知らずで箱入り娘なのだと言うが、ぼくからしてみれば彼女だってそう見える。 閉鎖的な環境でいつも同じ装束で霊媒の修行をし、家元として生きる事を定められた少女。 味噌ラーメンとトノサマンにこだわりを持つ姿。 恋愛の話を聞いて顔を真っ赤に染める姿。 小さくて華奢で童顔な姿。 そんな無垢な真宵ちゃんから想像する事が出来るだろうか。 ぼくの下で淫らに男を求める姿を…。 *** 「あ…ふあ…ん…」 「真宵ちゃん…好きだよ…」 「あたしも…ふあ…」 睦み事を行うようになってから、ぼく達は毎晩、事務所の仮眠室のベッドにお世話になっていた。 彼女の華奢な身体に、ぼくの身体はなかなか慣れなかったが、1度繋がった事で成人男性の性欲に変なスイッチ...
  • 09/09/21
    ・厳徒×巴。和姦 ・SL-9号事件より前 ・厳徒と巴は愛人関係っていう妄想前提 ・ガントモがバカップル。というか馬鹿 ・書いてる本人も驚いた 「えー、本日はお日柄も好くー、上級捜査官のおふたかた、刑事課、鑑識、そして 聞きこみ捕り物お茶汲みとダイカツヤクだったイトノコ……あ、ごめん、本名…… イトノコギリ? そうそう、糸鋸巡査クン。あー、ここにいます皆々様方のー努力 実りーこのたびの事件も無事解決ー……」 「カチョーちゃん。長い」 「す、すいません!」 だらだら続く刑事課長の長口上をさくっとヒトコトで遮り、にこにこ笑顔の厳徒が ビールジョッキを掲げた。 「それはともかく。本日付けで事件解決。捜査本部解散。や、良かった良かった。 ってコトで、みんなお疲れさま! カンパイ!」 『カンパーイ!』 音頭に合わせての乾杯コールがテーブルのあちこちで上がり、ジョッキやらグラス やらが打ち合わされる...
  • 09/09/13
    響也×茜(特殊状況下) 途中までしか書けなかったしイントロ箇条書きで申し訳ない 響也×茜を投下させて下さい ・何者かに催淫剤を投与され、他者の面前で性的刺激を求める茜 ・茜を連れ出す響也 ・適当な部屋に二人きりになり、茜の興奮を鎮めるため、響也はイかせてあげようとする (話はここから) ・響也のキャラはクソ真面目設定です 響也は茜の体を背後から支えながら、茜の襟元のスカーフを解き、ベストとブラウスのボタンを外していった。 後ろに回ったのは、茜の体を見ないようにするためだ。 「刑事クン、ゴメンね。キミの体に触るけど、キミの裸は見ないよ。 それから、ボクは手で触るだけだ。それ以外のことはしない。約束する。」 しかし、そう言っているそばから、興奮している茜が上半身を反転させ、腕を響也の首に巻きつけてきた。 「刑事クン、落ち着い・・・・!」 唇に唇が押しつけられる。 (・・・・落ち...
  • 09/09/14
    エロなしナルマヨ 471 エロパロスレにエロなし投下してもいいものかと…けど、過去を見たら何本か有るから、いいのかなと思って。 なら、投下してみます。 設定としては、3-2前あたり。   8月22日 午前10時53分 成歩堂法律事務所 暦では秋を迎えたとはいえ、昼間はまだまだ過ごしにくい。 「暑いなぁ…」 デスクに座る成歩堂は、手元のクリアファイルを団扇がわりにぱたぱたとあおいだ。 開け放たれた窓から風が入るとはいえ、アスファルトで熱されたものだ。心地よいとはとても言えない。 事務所は今月も赤字ギリギリだ。以前よりも依頼数が増えたとはいえ、満足のいく経営とはなっていない。 だから、お客の居ない日はこうやって外の風を入れている。クールビズと言えば聞こえはいいが、ただの経費節約である。クールなのは財布の中だけだ。 (ホテルの中は涼しいんだろうなぁ…) 成歩堂は、恨めしそうに窓の向...
  • 09/09/22
    仕事ぶりは尊敬している。 今の自分では足元にも及ばない実力者だというのも知っている。 弁護士の中での評価も飛びぬけて高いし、顔とスタイルが良い事も知っているし、 ついでに言うとその顔は――割と結構好みでもある事も自分で判っている。 だが、これだけの条件が揃っているのにも関わらず、綾里千尋が向かいの男に下す評価は ―――ああ、苦手だわ。この人。 である。 理由はなんとなく分かっている。 例えばそれは今。 飲み屋で酒を飲まずに、ひたすら持ち込みのポットでコーヒーを飲むところ。 非常識だ。 法廷でも好き放題な事を言っては(千尋を多分に含む)周囲を困らせるところ。 その発言は訳が分からない癖に、やけに的を得ていて人の心を抉るところ。 時にそれはとても怖い。真実から目を逸らしてはいけないという意識を、 千尋は改めて突きつけられる気になる。この男はおそらく真実しか言わないのだ。 だから心が深く抉ら...
  • 09/09/26-2
    前    ご苦労なことだ。 厳徒自身も含めて。 「ガンさんが捜査やるの? 上級捜査官が?」 「ま。ね」 一拍置き。 「次期局長ご推薦なもんで」 「――お疲れ」 事情を知る彼はそれ以上は何も言わなかった。 というより、河原からの「腕部発見しました!」の声の方が雑談より重要だ。 「今行く! ――ガンさんは」 「見たいな」 ライトで白と黒に塗り分けられた夜は。人いきれと、腐臭で淀んでいた。 現場の処理が全て終わったのは、十一時近くになってから。 申し送りと、明日以降のとりあえずの指示を出して、厳徒の仕事も終わる。 ――厳徒海慈の、捜査官としての仕事は、今日はそれでおしまい。 だから、真っ白い顔した新米上級捜査官を家まで送っていったのは、彼にしては 非常に珍しい“サービス”だった。 言葉少なな巴の指示に従い、車を住宅街に滑り込ませる。 厳徒がハンドルを握る間、助手席の彼女は俯いたまま、膝に...
