時槻風乃


【分類】
登場人物

【読み】
ときつきかぜの

【初出】
断章のグリムI 灰かぶり

【解説】
時槻雪乃の2つ上の姉で故人。現在は雪の女王断章の一部として雪乃に取り憑いている
雪乃とよく似た容姿だが、基本が仏頂面な妹と違い(悪意を感じさせる)笑みを湛えていることが多い
彼女自身が神の悪夢の一端であるため泡禍の感知する力が非常に高く、
その度合いによっては潜有者異端)であるかどうかすら判別が可能
普段は雪の女王の保持者である雪乃と、目醒めのアリスにの効果により
悪夢を共有できる白野蒼衣のみ彼女を知覚出来るが、実体化すればその限りではない。

<愚かで愛しい私の妹、あなたの身と心とその苦痛を、全て私に差し出してくれる>という風乃の問いに、
雪乃が<あげるわ>と答える断章詩により顕現、雪乃のリストカット痕を全てこじ開けて発生させた激痛を汲み上げ、
雪乃のそれを数段上回る発火能力を行使することが出来る

ゴスロリ趣味やリストカット癖、「火は"熱い"ではなく"痛い"」という独特の考え方に他人を拒絶する生き方、
そして雪乃のトラウマである両親を惨殺した上での焼身自殺という凶行等、現在の雪乃を形作る元凶となった人物。
生前は壊れてしまいそうな危うさこそあるものの、自分の有様に苦悩するなど常識的な理性を持つ一面を見せていたが、
死後は隙あらば雪乃や蒼衣をからかい翻弄する魔女として君臨している。

メディアワークス文庫から刊行されている「時槻風乃と黒い童話の夜」シリーズでは、生前の風乃が夜に出歩く少女たちと出会うことで
彼女たちの運命が変わっていく、という流れで話がすすんでいく。


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最終更新:2014年08月15日 01:39