~流石兄弟の囲碁ワンポイントレッスン4~
( ノ_ゝ`)「OK。碁盤没収された。」
(´<_` )「流石は兄者。のっけからシュールでボコボコなナイスガイだな。」
( ノ_ゝ`)「母者に返すよう橋渡ししてくれないか。」
(´<_` ;)(やれやれ。)「また母者に殴られたのか。」
( ノ_ゝ`)「諸君、待たせたな。今回は『ゲタ』を勉強しよう。」
(´<_` )「では図Hを見てくれ。黒石を打って図Iで示した白△を取ってみたい。」
図H 図I
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤ ├┼○┼┼┼┼┼┤
├○┼┼┼●┼┼┤ ├○┼┼┼●┼┼┤
├┼┼┼○●┼┼┤ ├┼┼┼△●┼┼┤
├┼┼●●┼┼┼┤ ├┼┼●●┼┼┼┤
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└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
( ノ_ゝ`)「OK。碁盤没収された。」
(´<_` )「流石は兄者。のっけからシュールでボコボコなナイスガイだな。」
( ノ_ゝ`)「母者に返すよう橋渡ししてくれないか。」
(´<_` ;)(やれやれ。)「また母者に殴られたのか。」
( ノ_ゝ`)「諸君、待たせたな。今回は『ゲタ』を勉強しよう。」
(´<_` )「では図Hを見てくれ。黒石を打って図Iで示した白△を取ってみたい。」
図H 図I
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(
ノ_ゝ`)「俺が説明する。まずシチョウで取る手があるか見てみる。」
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├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤ ├┼○┼★┼┼┼┤
├○┼┼☆●┼┼┤ → ├○┼☆○●┼┼┤
├┼┼★○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤
├┼┼●●┼┼┼┤ ├┼┼●●┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
( ノ_ゝ`)「ごらんの通り、シチョウアタリにぶつかって白に逃げられてしまう。シチョウは無理だな。
そこでだ。図Jのように打つ手があることを知ってほしい。」
図J
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├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤
├○┼★┼●┼┼┤
├┼┼┼○●┼┼┤
├┼┼●●┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
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( ノ_ゝ`)「この手一発で白はもう逃げられない。この形を『ゲタ』と呼ぶ。」
(´<_` )(すごいぞ、あの兄者が説明している)
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├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤ ├┼○┼★┼┼┼┤
├○┼┼☆●┼┼┤ → ├○┼☆○●┼┼┤
├┼┼★○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤
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( ノ_ゝ`)「ごらんの通り、シチョウアタリにぶつかって白に逃げられてしまう。シチョウは無理だな。
そこでだ。図Jのように打つ手があることを知ってほしい。」
図J
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( ノ_ゝ`)「この手一発で白はもう逃げられない。この形を『ゲタ』と呼ぶ。」
(´<_` )(すごいぞ、あの兄者が説明している)
(
ノ_ゝ`)「例えば白が☆と打っても、黒★で白は既に逃げ場を失っているのがわかるだろう。」
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├○┼●☆●┼┼┤ ├○┼●○●┼┼┤
├┼┼┼○●┼┼┤ ├┼┼┼○●┼┼┤
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( ノ_ゝ`)「このように直接アタリにせず間接的に石を取る方法がゲタだ。
実践でも大いに役立つ手筋なので是非覚えでいただきだい。」
(´<_` )「兄者、やるじゃないか。見直したぞ。母者に殴られるだけの兄者じゃないんだな!」
( ノ_ゝ`)「……。」
(´<_` )「それは照れているつもりか?」
( ノ_ゝ`)「俺の場合、性質上こっち側を殴られると表情が出ないんだよ。」
(´<_` )「ははは。そこで俺を殴るわけだ。なかなかヒネリが来てるじゃないか、なんてな。」
( ノ_ゝ`)「……。」
(´<_` )「……。」
( ノ_ゝ`)「OK。ウッテガエシ成功。」
(´<_` ;)(え?ホントに殴る気だったの
つづく?
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( ノ_ゝ`)「このように直接アタリにせず間接的に石を取る方法がゲタだ。
実践でも大いに役立つ手筋なので是非覚えでいただきだい。」
(´<_` )「兄者、やるじゃないか。見直したぞ。母者に殴られるだけの兄者じゃないんだな!」
( ノ_ゝ`)「……。」
(´<_` )「それは照れているつもりか?」
( ノ_ゝ`)「俺の場合、性質上こっち側を殴られると表情が出ないんだよ。」
(´<_` )「ははは。そこで俺を殴るわけだ。なかなかヒネリが来てるじゃないか、なんてな。」
( ノ_ゝ`)「……。」
(´<_` )「……。」
( ノ_ゝ`)「OK。ウッテガエシ成功。」
(´<_` ;)(え?ホントに殴る気だったの
つづく?