  • 09/09/16-3
    前    いやもう居並ぶ捜査員大爆笑。 ホントはカレの証言で事件が混乱して、笑い事じゃなかったんだけど」 そんなもんだよ。 笑顔を崩さぬまま厳徒は言った。 「人間の記憶なんてどうとでも変わる。どこでだって間違える。 ――もしも。青影丈と戸鉢里恵の関係が『赤の他人』ではなく『ひき逃げ犯と 目撃者』であれば、動機が生まれる」 「殺人犯と、殺したいほどジャマな相手。という関係が。ね」 ぱん、と厳徒が手を叩いた。 「おキョウちゃん。青影丈は?」 「ワタクシの判断で、刑事をつけています」 「了解。引き続き青影の身辺を洗って。多田敷ちゃんとナオトちゃんもおキョウ ちゃんの手伝いに。残りは引き続き所定の捜査を」 はい、と応える声は、今までになく晴れやかだった。 ようやっと光明が見えた。 事件解決への“道”が。 ――見えたと。思ったのだ。 重たい足を引きずりつつ、巴は自宅のドアを開ける。雨で濡...
  • 09/09/21-2
    前   「ん……はっ、……」 口を離し、唾液を垂らす。手で塗りつける。下品だな、と他人事のように思った。 羞恥と倦怠と嫌悪がごっちゃになって、殆ど厭世の域に達していた。 ふと。バスローブがかろうじて引っかかっている肩が、軽く叩かれる。 巴が顔を上げる。その唇から涎がひとすじ垂れて、男性器との間に糸を引く。 糸はすぐに途切れた。 だから、その。怜悧な印象の女が見せた一瞬の無防備さを知るのは、たった一人 だけだ。 立ち上がるよう、厳徒に手で促され、巴はおとなしく従う。恥ずかしかったので バスローブの前は合わせた。 「今度は──きゃっ」 そのささやかな羞じらいも、腰を抱かれバランスを崩し椅子に──腰掛ける男へ 身体を預けたことで、そいつに衿元ひっぺがされて胸を視姦されてダイナシになる。 抗議しようとして。 洩れたのは息を呑む高い音。 乳房に、その中心、色の違う場所にねっとりとした刺激が与えら...
  • 09/09/16-2
    前   「それで。どうだった?」 情事の後、不意に問われた。 大きなものを受け入れた後、未だ熱を持つ部位が、微かな痛みと疼きを訴える。 微細な身体の挙動を無視し、巴は厳徒の問いをセイカクに把握した。出来れば 受け取り側の手間を省くため、目的語を略さずにいて欲しいものだ。 「狩魔検事と御剣検事……どちらも噂通り優秀な方のようです」 「狩魔のカンペキ主義は相変わらずだったね。いやいや」 「カンペキな証拠とカンペキな証人を用いての、カンペキな立証。彼が四十年近く 無敗を誇る理由が解りました」 ついでに、師に比べ弟子はやや潔癖なキライがあるようだった、と付け加える。 「ナルホドね」 厳徒はうんうんと頷きワイシャツに袖を通す。泊まらないのだろうか。珍しい。 「や。他人の意見は参考になるね」 巴は頷き自らも身支度をし。 (ああ、そういえば) 「似ているかもしれません」 ふっと考えを洩らした。 「似てい...
  • 09/09/22-2
    前   途端に千尋の心はすっと萎んだようになる。落ち着いた、というものとは また違う奇妙な感情が冷たく降りて行ったような感覚だった。舞い上がった自分が なんだか偉く見っとも無く感じられたのだ。 (…そうよね…ゲロ吐く女なんて…フツーお断りよね…。) そこで千尋は気づいた。 自分は…落ち込んでいる…のかも知れない。 可愛がられていた。先輩として様々な活躍を見せ付けてもらった。 法廷でチヒロ、と呼んでくれたあの時から、ずっとこの人の事が気になっていた。 いつも軽口でからかわれるのが我慢ならなかった。一人前になって、 早く隣に並びたい。そう思っていた。 でも…それだけでは、なかったのかもしれない。 一人の女として、ちゃんと自分を見て欲しかった。 そう思っていたんじゃないだろうか。 それなのに。最も情けない、最も子供っぽいところを見せてしまったのでは ないだろうか。 千尋はなんだか泣きそうになった...
  • 09/08/02
    ...[sage] :2009/08/02(日) 23 54 33 ID QghNw35o 彼と触れた指先が、まだ熱を持っているような気がした。 『待っていてください』 そう告げた時、男はひどく動揺していた。とても真面目なひとだから、応えることができなかったのだ。だから、彼に告げたあの言葉は、なかったことにしようと思った。 それでも、触れた手からはどうしようもなく彼の温もりが伝わってきて、胸が詰まる。今でも、息がつまりそうだ。 「はーみちゃん。今日はおつかいありがとね」 「真宵さま……」 背後から声をかけてきたのは、最も敬愛する従姉だった。仕事を終え、帰ってきたばかりなのだろう。屋敷に入る時に焚く退魔の香のにおいがした。 「どうかした? 元気ないね」 「そ、そんなことはありません! わたくし、とっても元気です!!」 「そ? ならいーんだけど。なるほどくんとみぬきちゃん、元気だった?」 「...
