提督×利根12-462

462 :1/4:2014/07/01(火) 21:24:00.19 ID:GHD1d5ms
いつぞや投稿した利根改二SSの後編です。
遅くなり申し訳ない

 /*/

「はぁ……んっ、ちゅっ……ぷは……」

口の中で舌を絡めとられ、舐られる。
閉じられない唇の端から涎が垂れ流れ、長い糸を引いて落ちていく。
息が続かない。身体が熱い。きっと僕の頬は真っ赤に上気しているはずだ。
目の前には利根の顔。零れ落ちそうなほど大きな瞳が、笑みの形で半月を描く。
押し付けられた柔らかな利根の身体が、服越しにそれと分かるほど熱い。
身体が熱で蕩けるよう。頭がくらくらする。視界がぼやけて、焦点が定まらない。
唇と唇が、胸と胸が離れる。

「ぷはっ……ふぅ……んふ、かわゆいのぅ、提督は」

長いキスを終えた利根は、顔を上げると、唾液まみれの唇を掌でぐいと拭った。
ここは、鎮守府にある僕の個室。
部屋に着くなり、ベッドに押し倒された僕は、馬乗りになった利根に巧みに動きを封じられて、ずっとキスで責められていた。
こうしてキスが終わった今も、その余韻と、熱の名残が、まだ体の中で燃えていて、僕は身動きひとつとれない。
脱力し、中空に眼差しを彷徨わせる僕を、遥か高みから利根が見下ろしている。

「まるで、辱められた乙女のようだな、提督よ。まさか、キスだけで気を遣ってしまったわけではあるまい?」

その言葉に、僕は力なくコクリと頷くのが精一杯。
確かにまだ射精には至ってない。
でも、体中、何処にも力が入らないのに、僕のあの部分だけがパキパキに硬くなって、ズボンの前を押し上げようとしているのが分かる。
そして、体の内側から熱で炙られた僕の肌は、信じられないほど敏感になっていて、普段なら意識しないような服との摩擦にも反応してしまう。

「うむ、そうでなくてはな。お楽しみはこれからなのじゃ」

そう言いながら、利根は僕の上着のボタンを外し、シャツを肌蹴ていく。
あらわになった僕の肌を、なぶるように利根の細い指が撫で下ろす。
のど元から鎖骨の間を滑り落ち、胸骨をなぞって、守るものない平らなお腹の上でステップを踏む。
それだけのことが、今の僕には背筋が震えるほど気持ち良い。二の腕が総毛立って、暴発しそうになる。

「……利根ぇ……意地悪、しないで……」

僕は、泣きそうになりながら、熱っぽい口調で利根に懇願する。
胡乱な視界の中で、利根はいつもと同じようにいたずらっぽく微笑んでいる。
でも、僕の声に利根は何もこたえてはくれない。
無言のまま、ベルトが抜き取られ、するするとズボンが下げられる。
下穿きの前は小さく盛り上がっていて、その頂はぬらぬらと濡れて光っていた。

「うむ、準備万端ではないか。
 頑張って我慢した提督には、ご褒美をやらなければな」

僕に跨った利根が朗らかに笑う。
利根も興奮しているのだろうか。
上気した頬に潤んだ瞳が、普段の利根からは想像もできないほど艶っぽい。
そんな彼女に見蕩れている僕とは別に、僕の浅ましい部分は“ご褒美”という言葉に反応して、かくかくと腰を揺らせてしまう。

「そう逸るでない、提督よ。
 そんなに動かすと、擦れて暴発してしまうぞ?」

利根は、くすくすと笑いながら後ろ手で僕の下穿きの中に指を滑り込ませる。
熱く滾ったおちんちんに、ひんやりとした指が堪らなく心地よい。
先走りした体液ででぬるぬるの先端は、利根の指に弄ばれる度にくちゅくちゅとエッチな音を立てて僕を苛む。

「ふあっ……やっ、やだっ……利根、出ちゃう、出ちゃうよ……っ」

「んふ、艦娘とはいえ女に組み伏され、挙句、下穿きを履いたまま射精してしまうとは、とんだ変態じゃな」

嗜虐的に笑いながら、利根は僕に顔を近づける。
顔にかかる利根の吐息が熱くて甘い。泣きたいくらい恥ずかしいのに、腰が蕩けそうなほど気持ち良くて、もう何も考えられない。

「だ、だって、それは、利根が……」

「変態と呼ばれたくなければ、我慢するのだな、提督よ。
 耐えられるなら、の話だが」

もしも1分耐えられたなら、もっと気持ちの良いご褒美をやろう、と耳元で呟いて、利根は僕のおちんちんを緩急をつけて扱き始める。
僕は半ば反射的に、きゅっとお尻に力をこめて、その気持ちよさに耐えようとする。
でも、びりびりと太ももの付け根が痺れて、利根の指の感触以外、何も感じなくなる。
もうお腹やお尻に力が入っているかどうかも、よくわからない。
意識が飛びそうになって、僕はとっさに歯を食いしばる。
苦しいのか気持ち良いのか区別が付かない。

