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テイルズオブデスティニー
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テイルズオブデスティニー
兵士として自らの名を上げるために故郷のリーネ村を飛び出したスタン・エルロンは、セインガルド王国の首都ダリルシェイド行きの飛行竜「ルミナ・ドラコニス」に密航するが、密航が発覚し武器を取り上げられてしまう。
そこへ魔物が襲来。武器を取り上げられていたスタンは武器を探すため飛行竜内を捜索する。そして倉庫内で見つけたのが知能ある剣「ソーディアン・ディムロス」だった。
喋る剣に選ばれたスタンは、運命の螺旋へと巻き込まれていく。
そこへ魔物が襲来。武器を取り上げられていたスタンは武器を探すため飛行竜内を捜索する。そして倉庫内で見つけたのが知能ある剣「ソーディアン・ディムロス」だった。
喋る剣に選ばれたスタンは、運命の螺旋へと巻き込まれていく。
配信動画
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目(消失)
7日目(Part1、
Part2)
8日目
9日目
10日目(Part1、
Part2)
11日目(Part1、
Part2、
Part3、
Part4)
12日目
13日目
14日目(ラスト)
/クリア後の雑談付き
主な登場人物
キッコ | (スタン) | 立身出世目指す田舎からのお上りさん。ソーディアンの持ち主になる。 |
アカネ | (ルーティ) | レンズハンターであり盗掘の常習犯。ソーディアンの持ち主。 |
カグラ | (マリー) | アカネに会う以前の記憶がない。 |
ダグラス | (リオン) | セインガルド王国の客員剣士でオベロン社総帥ヒューゴの側近。ソーディアンの持ち主。 |
みゆき | (フィリア) | アタモニ神団の司祭。ソーディアンの持ち主になる。 |
セインツロウ | (ウッドロウ) | ファンダリアの王子。ソーディアンの持ち主。 |
フィリップ | (ジョニー) | アクアヴェイル公国・シデン領当主の三男。蒼天の稲妻。 |
リトラー | 旧地上軍司令 | |
ミラン | (ミクトラン) | 旧天上軍司令 |
デスティニーの世界
星の歴史―説明書より―
- 約数千年前、この星に特殊なエネルギー反応を示す彗星が衝突した。地軸は転倒し、衝突の際に巻き上げられた粉塵によって、星は長い冬の時代へと歩み始める。
- 生き残った人々は太陽の光を求め、空中浮遊都市建造を計画した。それに役立ったのが、彗星のもたらした未知のエネルギー源「レンズ」である。
- 人々の努力とレンズの力により、わずか一年にして最初の空中都市「ダイクロフト」が完成する。しかしダイクロフトに住むことを許されたのは、一部の特殊階級の人間だけであった。
- ほどなくして空中都市に住む「天上人」の地上支配が始まる。天上人は地上攻撃兵器「ベルクラント」を開発し、地上人を制圧していくのである。そして地上人が天上人に対して一斉蜂起する日が訪れた。「天地戦争」の始まりである。
- 天上人の有利で始まった戦争だが、選民思想を嫌うベルクラント開発チームが地上軍に寝返ったとき、形成は逆転した。彼らは天上人に対抗すべく、レンズ技術を集結した最終兵器「ソーディアン」を作り上げたのである。
- 知能を持つ剣、ソーディアン。そしてそのマスター達の活躍により、遂に地上軍は勝利をおさめる。過ちを二度と繰り返さぬため、空中都市は海底深くへと沈められた。
- ソーディアンたちは自らの意思で長い眠りについた。自らを兵器と自覚する彼らにとって、平和な時代に用はないのだ…。
