1ターン目先手

最終更新:

madromanticist

- view
だれでも歓迎! 編集

1ターン目先手




初期配置 1ターン目先手 1ターン目後手
_1_ _2_ _3_ _4_ _5_
A (壁)
B 最強
C (壁)



全次元最強の雰囲気を纏う存在:初期位置B5登場、待機


参戦者二名

名前 FS 特殊能力 備考
姦崎姦 12 4 4 2 8 絶対性戯 100 100
最強の存在 0 1 6 5 18 蓬莱の歓待 102 100







――ついに、触手である僕が女の子との純愛を貫き通し、今日、ゴールインする。

純情純朴優良触手少年、姦崎姦は思った。
これまでの苦難に満ちた道程を。
沢山の女の子に恋し、告白をしようとしては、緊張の余り手が滑ってレイプしてきた日々。
恋多き時を過ごし、しかし、自らの望む純愛をその手にする事は叶わず、失意に沈む日々。
そんな過去を、変えてくれたひとりの女の子がいた。

姦はまた思った。
これからの困難に満ちた道程を。
結婚したとて、自分は触手であり、触手の運命に逆らう事は難しい。
平穏に満ちた日々から裸足で駆け出すような、日常という名の非日常が待っているだろう。
けれど、そんな未来に困難以上の幸福を与えてくれる女の子がいる。

姦はウェディングロードの先を見た。
こちらへ向かって歩み来る女の子、夢追中の姿を。



その時、突如湧き上がった白い靄に包まれ、夢追の姿は掻き消えた。



「えっ!?」

姦は突然の事態に、呆気にとられ声をあげた。
花嫁は、夢追は何処へ――周囲を見渡そうとした姦。
しかし、そんな姦の全身を不意に強烈な悪寒が走り抜けた。

「――っ!?」

声も出せない程のプレッシャー。
それが闘争心なのか敵意なのか、はたまた殺意であるのか。
判別をつける事すら出来ない、圧倒的な圧迫感。
そんなものに押さえつけられ、姦は金縛りにあったかのようにその場に固まる。

そして、姦は見た。
ウェディングロードの先。
夢追の代わりに立つ存在を。

それは灰を固めたかのようにくすんだ白色の、人型をした存在であった。
幼い子供が粘土遊びをして作った人形、とでも言い表せようか。その大きさは人間大。
そしてその異形の顔にあたる部分には、ひとつの仮面が被せられている。

正体不明にして全次元最強の雰囲気を纏う存在が、立ちはだかるが如くそこにいた。




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー