「ハルにゃんたちの団?ときょこたんたちのグループって似てるよね」
妹よ、唐突に何を言い出すのだ。似てはいるがな。
「おんなじような人が揃ってるし~」
確かに宇宙人、未来人、超能力者、神様と対応する人物が揃ってるのは事実だ。
しかし、こいつがそんなことを知っているはずがないのだが。
「誰と誰が似てるって?」
「えっとね、古泉くんと佐々木さん」
確かにどっちも薀蓄魔神だな。それでいて常に周囲に注意を張り巡らせてるところも似ている。
まあ、そうしている動機は全く違うんだろうけどな。
「でしょ~?それから、くーちゃんと有希ねえ」
なんか呼称に微妙な違和感を覚えるが、合ってはいる。無口キャラだし、基本的に追従型ユニットだ。
「キョン君とポンちゃん」
藤原(仮称)よ、お前はどうやら狸やらインスタントラーメンと同列になったらしいぞ。出世したな…っておい。
「俺は厭味野郎と一緒か!?」
「うん」
ありえん。ないない。絶対違う。COCOイチのカレーとメーヤウのイエローくらい違ってるぞそれは。
「だっていっつもぶーぶー言いながら、最後はみんなについてくもん」
うっ。
「ツンデレ~ツンデレ~♪」
うるさい。…で、残りのあいつはどっちに対応するんだ。あとは該当無しとか言うんじゃないだろうな。
「きょこたんはねえ、ハルにゃんだよ」
「ほう」
改めて言われれば、そうだな。
あっちのグループは佐々木を中心に集まっているように見えて、橘が一人で切り盛りしている。
もっともSOS団ならハルヒが一方的に集合場所と時間を宣告して終了、なのだが、向こうはそうも行くまい。
妹よ、唐突に何を言い出すのだ。似てはいるがな。
「おんなじような人が揃ってるし~」
確かに宇宙人、未来人、超能力者、神様と対応する人物が揃ってるのは事実だ。
しかし、こいつがそんなことを知っているはずがないのだが。
「誰と誰が似てるって?」
「えっとね、古泉くんと佐々木さん」
確かにどっちも薀蓄魔神だな。それでいて常に周囲に注意を張り巡らせてるところも似ている。
まあ、そうしている動機は全く違うんだろうけどな。
「でしょ~?それから、くーちゃんと有希ねえ」
なんか呼称に微妙な違和感を覚えるが、合ってはいる。無口キャラだし、基本的に追従型ユニットだ。
「キョン君とポンちゃん」
藤原(仮称)よ、お前はどうやら狸やらインスタントラーメンと同列になったらしいぞ。出世したな…っておい。
「俺は厭味野郎と一緒か!?」
「うん」
ありえん。ないない。絶対違う。COCOイチのカレーとメーヤウのイエローくらい違ってるぞそれは。
「だっていっつもぶーぶー言いながら、最後はみんなについてくもん」
うっ。
「ツンデレ~ツンデレ~♪」
うるさい。…で、残りのあいつはどっちに対応するんだ。あとは該当無しとか言うんじゃないだろうな。
「きょこたんはねえ、ハルにゃんだよ」
「ほう」
改めて言われれば、そうだな。
あっちのグループは佐々木を中心に集まっているように見えて、橘が一人で切り盛りしている。
もっともSOS団ならハルヒが一方的に集合場所と時間を宣告して終了、なのだが、向こうはそうも行くまい。
まず計画を立て
──佐々木さん、今度の日曜日…
佐々木の予定と意向を尋ね
──えーと、わかります?日曜日の朝9時に……
九曜と手間の掛る意思疎通をして
──ですから、無理にじゃありませんけど、都合付けば…
あの胸糞悪い未来人野郎に頭を下げて
──佐々木さん、今度の日曜日…
佐々木の予定と意向を尋ね
──えーと、わかります?日曜日の朝9時に……
九曜と手間の掛る意思疎通をして
──ですから、無理にじゃありませんけど、都合付けば…
あの胸糞悪い未来人野郎に頭を下げて
──次の日曜日、予定がなかったらですけど。
……そんな状態で、俺にすげなく断られても
──じゃあ、その次なら大丈夫ですよね?
……いつも笑い声で
──きっと佐々木さんも喜びますから。あ、このこと、佐々木さんには内緒なのです。当日びっくりさせたいから。
……自分のことなんかおくびにも出さない。
「キョンくん、どうしたの?」
「ああ、部屋に行く。電話掛けるのを思い出した」
「ああ、部屋に行く。電話掛けるのを思い出した」
来週はまだ予定が入ってなかったよな、とカレンダーをちらりと見てから、俺は無理矢理教えられた橘の携帯の番号をコールした。