- やがて数百年の時がたった。人々はレンズの恩恵を受け、小さな衝突はあるにせよ、概ね平和な日々を過ごしていた。天地戦争も空中都市も、今でははるか昔のできごととして…。
天地戦争
- 太古の昔、地上に巨大な隕石が降り注ぎ、人類はその人口の半数近くを失い、またその粉塵により太陽の光の届かない冬の時代へと突入した。
- 人類は、天の楽園に住まうことを許された選ばれし者と、選ばれざる者とに分かれ、選ばれし者は「天空の雷」を使い選ばれざる地上の民を支配していった。
- 圧政に耐えかねた地上の民たちは一斉蜂起し、天と地を分けた天地戦争を巻き起こす。
- 結局その戦争は地上人の勝利に終わり、敗者となった天上人は天地戦争により荒廃した第二大陸、カルバレイスへと強制移民させられ、長く苦しい差別を受けることとなる。
レンズ
- レンズとは、天地戦争以前に地上に墜落した隕石より抽出された結晶を一定の規格にそって整形したものである。
- ある特殊なエネルギーを有しており、オベロン社等がレンズハンター達より買い取り、機械や医薬品の製造原料として製造されている。
- モンスターは、レンズを体内に取り込み変化した動植物であり、レンズハンター達はモンスターを倒すことでレンズを手に入れる。
- 飛行竜はその体にレンズを有する人工竜である。制作には、原材料である生体金属を多量に消費するためか、古代においてもその生産数は少数に留まっている。
- 現在認知されている唯一の飛行竜はセインガルド王国によって主に貨物運搬用に管理されており、一般人の飛行竜の利用は不可能である。
神殿
- 神官たちは上から、大司教、司教、大司祭、司祭、神官の5つの階級に分けられ、司教以上はセインガルドの総本山にしか存在しない。
お話の内容概略
第一部
ソーディアン・ディムロス
- キッコは兵士として名を挙げるためにフィッツガルドにあるど田舎の山村を飛び出し、セインガルド王国首都・ダリルシェイド行きの飛行竜「ルミナ・ドラコニス」に密航する。
- その飛行竜は何かとても重要なものを運搬中であるらしく、密航のバレたキッコは激しい取り調べを受け、武器を取り上げられ飛行竜の甲板掃除をするよう言いつけられる。
- そこへ突然モンスターの大群が。乗組員が次々その凶刃に倒れる中、武器を持たないキッコは倉庫へと逃げ延び、そこで意思を持ち喋る剣「ソーディアン・ディムロス」を発見し、見初められる。
- 喋る剣を手に行く手を塞ぐモンスター達を撃破し、その剣の指示通り飛行竜を脱出。ファンダリア王国の森に不時着する。
- キッコが目覚めた時、キッコはある山小屋の中に居た。ウッドロウ・ケルヴィンという青年がキッコを保護してくれたらしい。
- ディムロスは彼に何か不吉なものを感じ、キッコに警戒するよう告げ、キッコは「助けてくれたお礼」として彼の保護する少女を一緒に探し出、またジェノスという街まで送ってもらう。
ソーディアンマスター・アカネ
- 街までは来たものの、関所を超えることができない。どうやら(通行書?)がないとそ街から脱出することができない。
- どうしたものかと思案していると、カグラ・エージェントという女性に出会い、仲間を助けてくれと頼まれる。
- 仕方なく彼女について歩いて行くと、ある神殿へと辿り着く。そしてそこには、罠に捕らえられ動けないレンズ・ハンターのアカネ・カトレットが居た。
- キッコはカグラと協力しアカネを開放するも、その出口でアカネ達を追っていた自警団に見つかり「遺跡荒らし」の片棒を担がされてしまう。
- 仕方なくキッコは自警団を倒し、アカネ達と共にジェノスの街まで逃亡する。
- どうやらアカネはキッコと同じく、喋る剣「ソーディアン・アトワイト」のマスターであるらしい。そして、彼女の仲間であるカグラは、アカネと出会う以前の記憶を持っていないことを告げる。
