インターハイ一回戦終了後
京太郎「いやー本当に一回戦すごかったです。特に部長なんて三連跳満で相手とばしちゃうんですから」
久「そ、そう。ありがとう」//
優希「京太郎!!私のこともほめるじぇ!」
京太郎「優希もいつも通りのあばれっぷりだったな。初心者の俺でも相手があたふたしてるのが分かったぜ」
優希「京太郎のタコスのおかげだじぇ。また、作ってくれ」
京太郎「おう、まかせとけ!!じゃあ、そろそろいい時間なんで部屋に戻りますね」
まこ「今日も色々と世話になったな。ゆっくり休みんしゃい」
京太郎「染谷先輩も疲れを残さないようにゆっくり休んでくださいね」
和「おやすみなさい、須賀くん」
咲「おやすみ、京ちゃん」
京太郎「おう、おやすみ」
ガチャ
久「…行ったわね。さて、じゃあいまからこれを使って確認することがあるわ」
まこ「また、そのシミュレーターかい…。」
和「というか別に須賀くんがいてもよかったんじゃ…」
久「いや、ダメよ。今からこれを使って須賀くんが明日どこの雀荘にいけばいいか考えるんだから」
咲「そういえば、そんなこと言ってましたね。…あれ?でもそれこそ京ちゃんがいたほうがいいんじゃ」
久「いやね、須賀くんのことだから雀荘で出会ったインハイ参加者とフラグたてたりしそうじゃない」
和「そんなオカルト…ありえますね。マホや福路さんの例がありますし」
優希「確かに今日の応援ビデオでマホが「先輩達に負けないようにいろんな人を高遠原に招いて打ってます」って言ったときはかなりビビったじぇ」
咲「この前のシミュレーションの後もタコスを持った福路さんが来たし、私達の行動しだいではあの通りになってたんだろうね」
まこ「なるほどのう、この辺にはたくさん雀荘あるから出くわさんように場所を薦めるちゅうことか」
久「そういうこと。じゃあ、さっそくスタート」
~
京太郎「よーし、一位とれるようにがんばるぞー…ん、あれ」
シロ「ダル…」←公園のベンチにもたれつつ
~
久「ちょっと待って開始数秒でフラグがたったんだけど」
まこ「あれは、確か次に戦う宮守の先鋒じゃなかったか」
~
京太郎「ちょ、ちょっと大丈夫ですか?救急車でも」
シロ「ううん、ちょっとダルいだけだから」
京太郎「でも…」
シロ「心配するなら、おんぶしてそこの雀荘まで送っていって。そこに友達がいる」
京太郎「分かりました」
シロ「んっ」モニュ
京太郎「うおっ、これは…」
~
優希「すごい、抵抗もなくおんぶしたじぇ」
和「咲さんや優希でこういうことに抵抗がなくなったんでしょうね」
咲「おんぶした後の反応がおかしいんだけどなんでかな、ねぇなんでかな」ゴッ
~
京太郎「はい、つきましたよ」
シロ「んっ」
塞「ちょっとシロどこに…ってその人は」
胡桃「なかなかのイケメンだね」
京太郎「ああ、須賀京太郎といいます。そこの公園で彼女が倒れてたので運んできました」
エイスリン「whao!!so cool!!」
豊音「うわーありがとー、京太郎くん」ダキッ
京太郎「うおっ(背中にあたってた感触が顔面に)」
~
久「宮守の全員と知りあってしまったわね」
まこ「京太郎のやつ、まんざらでもなさそうじゃな」
咲「やっぱり京ちゃんの顔緩んでるよ、いったいなんでだろーなー」ゴゴッ
優希「咲ちゃん、怖いじぇ」
~
塞「本当にありがとうございました、お手数をおかけしてしまって」
京太郎「いえ、どうせ俺もどっかの雀荘にいこうかと思ってたので…」
豊音「ホントー!!じゃあ、一緒に打とうよ」
京太郎「でも、俺まだまだ初心者ですよ」
エイスリン「really!?ワタシモ!!」
胡桃「自分のことを初心者だと思うならとにかく打ったほうがいいよ。とにかく打って考えてみるといい」
塞「気になることがあったら遠慮なく聞いていいからね。シロのお礼だと思っていいから」
京太郎「分かりました、じゃあよろしくお願いします」
シロ「んっ、よろしく」
~
ピッ
分析結果
宮守の監督である熊倉トシは自分の教え子に自分の顔の聞く雀荘で打たせることが多い。その近くには公園があり、ダルがりな小瀬川白望がいる可能性は高い。
久「よし、こっちの雀荘はやめましょう」
まこ「そうじゃな」
和「そうしましょう」
そしてシミュレーションは続き
~
トキ「あー今日、暑いしもう限界やわ…」
京太郎「大丈夫ですか?」
…
竜華「トキを連れてきてくれてありがとな、一緒に打ってくか?」
京太郎「もちろん」キリッ
~
優希「さっきと同じ展開だじぇ」
咲「ゴッゴッゴッ」
和「もはや口からオーラが出てますよ、咲さん」
やっと雀荘に入れても
~
姫子「おおー、よか男が来たね」
京太郎「あー、初心者なのでお手柔らかに」
哩「そりゃ、よかたい。お姉さん達が優しく教えてあげるけんね」
~
久「というかインハイ出場者多すぎない?」
まこ「そこそこ名の知れた奴らに会っとるの」
何度も試行は続き…
~
健夜「………ジュルッ」
~
咲「ここは絶対にダメー!!」
そして翌日
京太郎「部長、おすすめされた雀荘に行ったんですけど、強い人が多くてすごく勉強になりました」
久「そう、よかったわね」ホッ
優希「本当に良かったじぇ」ヒソヒソ
和「とにかく女性とのフラグを避けた結果行きついた雀荘でしたからね」ヒソヒソ
咲「勉強になったならよかったよ」
京太郎「それで、そこで知り合った人達が清澄のみんなとも打ってみたいというので連れてきたんですけど、いいですか」
まこ「んっ?まあ、ええが」
京太郎「よかったー。じゃあ、どうぞ」
「坊や哲って呼ばれてる。よろしく」
「ククッ、赤木しげる」
「傀です」
その日、清澄の部屋から発せられた気配によって多く魔物たちが震えあがったららしい。
続く?
最終更新:2020年06月15日 02:33