死者の人形(前編)

Doll of the Dead
手の院院長からの指令。
目覚めた口の院院長。
そして天の塔に現れる黒き影。
ボヤーダ樹に囚われた男が
死者とその人形の真実を知るらしい。


ウィンダス森の区 / ブーマガード


+ ...
Rakoh Buuma : 聞いたか?
アジドマルジドの目が覚めたそうだ。
Rakoh Buuma : アジドマルジドのことは
まだ天の塔にはバレていない。くれぐれも
振る舞いには気をつけて、手の院へ行け。

ミッションを受けた!



Rakoh Buuma : アジドマルジドは、
闇牢で倒れたまま、昏睡していたそうだな。
Rakoh Buuma : あのまま放っておけば
命がなかったかもしれぬな。恐ろしいことだ。

Miiri-Wohri : く、口の院院長さまの
い、意識が戻られた、そ、そうです。
Miiri-Wohri : あんな、だ、大魔道士さまが
意識を失うほど、や、闇牢は、恐ろしい
ところだと、わ、わかっていただけたで、
しょうか?

Sola Jaab : タルタルって、実は、
ねちっこくて残酷な種族なんじゃないのかにゃ?
Sola Jaab : ミスラは生殺しなんてことは
しないものにゃ。罪人は、罪狩りのミスラに
よって正々堂々、ズバッと成敗されるのにゃ。

Tih Pikeh : そろそろ、闇牢のことも
天の塔に気づかれちゃうかもしれないわん。
Tih Pikeh : 私たちミスラには
生まれ持った「勘」があるものよん。
セミ・ラフィーナも、きっと今ごろ
シッポがビリビリよん。


ウィンダス水の区 / 北風団


+ ...
Mokyokyo : [Your Name]さん、
今回もまた、手の院の院長アプルルさんからの
ミッションになります。急いで、手の院へ来て
いただきたいとのことですね。
Mokyokyo : どうやら、アジドマルジド院長の
容態に変化があったようです。これが良い変化
ならばいいのですが……。

Mokyokyo : そうそう、それにもうひとつ、
セミ・ラフィーナさまがウィンダスにお戻りの
ようです。このミッションのことは、くれぐれ
も秘密にしてくださいね。

ミッションを受けた!



Mokyokyo : アジドマルジド院長の容態に
変化があったようです。アプルルさんが、ぜひ
あなたに来てもらいたいとおっしゃってます。
Mokyokyo : ただ、セミ・ラフィーナさまも
ウィンダスにお戻りになっています。
とてもお疲れになっていたようですので、
天の塔でお休みになっていると思いますが……。

Panna-Donna : アジドマルジド院長と
アプルルさんの父親って、誰だか知らないだろ?
Panna-Donna : おっ、その顔は知ってるって顔だな。
そっかぁ~、有名な話ってわけか。キミみたいな
偉い冒険者には、失礼な質問だったって感じかな?

Dagoza-Beruza : 逆境にあるアプルルさん
兄妹……。父親であるゾンパジッパさまが
ご無事だったならば、この状況を打破して
くださったかもしれない。
Dagoza-Beruza : ……。
うむむ、しかしますます酷い状況になっていた
かもしれない。ゾンパジッパさまは、容赦を
しらないお人だったのだ。

Ten of Hearts : アプルル★インチョウ の
オトウサン ゾンパジッパ★は セイギョ★フノウ
となった カーディアン★に サラワレ★た と
いう★コト です。
Ten of Hearts : ワタシ★タチ サイシン★の
カーディアン★が ブンセキ★スル に セイギョ
フノウ★の ジョウタイ★ハ ヨソク★カノウ の
ハンイナイ★デシタ。
Ten of Hearts : タダシ ヨソク★カノウ
デモ カイヒ★は フカノウ★でした。ワタシ★
タチ は ソレ★を ウンメイ と イウ★コトバ
で レイガイ★ショリ シテ★います。


ウィンダス石の区 / 天の塔前・魔戦士隊


+ ...
Zokima-Rokima : ……。
天の塔の真ん前ですから、あまり詳しいことは
申し上げられないのですが……。
Zokima-Rokima : 手の院院長アプルルさんが
至急、あなたに来ていただきたいということです。
Zokima-Rokima : どうやら、アジドマルジド院長が
目覚めたとか、目覚めてないとか……。

Zokima-Rokima : 事実関係がはっきりして
いないので、希望的観測なのかもしれません。
ただ、アプルルさんが一生懸命、森の区と
石の区を往復していたのは確かなのです。

ミッションを受けた!



Zokima-Rokima : 手の院の院長アプルルさんの
ミッションです。このミッションについては、
誰にも口外せぬようによろしくお願いします。
Zokima-Rokima : 守護戦士セミ・ラフィーナさまは
天の塔に帰られていますが、まさか帰られて
すぐに闇牢を見回ることはないでしょう。

Pakke-Pokke : 侍女の女の子の話だと、
セミ・ラフィーナさまは、前に天の塔に現れた
「黒き使者」と呼ばれるものの手がかりを探して
各地を巡っているそうだよ。
Pakke-Pokke : 前にそいつが現れた騒ぎのとき、
僕らはここにいたけど、そんなもの通さなかったし
オバケかなんかだと思うんだけど……。
Pakke-Pokke : さすがミスラだなぁ。
オバケから逃げるんじゃなくて、オバケを捕まえに
旅してるなんて。僕らには、なかなかできないよ。

Keo-Koruo : 恐ろしい噂を聞いたタル。
眠れるアジドマルジド院長が目覚めるように、
シャントット博士はいろいろ試したとか……。
Keo-Koruo : アジドマルジド院長は
闇牢よりももっと恐ろしい目にあってるかも……
とっても心配タル! でも怖くて見にいけないタル!

Chawo Shipeynyo : このごろ思うんだけどさぁ、
守護戦士たちは、20年前の戦争の孤児なんだから、
あたしたちよりももっとヤグードを憎んでるはず
じゃないのかね。
Chawo Shipeynyo : まぁ、あたしたちミスラは
あまり憎しみに縁がない種族だからねぇ。
あの憎しみを忘れちゃったのかね。


ウィンダス港 / ウェスト・オブ・ビースト


+ ...
Janshura-Rashura : おっ、[Your Name]!
手の院の院長アプルルさんが呼んでるよ!
Janshura-Rashura : 口の院に、アジドマルジド
院長の装備一式を取りに行ってたみたいだから、
アジドマルジド院長が目覚めたのかもしれない!
Janshura-Rashura : ……って、おっとっと!
バカバカ、そんなこと大声で言っちゃダメだろ!

ミッションを受けた!



Janshura-Rashura : ……ゴニョゴニョ……
……手の院で、アプルルさんが待ってるよ……。
Janshura-Rashura : ……ゴニョゴニョ……
……それにしてもウソをつくって難しいんだね。
……ウソをつくと、どうしてもお顔がニヤニヤ
しちゃうんだよね……。

Puo Rhen : アプルル院長もアジドマルジド院長も
とにかく幸せになってほしいねぇ。どんな昔話も、
ハッピーエンドがいちばんだからねぇ。

Nine of Clubs : ワタシ★たち カーディアン★は
ウソ★を つく コト★が デキマセン。
Nine of Clubs : ケレドモ コタエ★ない と
イウ センタクシ★は アル★ので ツイキュウ★
されても ダイジョウブ★です。アンシン★です。

Ten of Clubs : コンカイ★の ジケン★で
ワタシ★たち は ジブン★の ナカ★にある
イクツカ★の キノウ★に キヅキ★ました。
Ten of Clubs : アプルル★オカアサン が
タイヘン★な ジョウキョウ★で ナクナッタ★ら
ホウコク★しに モドリ★たい と オモイ★ます。


ウィンダス森の区 / 手の院


Apururu : あ、[Your Name]さん、
おにいちゃんの目が覚めたの!
Apururu : 隣にいるわ。
一緒に来てちょうだい!

Ajido-Marujido : [Your Name]、
大変だぞ!
Ajido-Marujido : おまえのおかげで、
神々の書に書かれていたことがすべて見えたんだ。
ウィンダスが滅びる前に、何か手を打たないと
ならない……

Semih Lafihna : 闇牢にいないと思ったら……
やはりここか! アジドマルジド!

Apururu : セ、セミ・ラフィーナさま!?

Ajido-Marujido : やれやれ、
もう見つかっちまうとは……。

Semih Lafihna : 違う、捕えにきたのではない!
アジドマルジド、すぐ来てくれ!
Semih Lafihna : 大変なことになっている!
天の塔に、黒き使者が現れたのだ!

Ajido-Marujido : なんだと!?
み、神子さまは無事か!?

Semih Lafihna : わからん。
神子さまのお部屋の扉が開かない。
あれが魔法ならば、おまえなら、きっと……。



Apururu : あんなに取り乱した
セミ・ラフィーナさまを見るのは初めてだわ。
Apururu : おにいちゃん、
そして神子さま……。大丈夫なのかしら……。


天の塔


Star Sibyl : 近寄らないで……!
Star Sibyl : まがつみの玉が……

Semih Lafihna : 神子さま!!!

Ajido-Marujido : ぐゥッ!

Semih Lafihna : 化け物め!
Semih Lafihna : 待て!

Star Sibyl : あ……ああ……!?

??? : ……ミ……

Semih Lafihna : 神子さま!



Kupipi : あっ、遅すぎる登場なの!
Kupipi : 悪いヤツは、アジドマルジド院長と
セミ・ラフィーナさまがおっぱらっちゃった
そうなの。あなたの出番はもうないの。

Zubaba : おお、[Your Name]!
Zubaba : あの黒き使者……、わしらでは
どうにもならんかった! なんの札も
効きはせんかったのだ!
Zubaba : 永く生きてはきたが、あれほどに
まがまがしいものを見たことはなかった。
神子さまがご無事でなによりだ……。

+ ...
Boycoco : なんということでしょう!
あのように恐ろしいものが、天の塔へ再び
その姿を現そうとは!
Boycoco : 私たち侍女は、近づくことも
できませんでした。あの恐ろしいものの
吐く息で、心すら凍ってしまいそうです。

Kiwawa : ……ああ、震えが止まらない……。
Kiwawa : あの黒き使者は、どうして
これほどに恐怖をもたらすのでしょう……。
まるで闇につかまれたような恐怖でした……。

Churara : 私は、黒き使者を見ていません。
見なくてよかったと、心から思っています。
Churara : 神子さまが襲われたときいたときには、
心臓が止まるかと思いました。ああ、ご無事で
よかった。

Aeshushu : 大変なのよ!
上の天文泉の階に、またもや突然、
黒き使者が現れたの!
Aeshushu : 黒き使者は、どんな獣人とも
違うらしいわ! 誰も見たことがないくらい
怪しい姿をしていたそうだわ!

Dattata : 侍女長のズババさまも、
守護戦士のセミ・ラフィーナさまも、星の神子さま
をお救いするため、あらゆる手をつくされました。
Dattata : ……ああ……。
なんて、私は役立たずなのでしょうか。
私はここで祈るしかできませんでした……。

Heruru : お、落ち着きなさい!!!
私たち侍女がおろおろしているようでは、
神子さまをお守りすることなどできはしません!
Heruru : 再びこのようなことがあったとき、
どうするのです! ああ、冒険者さんも
皆に言ってやってください!

Ikucheechee : 守護戦士の方々は、
どのような戦いをしたのでしょう?
Ikucheechee : 気になりますが、天文泉に
私たち侍女があがることは止められています。
冒険者さま、かわりに聞いてきてくださいな。

Nayutata : 天文泉は、ただの泉ではございません。
星月の魔力を、たたえているそうです。
Nayutata : そのように不思議なものだから、
あのような怪しいものを呼び寄せてしまうので
しょうか……。しかし、今まで、こんなことは
なかったでしょうに……。

Tsuryarya : あなたも、あの黒き使者を
ごらんになったことがあるというのですか!?
Tsuryarya : それなのに、あれと対峙するために
来たというのですね。なんという勇気でしょう、
なんという強さでしょう!

Utsuitsui : ……震えが、止まりません……。
Utsuitsui : ……ああ、星の神子さま……
ウィンダスは……、もうこれで、すべて
終わりなのでしょうか……。

Kinono : あっ、あのっ、守護戦士さまと
アジドマルジド院長が、黒き使者を追い払ったって
本当ですかっ!?
Kinono : さ、さすがですっ!
かっこいいですっ! しびれちゃいますっ!

Nebibi : このごろ、立て続けに
恐ろしいことばかりが起こってるわ……。
Nebibi : すごく悪い予感がするの。
冒険者さん、世界を旅してるあなたには、
この予感がなんなのかわかるのかしら?



Rhy Epocan : ……くっ、ふがいない……。
Rhy Epocan : 我らの攻撃はすべて
はね返され、手も足も出ない状態だった……。
あれが圧倒的な力の差というものなのか……。

Foo Beibo : セミ・ラフィーナさまと
口の院院長が、神子さまの部屋の扉を
こじ開けたんだ。
Foo Beibo : 神子さまに襲いかからんと
していた黒き使者は、2人を見て消えたそうだが
……次の襲撃もまた、あるかもしれないぞ……。

Vahn Paineesha : あれが我らに振るった
途方もない力……。我らですら、締め付けられる
ほどの恐怖を感じ、ついに足がすくんでしまった。
Vahn Paineesha : あの生き物は、やはり
神子さまが目的で、天の塔に現れたのだろうか。

Shaz Norem : 私にはわかる……。
あの黒き使者が撒き散らしている臭気……。
Shaz Norem : あれは死者の匂い……。
この世に、あってはならないものだ……。

Ufu Koromoa : セミ・ラフィーナさまと
口の院院長なら、星の神子さまのお部屋に
いらっしゃるわ。
Ufu Koromoa : ……呼ばれているというなら、
魔天の扉をくぐる許可を与えましょう。世界を
股にかけるあなたなら、黒き使者に勝利する
方法を見出せるかもしれない。



(Door:Vestal Chamberを調べる)

Semih Lafihna : 神子さま、申し訳ありません。
我々がいながら、神子さまの眼前にまで
敵の侵入を許すとは……
Semih Lafihna : 私は、すぐに奴を追います。
残していく守護戦士たちには、アジドマルジドに
従うように言っておきます。

Ajido-Marujido : 待て、追っても無駄だ。
あれは、誰にも止められないぞ。

Semih Lafihna : なに!?
奴が何なのか、知ってるのか!?

Ajido-Marujido : ……神子さま、奴が使ったのは
人の魔法ではなかった。あれは、「星月の力」。
ホルトト遺跡や魔導球の力と同じ力……。
Ajido-Marujido : あれは、満月の泉にいた
大いなる獣フェンリルの力だ。そうだろう?

Semih Lafihna : ばかな!
大いなる獣フェンリルは、もう……!

Ajido-Marujido : ……もう、なんなんだ?
満月の泉にフェンリルはいなかった。
Ajido-Marujido : 神子さま、俺は「神々の書」を
読んだ。ウィンダスの始まりの時、始まりの神子が
なにをしたのか、すべてを知った。
Ajido-Marujido : だから、教えてくれ。
20年前に、満月の泉でなにがあったのかを。