- キッコは成り行き上アカネとカグラのパーティに加わることとなり、彼女たちに同行し、遺跡を荒らして手に入れた杖を依頼者に渡しにセインガルド王国の村の一つ、ハーメンツへと向かう。
- 依頼人に無事に杖を引き渡すも、セインガルド王国管理下の神殿を荒らした国宝泥棒として、王国の兵士にその身柄を拘束されてしまう。
ソーディアンマスター・ダグラス
- 本来であれば極刑になるはずのキッコ達は、しかしソーディアン・マスターであることからレンズ製品メーカーであるオベロン社総帥:ヒューゴに目を留められ、最近連絡のつかないストレイライズ神殿の調査へ向かうことと引き換えに助命される。
- 逃亡防止の首輪を付けられ、キッコ達を捕らえた少年、ダグラス・マグナスがその見張り役として同行する。
- どうやら、彼もまたキッコ達同様喋る剣「ソーディアン・シャルティエ」のマスターであるらしい。
- 無事ストレイライズ神殿へと辿り着いたキッコ達。しかし彼らを待ち受けていたものは無数の無残な遺体であった。
- 神殿の奥にて石化状態にさせられていた司祭みゆき・フィリスによると、神殿奥に封印されていた「神の眼」を大司教グレバムの手によって奪われてしまったらしい。
- 神の眼とは、莫大なエネルギーを秘めた巨大なレンズであり、その昔この神の眼により世界は滅亡の危機に瀕したという。これが悪用されれば何が起こるかわからない。
- 一行はみゆきをパーティに加え、グレバムを追うことに。
ソーディアンマスター・みゆき
- 報告のためにキッコ達は首都へと戻るが、港にて神の眼らしきものがカルバスの国へと運ばれたという情報を手にする。
- カルバレイスはその昔、天地戦争に敗北した天上人が追われた地であり、天上思想の色濃く残る国である。
- キッコ達は神の眼を追いカルバレイスへと帆を向けるが、その海路は近頃怪物が出るとの専らの噂であり、案の定怪物に襲われる。
- どうやらその怪物は天地戦争時代の乗り物、海竜であったらしい。
- 一行はそこで喋る剣「ソーディアン・クレメンテ」に出会い、マスターとしてみゆきが選ばれる。
- キッコ達は無事カルバスの首都カルビオラへと辿り着き、神の眼が運び込まれたという神殿へと乗り込むも、神の眼は既に他国へと運び出された後であった。
- グレバムの配下にあったその大司祭曰く、神の寵愛を受けた選ばれし者として、神の眼により彼らがこの世界を制圧すると。
- 八方塞がりかと思われたが、オベロン社のカルバレイス方面責任者・バルックにより、ある重大な情報がもたらされる。
- 最近、オベロン社のレンズ運搬船が謎の武装集団により襲撃される事件が頻発しているが、それらにグレバムが関わっている可能性があるというのだ。
- 真相を確かめるべく一行はキッコの故国フィッツガルドの首都ノイシュタットへと向かい、オベロン社フィッツガルド支部長・イレーヌの協力を得て海賊船の制圧に成功する。
- 果たしてそこにいたのは、みゆきの同僚司祭・バティスタであった。
- ダグラスは彼を捕らえ拷問にかけるも成果は上がらず、彼に発信機を付けわざと逃亡させ、その行方を追うこととする。
無法地帯モリュウ領
- バティスタの逃亡先は、その昔セインガルド王国より分離独立したというアクアヴェイル公国であった。
- 複数の領国からなる島国であるアクアヴェイルが現在も各国との冷戦状態にあるため、神の眼を有したとなると、その影響は計り知れない。
- 一行は決意も新たにアクアヴェイル公国シデン領への侵入に成功し、そこで、最近代わったモリュウ領主の名がバティスタであることを知る。
- モリュウ領に辿り着くとそこは、たった1週間で全てが変わり果ててしまったという無法地帯であった。