  • 09/05/11
    ...[sage] :2009/05/11(月) 23 26 15 ID 1XZB0GoO 「どうにも、あの笑顔が可愛くていかん」 あの笑顔に釣られて、ついうっかり抱きしめてしまう。すると、恥ずかしそうに視線を外すのだが、その仕草がまた色っぽい。 結果、もっともっとと彼女と触れ合っているうちに、コトに及んでしまっているのだ。 自分の知られざる性癖に大きく溜息をつくと、隣でビールを飲んでいた矢張が、 「それってさー、ハマってんだろ? ただ単に」 と、どうでもよさそうにそう言った。 「ハマる?」 「春美ちゃんとのセックスにハマってんだろ、って言ってんの」 あけすけに言う古い友人のモラルのなさに眉をしかめる。 「まあ、いいんじゃないか? 仲がいいってことなんだし」 ニット帽をかぶった成歩堂も、苦笑しながら酒をちびりと口にふくむ。 「そりゃ、ハマるよなー。あーんなかわいい、美少女女子高生が幼妻で、...
  • 09/08/31-2
    09/07/22の続き アレバスト王国で、カーネイジ・オンレッドの裁判が行なわれた。 密輸、偽札作り、殺人、その他の余罪もあったが、その一切に狩魔冥が関与したのは、当然のことだった。 彼女は国際警察に協力し、その捜査状況の全てを把握している。 日本ではすでに、マニィ・コーチン殺害の罪で裁かれているが、その事実は彼女の姿勢に一つのぶれも与えなかった。 彼女が求めるのは、完璧な勝利。 捜査の途中、志半ばにして殺害された同僚のアクビー・ヒックスの仇を裁く立場にある彼女にとって、それは必然だった。 彼女の法廷は、異常なまでの緊張感が生まれる。 それは彼女の鞭のしなる音のため、だけではない。 彼女は一分の隙もない論証を、鈴の音にも似た凛とした声で構築する。 言いよどむことも、不安を見せることもない。傍聴人ですら疑問も、反証も思いつかないその論証は、被告席に立つ人物にはどれだけ強固な檻に思えること...
  • 09/06/27美雲×御剣
    550 :美雲×御剣[sage] :2009/06/26(金) 04 46 35 ID Tk2xH2ZE 考えてみたが… 「アハハッ!”ヌオオオオ”だって、おっかしい!」 …誰だ!人の努力を笑うは! 声のした方角を見上げると少女が窓際に立っていた。鳥のように舞い下りた。 「誰だ、誘拐犯か?」 「誘拐?やだなあ、わたしはそんなケチなシゴトしないよ、わたしが狙うものはもっと大きな”モノ”だよ」 少女は御剣を品定めするようにじろじろ見て、その視線の先に御剣はなぜか こんなか弱い少女相手に”危機”というのもを感じたのだった。 その上彼女はかつて世間を騒がせた「ヤタガラス」を名乗り御剣はさらに混乱する。 「あ、本名は一条美雲っていうんだけどね。ミクモちゃんです。よろしくね。」 いかん、状況がつかめなくなってきた。 「聞きたいことは山のようにあるのだが…まずはこのロープを解いてほしい。」 「ん...
  • 10/09/07
    横切り失礼してガントモ投下。 ※SL9号事件以前の巌徒×巴。割と真剣にイチャイチャしてる ※事件以前から二人が愛人関係にあった、っていう妄想前提 ***** 『 To 宝月巴 2014/10/XX    21 04 From 宝月茜 Sub 修学旅行一日目! お姉ちゃんへ。今日は修学旅行一日目です!家を出るときに雨だったから心配だった けど、晴れました!お寺とかいろいろ回ったよ。なんだか空気がちょっと違う感じが して面白かったです。紅葉はまだ半分くらいらしくて(ガイドさんが教えてくれたよ )ちょっと残念。キレイだったけどね 明日は自由行動でいろんなところに行く予定。なので明日も晴れるといいな。あとで レポートを発表しなくちゃならないからちょっと大変だけど、すっごく楽しみ! お姉ちゃんは何もなかった?仕事、あんまり無理しないでね じゃあおやすみなさい! PS.奈良公園のシカ、すっご...
  • 04/09/12
    うらみ×ゼニトラ 「じゃあ、約束通り、頂いてくで」 今日の仕事がやっと終わった。闇金の仕事も楽じゃない。今日も数件回ったが、ほとんどが夜逃げとか来月まで待ってとか、まともに返したヤツは最後に行ったとこだけだった。 事務所はもう電気が消えていた。(うらみちゃん…帰ったンかな)こんな時くらい、たとえうらみちゃんでもいいから「お帰りなさい」と言って欲しいと思った。(電気…ドコやったかな)手探りで壁のスイッチを見つける。 ぴちゃ… (ぴちゃ…?) 「はあっ…はあっ…ん」「だめ……さまの、……が…欲しいの…」(この声は…うらみちゃん?) 「痛いです……ん、はぁッ」(うらみちゃんが他の男を連れ込んで…?まさか成歩堂がうらみちゃんをレイプしてんのとちゃうやろな…!) パチン。 電気を点けた。 「うらみちゃん大丈…」 男の影なんてさっぱり...
  • 04/09/11
    御剣×冥(7) 「怜侍、」師に呼ばれた。「ちょっと来なさい。」 呼ばれた先は冥の部屋だった。師匠と久々の渡米。愛娘の冥が検事になったという事で、師は珍しくいてもたってもいられなかったんだろう。 久々に会った冥は、以前より背が伸びて、体つきも僅かであるが、胸や尻がふっくらしていた。もちろん、顔つきもやや女らしくなっていた。 「冥。彼を、覚えてるかい?」 「…怜侍」 覚えててくれた。 「君にこんな事を頼むのはアレ何だが」 「…?(師匠の様子が変だ)」 「冥を、完璧にして欲しい」 「完璧?…!」 師匠の冗談かと思ったが、直ぐに理解…してしまった…。 「何言ってるの?私は完璧よ。あなたの娘なんだから」 あぁ、冥はまだこの意味を「知らない」んだ。 「師匠…私でいいんでしょうか」 「こればっかりは私が不可能だから言っている」(当然だ...
