「お姉ちゃんたち、行っちゃったね」
「うん」
「うん」
「ゆたか、ほんとに大丈夫?」
ゆたかの背中をさするみなみ
「いつものことだから、大丈夫だよ」
「少し横になった方がいいと思う」
「でも、こんなところじゃ、そんな場所ないよ」
ゆたかの背中をさするみなみ
「いつものことだから、大丈夫だよ」
「少し横になった方がいいと思う」
「でも、こんなところじゃ、そんな場所ないよ」
トントン
ひざの上を叩くみなみ
「ここに頭乗せてもいいから」
「えっ!?そんな悪いよ」
顔が赤くなるゆたか
ひざの上を叩くみなみ
「ここに頭乗せてもいいから」
「えっ!?そんな悪いよ」
顔が赤くなるゆたか
「わたしはかまわないから」
またトントンとひざの上叩く
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
ゆたかはみなみのひざの上に頭を乗せて、上半身を横にする
またトントンとひざの上叩く
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
ゆたかはみなみのひざの上に頭を乗せて、上半身を横にする
「なんか変な気分」
「わたしも人にひざ枕するのは初めて」
「普通、そうだよね」
「わたしも人にひざ枕するのは初めて」
「普通、そうだよね」
「みなみちゃんの体あったかい」
「そうかな?」
「あったかくて、すごくやさしい感じがする」
「そうかな?」
「あったかくて、すごくやさしい感じがする」
ドーン ドーン
遠くで花火が打ちあがってるのが見える
「きれいだなー」
「うん、ほんとにきれい」
遠くで花火が打ちあがってるのが見える
「きれいだなー」
「うん、ほんとにきれい」
「また来年も一緒に花火見に行こうね」
「そうだね」
「そうだね」
「来年はゆたかと二人きりで出かけたい」
「えっ?なに?」
「いやっ、なんでもない」
「?」
「えっ?なに?」
「いやっ、なんでもない」
「?」
あっ、お姉ちゃんたちが戻ってきた