- キッコ達はその街中で謎の吟遊詩人・蒼天の稲妻フィリップに出会い、バティスタに囚われている彼の親友の救出の助力を要請される。
- ダグラスの苦情もよそにキッコは気前よくフィリップをパーティに加え、意気揚々バティスタの城へと向かう。
- フィリップの導きもありモリュウ城へとまんまと忍び込み、そこに囚われていたフィリップの親友の妻を助け出し、場内奥にてバティスタも撃破。キッコ達は、現アクアヴェイル国王・ティベリウスのもとにグレバムがいるとの情報を聞き出すことに成功する。
- 城内牢より、フィリップの親友であり元モリュウ領主の息子も助け出し、シデン領主三男であったフィリップと共にトウケイ領城へと乗り込む6人。しかしあと一歩の所でグレバムに逃げられてしまう。
- グレバムの行先はファンダリアだというティベリウス国王。グレバムはファンダリアより、神の眼の力を用いてセインガルドを侵攻し、そこから世界侵略を進めるというのだ。
- 大王を無くし混乱の最中にあるアクアヴェイルにフィリップを残し、キッコ達はファンダリアへと急ぐ。
カグラの悲しみ
- ファンダリアでは既に侵略が始まっていた。兵士に囲まれるセインツロウと再会したキッコ達は衝撃の真実を知る。なんとセインツロウは王族であったというのだ。
- セインツロウ曰く、城はグレバムの拠点となり、神の眼もそこにあるという。ファンダリアにあったというソーディアン・イクティノスもグレバムの手に落ちているらしい。
- 世紀末状態になっているハイデルブルク街の城の門を叩くキッコ達。当然のごとく衛兵に囲まれ牢に入れられてしまう。そしてその衛兵の中にはカグラの旦那・ダリスがいた。
- 旦那と再会したことで今までの記憶を全て取り戻したカグラとキッコ一行は脱獄し、ダリスと会う。
- どうやらダリスはグレバムによって洗脳状態にあるらしい。そこでカグラは思い出したダリスとの記憶を言い聞かせる。
- 昔ファンダリアが戦乱の地にあった頃、カグラは敗残兵として落ち延びてきたところを自衛団の隊員ダリスに拾われたのだという。そしてその後カグラも自衛団へと入り、二人は夫婦としての生活を始めた。しかし今より2年前、サイリルの町が何者かに襲われ、防戦に加わったものはカグラとダリスを除いて殺された。
- 状況を絶望視したダリスはカグラだけでも生かすために、カグラのこれまでの記憶を消すことによってカグラを強引に逃し、一人で死地に臨んだのだという。
- カグラの話を聞き、真実の記憶を思い出しかけたダリス。しかしそこに衛兵が突入し、ダリス&衛兵VSキッコ一行の戦闘が勃発してしまう。
- これ大丈夫かな?と桔子の中に一抹の不安がよぎる中、みゆきが空気を読まずサンダーブレードで旦那に止めを刺し、旦那を仲間に殺されたカグラは失意の底に沈んでしまう。
- 悲しみに暮れ故郷サイリルに帰るカグラとドン引きの桔子達を取り残し、キッコ達はついにグレバムに挑む。
グレバムの最期
- 城への侵入に成功したキッコ達は城の奥深くでグレバムに相対する。
- 神の眼の力を使いキッコに襲いかかるグレバム。しかしあまりに強大なその力の制御に失敗し、グレバムはその身を滅ぼす。ソーディアン・イクティノスを取り戻したセインツロウ。しかし神の眼の暴走は止まらない。
- 神の眼暴走による爆発を止めるため、あるディスクの装着を全員に指示するダグラス。ディスクを装着したソーディアンを掲げることで神の眼は無事に沈静化された。しかしこのあまりに巨大な力は人の手に余るもの。セインガルド王国に持ち帰ることを否定し、破壊を提案するセインツロウ。イクティノスを用いその行動に移すが、イクティノスは応答をしない。
- ダグラスは、神の眼はセインガルド王が責任をもって管理し、決して悪用することはないと宣言。セインツロウはセインガルド王に直接会い、その人柄を見定めるということで合意、一先ずセインガルド城へと帰る。