  • 09/11/20
    ナルマヨ投稿します。 初めてなので文章下手です。 若干なるほど無理やりです。 最初はまんまゲームのセリフです。 事務所でナルホドは一人で悩んでいた。 (一応今日で仕事収めだけど…大掃除一日で終わるかな…) この酷い散らかりよう…これから一人で掃除するのかと ナルホドはうんざりする。するとケータイ電話が鳴った。 「はい、なるほ…」 「なるほどくん!大変だよ!」 電話に出るなり真宵はナルホドの言葉を大声で遮った。 「お、真宵ちゃんか、ちょうどいいところにじつはこっちも大変なんだ。」 「え?」 「いや、大掃除がね…」 「何言ってるの!」 「…なんだよ、そんなにコーフンして…」 「いいからほら、テレビつける!早く!」 (テレビ?) ナルホドはテレビのリモコンを押した。 『それでは現場からお伝えします…』 (なにかあったのか?) するとテレビには見覚えのある場所が映った。 『…はーいこちらはタチミ...
  • 09/01/28
    流れをぶったぎりで申し訳ない。 全然陵辱モノじゃないけどあえて投下。 傾向はこんな感じ。 ・成歩堂×真宵 ・微妙に成歩堂が黒い。 携帯からの投下なので改行の感覚がよくわからず読みづらいかも。そして多レスになると思う。 エロパロとか3人称とか慣れてなくて読みづらいだろうけど、それでも大丈夫な方はどぞ↓ 「いったいコレはどうゆう事なのか…説明してもらおうか」 「………うぅ」 苛立たしげに問い詰める成歩堂と、ソファに正座してしょぼくれる真宵。 コレ、と成歩堂が指さすのはテーブルの上で無残に広がる、某高級和菓子屋の包み紙と空箱。 「コレは今日の夜に来るお客さんに出すやつだから食べちゃダメって言ったよね?」 「だ、だっていっぱいあったし…ちょっとくらいならバレないかなぁって……」 「ちょっと…?一個も残ってないじゃないか!」 お菓子くらいでそんな怒るなよ、と思うかもしれない。 しかし最近の真...
  • 04/09/15
    御剣×真宵(7) 「得体の知れない生物のガイドライン」を作者のサイトで読む http //box.elsia.net/~iranbungei/ss02.html 閉鎖してしまったようです
  • 09/06/10
    ・ロリ冥×御剣 ・逆転検事4話後の話 ・ゴムネタ ・御剣ちょいプレイボーイ 「アナタってほんと細かい性格してるわよね、こんなゴミくずだって事件の手がかりにしちゃうんだから」 9月某日。 狩魔邸内・御剣の部屋に押しかけた冥は、ベッドに腰掛けて御剣と(一方的に)話をしていた。 「人の部屋で、何をしているのだキミは」 「パパは仕事行っちゃって、ヒマなんだもの」 デスクでノートパソコンをいじる御剣が、ぶつくさ漏らす冥の方を振り返ると、彼女の手の中になにか小さなものが見えた。 ピンク色の、びよびよしたものである。 「どんな些細なことも見落とさないのが、操作の基本だろう。というか、まだそんなものを持っていたのかキミは?」 冥が持っていたのは、先日事件が起こった裁判所で拾った、割れた風船だった。 ゴミ同然であるが、これも事件の立派な手がかりになるのだから、世の中何が起こるかわからないものである。 「...
  • 09/07/22
    ・逆転検事5話後 ・ネタバレ ・長い割にエロ少ない 気づけば、窓の外に見える狭い空は、うっすらと白み始めていた。 つまりは、カーネイジ・オンレッドの罪を暴くのに、まるまる一晩かかってしまったということだ。 相手は一国の全権大使たる男だ。その後の処理にもかなりの時間を要したのは言うまでもない。 ロウ捜査官の優秀な部下たちの迅速な対応をもってしても,こればかりはどうしようもないことだろう。 しかしそれも、やっと終わった。 「ホテルに戻るわ」 そう言う狩魔冥の声は、いくぶんか疲れているように聞こえた。 表情には見せずにいる疲労が声に出るのも、無理からぬことだ。 彼女は恐らく、ここ数日はろくに睡眠もとらず調査に当たってきたのだろうから。 しかし、処理を最後まで見届けるといった10分後にはソファで寝息を立て始めていた一条美雲と、たいして年が離れていない女性とは思えないタフさだ。 その体力と気力...
  • 09/06/02
    【注意書き】 ・微妙にネタばれがあるので、未プレイの方はスルー推奨 ・エロなし あのキャラクター設定が、失敗だったと思う。 『妹を殺された不幸を、明るく笑い飛ばす正義感あふれる強い女性』 そんな人物像でなければ、あんな奴らに心を許すことはなかったはずだ。キャラクターとしてとは言え、毎日笑っていれば、それなりに情が出るものだから。 一緒にいて、いやみを言って、笑って、盗んで、罪を犯して。そして、また笑う。 『法では裁けない人間を裁くため、罪を犯す』。 罪を重ねるために罪を犯してきた人生で、それはあまりにも楽しい犯罪だった。常にだれかをだまし、傷つけ、時には命を奪ってきた自分にとって、 はじめてと言っていいほどだれも傷つかない犯罪。 だが、幕はある日突然、自分の手で引かねばならなかった。 それなりに、悲しい結末だったと思う。もう、誰に対して申し訳ないとか、罪悪感とか、そんな感情は持ち合わ...