Star Sibyl : ……そうですね、
話さなくてはならない時が来ました。
Star Sibyl : 始まりはずっと昔。
ウィンダスの始まりの神子さまが、
満月の泉で詠んだ「月詠み」の予言です……。
Star Sibyl : その予言は、数百年前から
20年前まで続いた、それはそれは永いもの。
Star Sibyl : 「月詠み」で得られた予言は
天の塔にある、天文泉に記憶されました。
Star Sibyl : そうして、私たち星の神子は
「星読み」を行うことでその予言を読み、
ウィンダスを導いてきたのです。
Star Sibyl : ……始まりの神子さまの予言は、
ウィンダスを繁栄に導き、栄華をもたらしました。
しかし、私の「星読み」が見たのは……。
Star Sibyl : 「滅び」でした。
Star Sibyl : そう、それは大いなる破壊……。
ウィンダスは燃え上がり、水に飲まれ、
光が空を焼き、人が倒れていく様……。
Star Sibyl : 私は、満月の泉に佇む
大いなる獣……神獣フェンリルさまに尋ねました。

Fenrir : 民を滅びから救いたいか?
小さく弱き神子よ。
Fenrir : しかし無駄だ。
星月の意志は天の意思。最初の神子が最後に滅びを
見たように、人は恐れながらも滅びを望むもの。
Fenrir : この我と渡り合ったあの神子ですら、
自らの怯えに屈した。我を前に震えるばかりの
そなたに、一体、何ができよう?

Star Sibyl : そう、私は恐ろしさに
震えるしかありませんでした。
Star Sibyl : しかし、あの時代……
私の側には、とても強い人……カラハバルハがいた。
Star Sibyl : 星月の意志を変えようと、
彼は神獣さまの心を支配する魔法を……
「召喚」の魔法を、生み出したのです。
Star Sibyl : しかし……



Star Sibyl : やめて……。
やめて、カラハバルハ!
Star Sibyl : これ以上は無理です!
あなたの心が壊れてしまう……!

Fenrir : なるほど……。
これが人の定めに抗う力か……。
Fenrir : 神子よ、怯える必要はない。
恐れる必要はない。
Fenrir : 導きの光なき闇夜が来るが、
決して歩みを止めてはならぬ。歩みを照らす
光はないが、光なくとも道はあるのだ。



Ajido-Marujido : ……そして、大いなる獣
フェンリルは死んでしまった……?

Star Sibyl : ええ、そうです……。
神獣の心は広く深く……、どんなに強い
あの人の心でも、神獣の心を受け入れる
ことはできなかったのです。
Star Sibyl : ウィンダスは、星月の加護を失いました。
ホルトト遺跡は役目を果たすことができなくなり、
魔力の水は枯れ、星の大樹は枯れていきました……。
Star Sibyl : けれども私は、星の神子として
民を導かなければなりません。光なくとも、
光を示さねばなりませんでした。
Star Sibyl : あれから20年……。
私は星読みをする真似ごとで、民を導いて
きたのです。天文泉は何も映らない。
映る未来などないのだから……。

Ajido-Marujido : ……。
Ajido-Marujido : ……しかし、神子さま。
未来は続いている。フェンリルが言ったように、
俺たちの前に道は続いている……。
Ajido-Marujido : 平和が約束されていないとは、
滅びも約束されていないということだ。
俺たちは自分で光を掴まないと……!

Star Sibyl : ……!

Ajido-Marujido : 神子さま、俺に
カラハバルハの心の院へ入る許可をください。
Ajido-Marujido : カラハバルハも俺も、
想いは同じです。ウィンダスを救いたい。
そのために、俺にカラハバルハの叡智を……。

Star Sibyl : ……アジドマルジド……。
Star Sibyl : わかりました。
あなたには、カラハバルハが残したものすべてと、
そして自由を与えましょう。

Semih Lafihna : 神子さま……
よろしいのですか!?

Star Sibyl : もう、隠さねばならぬことは
すべて明かされてしまいました。それでも
歩み続けると、彼は言うのです。
Star Sibyl : それにあの黒い生き物が
いったい何なのか……確かめなくてはなりません。

Semih Lafihna : ……。
わかりました。

Ajido-Marujido : よし、じゃあ俺はさっそく
カラハバルハの研究室……心の院に行ってくる。
Ajido-Marujido : アプルルには、おまえから
言っといてくれよ。よろしく頼むぜ。



Ufu Koromoa : ……。
あの虚ろな眼……。
思い出すと、寒くなるわ。
Ufu Koromoa : あたしたちでさえ
そうなんだから、怖がりのタルタルたちは
もっと大変な恐怖を感じたんでしょうね。
Ufu Koromoa : 星の神子さまにも、
しばらく職務をお休みしてもらうことに
なったようよ。


ウィンダス森の区 / 手の院


Apururu : ええっ!? ほんとに!?
おにいちゃん、神子さまの許しを得ることが
できたの!?
Apururu : しかも、カラハバルハさまの
心の院にまで出入りが許されたなんて……。
なんど説明してもらっても、どうしても
信じられないわ……!