つかの間の平和
- セインガルドへと帰る飛行竜の中、カグラの身を憂い元気のないアカネは、多額のお金を必要としている理由を語る。どうやら恩人が金銭的に困っているらしい。
- そんなこんなでセインガルド城に到着。セインガルド王に謁見し、これまでの経緯を報告する。そしてセインガルド王は、神の眼を城の地下へと封印し再びそれを表舞台に上げないことを誓う。セインツロウは次期ファンダリア国王として神の眼の不使用及びファンダリアとの同盟締結を書状として求め、ここに和睦は成った。
- キッコは、神の眼の脅威が去り再び眠りに就いたソーディアンをセインガルドへと返却し、その働きに対する報奨金をも全てアカネに託し、故郷の村に帰ることを決める。
第二部
姉弟
- グレバムを倒し、平和な世界を取り戻したかと思いきや、再び姿を消した神の眼。そしてその犯人はオベロン社総帥ヒューゴとダグラスであると言うのだ。
- セインガルド王より、ソーディアンとしての真相解明と事態鎮圧の要請を受けたキッコ達は、手がかりを求めヒューゴの書斎のメモに書かれた廃工場へと向かう。
- そこにあったのは、未だ稼働中である研究施設、そしてヒューゴとダグラス。ダグラスはどうやら、恋仲であるメイドのマリアンを人質にとられ、仕方なくヒューゴに与しているらしい。
- キッコ達の足止め要員として剣を握るダグラス。そして驚くべき真実を口にする。なんと、ヒューゴとアカネ、ダグラスは血の繋がった実の親子であるというのだ。
- 初めて姉弟として相対するアカネとダグラス。遂にダグラスを昏倒させることに成功するも、海底洞窟が崩壊、ダグラスを残し、キッコ一行は濁流に飲み込まれる。
復活の空中都市
- ヒューゴの野望の阻止に失敗したキッコ達。そしてヒューゴは天地戦争時代の旧天上人の空中都市ダイクロフトを復活させ、地上攻撃兵器ベルクラントを稼働させる。
- ベルクラントによって次々破壊攻撃を受ける地上各地。キッコ達は飛行竜による突撃を試みるも、高度の問題で辿り着くことができない。そこでこちらも旧地上軍の拠点である浮遊都市ラディスロウを復活させる事にする。
- ラディスロウはクレメンテが眠っていたその場所であり、そこではソーディアン同様に人格を持つ旧地上軍司令官リトラーがキッコ一行を待ち受けていた。
- 再び空に浮かび上がったラディスロウにより、外殻の上を行き、空中都市間を繋いだワープ装置を利用しダイクロフト突破を目指すキッコ達。しかしワープ装置は既にヒューゴにより破壊された後であった。
- 外殻上から直接乗り込むよう計画を変更したキッコ達は、外殻上を行く為に浮遊クルーザーを入手すべく、空中都市の一つであるミックハイルへ向かい、そこで身柄を拘束されたマリアンと再会する。
- ダグラスを想い嘆く彼女を助け出し、ラディスロウに突入する一行。
- しかしラディスロウには既に鏡面バリアーが張られており、更には守護竜にも守られ、近付くことが出来ない。
- バリアの中和装置を作るために不可欠であるイクティノスを修復する為、空中都市ヘルレイオスへ向かう一行。そしてそこにはキッコと桜デートをしたイレーヌが待ち受けていた。
- イレーヌは言う。「一度最初からやり直さなければ、世界から貧富の差や人種差別はなくならない」。
- 破壊後の建設プランを一切持たないまま、世界の破壊・再生計画を語るイレーヌと、世界は変えていけると訴えるキッコ。両者のふわっとした問答の中でその無茶に気付いたイレーヌは、理想の世界をキッコに託し、上空よりその身を投げる。
- (恐らく)初恋の人を喪いグレるキッコとイクティノスを復活させた一行は、世界を守るということについてを改めて考える。大切な人を、守るんだ!
