夕方を古く黄昏と言い、魔が歩く時間とされていた。故に、人に魔が宿るのも、こんな気狂い色の刻である。
「思ったより長引いたわね、つかさも待ってるし…急がなくっちゃ」
廊下を小走りに、かがみは教室を目指す。
廊下を小走りに、かがみは教室を目指す。
ここ2、3日こなたが風邪で休んでいる為、お見舞いに行く事にしたのだが、かがみとみゆきは委員会の仕事があったので、(終り次第教室集合。出発)となったのだ。
「体温計を入れてあげるぐらいは…うん、大丈夫。自然よね。あ、汗を拭くのは流石に遣りすぎかな…いや、でも…」
彼女の事になると、どうも妄想が止まらない。
そうこうする内、教室の近くにさしかかる。クラス替えの度、いつも願った教室に…
「んんッ…ふぅ…っあ…」
「体温計を入れてあげるぐらいは…うん、大丈夫。自然よね。あ、汗を拭くのは流石に遣りすぎかな…いや、でも…」
彼女の事になると、どうも妄想が止まらない。
そうこうする内、教室の近くにさしかかる。クラス替えの度、いつも願った教室に…
「んんッ…ふぅ…っあ…」
何か、聞こえた。
「?」
下校になってから随分たっている、みゆきは残務整理があると言っていたから、居るのはつかさだけのはずだ。
「独り言…ふふっ…ちょっと悪戯してやるか」
戸を薄く開き中を覗く。
そう、ほんの悪戯のつもりだった。
見舞いでの笑い話として使う程度の…なのに
「え…」
そこには、机に恥部を擦り付ける、妹がいた。
下校になってから随分たっている、みゆきは残務整理があると言っていたから、居るのはつかさだけのはずだ。
「独り言…ふふっ…ちょっと悪戯してやるか」
戸を薄く開き中を覗く。
そう、ほんの悪戯のつもりだった。
見舞いでの笑い話として使う程度の…なのに
「え…」
そこには、机に恥部を擦り付ける、妹がいた。
「はあ、はぁ…んっ、あぁ…」縁をつかみ、角に何度も擦り付ける。
頬は赤らみ、うるんだ瞳は虚ろ。
吐息を漏らす口からは、涎が糸をひき、愛液と共に机を汚している。
(つ、つかさ!?こんな…がっ、学校で?)
「ふあぁ…も、もう…ダメッ、――――――!!」
ちょうど達したのか、つかさはブルブル振るえた後、ペタリと座り込んだ。
(ど、どうしよう…流石に今すぐには…入れないわよ…ね…)
大事な妹だ、かがみも傷付けたくはない。
だが、それもつかさの言葉を聞くまでだった。
「ハァ、ハァ…こなちゃん…」
頬は赤らみ、うるんだ瞳は虚ろ。
吐息を漏らす口からは、涎が糸をひき、愛液と共に机を汚している。
(つ、つかさ!?こんな…がっ、学校で?)
「ふあぁ…も、もう…ダメッ、――――――!!」
ちょうど達したのか、つかさはブルブル振るえた後、ペタリと座り込んだ。
(ど、どうしよう…流石に今すぐには…入れないわよ…ね…)
大事な妹だ、かがみも傷付けたくはない。
だが、それもつかさの言葉を聞くまでだった。
「ハァ、ハァ…こなちゃん…」
今、何て?
よく見ると、つかさが先程まで行為に使用していた机は、こなたの物である。
へぇ…詰り…そういうこと
かがみの中で、何かがわきあがる。
かがみの中で、何かがわきあがる。
きっと私…凄く酷い事言う。でも、つかさがいけないんだからね?
嗚呼――夕陽が眩しい…
「大分お楽しみだったわね」「きゃっ!?お、お姉ちゃん?」ガラリと戸を開けて中に入る。つかさは飛び上がるほど驚いた。
「あっ、これは、その…違くて、だから…えっと…」
「あーあ、こんなに汚しちゃって…………変態」
「え?」
つかさは耳を疑った、確に自分は恥じ知らずな事をした。
しかし、あの優しい姉が、罵った?…私を?
