Death Chaser『デスチェイサー』

Death Chaser『デスチェイサー』とは、「繋がりし世界」にて戦っていたBRAVEというハンターが突如として覚醒した姿。
マスクドエナジーに匹敵するパワーを身体に宿しているが、厳密に言うと仮面の戦士ではない。

「死してなお追いかけよう。インガオホーの果てまでも!」

概要

未知の樹海に存在する古代遺跡の調査護衛任務において、古の迎撃用機械人形から調査員を守るために奮闘し、死亡したハンターBRAVE。
だが、死の瞬間魂に付着したマスクドエナジーを求め、有象無象の怨念がBRAVEに憑依し、偶発的に蘇生。一撃で機械人形を破壊した。
こうして死して尚己が目的―行方知れずの弟を探す為、障害を只管に殺す“死せる追跡者”『デスチェイサー』が誕生したのだ!

※マスクドエナジーとは“欲望の力”である。故に力の弱い怨霊はマスクドエナジーに惹かれるが、
 その多くはマスクドエナジー生成者に憑依したモンスターの魂が強大故に失敗に終わる。だが、BRAVEにはマスクドエナジーを生み出す力は無く、
 ただ仮面の戦士と交流があったために魂にマスクドエナジーが付着している状態であった。死にかけた人一人の魂では怨霊には勝てなかったのだ。

外見

一般的に流通しているデスギア装備と大差は無い。身に着けた布は全て乾いた血めいた赤褐色であり、その右目の虹彩は赤黒く輝く。
髑髏型フルフェイスメンポの下は、黒い短髪の男である。

性格・経歴

弟が行方不明となる前は、実直で温和な平凡な性格であった。
己よりも優れた狩人であった弟を尊敬し、追いつくために日頃からイアイドーの鍛錬を積んでいた。

弟が行方不明となってからは、探索の為に故郷であるポッケ村を飛び出し、当ての無い放浪の旅に出る。
弟の行方を捜すため、次第に手段を選ばぬ様になっていき、その過程で精神も殺伐とし、殺人すらも辞さない様になっていった。

能力

  • 物質操作
 装束を瞬時に精製したり、骨から即席武器を造りだす。

  • カラテ
 チョップ主体のジュー・ジツを基本とする。異形の膂力を持って振るわれるカラテは、敵対者の肉体を容易く破壊する。

  • 異形の左目
 肥大化し、白目が黒、黒目が紅となった異形の眼。普段は装束と同じ襤褸布めいた眼帯で覆い隠している。
 至近距離ならば目を合わせることで相手の表層意識を読み取ることができる。

  • イアイドー
 デスチェイサーとなる前から修めている東方伝来の刀術の一派。3つのインストラクションを柱とする。
 ・インストラクション・ワン
  「100太刀振って斬れぬからと言って一太刀の威力に頼ってはいけない。1000太刀振い斬るべし」
 ・インストラクション・ツー
  「天のコトワリ、地のフーリンカザン、人のエニシ。これを総し天地人と称する」
 ・インストラクション・スリー
  「力に驕るなかれ。手綱を握り、振るうのは己自身」

 赤衣の男達
 弟の行方の唯一の手がかり。それは弟が行方をくらませたクエストの依頼人「赤衣の男」である。
 それは「極めて強大なハンターの前に現れ、そのハンターを神隠しに遭わせる」と言う噂が実しやかに囁かれている正体不明の怪人物。
 “繋がりし世界”として、世界が融合する以前より、ブレイヴは手段を問わず赤衣の男の行方を追っていた。
 赤衣の男。その正体は、狩人達の世界では既に存在すらも忘却された超古代技術「魔術」により永劫の時を生き長らえる、外法の存在であった。
 赤衣の男が強大なハンターを求めるのは、彼らの持つ生命力を吸収し、己の寿命の足しとするためだ。
 赤衣の男は、世界融合により複数存在することとなった。彼らは何時しか徒党を組み、自らを「赤衣の民」と名乗るようになる。
 中枢組織たる「赤き円卓」をトップとし、方々に散った赤衣の男は各地に潜み、世界融合によって増えたハンターを効率的に選別していった。
 仮面の戦士たちとの死闘後、「赤き円卓」のメンバーの一人、レッドバロンが未知の樹海で目撃したデスチェイサーのカラテを警戒。
 バルバレにて暗殺せんとするが、憎悪の力を確かなものとしたデスチェイサーの前に破れ、「赤衣の男達」の存在は、デスチェイサーに知られることとなった。
 以後、デスチェイサーは「赤衣の民」を追い、その中にいるであろう“弟を攫った赤衣の男”を追いかけることとなる。

 ・ルビーアイ
  “赤衣の民”首魁にして円卓創始者。血を飲んだ相手に変身するキュウケツ・ヘンゲ・ジツの使い手。
  老人の姿であるが、魔術師としてもカラテカとしてもその力は凄まじい。

 ・シナバーゲート
  ルビーアイの副官にして、ギルドクエスト管理局を陰から操る“赤衣の民”の重要人物。
  遠く離れた場所を繋ぐトビラ・ジツの使い手。不死の命を得て日が浅い。

 ・ラース
  高熱を操るジツの持ち主。ルビーアイが最も御するのに苦労した存在。少なくとも人間ではない。

 ・フレイムダンサー
  炎と舞踏めいたカラテを融合させた、カトン・ダンスの使い手。
  放出した炎の持続力は桁違いに長く、自身の所持する巨大飛行船「アケボノ」の燃料として活用している。

 ・ブラッドパペティアー
  レッドバロンの師匠。操りのジツたるクグツ・ジツを探求しており、その過程として数百の屍を同時に操るクグツ・レギオン・ジツを収得している。

 ・クリムゾンモンク
  円卓随一の武闘派。エルトライト鉱石を砕くほどのカラテと、ラージャンと同等の闘気硬化を操る。独自にデスチェイサーを追う。

 ・レッドバロン
  円卓の新参者。才気に溢れており、師たるブラッドパペティアーの教えたクグツ・ジツを短期間でマスターしている。
  腰に佩いたサーベルには致命的な呪いが施されていたが、デスチェイサーには命中しなかったため効果は不明。

エピソードへのリンク

最終更新:2015年11月14日 01:38