  • 09/06/20
    前 「真宵ちゃんの匂いがする」 「っ! な、なるほどくんのバカ、何いいだしてんの! 意地悪!」 「意地悪じゃない、僕はただ事実を言っただけ。 真宵ちゃんの御香の匂いが、ここにも残ってる」 首筋を吸血鬼のようにかぷ、と噛み付けば唐突のことに驚いたのか彼女は小さな悲鳴をあげた。 それが心地よくて、更に聞きたくなって噛み付いたところをペロリと舌を這わせる。 悲鳴をあげないように、唇を噛んでこらえている姿はいじらしく、それが一層成歩堂を煽り立てる。 恥らう姿も、苦悶に顔を歪める姿も、恍惚とした表情も、どれもこれも全てが見たい。 彼女の様々な表情を見ることが出来るのは、自分だけであればいい。 他の奴になんか見せてやるものか。 優越感に浸り、手の甲に口付けを一つ落とす。 「髪にも、首にも、手にも、足にも、多分全身に御香の匂いが染み付いてるんだよ」 「ちょ、ちょっとっ、なるほどくん……!」 「甘い...
  • 09/12/25
    「春美ちゃん悪いんだけど千尋さん呼んでくれるかな?」 「どうかしたのですか?」 「また裁判に詰まったんだ…」 「わかりました。仕方ないですね。それじゃあ呼んできます。」トボトボ … 「どうしたの?成歩堂君?」 ! 声に振り向くとスラリとした女性が不思議そうにこちらを眺めて立っていた。 服装に違和感があるがまぎれもなくその風貌はかつての上司である。 「千尋さん!どうしたのじゃないですよ。」 「そうね…またピンチにでもなったのかしら」 「そうなんです。というわけで僕の…先輩の事務所まで来てもらったんです。」 「あの世からね。」 フフッと笑う。 さらりと恐ろしいことを言うところは相変わらずのようだ… 「それで?」 うん?とやや上目使いで覗き込む姿はもはや少女のものではなかった。 言おう…言ってしまおう。 「僕、あれからずっと独り身なんですよ」 「それで…僕ある人に想いを告げたくて…」 「あなたも...
  • 09/06/18
    :注意事項: ・成歩堂×真宵 ・多分3後と4前の間ぐらいの時間 ・最初あたり真宵のネガティヴっぷり異常  ―― お姉ちゃん、お母さん。 初めて好きになった人は、近すぎて、そして遠い人です。 そして今、あたしは失恋しに彼に会いに行きます。 カンカンカンカン――……。 踏み切りの音が耳に届いた。 物思いにふけっていた真宵はそこで現実に引き戻されて溜息を一つつく。 午前五時。 空はまだ少しうす暗い。 始発が時間丁度に来た合図。 掌をこぶしに変えて、胸をどんと叩けば勾玉が揺れた。 綾里家の人間がぶら下げる勾玉。 それは母や姉が見ているということにつながっている気がした。 思えば、綾里家は恋愛とは無縁なのではないだろうか。 男運が悪いとか? そんなことを真宵はふと考えた。 立証するのは、実に安易なことだ。 まず、第一に倉院の里には男の姿がない。 家系図にも、男の名前は極端に少ない。 霊力を持...
  • 04/12/09
    御剣×冥(8) #「shorebird」      深い闇の中で、その少女は幾度と無く羽ばたく事を諦めかけた。   翼は傷つき、それでもなお必死に足掻く彼女の心は闇に霧散し、湮滅する。   ───繋ぎとめていたのは、それでも猶揺らぐ事無きたった一つの「意思」。          しがみ付き彼女は過去を、…今を耐え抜いてきた。    生れ落ちたその瞬間から、…それ以前から背負わざるを得なかった「宿命」。           …その為だけに、彼女は自分を殺してきた。           他人に干渉する事も無く、羨望する事も無く。      …ただ幼い自分に課せられたのは、…その名に恥じぬ事だと。      ───それは、それだけが、彼女の”意味”そのものだった───       …水の枯渇した闇の中で、押しつぶされ...
  • 09/07/11
    * 長文 * 前振りが長い * 2-4後 数日振りに彼女の特徴的なちょんまげを目にしたあの瞬間を、ぼくは一生忘れないと思う。 飲まず食わずでいたせいで少しやつれていたけれど、彼女はそんなことを微塵も感じさせ ずに、安堵でヨロヨロとへたり込みそうになったぼくの元に、真っ直ぐに駆け寄ってきた。 裁判が終結してもどこかふわふわと現実感に欠けていたぼくを、ほんの一瞬で現の世界の 引き戻してくれた。 彼女が余りにも普通だったものだから、涙が出るより先に笑っていた。 笑い過ぎて涙が出るんだと自分を騙しながら、ぼくはこっそり目尻を拭った。 イトノコ刑事の計らいでホテル・バンドー・インペリアルでの夕食を楽しんだ帰り道。 ぼくと真宵ちゃんは皆と別れて、上弦の月が浮かぶ空を見ながら閑静な住宅街を歩いてい た。 「はみちゃん大丈夫かなあ……」 「大丈夫だよ。イトノコさんが一緒だからさ」 真宵ちゃん...
  • 07/09/28
    成歩堂×真宵(2-4その後) 数日振りに無事に真宵が帰ってきた。 監禁中に十分な食事を取らされていなかった所為だろうか、いつもよりも小柄な 身体が更に小さく見えて胸が痛んだが、祝賀と食事を兼ねたホテル・バンドーの 広間では色とりどりの料理が真宵を出迎えて彼女を喜ばせ、元気よくご飯を 食べる姿はいつも通りで、成歩堂は誰が支払いをするんだと思いながらも ほっと胸を撫で下ろした。 事件に関わった皆が真宵の無事を祝福してくれる度に真宵は慌てて会釈を返している。 「ほあいあほう、ほらいまふ!」 食べ物を頬張ったままのほっぺたは大きく膨らみ、まるで小リスのようである。 というか、それ以前に何語を喋っているのか判別不明だ。 挨拶をしている御剣や糸鋸がほほえましさと苦笑を交えた絶妙な表情をしているのを、 ビールのグラスを傾けながら見つめる。 真宵の隣では春美が涙で真っ赤になった目を潤ませながら、真宵の次...
