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お母さんかがみとみさお

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匿名ユーザー

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普段と同じ様に始まった、ある日の昼休み。
柊かがみは珍しく、自分の教室で弁当を食べていた。



「おー?柊、なんで今日はちびっ子のクラスに行かないんだ?珍しいな」
「別にいいじゃない、なんとなく、よ。なんとなく」
本当になんとなくだから仕方ないのだ。
「ふーん、じゃあ一緒に食べようぜ♪っ私机持ってくる!」
「あ、ああ…」
それにしても世話しない奴だ。昔っから一緒にいるのだがちっとも変わらないと思う。
「はあ…、もうちょっと、なんとかならないもんか…」
「ひーらぎっ!ひーらぎっ!そっち、くっつけていい?」
「あーもう、分かったから大声出すな…って、危ない!」
その瞬間

『ドガーッ』

「あーあ…」
「いたたたた」
今時机に引っかかってこけるなよ…女子高生だろ…。
「ほら、立ちなさいよ手ぇ貸すから…ってアンタ血出てるわよ!?」
ふと見ると、膝小僧をすりむいたのか血が出ている。
「大丈夫だぁって、こんなの舐めとけば…」
「ばか、小学生じゃないんだから、とりあえずそこ座んな」
「あ…」
鞄の中に確か消毒液と絆創膏があったはず、…まあこの程度の傷なら、ガーゼを当てる必要まではないだろう。
「うわー、柊、それしみるからヤだー」
「ほら、こんくらい我慢する」
とりあえず応急処置は終了。
その間ずっとしみるだの舐めるだの騒いでたみさおもすっかり大人しくなった。
「ほい、終了。…なんで涙目なのよ」
「だってしみるから…」
「はあ…もう」
座っているみさおの頭に手を乗せ、少し胸に引き寄せる。
「よしよし、良く頑張ったな。もう痛くないからな」
よしよし、と何度か頭を撫でてやる。
少し子供扱いし過ぎか。
「……」
「ん?どーしたのよ」
「柊ってさ…」
「うん」
「お母さんみたいだな」
「んなっ…///」
何を恥ずかしい事をッ…!言っておるかこのがきんちょはッ?
「そっかー、お母さんかー、うんうん♪柊はお母さんだっ♪」
「こらっ///まだ言うかっ!だ、抱きつくなっ///」

こんな所をこなた達に見られでもしたら…っ!

「やっほー!かっがみーん!」
「あ……」
「お姉ちゃんいるぅ……」
「……」
まずい…まずい沈黙が……。
「か、かがみん…それは…」
「ち、違…これは日下「百合だーーっ!!」
「なんでそーなるっ!」
「へへっー、柊はお母さんなんだなーっ」
「ちょっ、ばか!アンタも早く離れなさいよ!」
「お姉ちゃん……そうだったんだ……」
「つかさ!何が『そう』なのよ!こらっー!」

どいつもこいつもぉ!
バカヤローー!!

――だけど、みさおにお母さんと言われて、悪い気もしなかったかがみんであった。
ちゃんちゃん♪


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コメント:
  • ↓百合姫コミックの看板作品。 -- 名無しさん (2011-04-10 23:21:34)
  • 世間にはゆるゆりというコミックがあるのをご存知か?
    それに似たオーラを感じたぜww -- コメント職人U (2010-01-30 00:43:53)
  • ゆりゆり。 -- 名無しさん (2010-01-30 00:07:55)

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