kairakunoza @ ウィキ

デスノート 2話

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kairakunoza

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「まさか・・・・・昨日のあのノート・・・・・・・いや・・・・そんなはずは・・・・・・・」
どういうことだろう。あのノートが本物としか考えられない。
「ありえない・・・・・・・そんなことが・・・・・・」
しかし、現実を整理してみるとあのノートが本物なのは明らかだった。

そのあとはすぐに家に帰った。つかさと一緒に、こなたとみゆきには今日用事があるから、と言って置いた。
帰るとすぐに私は部屋に閉じこもった。つかさには、勉強するから、と言っておいた。つかさはなぜだかずっとうつむいたままだった。
「・・・・・・・ふう。」
私は机に座ってひとまず深呼吸した。さっきから動悸がおかしい。
「まさか・・・・・あんなことが・・・・・・」
緊迫した空気から解放されたからか、いきなり涙が出てきた。
「うっ・・・・・・ひくっ・・・・・ひ、人を・・・・・・殺した・・・・・・・この手で・・・・・・・」
最初はただただ恐ろしかった。もうこんなことをするのはやめにしよう。そう思った。



――――――3日後
この3日間、学校は休校となった。普通ならありえないことだが、白石の家は少し複雑な家だったらしく、事後処理に時間がかかったらしい。
家族は今、つかさしかいない。皆出かけている。私はベッドに仰向けになっていた。ラノベの続きを読もうと、左側に身体を傾けた。ゆっくりとラノベを取ろうとすると・・・・・・・ふいに背後に気配を感じた。
私はすぐさま振り向いた。
「!!!!!!!!!!!!!!!!キャアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
なんと化け物が立っていた。一体どこから侵入してきたのか、そんなことには一切頭がついていかなかった。
「!!どうしたのおねえちゃん!!!!」
つかさが心配して来てくれた。すると、その化け物が言った。
「安心しろ。デスノートを触ったものにしか俺の姿は見えない。声も聞こえない。」
「????お姉ちゃん?どうしたの?何もないよ??」
つかさはきょろきょろと辺りを見回し、首をかしげた。
「?????変だなあ。お姉ちゃん、あんまり大きな声出さないでね。びっくりするから。」
そう言ってつかさは自分の部屋に戻っていった。
「・・・・・行ったな。もう安心だろ。おいお前。さっさとおきろ。」
化け物が言った。私は恐怖で腰が抜けていた。声も、かすれた声しかでなかった。
「・・・・・あ、あ、あなたは一体何???」
震える声でようやく搾り出した。


ん?俺?そのデスノートの持ち主の死神、リュークだ。」
し、し、死神!!!!!!!私は口をぽかんと開けて、ただただその死神リュークを見つめていた。
「そんなみつめんなよ。で、お前名前は??」
「・・・・・・・・柊かがみ・・・・・・」
「かがみか、よろしくな。で、ノートは??」
私はこの死神が言う「ノート」とは一体なんなのか。私には一発で理解できた。
「よ、よいしょ・・・・・・・」
私はデスノートを取り出し、リュークに見せた。リュークはだるそうにベッドに横になっていた。
「何人書いた??」
「え??」
「何人か書いただろ。どれくらい書いたんだ?」
・・・・・・私は無言でノートを開いて、リュークに見せた。
「・・・っておい!一人かよ!!小心者だなあ~。そんな臆病なやつはお前が初めてだ」
「・・・・・・私は一人といえど、ノートを使って人を殺した。魂でも抜きにきたんでしょ?」
こんなにもはやく環境へ順次適応できる自分は、凄いと思った。だって、死神と平然と話しているのだから。
「は?魂?何いってんのお前??」
「え??」
「そのノートはもうお前のものだ。俺はお前に何もしないし、お前はそのノートを好きに使える。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
信じられなかった。これが私のもの????????だが、あくまで冷静だった私は、すぐに返答した。
「ていうことは、何人殺してもいいわけ?」
「当たり前じゃないか。」
リュークは相変わらずだるそうにねころんでいる。
「・・・・・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「ん?」
「・・・・・これこそが私の一番欲しかった物。あなたは死神なんかじゃないわ。私にとっては、救世主よ。」
私はノートを机に置き、黙り込んだ。
「(これさえあれば・・・・・・弁護士なんかならなくても・・・・・・世界を変えることができる。私が世界の神になれる。)」
「どうした?急に黙り込んで。」
リュークが話しかけてきた。私は答えた。
「・・・・・・・・・よろしくね。リューク。」
「お?なになに?もう俺が怖くないの?」
「もう怖いなんて感情は消えたわ。むしろ嬉しいくらいよ。・・・・・これから私は、このノートを使って邪魔者を消していく。そうして最終的には、
この世界の頂点に・・・・・神になるわ。」


この日から私は変わった。こうして私は孤高の殺人者への道を歩き始めた。   

fin















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