- キッコ一行は守護竜を沈黙させる為、そのコントロールルームがあるという空中都市クラウディスへと向かう。そしてそこに居たのはオベロン社幹部バルック。無神論者である彼は、しかし神の眼の力を用いヒューゴを神とし、世界を新しく作り変えるというのだ。曰く、ヒューゴが暴走することは有り得ないのできっと良い世の中になると。
- やはり破壊後の全てがノープランであることが判明し、バルックを撃破するキッコ一行。鏡面バリアーと守護竜を共に無効化し、敵の本陣ベルクラントへと乗り込む。
ヒューゴの最期
- ベルクラントの最奥には、天地戦争における最強のソーディアン・ベルセリオスを手にしたヒューゴが立っていた。降伏を迫るキッコ達、しかしヒューゴは逆に、キッコ一行に新世界の創造に加わることを提案する。破壊から始まる世界に興味はない、交渉は決裂した。
- 初めて実の親子として相対し、その命をかけて刃を交えるアカネとヒューゴ。今の世界を守るため、アカネはヒューゴを撃破する。そしてその最期の言葉は、アカネの親としてのものであった。
- 再び肉親を喪い悲しみに暮れるアカネとその一行。全てが終わったのだ。
- しかしその想いも束の間、ベルセリオスから男の声が響き渡る。天上の王、ミクトランが蘇ったのだ。
- 天地戦争の時代、ミクトランはソーディアンたちに確かに倒されたが、その死の最中に自分の精神だけをベルセリオスの中に逃げ移したのだという。ミクトランがヒューゴを操り、新世界の創造を企てていたのだ。
- 進化した第二形態のベルセリオスを用い、キッコ達を一撃で蹴散らすミクトラン。地上に攻撃をしかけ、またお前たちは殺すにも値しないとキッコ達を海へと突き落とす。
立ち込める暗雲
- 地上は外殻に覆われ、太陽の光が届くことのない、暗黒の大地へと化していた。
- キッコ達はセインガルドへ向かい航行中であった、フィリップの幼馴染フェイト達の船に助けられ、セインガルド王国ダリルシェルドへと送り届けられる。
- セインガルド王に謁見し事の顛末を報告し、またラディスロウが既に敵の手に落ち空に上がる事が出来ず、逃げ延びてきた助手は意識不明の重体であるとの状況を知る。地上はモンスター達で溢れ、各地は総攻撃を受けている。もはや打つ手なしか。
- ともかくと一行がモンスター討伐の応援に出ていると、助手の意識が回復したとの一報が入る。慌てて城に戻ると、無事の助手より、ミクトラン討伐に向けてのリトラー司令からの指示が2つ伝えられた。
- 一つは、集積レンズ砲という多数のレンズエネルギーを束ねて発射することのできる装置を開発し、かの外殻に穴を穿つこと。外殻の重量で高度の下がった今であれば、飛行竜でも到達することができる。なお、飛行竜はカルバレイスのジャンクランドにある生体金属ベルセリウムにより修理する。
- もう一つは、ソーディアン研究所でキッコ達のソーディアンを第二形態に進化させることである。
- 2つのミッションを無事に成功させたキッコ達は、集積レンズ砲のエネルギー源となる特殊レンズ3つをセインガルド王国各地より集め、その砲弾にて外殻の破壊を試みた。
- しかし、理論上は十ニ分に可能であるにも関わらず、外殻に穴を空けることが出来ない。停止したはずの無重量エレベーターはミクトランの手により再稼働し、モンスターが次々と街へと攻め込んでくる。
一筋の希望
- 絶望的な空気が一行を包み込む中、天空よりリトラー司令の声が響く。
- 曰く、外殻表面の半球はエネルギーアブソーバー(エネルギーの吸収装置)であると。それが集積レンズ砲の威力を吸収し殺しているだけでなく、人々の生命エネルギーまでもを吸い取っているというのだ。そしてその最終の目標は、天空の理想郷の作成である。
- リトラー司令は言う。エネルギーアブソーバーがあるのは外殻にだけだ。最大出力でラディスロウを撃ち、天上への道を開け!
- ラディスロウを撃つということはすなわちリトラー司令の死を意味する。しかし、人類を滅亡させるわけにはいかない。それは何よりも優先されるべき人類の目的である。
- 覚悟を決めたキッコは集積レンズ砲のリミッターを解除し、暴発の危険をも承知でエネルギーを最大にまで充填させ、総合司令本部ラディスロウを撃つ。
- 果たして、ラディスロウとリトラーは散り、ダイクロフトへの突破口は開かれた。キッコ達は飛行竜に乗り込み、旧天空軍司令ミクトランへと最後の殴りこみをかける!
ダイクロフト
添付ファイル