「友達の…それも同性の机でオナニーするなんて、立派な変態じゃない。大切な妹が、こんな淫乱だったなんて知らなかったわ」
「そんな…酷いよ、お姉ちゃん…」
涙声になりながら、うつ向いてしまうつかさ。
そこに追い打ちをかけるように、かがみは話続ける。
「泣きたいのはコッチよ。こなたに何て言ってあげようかしら?いくらアイツでも軽蔑するでしょうね。汚い…汚い汚い!!」
このセリフに、つかさの肩がビクッと振るえる。
雰囲気が…変わった。
「ホント、私まで避けられたらどう「……だって…クセに…」
つかさが、何か、呟いた。
「あっ、これは、その…違くて、だから…えっと…」
「あーあ、こんなに汚しちゃって…………変態」
「え?」
つかさは耳を疑った、確に自分は恥じ知らずな事をした。
しかし、あの優しい姉が、罵った?…私を?
「友達の…それも同性の机でオナニーするなんて、立派な変態じゃない。大切な妹が、こんな淫乱だったなんて知らなかったわ」
「そんな…酷いよ、お姉ちゃん…」
涙声になりながら、うつ向いてしまうつかさ。
そこに追い打ちをかけるように、かがみは話続ける。
「泣きたいのはコッチよ。こなたに何て言ってあげようかしら?いくらアイツでも軽蔑するでしょうね。汚い…汚い汚い!!」
このセリフに、つかさの肩がビクッと振るえる。
雰囲気が…変わった。
「ホント、私まで避けられたらどう「……だって…クセに…」
つかさが、何か、呟いた。
「お姉ちゃんだって……クセに…」
「何?ハッキリ言いなさいよ」
「お姉ちゃんだって汚いクセに!!!」
今まで聞いた事がない程の大声で叫ぶと、つかさはゆっくり立ち上がった。
目が濁っている。
「私、知ってるんだよ?こなちゃんが遊びに来て帰った後、こなちゃんの使ってたクッションを抱き締めて、お姉ちゃんがエッチな事してたの…」
「なっ!?つ、つかさ…あんたぁ…」
絶対の秘密。死ぬまで表にしない秘密というのが、人にはある。
自らのそれを他人の口から聞かされるのは、この上なく―――不快。
「クッションの匂いを一杯吸い込んで、アソコをいじってる時のカオ…変態さんだよね。汚い汚い」
普段絶対にしない嫌な笑い。
「このッ――!」
かがみが掴みかかる直前
「すいません、遅くなりましたぁ」
ほがらかな声がそれを止まらせた。
みゆきである。
「………?何かあったんですか?」
首を傾げて尋ねる仕草が、酷く場違い。
「……別に。何でもないわ」「うん、何でもないよ」
「そうですか?でわ、速く行きましょう。こなたさん、きっと寂しがっていますよ」
みゆきは笑って促した。
「そうね…行きましょ、つかさ」
「うん」
三人揃って教室を出る。何事もなかったかのように。
夕陽が沈む。
「何?ハッキリ言いなさいよ」
「お姉ちゃんだって汚いクセに!!!」
今まで聞いた事がない程の大声で叫ぶと、つかさはゆっくり立ち上がった。
目が濁っている。
「私、知ってるんだよ?こなちゃんが遊びに来て帰った後、こなちゃんの使ってたクッションを抱き締めて、お姉ちゃんがエッチな事してたの…」
「なっ!?つ、つかさ…あんたぁ…」
絶対の秘密。死ぬまで表にしない秘密というのが、人にはある。
自らのそれを他人の口から聞かされるのは、この上なく―――不快。
「クッションの匂いを一杯吸い込んで、アソコをいじってる時のカオ…変態さんだよね。汚い汚い」
普段絶対にしない嫌な笑い。
「このッ――!」
かがみが掴みかかる直前
「すいません、遅くなりましたぁ」
ほがらかな声がそれを止まらせた。
みゆきである。
「………?何かあったんですか?」
首を傾げて尋ねる仕草が、酷く場違い。
「……別に。何でもないわ」「うん、何でもないよ」
「そうですか?でわ、速く行きましょう。こなたさん、きっと寂しがっていますよ」
みゆきは笑って促した。
「そうね…行きましょ、つかさ」
「うん」
三人揃って教室を出る。何事もなかったかのように。
夕陽が沈む。
夜の世界は…もう目の前
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- この、雌豚!
みたいなアレか -- 火曜サスペンス (2009-12-03 17:31:48) - うあああ暗い -- 名無しさん (2009-02-11 18:13:36)