  • 09/12/20
    【注意書き】 ・はみみつ ・ただのエロだよ。内容とかあんまりないよ ・とうとうみつがただのエロいおっさんになってしまったよ ・推敲してないから誤字脱字があるかもしれないけれど、お金もらってないからそこはスルーしといて ・作品への文句はものすごく受け付けるけれどキャラ叩きだけはするな ちゃんと注意書きを読んでから読んでね。 読みたくない人はスルーしよう。  バスルームから出た御剣は、妻である春美の用意したピンクのパジャマにそでを通し、やはり春美が用意した冷たい紅茶を飲みながら ベッドルームでくつろいでいた。気の利く美しい妻は、入れ替わりにバスルームへ入って汗を流している。一緒に入っても良かったのだが、 まだまだ初々しい妻に「恥ずかしいからダメです」とつぶやかれたので、相好を崩しながら黙って妻の要望に応えたのだった。 春美が出てくるまでの間、さしあたって御剣にやるべき事はない。ベッドメイク...
  • 09/06/28
    ミツミク投下 「検事」から一年後という設定。 ではどうぞ その日の夜、御剣はひどく酔っていた。 成歩堂から急に呼ばれて行った彼の事務所でさんざ酒を飲まされたのだ。 「ぬぅ・・・、頭が・・・。」 元来酒はあまり強くない御剣は重い足を引きずるように帰路に着いていた。 「ミーツールーギーすぁーんっ!」 ふと後ろから少女の声がした。 聞き覚えのある声に御剣は振り向く。 「あー、やっぱりミツルギすぁん(さん)だぁ。」 「ミクモ君ではないか・・・。どうしたのだ、こんな時間に。」 「そういうミツルギすぁんこそぉ、今帰りですかぁ。」 美雲はふらふらと御剣に近づいていく。 そこで御剣はやっと気づいた、彼女が普通ではないと。 顔も真っ赤だし、息がひどくアルコール臭い。 「ミクモ君、まさか君は酒を飲んだのではあるまいな?」 「えぇだってぇ、私ももう大学生ですよぉぉ。」 あの一連の事件から約一年が経ち、...
  • 07/09/14
    「抱いて・・・欲しいの。なるほどう・・・りゅういち・・・」  拳は既に真っ白になっていた。彼女の瞳も濡れている。 「もう、貴方を追わない。戻って欲しいなんて、言わないから」  情欲で求められているのでないことは、見ればわかった。あれに僕なりの決意があったように、これには、彼女なりの決意が込められているのだ。きっと。  ・・・でも。 「御剣、は?」  途端、彼女は目を見開いた。その顔が真っ赤に染まる。 「どうしていつも怜侍なのッ?! 私は・・・私は貴方の声が聞きたいのに・・・!!」 「狩魔、冥・・・」  それは怒りだった。そして僕は、僕がいかに今まで彼女ときちんと向かい合っていなかったかを、思い知らされたのだった。 「貴方は私と話してるの?! 私は怜侍じゃない・・・だからすべて聞かせてくれなんていう資格はないかもしれないわ・・・。でも、せめて・・・」  瞳に溜まっていた、涙が遂に溢れた。たっ...
  • 07/05/09
    かつてのライバルが逮捕された。そんなニュースがたまたま日本に居合わせた冥の耳に飛び込んで来た。 最後に会ったのは7年前。そのすぐ後、彼が弁護士の職を追われたと聞いた。それ故に、彼と納得のいく決着が付けられないまま、一度も会うことなく現在に至ったのだ。 時折、友人たちを通して彼の話を聞いてはいたが、なんとなく会う気にはなれなかった。 しかし、そのニュースは冥の中で忘れていた記憶を呼び戻す。 何度崖っぷちに立たされても悪魔のような信念を持って何度でも蘇る、その男の存在。不死鳥、と言えるほどカッコいいものでもなければ、お世辞にも鮮やかとは言い難い逆転劇。 冥の脳裏に蘇ったのは、熱血漢に溢れた青年の姿だった。 あの男に殺人なんてできるはずがない、その思いが彼女の足を留置所に向かわせたのだ。 「久しぶりね、成歩堂龍一。」 突然現れた冥の姿に成歩堂はキョトンと目を丸める。 「もしかして私が思い出...
  • 07/09/11
    指定された時間に、御剣怜侍は姿勢を正して上司の執務室を訪ねた。 中へ通されデスクの前に立つと、上司は不機嫌な顔を上げた。 叱責されるようなことをした覚えはないものの、とっさに覚悟をする。 「御剣検事」 「はっ」 上司は手にしていた万年筆の先を御剣に向けた。 「狩魔検事は、どこかね?」 「・・・は?」 一瞬、意味がわからない。 そういえば、この2、3日は狩魔冥の姿を見ていない。 しかし、多忙を極める職務でそれはよくあることだ。 「狩魔検事が、なにか?」 「昨日から携帯電話が通じないのだ。緊急に必要な資料があるのだが、それが過去に狩魔検事が扱ったものなのでな」 なにかあったのだろうか、と不安になる。 「では、検事局にも出勤していないと?」 「いや、狩魔検事は有給休暇中でな」 「・・・・・・は」 「だが、資料は必要だ。キミが連絡先を知っているなら、保管場所なりパスワードなりを聞き出してもらえない...
  • 09/02/18
    「ん‥‥‥‥んん‥‥」 鳥の歌声が遠くで聞こえている。 目をあけると、和室じゃない天井。慣れない枕。 朝焼けの綺麗な色した光が眼を射す。 あたしの下半身の奥で、いつもは感じない治りかけの火傷のような痛みが続いている。 あたしたち、しちゃったんだ。 ‥‥だって、あたしの横には好きな人。しかも、ハダカの。 寝息を立てて寝ている。 ギザギザの眉毛がたまにぴくっと動いたりして、 その寝顔は意外にもカワイイ。 「‥‥なるほどくん、スキ」 小さな声で呼んでみる。 起きる気配は、ない。 ‥‥‥‥‥‥どうせ、寝てるし気付かないよね? あたしは、いとしい人に密着して、唇を奪った。 触れるだけの軽いキスに好きだという気持ちをこめて。 「‥‥‥‥おはよ」 「ん、おはよ」 ぱちりと目を開くなるほどくん。 「きゃわあああ!?」 あわてて布団に沈むあたし。まさか、起きていたなんて。 「あ、あのあの、聞...