Yoran-Oran : アプルルよ。
アジドマルジドのことで、大変なときに
なんだが、ちょっといいかな?

Apururu : ヨランオラン博士!

Yoran-Oran : ううむ。
冒険者から、こんな手紙を手に入れてな。
これは、ボヤーダ樹にいるマンドラゴラが
落としたようなのだが……。

Apururu : ……?
Apururu : ……ああっ、この字……!?

Yoran-Oran : ううむ、わかったようだな。
彼は、どうもボヤーダ樹のどこかに捕らわれて
いるらしい。助けを求めているようだ。
Yoran-Oran : だが、しかし、この件は……
こんなことを言うのもなんだが、そなたたち
兄妹に任せることにしようかと思う。
Yoran-Oran : そなたたち兄妹とアヤツの
間には、いろいろとあったからな。
……その手紙、私は見なかったことにしよう。
Yoran-Oran : それでは、邪魔したな。
気を落とすのではないぞ、アプルル。

Apururu : ……どうしよう。
私、どうしたらいいのかわかんない。
だって、とっくに死んだと思ってたの。
Apururu : ああっ!
お父さんが生きていたなんて……!
どうしよう、どうしましょう、冒険者さん!

選択肢:どうしよう?

>>助けにいこう!
  Apururu : ……普通だったら、
  そうなんだろうけど……。

>>ほうっておこう!
  Apururu : ……そうしたいけど……。

Apururu : そうだわ。あなたに頼ってもいい?
ボヤーダ樹へ行って、わたしのお父さん……
ゾンパジッパ(Zonpa-Zippa)を捜してほしいの。
Apururu : そして、もしも……。
もしも本当に生きていたら、カーディアンたちが
なぜに反乱を起こしたのか、彼らの王とは何なのか
そのことも尋ねてほしいの。

選択肢:協力する?

>>いやだ
  Apururu : お願いよ。
  わたし、お父さんに会いたくないの。
  だってだって、もうこれ以上、
  キライになりたくないんだもの!

>>[任せて!/任せろ!]

Apururu : [Your Name]さん、
わたしのわがままを聞いてくれて、
本当にありがとう!
Apururu : あ、でも、このことは
おにいちゃんには、まだナイショにしておいてね。
お父さんのことで、おにいちゃんの研究を
邪魔するわけにはいかないから……。


ウィンダス石の区


Yoran-Oran : アプルルのことが心配ですな。
相談にのってあげたいところですが、私は今
書いている論文の詰めで手一杯でして……。
Yoran-Oran : ほら、冒険者にもいろいろと
手伝ってもらっているマンドラゴラの研究ですよ。
あれが、とうとう1本の論文にまとまりそうなんです。
Yoran-Oran : そうだ、いいことを教えて
あげましょう。彼らは腐葉土というものから
養分をとっているようなんですよ。
Yoran-Oran : 特にグゥーブーの腐葉土という
ものが、大好物だと思われるのですが
これはどこに行けば手に入るのでしょうかね。



Shantotto : つまりませんわね。
いろいろ試してさしあげようと思ったのに、
アジドマルジドが目覚めてしまいましたわ。
Shantotto : 神々の書の中で、なにを見たのか
問い詰めてさしあげたかったけれど、彼はまだ
本調子ではないようですからやめておきますわ。
Shantotto : わたくしの辞書には、
手加減という言葉はありませんもの。オホホホ!


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■関連項目 ウィンダスミッション
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最終更新:2015年08月24日 00:02
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