「ふー、ふーっ!」

「後、20秒……」

裏筋が撫で上げられ、鈴口を利根の細い指先がくすぐる。

「んっ……うぁっ!」

「こんな所まで硬くして、この歳で、もうすっかりまぐわいの味を覚えてしまったのだな」

ちゅ、と利根の口が僕の乳首を含む。
柔らかな舌先で硬く尖ったそこを突き、舐り、歯で甘噛みする。
おちんちんから感じる、刺すような刺激とはまた違った、じんわりと暖かい心地よさに、身体中の力が抜けそうになる。

「それはっ、利根、利根がっ……」

「人のせいにしてはいかんな、人のせいにしては。覚えたての頃は、執務室でも求めてきたではないか」

唾液だらけになった乳首を口から放し、僕を見上げる利根の顔は、本当に楽しそうだ。

「うー、うぅー」

「ふふ、あとじゅーごびょーじゃー。頑張るのぅ、提督よ」

その言葉を聴いて、僕は一層、歯を食いしばる。
もう少し、もう少しで楽になれる。
ご褒美……。

「んー、ちゅっ」

唇に柔らかい感触。

「え?」

ついばむような、触れるだけの口付け。
完全な不意打ちだった。
ほんの一瞬、その感触に気を取られてしまった。

「……あ」

ぴゅっ、とおちんちんの先から噴き出す感覚。
僕はとっさにそれを止めようとするけど、堰を切ったように溢れ出した精液を止める術などあるはずがなかった。

「うわ、あ……ああぁ……」

どくんどくんと、粘り気の強い液体が尿道を通り抜ける度に、意識が遠のきそうなくらい気持ち良い。

「あっ、あっ……あぁ」

腰の辺りから、身体の中身が蕩けて、精液として搾り出されるような快感。
視界が真っ白に染まって、何もかも飛んでいきそうになる。

「……あ……はぁ……」

「ぎりぎりまで我慢した方が、気持ち良いのじゃ……って、また凄い量がでたのう」

最後の一滴が吐き出されるまで、後ろ手に僕のおちんちんを扱いていた利根が、ぐしょぐしょになった股のあたりを見てぎょっとしていた。

「うぅー……酷いや、利根」

「うむ、すまぬすまぬ。提督があまりにもかわゆかったので、つい、な。
 あのようなエッチでかわゆい顔を見せられたら、滾らねば嘘というものだ」

「うー」

僕としては、可愛いよりもかっこよいと言われたい。
守りたいよりも、頼りになると思われたい。
ようやく一息ついた頭で、僕がそんなことを考えていると、利根がドロドロになった僕の下穿きを脱がせていた。

「……何してるの?」

「何って、もちろん、次の準備に決まっているではないか」

「次って……その、我慢できなかったから、ご褒美はなしなんじゃ……?」

「あれは限界まで我慢させるための方便である!
 何より、我輩がまだ気持ちよくなっていないからな……それとも、もう嫌か?」

僕はぶんぶんと首を横に振った。
それを見て、利根は屈託のない笑顔を浮かべると、僕の下腹部にはり付く精液を、舌で清めるように舐め取っていく。

「んふ、青臭くて、苦くて、これだけ沢山に射精したのに濃ゆい……ちゅ」

射精したばかりで、萎えた僕のおちんちんを口に含むと、舌を絡めるようにして刺激し、吸い上げる。
濡れて暖かな利根の口の中は、しなやかで細い指とはまた違った快感で僕を翻弄する。
射精したばかりで敏感なそこを刺激されて、僕の意思とは全く無関係に腰がびくびくと震えてしまう。
じんわりと腰全体が温まるような感覚と共に、再び硬く、持ち上がっていく。

「う、気持ち良いよ、利根……」

じゅぽ、と下品な音を立てて口淫に没頭する利根の柔らかな髪を撫でていると、時間の感覚がまるで溶けるように消えていく。
それからしばらくして、僕のおちんちんが完全に勃起すると、利根は僕の身体を跨ぐ様にして立ち上がった。
片手で、スカートの裾を捲り上げる。

本来、履いているべき下穿きが、影も形もなかった。
煙るようにうっすらと生える茂み越しに白い肌が見え、その奥の、蜜を湛えた割れ目まで露になる。

「利根、まさか、今日一日その格好で?」

その時初めて、利根の頬が羞恥に染まった。

「……うむ、今日は提督に、この格好で一杯抱いてもらおうと思ってな。
 じゃが、この格好だと下穿きを脱ぐのが存外に面倒なのじゃ」

後ろ半分の言葉に、どこか言い訳じみたものを感じたのは僕の気のせいだろうか?
そんな疑問を浮かべる僕を尻目に、利根は、もう片方の手で、割れ目を開いて見せる。
くちゅ、と粘ついた音を立てて開いたそこは、充血して濃い桃色に染まり、何かを求めるようにひくついている。
内股を濡らすほど溢れた愛液が一筋、つ、と真下にある僕のおちんちんの先端に垂れ落ちた。

「提督よ、我輩“も”準備万端である」

僕がその夜のことではっきりと覚えているのは、そこまでだ。
その後の出来事は、嵐のように激しく交わったという印象としての記憶でしかない。
ただ、その一夜が夢でなかった証拠は、艤装の一部であるところの利根の衣装を酷く汚してしまい、
利根の妹分である筑摩さんにこっぴどくお説教されることになるという形で残っている。

これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/

最終更新:2018年05月30日 12:47