  • 09/03/15
    「たまには、どうだ、その、食事でも」 できるだけ偶然を装って、できるかぎりさりげなく。 御剣怜侍が検事局の資料室で、忙しく判例を探している狩魔冥にそう言った。 「いやなんだその、今日の裁判について、話もあるしな」 「今日は約束があるの」 資料から目も上げずに、冥が答える。 朝からこの一言を言うために、何度も何度もシュミレーションして口の中をカラカラにしていた御剣は、瞬殺されてその場に座り込みたいほどがっくりした。 かろうじて矜持で身体を支え、表情を取り繕いはしたものの、疑問が口を付いて出るのは押さえられなかった。 「誰とだ?」 目指すものを見つけたのか、資料をパタンと閉じて小脇に抱えた冥がふんと鼻で笑った。 「デートよ」 今度こそ、御剣は意識が遠のく気がした。 御剣が、建物の影に身を潜めていると、仕事を終えた冥が検事局を出てくる。 コートの襟を立てて、距離を置きながら、御剣はヒール...
  • 10/09/27
    『囚われた烏』 シーナはテーブルの上に置かれたシャンパングラスをそっと手に取った。 見ただけでわかる。フランスのある会社が作っている高級品だ。 その隣にあるシャンパンのボトルにはこれまた、品質と権威を示す良く知られたラベルが貼られている。 テーブルの上には他にみずみずしい果物が盛られたボールがあった。 珠のような露に濡れる果実も、多分滅多に見ることが出来ない上等なものなのだろう。 そもそも、今いるこの部屋自体もかなり豪華な、しかし落ち着いた場所だった。 定員は二名のはずだが、どう考えてもその十倍の人数で会議が出来そうな広さだ。しかもそれが二間。つまりスイートルームになっている。 うるさくない程度に主張する瀟洒な調度品。 そして、レースのカーテン越しに広がる夜景の大パノラマ。 まさにどこを切り取っても非の打ち所が無かった。 ここは国内一を誇るホテルの一室なのだから、この程度の風格がある...
  • 09/07/25
    *逆転検事4話の後。 *御剣20歳、冥13歳。 初法廷にはいずれ新しい舞台を用意する、と狩魔豪に言われて、御剣は改めて狩魔邸の自室で六法を開いた。 検事局では上階にある上級検事の執務室とは違い、新人の御剣は下の階の奥まったところに並ぶ狭い執務室のひとつを割り当てられていた。 歴代の新人検事たちの血と汗と涙が染みこんだデスクや本棚には感慨深いものもあるが、まだ検事になって日も浅く、なじんでいるのはやはりこの部屋だった。 デスクの前で、まだまだ多くある学ぶべきことに取り組むために、御剣は背筋を伸ばした。 幻に終わったデビュー戦には苦い思い出が残るものの、そんなことにいつまでもこだわっていてはいけない、狩魔の教えを受けたものとして今度こそ恥ずかしくない戦いをしなくては。 意気込んで眉間に皺を刻んだその時、ノックもなしにドアが開いた。 「あら、熱心ね」 顔を上げるまでもない。 招かれざる来訪...
  • 09/10/06
    注意 ・巌徒×巴 ・巌徒と巴は愛人関係という妄想前提 ・フェラのみ。本番なし ・女攻め描写あり ・ 555のネタを引っ張っているが、単体でも読める ・キャラが壊れているのは仕様 ・おっさんが喘ぐのも仕様 セックスが好きか、と訊かれれば、否、と答える。 けれど嫌いか、と訊かれても、まあそれほどでも──と答えるしかない。 そもそも宝月巴にとって、性行為は。もっと言えば巌徒海慈とのそうした行為は、 好き嫌いでくくれるものではなかった。食事と一緒だ。メニューによって好き嫌い はあれど、基本は“やらなきゃならないコト”だ。何しろ食べないと死ぬ。 ああ、世の中には食事が楽しくてたまらない人間もいる、という点でも一緒かも しれない。巴には理解し難いが、セックス自体が好きでやると幸せになる人間もいる のだろう。 それとも。巴は考える。 恋人とか、夫とか。そういう“愛する相手”とするなら別なのだろ...
  • 05/09/13
    勝訴祝い 「良い天気だね~ナルホドくん!・・・もしも~し?聞いてるぅ~?」 「・・・えっ!あっ、ごめん・・・」 「もーナルホドくんったら朝からずっとそんな調子じゃない!」 ひょうたん湖公園の並木道を散歩しながら、僕は思い返していた。昨晩の出来事を・・・ ―9月XX日 午後9時23分― 「ナルホドくん、今日のハッタリも凄かったね~。アタシ鳥肌立っちゃったよ!」 「そりゃどうも」 僕と真宵ちゃんは事務所のソファーに腰掛け、今日の裁判での『勝訴』のお祝いをしていた。 珍しく質素なお祝いは、真宵ちゃんの「ナルホドくんの財布ぴんちなんでしょー?」の一言から始まった。 いつもならやれでぃなーが食べたいだの味噌ラーメン10杯食べるだの騒いでいた彼女だが、 一応僕に気を遣ってくれるようになったということだろうか・・・。 「・・・なんだよ、ジッと見て・...
