受けと負荷

ハピナスが弱いと言われるのは何故か?

それは低い特攻とノーマルタイプゆえの技の威力の低さ、範囲の狭さ、釘付け能力の小ささにより、相手のパーティに負荷をかけられないから


相手の特殊ポケモンにハピナスを繰り出し、物理ポケモンを繰り出され後続の物理受けにつなぐ

「ハピナスが倒れなければ相手の特殊は動けない。相手がハピナスを突破できない限り勝てる」と思うだろうか?

しかし、火力インフレと呼ばれる現在のポケモンでは、ハピナスの弱い攻撃でほとんどダメージを受けていないせいで何度も繰り出される物理ポケモンを全て受けられるポケモンは存在しない


つまりハピナスは特殊を受けることによって物理を呼び込み、後続の味方に負荷をかけてしまうということになる

それによって最終的には自分のハピナスと相手の物理決定力が生き残るというかたちになり、負ける

役割放棄

ハピナスのカウンターは何故弱いか?

まず、ハピナスをパーティに採用する目的は特殊決定力を受けることである


相手の特殊決定力にハピナスを繰り出し、物理決定力を繰り出されカウンターで物理決定力を倒す

「意表をついて厄介なポケモンを倒せた」と思うだろうか?

しかし、カウンター後の残りHP僅かなハピナスでは特殊決定力を受けきることすらできない


ハピナスが本来受ける予定だった特殊決定力を止められるポケモンがいなくなり、負ける


※実際の構築ではハピナスの後ろにもう1匹特殊受けを用意することもできるが、上の「受けと負荷」によって、役割範囲が被る上に相手に負荷をかけられない受けポケモンを2匹もパーティに採用するのは危険だというのが分かってもらえるはず

見せ合い6→3

ハピナスは本当に弱いのか?

見せ合い戦なら相手のパーティを把握できる

つまりハピナスに対して繰り出されるポケモンを予測できる

ハピナスの型考察で、大文字/冷凍ビーム/草結び/卵産み といった攻撃的な技構成を提案したのは、メタグロス、ヘラクロス、ガブリアス、ドサイドン、ラグラージ等の強力な物理決定力をピンポイントで釘付けするためである

よって見せ合い戦では、構成次第ではハピナスは弱くはないが、交代読みを強いられるため安定はしないといえる

最終更新:2011年03月23日 11:42