  • 09/06/21
    *成歩堂(24)×真宵(17) *セーラー服が大好きな変態成歩堂なので、爽やかな彼が好きな人は要注意。 *真宵のセーラー服モノが書きたかった事を優先したので、1での彼らの関係を無理やり歪曲させた感があります。 *真宵の学校の設定は勝手に考えた捏造設定です。 *人によっては真宵の体型に違和感を覚えるかもしれないが、オレはこの位のが食指が働くんだ変態でスマヌ…。 *ただのエロなのに無駄に長い。 「なっるほどくーん!ただいまー!!!」 「…わ!…真宵ちゃん!!…て何だよその格好は」 真宵は、勢い良く扉を開けて大声で挨拶をしながら事務所に突入した。 しんと静まり返った事務所で、判例資料に目を通していた為、真宵の突然の大声に成歩堂は飛び上がるほど驚いた。 そして、真宵の声に驚いた後、今度は真宵の姿に再び驚いた。 真宵はセーラー服を着て、肩から学生鞄を提げていたのだ。 少女が学生服を着る事は不思...
  • 08/09/18
    ■ 空の色 ■ 春の陽射しが優しい3月下旬のある日曜日。 ほんの僅かに開いた窓から流れ込む、 まだ少し冷たい風を頬に受けながら、 真宵は長閑な倉院の山里の風景を眺めていた。 「あたし、とうとう…」 ポツリ、呟く。 いつも見慣れているはずの風景が、少し違って見える気がする。 自分だけの秘密を持った甘酸っぱさ。 大人の女になったという誇らしさ。 いけないことをしちゃったという背徳感。 …もう子供には戻れないという少しの寂しさ。 そして、大好きな人と結ばれたという嬉しさ。 なんとも形容しがたい感情を真宵は感じていた。 夢か現かすら分からない昨日の出来事を、ぼんやり思い出す。 真宵は少女時代と決別したのであった。 **************************************** 「なるほど君!」 突然耳元で炸裂した元気の良い声に、思わず成歩堂は飛び起きた...
  • 03/09/19
    御剣×冥④ もう、何年こんな孤独な生活を続けているだろう… 御剣は、冷静な表の顔とは裏腹に、御剣は父親が亡くなってからずっと、孤独と不安を抱え続けていた。 そんな彼が温もりを感じた人間が、かつて一人だけいた。 彼の師匠・狩魔豪の娘である狩魔冥。 彼も孤独だったが、彼女もまた孤独だった。 幼い頃から検事になるための英才教育を受けてきた彼女の周りには年上の人間しかいない。 冷ややかな目で見られることもしばしばで、同年代の友人は勿論いない。 厳格な父親は、彼女を弟子として扱っていたので、親の愛情というものは感じられなかった。 そういう共通点があり、御剣と冥はいつしか仲が良くなっていった。 彼女が日本でかつての友人・成歩堂龍一に敗訴した後、旅立って1年になる。 が、連絡の1つもない。 メイと一緒にいられたら… そんな想いが御剣の頭に浮かぶが...
  • 09/06/26
    「…なあ、シーナ」 「………なんだ、ロウ」 自身のデスクに張り付き、事件の資料を整理していたシーナが、後ろのソファーに寝そべったまま声をかけてきた狼へ返事を返したのは、たっぷり10秒後だった。 「なあ……」 しかしシーナは振り向く事はせず、手を休める気配も無い。 「シーナ、おーい」 「……」 「シーイーナー」 「…ロウ、……うるさい」 しつこく呼び掛けてくる狼に、シーナは溜め息をひとつ吐いて手を止めた。 「お、シーナ、溜め息なんか吐いて…疲れたんだろ?少し休めよ」 「ロウ、急ぎの資料だと急かしたのは誰だ?」 「う、……俺?」 「わかっているなら邪魔をするな」 そう一蹴して、再び作業を開始するシーナ。 そのつれない後ろ姿を穴が開くほどに見つめながら、狼はクゥン…と叱られた犬の様な情けない声を上げた。 ―――それから15分程経って作業を終えたシーナ。 書類を束ねながら後ろを振り...
  • 09/06/17
    前 「いやーさっきの2人見せ付けてくれましたねー!天下の大ドロボウでもあの2人の愛だけは盗めませんね!」 「………」 「…どうしたんですか?御剣検事??」 「ム…なんでもない…」 「…ひょっとして、大人のマナーがどうとかってまだ怒ってるんですか?お堅いですね~だから顔にヒビが入るんですよ!」 「そ!…そういうアレでは…!!…そして美雲くん!コレはヒビでは無い!」 「まーまー…いいじゃないですか!夫婦いつまでも仲良しなんて、幸せな事ですよ?」 「…あの2人はまだ結婚はしていないが…それ以前に恋人同士でもなかったはずだが…」 「え?けど、お子さんと一緒だったし…て、御剣検事のお知り合いなんですか??」 「な!?…何を言って居るのだ!…あんな非常識で破廉恥な連中、知り合いでも何でもないわ!!」 *** 「…ハックション!!!」 「!?…な、なるほどくん!?」 「…ま、真宵ちゃ…」 ぼ...
  • 09/03/11
    ・ナルマヨ (既に付き合ってる設定) ・前半2/3真宵視点、後半1/3ニット視点 ・わりと純愛かと思う ・結構長文 よろしかったらどうぞ あたしが初めて男の人に抱かれたのはハタチの誕生日だった。 その日、東京からなるほどくんがみぬきちゃんを連れて遊びに来てくれて、 はみちゃんと三人であたしの誕生日を祝ってくれたんだ。 なるほどくんが資格を失ったあの事件からもうすぐ2ヶ月。 事件直後から、みぬきちゃんの身辺調査をしていたなるほどくんが 彼女を引き取る決意をするまでの約2週間、うちでみぬきちゃんを預かっていたから、 学年が一つ違いのはみちゃんとみぬきちゃんは既に打ち解けていた。 遊びに来た時は、女同士仲良く3人でお風呂に入り、 そして一頻り話したあと、二人は二つ並んだお布団にこれまた仲良く潜り込む。 それが恒例になっていた。 2人が寝たあと、疲れきった顔をしていたなるほどくんを...
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